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株式会社集賛舎

集賛舎
【会社概要】

 

住所

 

本社/工場:千葉県館山市
千葉支社:千葉県千葉市(営業所,プリプレス部門の一部)
年商

 

9億8千万円(2000年10月予想)
従業員数

 

65名
主な仕事内容

 

商印(チラシ,カタログ,ポスター,パンフレット等)
設備概要

 

プリプレスから製本まで一貫生産。
特色

 

バイオレットレーザCTPの国内1号機ユーザ。

【CTPの概要】

 

導入機種

 

Galileo VS
導入時期

 

2000年9月
フロントシステム

 

APOGEEワークフロー
使用版材

 

Lithostar Ultra LAP-V(アグフア)
出力版数

 

導入まもなく未確認

1.CTP導入のねらいときっかけ
当初はコストが合わないと考えCTP導入は念頭になかった。当面の課題は,千葉支社で受注したカラーの仕事の納期短縮であり,その手段として千葉−館山間を通信で結び,原稿のデータ送信を考えていた。
以前のパターンは,責了を取り付けた営業が夕方,営業所に戻り,それからデータに直しを入れて,完成データをMOないしハードディスクで館山に送り,翌朝,イメージセッタでフィルム出力し,その後,刷版,印刷,製本を行い納品というもので,営業が責了をもらってから納品されるまで3日かかっていた。それを夜中のうちにデータ転送,フィルム出力まで行うことで2日に短縮するというのが当初の目的だった。
通信に適したデータフォーマットとしてPDFを採用したいと考え,PDFワークフローシステムのApogeeを導入することに決め,drupa2000会場に赴いたところ,バイオレットレーザのCTPシステムに出会った。イニシャルコストや版材コストが従来のシステムより大幅に安いことに衝撃を受け,その場で導入を決断した。

2.CTP導入で見込めるメリット
・生産性向上
従来のアナログの刷版工程では,1時間に5〜6版の処理量だったが,Galileo VSは,1時間に17版の処理能力を持つ。少なく見積もっても従来の2倍の生産性が見込める。
・リードタイム(待ち時間)の減少
ApogeeシステムではRIP処理済みのデータを保管できるので,フレキシブルな運用が出来る。 千葉支社側から館山工場のCTPをリモートコントロールできるので,夜間無人運転での出力も可能。

3.色校正について
・自社の印刷機とカラーマッチングさせたインクジェットプリンタ(エプソン)とドキュカラーを使用。どうしてもという場合は本機校正。

4.営業的な位置づけ
顧客には特に告知しない。

5.社内的な課題
営業教育とプリプレス部門の改革。

2000/10/21 00:00:00


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