本記事は、アーカイブに保存されている過去の記事です。最新の情報は、公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)サイトをご確認ください。
「標準原価」、「標準工数」そして「標準手順」の3つの標準資料をベースにした次世代MISの姿については、PAGEコンファレンスの場で継続的に議論してきました。
●PAGE2006 「工務業務」の自動化に向けてのシミュレーション
●PAGE2008 現実味を増す自動スケジューリング
●PAGE2009工程管理/生産計画の自動化に向けて
PAGE2006のセッションでは以下のような問題提起を行いました。
そしてコストシミュレーションによる自社の「標準製造手順」の設定と、製品仕様情報に基づく製造設計の自動化が可能かどうかを議論しました。
製造設計の自動判断の大まかな考え方は以下のようなものである。
このときに想定された自動化ロジックとシステムイメージは以下のようなものです。
※図をクリックするとPDFファイルが開きます。
【参考記事】
・「工務業務」の自動化に向けてのシミュレーション」 (PAGE2006報告記事)
・「現実味を増す自動スケジューリング」 (PAGE2008報告記事)
PAGE2006から3年経ち、まさに環境は着々と整いつつあり、PAGE2009では以下の二つの製品を掘り下げました。
ハイデルベルグ社がPAGE2009で発表した「プリネクト2008」では、ポストプレス機器との連携や生産計画システムの機能が追加され、JDFをコアとした全生産工程の統合管理が実現されています。
Press-sense社のERPシステム「Omnium」は、受注した仕事の仕様を登録するだけで、保有する設備の機能および稼働状況から自動的に最適な生産計画を作成するという画期的な機能を持っています。
「Omnium」については、PAGE2006で議論した概念やイメージが非常に近い形で具現化されています。
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