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業務文書の電子化を加速するe-文書法

法令で義務付けられている文書保存が紙から電子へ

通信&メディア研究会

開催日時 2005年1月25日(火)
14:00-16:00(受付開始:13:30より)
趣旨 e-文書法が2005年4月に施行予定となり,法的に保存が義務付けられている文書/帳票について電子データの保存が認められる。画期的な点は,原本が電子データのものに加え,紙で原本を保有していた書類においても,スキャナなどでイメージデータ化したものを電子原本とみなすという内容が盛り込まれたことである。認められる電子データの範囲が広がることで,企業は一層,書類保存などのコストの削減が期待できる。

ただし,電子データは紙と比べ,改ざんされたり「なりすまし」をされたりする危険性がある。その対策として,タイムスタンプ(時刻認証)という技術が注目されている。時刻認証ではデータがその時刻に作成され,改ざんされていないことを補償するもので,商用のサービスも次々と立ち上がっている。

すでに会計帳簿は電子保存が認められているが,今回のe-文書法では決算関係書類、契約書、領収書,カルテ,レセプト(処方箋)など特定の年数保存しておくことがきめられている書類も,スキャンした電子データの保存が可能となるため,電子保存のためのシステムも登場しはじめている。  業務効率向上およびコスト削減を実現するe-文書法の現状と,活発化している文書のデジタル化サービスを紹介する。

講師と内容

14:00-15:00 e-文書法とPDF時刻認証
・e-文書法とは何か
・e-文書法で電子化が進む業界
・なぜ時刻認証(タイムスタンプ)が必要か
・PDFと時刻認証
[講師]
株式会社ハイパーギア 代表取締役社長 本田 克己
[プロフィール]
1974年日本HPに入社。1979〜1981年米国ヒューレット・パッカードへ転籍し,コンパイラの開発、HP初のUNIXオペレーティングシステムの開発を行う。1991年独立。画像圧縮などで、日米特許取得、画像システム、スキャナ、プリンタ、PDFなどで、キヤノン、リコー、武藤工業、新日鉄などへ製品をOEM供給しているハイパーギアを1991年に設立した。Linux, 高圧縮PDFにの発表により、新聞等に多く取り上げられている。
[最近のニュースリリース]
2005/01/19: セキュリティリサイクル研究所とハイパーギアが真正性を確保できる電子化、データ長期保存アウトソーシングサービスを開始 (ハイパー電子金庫サービス)

15:00-16:00 e文書法で変わる文書管理
・今まで認められていた社内文書の電子データ保存,これから電子化が進む社内文書
・事例:カルテ・処方箋の電子化が進む医療業界
・事例:経理関係の書類の電子データ保存のインパクト
[講師]
東洋オフィスメーション株式会社 新規事業開発本部 ECM事業部  梅原 寿夫


※内容は変更することがございます。あしからずご了承ください。

会場 社団法人日本印刷技術協会
東京都杉並区和田1−29−11
参加費 一般:10,500円/JAGAT会員:10,500円
参加費振込先 内容の問い合わせは下記へご連絡ください。

社団法人日本印刷技術協会 研究調査部 通信&メディア研究会担当
電話:03-3384-3113(直通)

お申込は, 申込書 FAX(03-3384-3481)にてお申し込みください。 通信&メディア研究会メンバーの方へは別途送付しておりますメンバー用の申し込み用紙をご利用ください。

主催 社団法人日本印刷技術協会

2005/01/16 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会