【会社概要】 |
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■ 住所 |
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東京都練馬区 |
■ 年商 |
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5億円 |
■ 従業員数 |
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23名 |
■ 主な仕事内容 |
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大手食品メーカーからの直請けの販促印刷物が7割。同業者からの仲間仕事が3割。 |
■ 設備概要 |
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MacDTP,枚葉印刷機(菊半裁4色機,2色機,単色機),製本設備 |
【CTPの概要】 |
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■ 導入機種 |
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Trendsetter3230 |
■ 導入時期 |
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2000年6月末 |
■ フロントシステム |
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デルタシステム,シグナステーション(面付け) |
■ 使用版材 |
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サーマルポジ(富士フイルム) |
■ 出力版数 |
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500版/月(全刷版数 1200版/月) フィルム支給の仲間仕事とフィルム再版の仕事がアナログ刷版で残っている。
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従来は,MacDTPの制作部門と印刷機のみでイメージセッタを保有していなかった。CTP導入により,社内で制作から印刷・製本まで一貫した設備を保有することになり,より短納期に対応できる。印刷工場の生産性向上も見込める。校正はすべて外注(平台校正)していたが,カラーマッチングのとれたインクジェットプリンタ(従来のコンセンサスの位置づけ)と本機校正の2本立てで営業展開できる。最新の印刷機を8月に導入し,CTP+CIP3+本機印刷という本機校正は武器になると考えている。A4で1万2千円,B4で1万4千円(CTP出力代を除く)の価格設定。
守りの面のCTPの稼働率確保については,大手食品メーカーの制作から請けている仕事が,すんなりとCTPに移行できるだろうという目算があった。この仕事の製版外注(フィルム出力)の内製化だけで,毎月の設備負担分は十分クリアできる。この仕事はスピードが最優先で求められるので,CTPでその要望にも応えられる。
2.機種やプレート方式の選定理由
もともと印刷機はハイデルで統一していたので一貫性を求めた。版材については,情報収集の結果,今後はサーマルタイプがメインとなりそうなので。当面は従来のPS版との併用となるので,なるべく印刷条件が近いものを選択した。従来のPS版より若干色が濃くでる傾向がある。
3.CTPのワークフロー
CTPを導入してもDTPの制作部門は,従来の作業内容と変えないようにし,CTPのオペレーション(Deltaシステムとシグナステーション【面付け】,CIP3-PPF作成,カラープリンタ出力)は,印刷機のオペレータが行うようにした。CTPでの面付けは印刷以降の工程をよく知っている人間でないと難しい。
4.今後の展開
データ入稿による仲間仕事の拡大(フィルム入稿からの移行も含む)により,CTPの出力版数を倍の1000版/月まで持っていきた。データ入稿→本機校正(翌々日納品)→印刷・製本(校了の翌々日納品)という流れを想定。課題はデータチェック。現在はDTPの制作部隊が行っているため,営業がデータを渡してからチェックするまでタイムラグが発生する。エラーがなければよいが,エラーが発見されデータを戻すことになったときにこのタイムラグが問題となる。プリフライトソフトを利用するなどして,営業マンが自らチェックする体制にしたい。
2000/10/18 00:00:00