■製品名:avenue.quark1.0 日本語版
(アベニュー ドット クォーク)
次世代の標準マークアップ言語と期待されるXMLは、インターネット上の文書交換やデータの配付やサービスを行う上で重要な役割を担うとされ、その実用化に向けたプロジェクトが全世界的に動き始めています。そうした時代の流れの中でDTPの標準アプリケーションとして実績を重ねてきたQuarkXPressが、マルチメディアコンテンツ対応への一翼としてインターネットへの展開をサポートするために、QuarkXPressドキュメントをXMLフォーマットへと変換するエクステンション「avenue.quark(アベニュー ドット クォーク)」を登場させました。
■avenue.quarkとは?
avenue.quarkは、DTD(文書型定義)を利用して QuarkXPressのドキュメントに配置されたコンテンツを抽出してXMLフォーマットに変換するエクステンションです。
XMLへの変換も、 QuarkXPressのスタイルシートとDTDの要素型とを結び付ける、タグ付けルールを設定することで、本来面倒なタグ付け作業を簡単に行い、多くの作業が自動化されることによって、XMLのタグ付き文書作成が飛躍的に向上いたします。
avenue.quarkの登場により、これまで紙媒体への印刷を目的に作られてきたQuarkXPressのドキュメントからインターネットへの展開を容易にし、スピードが求められる新聞やNEWSなどのインターネット展開、情報量の膨大な辞書や情報誌などの検索サービスなどにXMLを導入することを積極的に進めることができるようになります。
■XMLとは?
XML(Extensible Markup Language)は、インターネット上での情報交換を行う上での汎用的なデータ記述言語として、人とアプリケーションがそれぞれに理解できるようにデータに意味の関連付けを行い、そのデータを活用しやすい形で提供し分類します。
XMLは、ブラウザで表示させるためだけには留まらず、WEBでの企業間商取引きや情報検索サービスや電子カタログなど、その応用範囲は無限に広がっています。
■DTDとは?
DTD(Document Type Definition:文書型定義)とは、表現したい文書を無造作に書いていくのではなく、決められた約束事によって各要素を整理しながら記述していくための仕組みです。文書には様々なタイプがありますが、このDTDを書くことでそれぞれの文書の内容にあったタグを定義することができます。DTDでは、要素型宣言によってタグ名(要素名)、要素の出現順序、回数を定義します。文書へのタグ付けは、この要素型宣言で定義された要素型に従ってタグ付けを行います。
avenue.quarkではこの要素型とQuarkXPressのスタイルシートをリンクさせタグ付けを行います。
■avenue.quarkを利用する
1.QuarkXPressのスタイルシートなどの文字属性と要素型との関連付けを「タグ付けルールの編集」パレットで行います。
2.タグ付けをしたいテキストボックスや画像ボックス、テキストパスなどのQuarkXPressのドキュメントに含まれているコンテンツを「XMLワークスペースパレット」へドラッグすることだけで、あらかじめ設定された「タグ付けルール」に基づいて自動的にタグ付けが行われます。
■avenue.quarkシステム構成
<Macintosh>
QuarkXPress 4.05 日本語版 for PowerPC 以上
PowerPC搭載 Mac OS 互換機
Mac OS 8.1 以降
<Windows>
QuarkXPress 4.05 日本語版 以上
Pentiumプロセッサ搭載 PC互換機
Windows98 またはそれ以降を推奨
■価格:オープンプライス
●お問い合わせ
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2000/10/11 00:00:00