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アドビ システムズ/Adobe(R) GoLive(TM) 4.0日本語版を発表

アドビ システムズ 株式会社(本社:東京都品川区 代表取締役社長:ジェシー ヤング)は本日、プロフェッショナル向けビジュアルWebデザインツール、Adobe GoLive(アドビ ゴーライブ)4.0日本語版のMacintosh (TM)版とWindows(R) 版を同時に発表しました。アドビ システムズ社は、1999年1月にGoLive Systems Inc.を買収し、その主力製品であったGoLive CyberStudioを継承、開発をすすめてきました。Adobe GoLive 4.0は、GoLive社の製品であったGoLive CyberStudio 3.0に新機能を加え、今回初めて、Macintosh版に加えWindows版を発売します。

Macintosh版、Windows版共に価格はオープンプライスで、市場での価格は4万円前後になると予想されます。店頭発売日は1999年9月24日を予定しています。なお、GoLive CyberStudio Professional Editionの全登録ユーザに対しては、アドビ システムズ 株式会社より、Adobe GoLive 4.0日本語版アップグレードパッケージをアドビ直販価格10,000円で提供いたします。また、限定1万本の特別提供キャンペーンとして、他のアドビ製品ならびにGoLive CyberStudio Personal Editionの登録ユーザおよび他社のWeb関連製品の登録ユーザに対して、Adobe GoLive 4.0日本語版がアドビ直販価格20,000円で提供されます。また、この特別提供キャンペーンは店頭でも行われ、その際の提供価格はオープンプライスとなります。

特別提供キャンペーン対象製品は以下の通りとなります。

Adobe PageMill (TM)2.0J以降 Macromedia(R) Dreamweaver(TM) 1J以降
Adobe Photoshop(R) 4.0J以降 Macromedia Flash(TM) 3J以降
Adobe Illustrator(R) 5.5J以降 Macromedia Fireworks(R) 2J
Adobe ImageReady(TM)日本語版 NetObjects Fusion(TM) 3J
Adobe ImageStyler(TM)日本語版 IBM(R) ホームページビルダー2000
GoLive CyberStudio Personal Edition Microsoft Front Page(R) 2000
ホームページPro ver.3 iホタル2001

近年、インターネットをビジネスのきわめて重要な戦略的要素としてとらえる企業が増え、魅力的なWebコンテンツの需要が急速に高まっています。各企業ではWebサイト構築にあたり、プロフェッショナルデザイナーを多く起用しています。しかし、現在Webは急速に変化しつつあり、仕事を受けるWebサイトデザイナーの多くが、最新のWebテクノロジーに対応することに追われ、本来力を注ぐべきページデザインに費やす時間を犠牲にしなければならないといったケースが多くでてきています。Adobe GoLive 4.0日本語版は、直観的かつ正確な、DTP感覚でのレイアウトコントロールを実現し、複雑な作業を簡略化、自動化します。また同時に、手作業でコーディングもできる柔軟性と高度な管理機能を備え、デザイナーとプログラマーが協力しながら、大きくて複雑なWebサイトでも簡単に作成および保守することを可能にします。さらに、Adobe GoLive 4.0日本語版は、プロフェッショナルデザイナーに多く活用されているデザインソフトを多数有するアドビ システムズ社によって開発され、他のアドビ製品との親和性にも優れています。ベクトルデザインにおけるAdobe Illustrator 、ラスターイメージ操作におけるAdobe Photoshop 、Web用画像最適化ツールAdobe ImageReady、Web用グラフィック作成ソフトAdobe ImageStylerといった、Web制作の現場で頻繁に使われているグラフィックソフトとの連携作業も自然に行うことが出来ます。

Adobe GoLive 4.0日本語版は、Webサイトの企画、設計からページのデザイン、公開、そして更新・管理作業まで、Webサイト構築のワークフローに最適なWebデザインツールです。また、QuickTimeムービーエディタをはじめ、XMLやASPなどの最新テクノロジーのサポート、強化されたサイト管理機能やテーブル編集機能など、様々な機能強化や新機能の追加が行われています。

Adobe GoLive 4.0は、Webデザインでも広く使用されているAdobe PhotoshopやAdobe Illustrator、Adobe ImageReady、Adobe ImageStylerをはじめ、映像、動画編集ソフトウェアのAdobe Premiere(R)、Adobe After Effects(R) などで作成された素材をまとめあげるためのツールです。Adobe GoLive 4.0は、さまざまなブラウザやOS上で動作するHTMLコードを自動的に生成しながら、ピクセル単位の正確さを持つレイアウトコントロール機能を提供します。

Webサイトデザインのための強力な機能

Adobe GoLive 4.0は、以下のような信頼性の高いサイト管理機能、レイアウトグリッドやドラッグ&ドロップ機能といった、フレキシブルなWebページオーサリング環境、すぐに使用できるJavaScriptアクション、DHTMLタイムラインエディタ、カスケーディングスタイルシート(CSS)編集、複数ブラウザサポートなどのパワフルな機能を提供します。

Webサイトの企画・設計のための機能
サイトマップ機能を使用した視覚的なサイト構築が可能です。インデックスページからどのようにサイトを展開していくかを、マウスクリックのみで試行錯誤しながら作業を行っていくことができます。また、テンプレートファイルを用意しておけば、サイト全体の外観を統一しながら、短時間でサイト全体の構成をまとめあげることができます。

Webページデザインのための機能
直感的かつWYSIWYGな操作でWebページ作成を行うことができます。レイアウトグリッドやルーラを使用すれば、画像などのエレメントを任意の位置に、しかも正確に配置することが可能です。通常はプログラミングが必要なJavaScriptアクションも、よく使われるものをポップアップメニューに登録してありますので、そこから選択するだけで適用できます。また、レイアウト作業中にページをプレビューして、MacintoshとWindowsの両プラットフォーム、そして主要ブラウザの様々なバージョンで表示できるように調整することもできます。
また、WYSIWYGのCSSエディタ、DHTMLタイムラインエディタ、QuickTimeムービーエディなどの機能により、魅力的なページデザインを実現します。特にQuickTimeムービーエディタは、既存のムービーに新しいビデオトラック、サウンドトラック、スプライトトラック、効果トラック、HREFトラックなどを追加して編集できるほか、新規ムービーの作成が可能になり、よりクリエイティブなページ制作の可能性が広がります。

高度な機能
ドラッグ&ドロップやインスペクタパレットを使用した、HTMLコードを意識しないサイト構築はもちろん、必要に応じて直接コードを編集することができます。レイアウトモードで作成したページをソースモードで開き、HTMLコードを確認しながら更新することができます。また、XMLやASPもサポートしているため、これらの言語で開発、プログラムされたページの閲覧や編集にも対応しています。さらにApple(R) 社のWebObjectsとの高度な統合性を備えているため、電子商取引のデベロッパーにとっては有力な選択肢となります。

サイトを管理するための機能
サイト全体にわたるコントロールが可能なため、ページやサイトの更新を効率的に行うことができます。サイト全体を一覧表示できることはもちろん、Adobe PDF、QuickTimeムービー、Shockwave、Flashなどのファイルに埋め込まれたURLリンクの管理やサブフォルダの再スキャン、リンクの自動更新、エラーファイルの更新、サイト内で使用されているカラーセットやフォントセット、外部URLの一括管理などを行うことができます。さらに、FTP接続されている場合には、サーバ上のファイルを直接更新することが可能です。

Adobe GoLive 4.0日本語版の機能概要

QuickTimeムービーエディタ
QuickTimeムービーエディタを使用することによって、Webページに独自のQuickTimeムービーを取り入れることができます。ムービーの編集は、QuickTime の全機能を駆使して行うことができます。オーディオビデオ、トランジション、スプライト、MIDIとHREFなどトラックをドラッグアンドドロップして組み合わせるだけで、新しいQuickTimeムービーの作成や既存のムービーの編集が可能です。Adobe GoLive 4.0は、HREFトラックを加えたムービーを作成できる唯一のWebデザインツールであり、フレームセットのフレーム内で新しいURLを呼び出しながら別のフレーム内で再生するムービーなども作成することができます。また、ファイルを全く開くことなく、QuickTimeムービー内のリンクをチェックし、変更ができる唯一のソフトウェアでもあります。

レイアウトグリッドの表示
Adobe GoLive 4.0では、プロフェッショナル向けのページレイアウトソフトウェアの場合と同様に、ピクセル単位のコントロールが可能で、グリッドやルーラを使用してWebページを視覚的にレイアウトすることができます。イメージ、テーブル、テキストボックスについても正確な配置、サイズ変更が可能です。さらにページをプレビュー表示し、WindowsとMacintoshの両方の環境に対応するよう、すべてをWYSIWYGモードで変更することができます。レイアウトコントロールが非常に簡単で、正確性の高いソフトウエアなのです。

ドラッグ&ドロップ
  Adobe GoLive 4.0のパレットには、テキスト、イメージ、フレーム、フォーム、テーブル、ボタン、バックグラウンド、URL、CyberObjects、JavaScriptアクション、QuickTimeムービーなどがあり、それぞれのオブジェクトをページ上にドラッグアンドドロップすることができます。レイアウトビューからオブジェクトを「カスタム」タブへドラッグし、それらを別のページに挿入して、各サイトに一貫性のある外観をもたせることもできます。

ソースコードエディタ
ソースコードの表示および編集は、Adobe GoLive 4.0に統合化されているソースコードエディタを使用します。タブをクリックするだけで表示、編集することができます。このソースコードエディタは、HTMLデータベースによってサポートされており、HTMLタグとフォーマットをコントロールすることができます。また、テキストビューとアウトラインビューがあるため、個々のコードを変更する作業がきわめて簡単になります。

アニメーションのコントロール
最適化され、ファイルサイズが小さく高品質なアニメーション GIF ファイルを作ることができます。アニメーションを作成するには、Adobe Illustrator(R) やAdobe Photoshopなどのレイヤー化されたファイルを開き、新しいフレームを作成するか、またはレイヤーを編集します。アニメーションでは各レイヤーはそれぞれ別個のオブジェクトとして扱われます。実際のピクセルに対する変更は全フレームに適用されますが、表示/非表示や、移動、不透明度やレイヤー効果の適用などのレイヤーに対する設定はフレーム毎に適用することができます。

インスペクタで属性を表示および変更
  Adobe GoLiveでは、選択されたエレメントに対応してインスペクタが表示されます。インスペクタを使用することによって、ダイアログボックスを開くことなく、QuicTimeムービーなど、Webサイトにある任意のエレメントのパラメータと属性を直接表示、編集、変更することができます。また、画期的なポイントアンドシュートツールを使用して、リンクの追加、画像の参照、ロールオーバーボタンの設定などを行うことができます。

新しい技術への対応
Adobe GoLive 4.0は、Webの世界において発展を続けている将来的な技術にも対応しています。Webデータベースは部分的にXMLによって書かれており、未来のWebテクノロジー、XMLやASPのようなプログラミング言語の表示と編集をサポートしています。加えて、Adobe GoLiveは、Apple社のWebObjectsとの高度な統合性を備え、電子商取引のデベロッパーには最適です。

Actions Plus 1.0
Adobe GoLive 4.0で初めて装備されたAdobe Actions Plus 1.0には、特に希望の多い14のJavaScriptアクションが含まれています。世界中のトップデベロッパーたちによって作成されたこれらアクションには、スライドショー、デイリーダイレクト、フォースドフレーム、リモートウィンドウターゲッティング、そしてパスワード保護までが含まれています。ポイントアンドクリックによってActions Plus 1.0の使用が可能で、コードを全く書くことなく、インタラクティブでダイナミックなサイトを構築することができます。

Cyber Objectsの強化と新しいアクション
DHTMLオーサリング環境の機能として、Adobe GoLiveではコンポーネントのダイナミックスクリプティングをサポートしています。ボタンのようなダイナミックなナビゲーションコンポーネントを複数のページに配置することによって、更新が簡単になり、すべてのページにわたり共有するコンポーネントに対して自動的に変更を加えることができます。また、外部JavaScriptライブラリの参照もサポートしているため、各ページで複数のスクリプトをサポートすることができます。すでにスクリプトがブラウザのキャッシュ内に保存されているため、JavaScriptライブラリを共有する各ページについて、非常に速くロードされるようになります。

テーブル編集機能
 複数セルの選択およびフォーマットの機能があるため、テーブルの扱いが非常に簡単になりました。Shiftキーを押しながらクリックしてテーブル内の複数のセルを選択し、カラー、フォントセット、および相対的なフォントサイズを適用します。さらに、Shiftキーを押しながら一番上の行をクリックすることによって、選択を戻すこともできます。

ユーザインタフェイス
MacOS 8.5を使用しているユーザの場合、アピアランスマネージャと体裁が似ているコンテクストポップアップメニューやパレットを活用することができます。環境設定のオプションを選択することによって、アピアランスマネージャまたはナビゲーションサービスを使用可能/使用不能にすることができるようになりました。

クロスプラットフォームのサポート
今回発売のバージョンから、WindowsユーザもMacintoshユーザ同様にプロフェッショナル向けのWebデザインおよびパブリッシングソフトウェアを使用できるようになりました。現在の作業環境では、Webサイトの制作部が異なるプラットフォーム間でデザインエレメントを共有することが必須です。バージョン4.0では、ワークフローデザインプロセスが効率化されているため、インタラクティブな、共同作業が可能になります。

Adobe PDF ( Portable Document Format )との統合
Adobe GoLiveのサイト管理機能に統合されたコンポーネントとして、Adobe PDFがあります。Adobe PDFファイル内のリンクは、サイトウィンドウで瞬時に表示、チェック、修正、更新することができます。

効率的なサイト管理
Adobe GoLiveでは広範囲なサイト管理が可能なため、更新が簡単かつ効率的になります。さらに、ページ内に含まれるQuickTimeムービーやAdobe PDFドキュメントに関しても自動的にリンクの確認ができ、ファイル内にあるURLのリンクの書き直しも行うことができます。ダイナミックなリンクチェックの機能を採用しているため、参照されたファイル内の変更に関して自動的に警告が発せられます。

フォルダマッピング
サイトウィンドウの外にある任意のファイルでも簡単に使用、管理することができます。

豊富なエディタ機能
Adobe GoLive 4.0の豊富なエディタ機能により、シームレスで統合化された作業環境が可能となります。エディタには、サイトビュー、レイアウトビュー、ソースコード、Web データベース、JavaScript、CSS、DHTML、QuickTime、カラーパレットなどがあります。

さまざまなテクノロジーをサポート
  Adobe GoLive 4.0では、面倒とされているHTMLの編集作業を簡単にでき、レイアウトモードで作業しながら別のプラットフォームやブラウザでの表示状況を正確に確認することができます。Webページのデザインの際にも、各エレメントを作成者の希望どおりに正確に配置することができます。言い換えれば、Adobe GoLive 4.0で制作したWebサイトは、どのブラウザ、プラットフォームにおいてもページの整合性がたもたれ、制作者側の意図されたとおりに閲覧者に配信されることを意味します。

Adobe GoLive 4.0日本語版のシステム構成

Macintosh版
・ Power Macintosh
・ Mac OS 8.0日本語版以降
・ 24MBのアプリケーションRAM(32MB以上を推奨)
・ 30MBの空きディスク容量(45MB以上を推奨)
・ CD-ROMドライブ


Windows版
・ Pentium 200MHz以上のプロセッサを搭載したNEC PC98-NXシリーズまたはDOS/Vコンピュータ*NEC PC-9800シリーズ対象外
・ Windows98日本語版またはWindows NT 4.0日本語版Service Pack3以降
・ Windows98日本語版:32MB以上のRAM
・ Windows NT 4.0日本語版:64MB以上のRAM
・ 50MB以上の空き容量のあるハードディスク
・ CD-ROMドライブ

<お問い合わせ先>
アドビ カスタマ−インフォメーションセンター
03-5350-0407

アドビ システムズ社について
アドビ システムズ社は、1982年に創立された、米国カルフォルニア州サンノゼに本社をおくソフトウェア会社です。これまで、Webおよび印刷、出版分野において定評のある様々なソフトウェアソリューションを提供し、多くの業界賞を受賞してきました。その優れたグラフィックデザイン、イメージング、映像・動画、そしてオーサリングのためのツールは、あらゆるタイプのメディアにおいて豊かで視覚効果あふれるコンテンツの制作、出版、配信を可能にします。アドビの製品は、Webクリエーターやグラフィックデザイナーをはじめ、プロの印刷・出版業界、ドキュメントを多用する官公庁、企業、団体や一般ビジネスユーザ、さらには個人ユーザまで幅広く活用されています。アドビ システムズ社は1998年に、米国を本拠とするパーソナルコンピュータ用ソフトウェア会社中第四位で、年商は10億ドル近くに達しています。現在、全世界で2,400人以上の従業員を擁し、北米、欧州、環太平洋地域、日本そしてラテンアメリカ地域で事業を展開しています。アドビ システムズ 株式会社は同社の日本法人です。詳細な情報は、Webサイト http://www.adobe.co.jp でご覧いただけます。

Adobe、Adobeロゴ、GoLive, Photoshop, Illustrator, ImageReady, ImageStyler, Premiere, After EffectsはAdobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)の商標です。Apple、Mac OS、Power Macintoshは米国Apple Computer, Inc.の登録商標であり、Macintoshは同社の商標です。Microsoft、WindowsおよびWindows NTは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。IntelおよびPentiumは、Intel Corporationの登録商標です。その他のすべてのブランド名および製品は個々の所有者の商標または登録商標です。

1999/08/30 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会