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ニチメンマシナリー/Scantext Comboの機能が他社製イメージセッター・CTPにも解放

ニチメンマシナリー株式会社(http://www.nichimen-nmt.co.jp/graphics)は独スキャングラフィック社のPS3RIP「Scantext RIPExpress PS3」を発表、発売を開始する。

今回採用されたLaserBusインターフェイスにより内面ドラム方式のパイオニアとして定評の高い同社製Scantextイメージセッターシリーズをはじめ、他社製イメージセッター/CTP/プリンター等を含む多彩な出力機への接続を可能にするうえ、マルチRIPマルチレコーダ環境をも可能にする。

これにより、同社のRIP後面付けワークフローソフトウエアScantext ComboもPS3に対応する上、これまでは同社のイメージセッター/CTPユーザーしか体験しえなかったScantext Comboの機能が他社製イメージセッター/CTPのユーザーにも提供可能になった。

Scantext RIPExpress PS3はアドビ純正CPSIソフトウエアRIPでPostScript3をサポートする。欧文136書体、和文5書体(CID版)を標準で搭載。

プラットフォームにはUltra SPARCステーションを採用し、パワーユーザーにはマルチプロセッサタイプも用意される。

データの入力・出力にはそれぞれ独立してスプールキューを持ち、スプール・ホールド・処理順序の入れ替え等を簡単に変更可能。

データインプットはEtherTalk・TCP/IP・LPR・ドロップフォルダ・PDFインプット等多様に対応。

アウトプットはLaserBusインターフェイスを採用することにより、内面ドラム方式のパイオニアとして定評の高い同社製Scantextイメージセッターシリーズをはじめ、他社製イメージセッター/CTP/プリンター等を含む多彩な出力機への接続を可能にするうえ、マルチRIPマルチレコーダ環境をも可能にする。

さらにオプションによりTIFFファイル出力やPrintExpressを利用した遠隔地へのリモートアウトプットにも対応する。

スクリーニングに関しては定評のあるScantext Harmony Screening、アドビAccurateScreeningを標準採用するほか、オプションでFM Screeningを選択することも可能。

また、キューごとにプリセットされたスクリーン設定でアプリケーション側の設定値を変更することもできる。

キューごとにスクリーン角度をきめ細かく設定したり、出力の縦横比を変倍する機能等によりグラビア/フレキソ印刷にも対応する。

プレビュー機能を持ち、RIP後の各版をモニタ上で分版/カラー表示確認することが出来る上、その同一ピットマップデータからカラープルーファに出力可能。
出力機ごとの特性に合わせて余白・出力方向を自動制御するメディアセービング機能も有効に作用する。

In RIPセパレーション機能ではCMYK・RGBのセパレーションに対応し、JPEGコンポジットファイルも即座に分版する。

オプションでScantext OPIを追加することによりOPI-RIP統合サーバとして機能する。

さらに、RIP後面付けワークフローとして定評のあるScantext Comboにもアップグレード可能。

オプションのScantext CIPによりCIP3対応のPPFファイルを生成し、印刷機のインキコントロールに活用できる。

他のオプションとしては、パッケージ業界向けにScantext Packaging Toolも用意されている。

1999/09/20 00:00:00


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