カンファレンス グラフィックス 場所:ワールドインポートマート5F

28日(水) 15:45〜17:45

【G1】プリントマネジメントに学ぶ顧客との新たな関係~コストダウンの鍵は顧客との取引条件と厳格な運用にある!

リバースオークションのイメージが強かったプリントマネジメントだが、ビジネスの形態が変わりつつある。印刷会社に値下げを求めるのではなく、発注側にも合理的な発注方法やワークフローの改善を求めている。そのベースとなるのが、サービス内容を規定するSLAと呼ばれる契約である。SLA(Service Level Agreement)とはサービスを提供事業者とその利用者の間で結ばれるサービスのレベル(定義、範囲、内容、達成目標等)に関する合意サービス水準、サービス品質保証などと訳されるが、このSLAが印刷ビジネスにおいても重要なファクターになっているのだ。本セッションでは、印刷業におけるSLAとはいったいどんなものなのか?SLAを基本にビジネスを成長させてきた英国のプリントマネージメント会社であるHH Globalの司令官(幕末ならペリー)であるOwen氏に、その具体的な実態を語っていただく。そのSLAの考え方は一般的な印刷会社にも興味深いはずである。自社の営業政策を変えるヒントにもなるはずだ。HH Globalは単なる低価格ではなく、受発注システムであるとか、生産のIT化ノウハウや自前のプラットフォームを差別化ポイントにしているため、SLAが非常に大きな営業ファクターなのである。

また、プリントマネジメント会社と印刷会社がコラボして業績を上げるというのも、印刷会社の一つの営業施策と言える。そんな立ち位置からのスピーカーとして、リデザインCEOの土屋文人氏にも登壇いただく。今までプリントマネジメント会社を目の敵にしてきた印刷会社にとっても、プリントマネジメント会社から学ぶことは少なくないはずだ。SLAに始まって、もしかしたら印刷業は生産に特化して、プリントマネジメント会社に営業を任せてしまい、営業コストを抑えられるのだったら、プラマイしたら、プラスの方がはるかに大きくなるとも言えるのだ。印刷バイヤーとして、今回はMcCann Ericsonにも登壇いただき、「なぜ大企業はプリントマネジメント会社に発注するのか?」そのポイントを語って頂く。正直な話、英国では上場会社の大多数がプリントマネジメント会社を使って印刷を発注している。そこにはそれだけの理由があるわけで、もしも良いプリントマネジメント会社と組めば、印刷会社の規模が大きくなくても、ナショナルクライアントの仕事だって夢ではないということである。
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当日価格:17,000円

  • Bradford Owen
    (ブラッドフォード オウエン)
    HH Asia Pacific Limited Senior Vice President
    Bradford Owen currently serves as Senior Vice President, Business Development - Asia Pacifc for HH Global. He previously served as Director of the Asia Pacific region for four years. In addition to his previous senior leadership roles within various global CPG and B2B enterprises, Owen served for eight years as National Account Executive for Williamson Group in the United States. At Williamson, Owen was a top sales performer focused upon high-volume specialty offset printing and flexographic secondary packaging applications. Owen is a 2009 graduate of the partnership MBA program by the University of Hong Kong, Columbia University, and London Business School. He currently resides in Tokyo. ブラッドフォード・オーウェン氏は現在、HH Globalアジアの上席副社長で、ビジネス開発を担当している。彼は、4年間アジア太平洋地域のディレクターとして勤務した。
  • 土屋文人
    (つちやふみひと)
    1976年 東京大学教養学部教養学科卒業 1978年 シカゴ大学経営大学院卒業 MBA 1978年 メルク社(製薬会社)US本社の国際部門入社、抗生物質のマーケティング担当 1981年 コーエイ印刷株式会社入社、1988年代表取締役副社長、1990年代表取締役社長に就任。1993年、コーレー株式会社と社名変更し代表取締役社長に就任印刷業のデジタル化を積極的に推進する。また、日本語DTPシステム(NewsCaster)の開発を指揮し、コーレー社内のフルデジタル環境における基幹システムとして定着させた 1997年 モデリスタ・インクを設立し、CEOに就任。 イスラエルを中心に世界各国のハイテク技術を発掘し、日本市場に紹介し事業化に結びつける事業を開始 1998年 株式会社博報堂、デジタルプロジェクトのアドバイザーに就任(注釈*) 2009年 モデリスタ株式会社と株式会社セシールの業務委託契約に基づき、土屋が代表取締役兼任のままセシール社カタログ制作管理本部長に就任、同社のカタログ他印刷物の制作・印刷加工全般を責任者として指揮する。 2015年 リデザイン株式会社代表取締役CEOに就任 企業経営の豊富な経験を持ち、さらに印刷業界のデジタル化の先駆者でもある。広告、制作デザイン、印刷関連各業界団体から高く評価されており、講演等で業界全体を啓蒙していく立場にある。
  • 柳 豊治
    (やなぎとよじ)
    McCann Erickson(Japan) 顧問(営業サポートチーム担当)
    1985年~2016年 株式会社マッキャンエリクソン エグゼクティブビジネスディレクター 米国NYに本部をおき世界125か国においてブランド戦略・広告・マーケティング事業を行う世界最大規模のMcCANN World Groupの日本法人(株)マッキャンエリクソンに30年在籍。メディア戦略プランニング部門を経て、営業業務を担うアカウントリーダーシップ本部で50社を超える国内ブランド及びグルーバルブランドの戦略に携わる。特に飲料業界、外食産業、SPAなどのチェーンストアビジネスの広告業務経験は豊富。 2016年 株式会社THINK vinc. を設立。代表取締役に就任(同年マッキャンジャパン顧問に就任し、現在も営業チームをサポート)、広告会社時代にクライアントのCSV事業として携わった災害対策事業を新会社の事業主体としてとして起業。
  • 星名 勧
    (ほしなすすむ)

    モデレーター
    DIG JAPAN 代表取締役
    1986年大日本スクリーン製造に入社後、DTPシステムの製品開発/セールスエンジニアを担当。 1996年アドビシステムズ入社、富士ゼロックスのポストスクリプト製品開発サポートを担当。 1997年~2006年、富士ゼロックスでデジタル印刷機のPM、電通レーザ-フィッシュの創業副社長(出向)、 富士フイルムシンプルプロダクツ副社長(出向)を務める。 2007年~2009年はコダックIPS(現コダック)の社長。 コダック退職後DIG JAPAN株式会社設立、代表取締役に就任。 海外印刷関連企業の日本進出を支援。EFI社のWeb to Print/Marketing Automaton、ATT社のセキュリティプリントの導入・運用サポートを行う。