AfterEffects CC 2018の使い方・基本トレーニング

掲載日:2020年1月17日

※本セミナーは、JAGATと業務提携している㈱イマジカデジタルスケープで実施されます。
セミナー会場は、㈱イマジカデジタルスケープ(東京都渋谷区)です。

概要

Adobe AfterEffect CC 2018は、主に短時間映像(カット)の加工・編集・エフェクト(効果付け)を行う非常にパワフルなツールです。映画やCM、マルチメディア作品やインターネットによる映像配信など、プロフェッショナルな映像を制作するためには必須アイテムといえます。
4K時代を迎え、スマートフォン・タブレットによる動画の録画も当たり前になり、YouTube等の動画配信サービスはもちろん、FacebookやInstagramなど、動画コンテンツの入手から配信までが非常に容易に、かつ高速化が実現できるようになってきたため、動画は今後ますます告知・宣伝・プロモーション等を目的とした手段としても、あたりまえの存在になっていくでしょう。
今回のAfterEffect CC 2018では、ライブテキストテンプレート、モーショングラフィックステンプレートなど、Premiereとの連携機能もさらに強化されています。このトレーニングでAfterEffectsの機能や操作を習得し、創造性溢れる映像の世界を探究してください。
なお、このトレーニングの受講後に受講すると、よりAfterEffectsへの理解が深まる「AfterEffects CC 2014の使い方・実践トレーニング」も開催しております。この基本トレーニングの受講後にぜひご検討ください。

トレーニングでは、ビデオ編集も行います。

開催日時

2020年3月8日(日)10:00~17:00

 

受講対象者

・Photoshopの基本操作が出来る方(レイヤーとは何であるか?について理解のある方)
・映像コンテンツの編集や、画像・イラスト・アニメと動画の合成などを習得し、映像編集の基礎を学習したい方

業界・職種毎による、このトレーニングの活用

●全般
AfterEffectsは、主にカット編集を行うアプリケーションです。
(時間的に)短い映像のことをカットといい、長い映像のことをシーンといいますが、カットとは、数秒~数分程度の動画のことをいい、シーンカットとカットをつなげた長い映像のことをいいます。DVDでたとえるなら、DVD全体がシーンで、チャプターがカットのようなものです。その短い映像編集を行うアプリケーションがAfterEffectsになります。シーン編集を行うアプリケーションが、Adobe Premiereになります。
AfterEffectsは、ビデオ、サウンドなどのデータはもとより、Illustrator、Photoshop、Flashなどのデータも素材として活用することが可能で、これらをレイヤーで合成していきますが、AfterEffectsは、レイヤーを使い、下から積み上げてデータを重ねて合成していくことから、俗に「縦の合成」と言われており、AfterEffectsで作成したデータを横に並べてつなげ、1つの長いシーンを作成するのがPremiereであることから、Premiereは俗に「横の合成」と言われています。
昨今では、YouTubeを利用した動画配信が盛んで、AfterEffectsは5~10分程度のカットを作成するのに最適なアプリケーションであることから、非常に人気が高まっているアプリケーションの1つでもあります。

●Web業界
Webページの中でビデオコンテンツを使うとより魅力的なサイトが出来上がるかと思いますが、映像は静止画の連続で、AfterEffectsで操作するキーフレームは、Flashと同じキーフレームですので、Flashの経験があれば、AfterEffectsで行っていることの理解もそれほど難しいことではないかと思います。
また、AfterEffectsではエクスプレッションというJavaScriptを使用して映像コンテンツを構造的に動作させる機能があるため、JavaScriptに関して理解のある方は、そのスキルを映像の中で発揮することが可能です。
作成した映像は、HTML5のvideoタグで活用したり、動画をYouTubeにアップし、YouTubeからiframeで引き込んで共有したり、と、活用の仕方はさまざまです。
このトレーニングで学習した内容は、以下の目的で使用することが可能です。

・既存のサイトに動画コンテンツを入れられるようになる
・静止画から動画を起こすことが可能であるため、既存の画像を流用し、動画として活用できる
・Illustrator、Photoshop、Flashのデータを活用し、動画を作成することができる

●DTP業界
プリントアウトのみを専門で行っている場合には、動画編集を行うという機会はあまりないかもしれませんが、AfterEffectsで作成した動画は、InDesignに貼り込み、電子書籍に埋め込んで使用したり、動画が埋め込まれたPDFに書き出すことが可能です。
また最近は、AR(拡張現実)コンテンツとして動画を活用することも増えてきています。例えば、名刺の背面にトリガーとなる写真やロゴを印刷しておき、その写真をスマートフォンのカメラで覗くと、名刺の上で動画が再生されたり、という使い方です。
こうなると名刺そのものが会社案内に使用できたり、イベントの集客に使用できたり、など、様々な活用方法が模索できます。

●映像業界
すでに映像業界にいらっしゃる方は、ノンリニア編集はどのように行うのか、を習得する最初の一歩として、またはカット編集アプリケーションの習得としてこのトレーニングをご検討いただければ、と思います。
AfterEffectsと同様の目的で使用するアプリケーションに、VideoStudioなどがありますが、AfterEffectsはカット編集に特化していること、またサードパーティ製の数々のプラグインによってより美しい映像を作り出すことが可能です。

学習内容は、以下カリキュラムでご確認ください。

カリキュラム

AfterEffectsを始める前に
・Adobe Premireとの役割の違い
・フレーム
・作業の基本手順
・必要システム構成

インターフェイス
・アプリケーションウインドウ
・ドッキングゾーンとグループ化ゾーン
・フローティングパネル
・パネルの最大化
・スクロールバー
・パネルのサイズ変更

ピクセル縦横比・フレーム縦横比
・映像データと、再生デバイスの比率
・インターレースとプログレッシブ

AfterEffectsでの作業ワークフロー
・コンポジションの作成
・素材の読み込みと配置

アニメーション
・トランスフォーム
・アンカーポイントツール
・レイヤーの削除
・キーフレームの設定
・パスの編集

レイヤーを使ったアニメーション
・コンポジションとして取り込み
・デュレーション

レイヤーの操作
・ソロ
・トランスフォームの単独表示
・レイヤーの複製

マスク
・マスクの設定と反転
・親子付け
・マスクのアニメーション
・マスクの活用と調整

モーションブラー
・モーションブラーの強度を変更

プレビュー
・プレビューの割り当て

保存とファイルの収集
・映像制作のポイント
・テキストの表現
・レンダリングによって潰れないようにする
・セーフティエリア
・ドロップフレームとノンドロップフレーム
・映像制作手法に関するガイドライン

サウンドを使ったアニメーション
・Illustratorのパスを取り込む
・アニメーションのループ再生
・3Dレイヤー
・アニメーションプリセット
・サウンドの配置とフェードイン・フェードアウト

ムービー
・コンポジションサイズの変更
・字幕の消去
・ロトブラシによる、被写体の切り抜き
・レイヤーを分割
・タイムリマップ(時間制御)
・ワープスタビライザーVFX
・3Dカメラトラック
・マスクをトラック

プリコンポーズ
・コンポジションをプリコンポーズする
・コンポジションにトランスフォーム

テキストレイヤー
・テキストレイヤーの作成
・パスに沿ったテキストのアニメート
・オフセットアニメーション
・ウィグリー

ペイントアニメーション
・ブラシの軌跡をアニメーションに

調整レイヤー
・調整レイヤーを利用したエフェクト
・フッテージの置き換え

レンダリング
・レンダーキュー
・コラップス
・フレームブレンド

※Maxon Cinema4Dソフトウェア連携による、3Dオブジェクトの利用に関するカリキュラムは含みません。

期待される効果

・Photoshopで扱う静止画を、動画に作り変えることができるようになります。
・Illustratorで作成したロゴやイラストを、動画として動かすことができるようになります。
・Animate(Flash)で作成したアニメーションを取り込み、動画とアニメを合成できるようになります。
・既存の動画から字幕を消したり、人物や商品の切り抜き、時間操作、またサウンドデータを取り込み、フェードイン・フェードアウトをかけるなど、音と映像の加工もできるようになります。
・TV、パソコン、スマホなど、デバイスによって異なるピクセルサイズや表示サイズの違いについて理解することができます。

講師

p_koushi伊藤 和博
株式会社イマジカデジタルスケープ
トレーニングチームディレクター講師歴15年。講座開発数100以上。
総合商社のスクールでMac/Winを使ったDTP/Webトレーニングスクールの業務全般を担当。大手PCメーカー、プリンターメーカー、化粧品メー カー、大手印刷会社、大手広告代理店、新聞社、大手玩具メーカー、大学、官公庁、団体などに向けたトレーニングなど幅広い企業の人材育成に携わる。現在 は、イマジカデジタルスケープにてAdobeCSを中心としたトレーニングの企画、講師。

受講者へのメッセージ

スマートフォン・タブレットによる動画録画の普及、VR360カメラの登場、YouTube、Facebook、Instagram等の動画配信サービスが充実し、動画コンテンツの入手から配信までが非常に容易に、かつ高速化が実現できるようになりました。ただ、いざ動画の編集をしようとAfterEffectsを起動すると、真っ黒いインターフェイスに、どこからどう手をつけていいかわからない方も多いと思います。このトレーニングでは、AfterEffectsの始め方から、基本操作、映像編集の基本まで、Photoshopで扱う静止画と動画コンテンツを中心に、MP3、aiデータなどを素材に使いながら、動画編集を学習するトレーニングです。AfterEffectsは、いざ使い始めるとそれほど操作は難しくありません。ぜひ、映像編集の第一歩を踏み出してください。
また、このトレーニングの受講後に受講すると、よりAfterEffectsへの理解が深まる「AfterEffects CC 2014の使い方・実践トレーニング」も開催しております。この基本トレーニングの受講後にぜひご検討ください。

テキスト

オリジナルテキストを使用。受講料に含まれているのでお得です!

持ち物

・受講票(プリントアウト環境が無い場合には、携帯・スマートフォン等への画面コピーでも可)
・筆記用具

※データの持ち帰り、データの持ち込みはできません。

使用アプリケーション

・Adobe AfterEffects CC 2018
・Adobe Illustrator CC 2018
・Adobe Photoshop CC 2018

使用端末

Macintosh(MacPro 2.66GHz Quad-Core Intel Xeon 4GBメモリ・600GBHD)

定員

1名

会場

㈱イマジカデジタルスケープ
〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル8F
総合受付/登録受付/トレーニングルーム
TEL 03-5459-6200(代) FAX 03-5459-6209

(JR「渋谷」駅西口より徒歩5分、国道246号沿い)   地図はこちら

参加費

(消費税込)
JAGAT会員 23,800円 / 一般 26,400円

お申込み

お申込書に必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3216
までFAXにてお送りください。

参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

お申し込み及びお支払に関して
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会