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コンファレンス【カラー】トラック

印刷はCMYKインキ濃度によって画像を管理する方法を確立した。これにはさまざまなメリットはあり継承されるだろうが,これ以上の進歩も考え難い。一方,カラーのデジタル化が進んで発達した色彩直接を計測して管理する方法に印刷も着目して,今までにはないソリューションを模索することが始まっている。今後どのような展開があるかを捉える。


2/9(金) 9:00-11:00 プリンスホテル2F「乙女」
C4 色管理から画質管理へ
◆モデレータ:(株)富士通研究所 臼井 信昭
◇スピーカー:QEA 日本オフィス 福本 晃
       キヤノン(株) 桑山 哲郎

カラーマネジメントの枠組みはかなり揺るぎないものとなり、実用化も進んでいる。しかし、カラーマネジメントの根幹である「測色」は、実はかなりあいまいなものであり、ある意味メーカーが変われば結果も変わるという世界であった。最近になり、測色機の較正用チャートとしてマクベスチャートが規格化されたように、測色規格の見直しが進んでいる。
次に、カラーマネジメントをさらに発展させた考え方として、新たに「画質管理」という考え方が出てきている。これは、画質そのものを数値化し、評価しようとするもので、人間の主観に頼っていた画質評価を客観化することにより、処理やメンテの自動化を図るものである。これはプリンタや複写機の世界から出てきた考え方であるが、近い将来、印刷業界にも波及してくると考えられる。

キヤノン(株)の桑山氏より、事務機器やカメラ、家電分野などさまざまな立場で検討され混沌とするカラーマネジメントに関する標準化活動の概況について
(株)富士通研究所 臼井氏より、画像に関する標準化活動の中から印刷周辺の測色、画質評価の最新動向について
世界唯一の画質評価機を販売している QEA社の福本氏から画像の客観的評価方法とその計測器について
それぞれお話をいただく。


2/9(金) 12:00-14:00 プリンスホテル2F「乙女」
C5 カラー標準化の新たな挑戦
◆モデレータ:(株)富士通研究所 臼井 信昭
◇スピーカー:(株)プロ・バンク 庄司 正幸
       アドビシステムズ(株) Peter Constable
       (有)カラーズ 平原 篤邦

sRGBは、標準モニタとモニタを見る視環境を定義することにより、RGB信号の色味を一意に規定している。RGBは入力信号として用いられることが多いので、色空間を定義する条件そのものが実用上問題になることはあまりない。一方でCMYKは、あるインキをある紙に転移した結果を主観的に評価するので、CMYK値を一意に規定しようとすると、その作成条件が非常にシビアに問われることになる。印刷機の不安定さとそれを克服するための従来のアナログの管理手法が問題をより複雑化している。
しかし、メディアの多様化や制作環境の分散化が進むことにより、色についてのコミュニケーションを円滑にするためのCMYKカラースペースの標準化、いわば「sCMYK」の存在が強く求められつつある。この場合アカデミックな議論よりも、厳密さと手軽さ、あるいはコストとの兼ね合いといったビジネス要素が多く入ってくる。

アドビシステムズ(株) Peter Constable氏
「Accurate Color using ICC Profiles」
 (1)カラーワーキングスペースの概念
 (2)米国でのCMYKカラー標準化事情
 (3)Illustrator, Photoshop,InDesignのカラーマネージメントについて

(株)プロ・バンク 庄司正幸氏
「契約印刷条件としてのICCプロファイル活用」
 〜JPCで行っているカラープリンタ実験の目的と内容について〜
 (1)実験時のソースプロファイル選択の経緯と理由
 (2)プロファイルと作成条件の関係
 (3)標準化と高品質の狭間でどうあるべきかについて

(有)カラーズ 平原篤邦氏
「NDK工程管理用デジタルテストチャート(日本電子製版工業会)」について
 (1)作成の動機、目的
 (2)工程管理からみた標準化の為の75%網濃度管理の利点
 (3)国際標準が達成しにくい日本印刷製版業界の特殊事情に挑む


2/9(金) 15:00-17:00 プリンスホテル2F「乙女」
C6 画像入稿の電子化
◆モデレータ:青山電子倶楽部(株) 新宮 武彦
◇スピーカー:大日本スクリーン製造(株) 郡司 秀明
       (株)マガジンハウス 茂手木 秀行
       (株)プローバンク 庄司 正幸
       松下電子工業(株) 松長 誠之

デジタルカメラの高品質化と低価格化が急速に進み,プロの仕事でも使えるという認識がユーザ側にも定着しつつあり、一時期かなり問題となったRGBデータでの入稿についても製版・印刷会社に少しずつではありますがノウハウが蓄積されつつある。
そこで,近い将来訪れるであろうフィルムレスに備えて,現在市販されている35ミリ一眼レフタイプの各社のハイエンドデジタルカメラ(300万画素クラス)を対象に、技術的側面を中心に画質評価を行い,現状認識と将来展望を話合います。

松下電子工業(株)の松長氏
「CCD/CMOSセンサ技術について」
(株)マガジンハウス 茂手木氏
カメラマンの立場から「現状のデジカメワークフローの解説と今後の課題について」

また、本セッションでは事前準備として、現在市販されている35ミリ一眼レフタイプの各社のデジタルカメラ(300万画素クラス以上)、キヤノン EOS D30、コダック DCS560/660、ニコン D1、富士写真フイルム FinePixS1 Proをターゲットに色作りや技術的なポイント等について各社に事前アンケートの実施とサンプル画像の提供をお願いしており、セッション後半では、これらを題材にライブ感覚でのパネルディスカッションを行う。


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2000/11/27 00:00:00


公益社団法人日本印刷技術協会