本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。

アプリケーションでするカラーマッチング実践講座(大阪開催)


開催日時
2002年3月28日(木)10:00〜12:00

主旨
カラーマッチングを果たす上で、一番重要なことは、アプリケーションで共通のカラーマネージメントシステムもしくはエンジンを使うことです。それができれば、アプリケーションを切り換えても、同じモニタ出力、同じプリンタ出力が実現できます。
すべてのアプリケーションで共通のカラーマネージメントはなかなか難しいものがありますが、現在のところAdobe製の最新のアプリケーションを使うことで、モニタの出力とプリンタの出力でカラーマッチングを行うことができます。
このセミナーではカラーマネージメントの基本から、カラー設定を共通にすることでのメリットと、プロファイルを埋め込んだときのメリット・ デメリットを解説します。また高解像度RIPからプロファイルを含めて出力したときの問題点も説明します。
そしてカラーマッチングがどれほど簡単で手軽にできるのかということを中心に、このセミナーではアプリケーションごとの操作方法を紹介します。モニタの表示とプリンタの出力をカラーマネージメントすることで、モニタの表示とカラープリンタからの出力、そしてオフセット印刷での印刷結果のカラーマッチングが可能になります。カラープリンタの色が合わないと悩まれている方には必講のセミナーです。

内容
1. カラーマネージメントの基礎知識
カラーマネージメントにおけるLab値の位置づけとICCプロフイルの使い方を基本、そしてレンダリングインテントの違いをわかりやすく詳説します。またAdobeの[カラー設定]で推奨される「プリプレス-日本」で使われている作業スペースの意味と「Adobe RGB」「Japan Standard v2」についてもその意味するところを紐解きます。
2. Photoshopでする[カラー設定]の使い方
Adobe製の[カラー設定]の標準はPhotoshop 6.0からですが、ここでは、画像にプロファイルを埋め込んだ画像を開くときに現れるアラートの意味を解説します。プロファイルが埋め込まれているとき、埋め込まれていないときの画像を開いて、カラー設定]を変更したとき、なぜモニタのカラーは変化したり変化しなかったりするのかを解説します。
3. アプリケーションでのモニタカラーマッチング
カラー管理された画像やドキュメントを、レイアウトアプリケーションの機能でモニタ表示を統一する方法を述べます。Illustrator 9.0以降やAcrobat 5.0、InDesignでモニタの表示を統一し、アプリケーションを切り換えても同じカラーで表示する方法を紹介するものです。画像に埋め込まれたプロファイルはレイアウトソフトに反映するかどうかなどを知ることができます。
4. アプリケーションでのプリンタカラーマッチング
最後はアプリケーションからのカラープリンタでのカラーマッチングの仕組みを解説します。オフセット印刷と同じ色合いでカラープリンタから出力するために必要なものは何か。そしてそのためのアプリケーション側での設定はどうするのかということを解説します。これで、カラープリンタから、オフセット印刷をシュミレーションして出力することが可能になります。

※ サブテキストとして 『Adobeアプリケーションでする素材集ためのカラーマッチング読本』が含まれています
 
講師
上高地 仁 氏(有限会社インクナブラ代表/JAGAT専任講師)

会場
大阪印刷会館 4階大会議室(JR環状線「桜ノ宮」駅徒歩5分)

主催
社団法人 日本印刷技術協会

定員
30名

参加費(1名様・テキスト代・消費税込)
    カラーマッチング実践講座(午前) 10,000円
Acrobat 5.0完全活用講座 (午後) 13,000円
2講座を通して受講される場合は、20,000円です。


申込み
申込書の請求,内容の問合わせは下記へご連絡ください
社団法人日本印刷技術協会 西部支社 坂井、田口
Phone: 06-6352-6845/Fax: 06-6353-5020


2002/03/12 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会