キヤノンは10月14日より、毎分60枚の高速プリントと高耐久性を実現したレーザープリンター「キヤノン レーザショット LBP-1060」を発売します。
新製品「キヤノン レーザショット LBP-1060」は、毎分60枚のエンジンスピードを備えるとともに、64bit CPUを搭載した高性能コントローラーにより高速データ処理を実現した「キヤノン レーザショットシリーズ」における最高速機種です。キヤノン独自開発のA-Si(アモルファスシリコン)感光ドラムを搭載し、月間10万枚まで出力できる高耐久性を備えることで、一般ビジネスから企業内印刷までネットワーク環境下での大量・高速プリントニーズに応えることができます。
画質面では、ページ記述言語にすぐれたグラフィック処理機能を持つアドビシステムズ社純正「PostScript3(ポストスクリプト3)」を採用するとともに、「新スーパー・スムージング・テクノロジー」による2,400dpi相当×600dpiという高解像度を実現することで、様々なビジネス文書の出力に応える高画質を得ることができます。
ネットワーク機能としては、100BASE-TX、10BASE-T/5準拠のプリントサーバーを標準装備することで、様々なネットワーク環境に簡単に接続でき、パソコン側からプリンター環境の管理・設定ができるネットワークプリンティング管理ソフト「NetSpot」などにより、快適なプリントワークを実現します。さらに、2.1GBの大容量ハードディスクの内蔵により、フォントの追加や印刷ジョブのスプールなどにも余裕をもって対応することができます。
また、「フィニッシャー・D1」により、1部ずつステイプルソート(仕分けとステイプル止め)をしながら出力することができ、必要部数分の出力が完了するのを待たずに、仕上ったものから順番に取り出すことができます。さらに、中綴じ紙折り製本と2穴パンチが可能な「サドルフィニッシャー・D2」や、「表紙インサーター・A1」、「ペーパーフォールディングユニット・B1」がオプションで用意されており、本体内に紙をためずに両面出力できる「スタックレス両面機能」や1枚の用紙の両面に2ページずつページを割り付けて印刷する「製本モード」と相まって、冊子作成などに威力を発揮します。
給紙能力においては、標準装備のフロントデッキ2段(1,500枚×2)やフロントカセット2段(600枚×2)、マルチ手差し(50枚)に加え、オプションの「サイドペーパーデッキ・C1」(3,500枚)を装着することで、最大7,750枚までの大容量給紙が可能です。
● キヤノン レーザショット LBP-1060‥‥‥価格(税別)2,980,000円
*価格には「フィニッシャー・D1」を含みます。
キヤノン レーザショット LBP-1060の主な特長
1.高速出力
2本の可視光レーザーで画像を書き込むツインビームレーザー技術を採用した毎分60枚の高速エンジンと、64bit RISCプロセッサー(R5000 200MHz)を備えた高性能コントローラーにより、エンジンだけでなくデータ処理の高速化もはかることで、プリンター全体での高速スループットを可能にしています。
2.高耐久性を実現
感度・硬度にすぐれたA-Si感光ドラムの搭載により、月間10万枚まで出力できる優れた耐久性、堅牢性を実現しています。
3.高画質
世界標準ともいえるアドビシステムズ社のページ記述言語の最新バージョン「PostScript3」を搭載し、高品位出力を可能にしたほか、「新スーパー・スムージング・テクノロジー」により、データ処理解像度600dpiのデータを細分化し、ドット間の濃度変化をよりなめらかにすることで、にじみやつぶれのない2,400dpi相当×600dpiの高解像度プリントを実現しています。
4.多様なネットワーク環境に対応
100BASE-TX、10BASE-T/5に対応したプリントサーバーを内蔵しており、IPX/SPX、TCP/IP、AppleTalk(EtherTalk)のマルチプロトコルに対応し、Microsoftィ Windowsィ、Macintosh、UNIX、NetWareなど幅広い環境下での使用を可能にします。また、ネットワーク上の全てのプリンターを一元管理できるソフト「NetSpot」や、Webブラウザーを利用してスプールされたジョブのハンドリングを行う「Fiery WebSpooler」、さらには、PDFファイル、PostScriptファイルおよびEPSファイル(PostScriptファイルの一種)をプリンターにダウンロードする「Fiery Downloader」などにより、快適なネットワークプリンティング環境を提供します。さらに、2.1GBの大容量ハードディスクの標準装備により、フォントの追加や印刷ジョブのスプールなどに余裕をもって対応することができるほか、本体側の操作でプリント出力が可能になる「メールボックス機能」も搭載するなど、充実したプリントサーバー機能を可能にしています。
5.大量処理に対応したフィニッシャー
ビン数の制限なしに可動トレイ上にA4で最大2,000枚相当のソート出力、または100部のステイプルソートが可能な「フィニッシャー・D1」を標準装備しています。また、オプションで中綴じ紙折り製本、2穴パンチが可能な「サドルフィニッシャー・D2」や、A4/B5の冊子を作成する際などにA3/B4の別用紙を表紙として挿入する「表紙インサーター・A1」、A3/B4の書類をZ折りして綴じ込める「ペーパーフォールディングユニット・B1」が同時に用意されており、「スタックレス両面機能」や「製本モード」と相まって、冊子作成などに威力を発揮します。なお、2つのフィニッシャーと表紙インサーターは、厚紙にも対応しています。
6.大容量給紙
ますます大量化するオフィスのプリントボリュームにきめ細かく対応するために、標準装備のフロントデッキ2段(1,500枚×2:A4ヨコ/B5ヨコ)やフロントカセット2段(600枚×2)、マルチ手差し(50枚)に加え、オプションの「サイドペーパーデッキ・C1」(3,500枚:A4ヨコ/B5ヨコ)を装着することで、最大7,750枚までの大容量給紙が可能になります。最大6ウエイまでの給紙を実現し、多様な用紙に対応することができます。
キヤノン レーザショット LBP-1060の主な製品仕様
■ 本 体
型式:コンソール
プリント方式:半導体レーザービーム+乾式電子写真方式
定着方式:ヒートローラー定着方式
エンジン解像度:600dpi
データ処理解像度:600dpi
プリント解像度:最大2,400dpi相当×600dpi(キヤノン 新スーパー・スムージング・テクノロジー)
プリント方向:ポートレート/ランドスケープ
CPU:R5000(200MHz)
プリント速度:A4:60枚/分、B4:35枚/分、A3:30枚/分
給紙方式:フロントデッキ(1,500枚×2段)+フロントカセット(600枚×2段)+マルチ手差し50枚
用紙サイズ:A3〜A5、官製ハガキ(ハガキは手差し)、両面時:A3〜A5
内蔵フォント:リュウミンライト-KL、中ゴシックBBB、欧文136書体
メモリー:標準32MB(オプションの拡張RAMにより、最大64MBまで拡張可能)
内蔵ハードディスク:2.1GB
インターフェース:パラレルインターフェース(セントロニクス準拠/双方向対応)
イーサネット・インターフェース:100BASE-TX、10BASE-T、10BASE5
対応プロトコル:IPX/SPX、TCP/IP、AppleTalk、SMB(Over TCP)
ウォームアップ時間:5分以下(室温20℃)
内蔵PDL:アドビシステムズ社純正PostScript3
電源:AC100V±10%(50/60Hz±2Hz)
最大消費電力:1.5kW以下
エネルギー消費効率:340Wh/h
本体寸法:764(幅)×795(奥行)×1,005(高さ)mm(本体のみ)
機械占有寸法:1,416×795mm
重量:約232kg
■ フィニッシャー・D1
用紙サイズ:A3〜A5、官製ハガキ(64〜200g/m2)
積載枚数:
(ノンソート) ・トレイA:250枚相当(A3、A4、A4R、A5R、B4、B5、B5R、ハガキ)
・トレイB:2,000枚相当(A4、A4R、B5)、1,000枚相当(A3、B4)
積載枚数:
(ソート、グループ、ステイプルソート) トレイB:
2,000枚相当(A4、A4R、B5)<100部>、1,000枚相当(A3、B4)<100部>
ステイプル枚数:50枚
ステイプル可能サイズ:・コーナー:A3、A4、A4R、B4、B5、
・2ヶ所:A3、A4、B4、B5
本体接続時の占有寸法:1,738×795mm
重量:約64kg
主なオプション
製品名 | 価格(税別) |
---|---|
サドルフィニッシャー・D2 | 780,000円 |
表紙インサーター・A1 | 98,000円 |
ペーパーフォールディングユニット・B1 | 580,000円 |
サイドペーパーデッキ・C1 | 230,000円 |
1999/09/20 00:00:00