「最近、カタログの印刷部数が目に見えて減ってきた」「顧客の販促予算がWebやSNS動画にどんどん流れている」。こうした市場の変化を前に、新たな収益の柱をどう築くべきか、日々模索されている印刷会社の皆様へ。
動画を自分たちとは無縁だと思って身構えるのは、今日で終わりにしませんか。なぜなら、印刷会社が長年培ってきたスキルやノウハウは、動画の世界でもそのまま大きなアドバンテージになるからです。
印刷会社が持っている「情報設計力」という最大の強み
「うちにはカメラを扱える人間もいないし、畑違いだよ」と苦笑いされる営業パーソン、少しだけ立ち止まって考えてみてください。世の中に溢れている企業PR動画を見て、「映像はおしゃれだけど、結局この会社は何を伝えたいんだろう?」と首をかしげた経験はありませんか。動画において最も重要なのは、高価な最新カメラでも派手なCG効果でもなく、「何を、誰に、どんな順番で伝えるか」という情報設計そのものです。
限られたスペースの中でミリ単位の文字詰めを行い、読者の視線誘導を緻密に計算し、クライアントの複雑な要望を一目で伝わる紙面に整理してきた皆様の技術。それこそが、動画制作において最も欠かせない土台なのです。極論を言えば、動画とは「時間軸に沿って少し動く紙面」に過ぎません。
売上ゼロの絶望から這い上がった実践論
そこでJAGATでは11月・12月にオンラインセミナー【印刷会社の新しい武器になる、動画制作&案件受注が学べる 2講座】を開催します。本セミナーで講師を務めるのは、株式会社シネマチック代表の重徳明彦氏です。かつて人気バンド・ユニコーンの阿部義晴氏に師事した本格的な音楽活動を経て、ブライダル映像の制作会社を立ち上げ20年にわたり現場を走ってきました。
しかし2020年のコロナ禍で結婚式場が次々と閉鎖され、売上が完全にゼロになるという絶体絶命の危機に直面します。目の前から仕事が消え去った絶望の中、「このまま立ち止まるわけにはいかない」と必死の思いで地元・足立区の中小企業向け動画ブランド『アダチシネマ』を立ち上げ、泥臭く道を切り拓いてきた人物です。
企業向けの実績がゼロだった彼が最初に手掛けたのは、地元の勉強会で出会った社長から依頼された『高級茶越し』のPR動画でした。「スマホで適当に撮ってよ」と言われた案件に対し、「勉強させてほしい」と食い下がり、光の映り込みを抑えるライティングに夜な夜な格闘して完成させた渾身の1本。それが、その後の受注を切り拓く最強の営業ツールになりました。さらに15万円の低予算からスタートしたシャッターメーカーの紹介動画は、クライアントに心から喜ばれ、後にテレビCMにまで展開される実績へと成長しています。
「紙+動画」のハイブリッド提案で、新しい収益の柱を
本セミナーでお伝えするのは、教科書に載っているような小難しいマーケティング理論ではありません。自社に企業向けの実績がひとつもない状態からどうやって最初の1件を受注するかという泥臭い突破口から、うやむやにされがちな企画・構成費を正当に確保し、時間単価を基準に組み立てる見積書のリアルな内訳までを包み隠さず公開します。
さらに、納品直前に「思っていたイメージと違う」と言われる悲劇を防ぐため、格安のAIナレーションツールを活用して撮影前にラフな動く絵コンテを素早く組み立てる手法や、外部カメラマンのプライドを傷つけずにこちらの意図通りの映像を引き出す現場コントロール術まで、翌日からすぐに使える生々しい実務ノウハウを徹底的にお伝えします。
機材を買い揃える必要も、新しく専任の動画クリエイターを雇う必要もありません。印刷物の減少をただ不安に見つめる時間は、もう終わりにしましょう。次の商談で「それなら、紙と連動させた動画も一緒にご提案できますよ」と、自信を持って笑顔で言えるようになるための具体的な道筋が、ここにあります。貴社が新しい武器を手に入れるための準備を、このセミナーから一緒に始めてみませんか。
(研究・教育部 河原 啓太)
【オンライン】印刷会社の新しい武器になる、動画制作&案件受注が学べる 2講座
【S1】明日から動ける!印刷会社のための「動画受注・立ち上げ」
11/26(木) 14:00~16:30
【S2】動画制作を「外注して終わり」にしないためのディレクション術
12/11(金) 14:00~16:00


