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ISO取得は企業の差別化から必須条件へ

〜2000年版ISO9001へのチャレンジと94年版取得企業の移行プラン〜

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主催
社団法人日本印刷技術協会

開催
 2001年1月22日(月) 14:00〜17:00

2000年度版移行の準備をどう考えるか
2000年末で印刷会社のISO9000取得企業は200を超えた。ことにここ1年余りの急増には目を見張るものがある。先行企業の成果や評価を受け、その必要性を多くの経営者が認識をしたということであろう。社内的には体質改善ツールとして、対外的には企業評価の物差しとして定着したといえるが、その反面取得企業にとってISOが差別化になる時代は終わろうとしている。つまり、差別化から必須条件になろうとしている。問題は取得企業とそうでない企業に色分けされてしまう恐れがあることだ。2000年7月に東京都が発表した、ISO9000、14000取得企業の入札格付けへの反映はそのよい一例であろう。市町村レベルでもその動きはでてきている。
また一方でISO9000sの大幅な改訂作業が行なわれ、2000年12月15日に2000年版ISO9000ファミリー(ISO9000,9001,9004)として正式に発行された。2000年版では、継続的改善、トップマネジメントの役割の強化、ISO14000との連携、測定可能な目標の設定、顧客満足度の測定、外注管理システムの明確化、プロセスアプローチなどより現実的、統合的マネージメントシステムとして改善されており、これを単に「看板」「お墨付き」として取得するのではなく、IT時代に相応しい印刷業であるための経営ツールとして大いに活用したいものである。そして強い印刷企業を目指したい。本セミナーは2000年版規格のポイントをしっかり掴んでいただき、これから取得の企業には、チャレンジへの切っ掛けにしていただきたい。また94年版取得企業には、2000年版移行の準備をどのように考えればよいかを学んでいただきたい。
講師

佐久間 利次 氏
(イソップ株式会社 主席コンサルタント 元凸版印刷株式会社品質保証担当)
 *JQA認定主任審査員/IRCA、JRCA登録 主任審査員

内容
1.定着するかISOシステム
 ・ISO9000sはどうして誕生して変化してきたか
 ・システムに完璧なものはない
 ・生きたISOにするには
2.市場環境の変化とISO9000s
 ・全般的な取得企業の業種と推移
 ・200件を越えた印刷業
 ・印刷会社の特徴
3.ISO9001:2000の要点と印刷会社の対応
4.ISO9000sにこれから取組む企業と94年版から改訂に取組む企業の対応
 ・経営者の姿勢、重くなる経営者の責任
 ・取得に向けて経営者が決断しなければならないこと
 ・94年版から2000年版への移行手順とは

会場
社団法人日本印刷技術協会 研修室(杉並区和田1-29-11)

受講料(税込)
JAGAT会員 12,600円(1社2名以上でのご参加の企業様は2人目からは6,300円)
一  般 15,750円(1社2名以上でのご参加の企業様は2人目からは7,870円)

定員
45社*先着順

申込み
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社団法人日本印刷技術協会 マーケティング部
Phone: 03-3384-3112/Fax: 03-3384-3116

2000/12/13 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会