新型車両の導入により、デジタルサイネージ化が一層進む。
「研究調査」カテゴリーアーカイブ
水着ローラ ー 金ローラ間については、汚れが発生するごとに圧を強めていますが月に2~3度程度と、頻度が高くどこか問題があるのでしょうか? (249-2)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
印刷技術情報:ダンプニング
水着ローラ ー 金ローラ間については、汚れが発生するごとに圧を強めていますが月に2~3度程度と、頻度が高くどこか問題があるのでしょうか? (249-2)
【概要】
水着ローラ ー 金ローラ間については、汚れが発生するごとに圧を強めていますが月に2~3度程度と、頻度が高くどこか問題があるのでしょうか?
基本的な方法及び頻度について教えてください。
【解決方法】
水着ローラ - 金ローラ間の調整は汚れ発生の度に圧を調整するとのことですが、月2~3度の調整では頻度は少ないほうでしょう。水着ローラの硬度が高くなったり、変形したような場合、調整の頻度はもっと多く(一日に数回)行うこともあります。
「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
水ローラの交換時期について(249-1)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
印刷技術情報:ダンプニング
水ローラの交換時期について(249-1)
【概要】
水ローラの交換時期について
【解決方法】
交換時期は、1年位と考えています。
水ローラの交換時期は、アルコール(IPA)を使用していなければ1年位は持つでしょう。IPAを使用していれば、3~5%で9ヶ月・10~15%で6ヶ月・20~25%で4ヶ月で交換というデータがあります。ローラの交換はゴムの硬度アップと変形によるものです。
「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
プロセス印刷の刷り順(101-3)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
印刷技術情報 : インキ・ブランケット
プロセス印刷の刷り順(101-3)
【概要】
プロセス印刷の刷り順はどのように決めるのですか?また特殊インキがある場合は?
【解決方法】
・プロセス4色の刷り順
インキ皮膜の薄い順に行い,また,濃度の高い順に印刷します。(以下に,その例を示します。)
Bk 1.90~2.0
C 1.4~1.6
M 1.3~1.5
Y 0.9~1.0(ワイド・バンド)/1.3~1.4(ナローバンド)
・2色機などでの刷り順
(1)タック値の高いものから順に刷る様にします。
後刷のインキのタックを下げる時にはレジューサーかコンパウンドをし使用します。ニスは使用しないでください。
(2)絵柄の多い方を後刷りにします。バックトラッピング防止の為(後刷りのインキに先刷りのインキが混ざってくる事)防止の為,
・特殊インキがある場合
金・シルバーホワイト・蛍光の刷り順は特に決っていませんが,金インキとシルバーインキの比重を比べると金の方が大きいので,金インキは先刷りの方が良い結果を得る事ができます。金インキに印圧をかけすぎると発色が悪くなるという事は考えられませんが,金インキの場合極力一回の印刷で終るようにインキ盛り量を考慮して下さい。2~3回と通すたびに発色が落ちてきますので注意して下さい。
「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
水無し印刷で,ブラン凹みの対策(029)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
印刷技術情報 : インキ・ブランケット
水無し印刷で,ブラン凹みの対策(029)
【概要】
水無し印刷で,ブラン凹みの場合,ジカ貼りはせず(ジカ張りで出過ぎると版がイカれる),キンヨークリンで対応,又は,張替えています。少々のブラン凹みでも張替える事が多く,もったいないので何か良い方法はないでしょうか。
またエンボス絹目を印刷するとき,紙厚どおりの印圧から,どの位まで追い込んでもよいのでしょうか。
【解決方法】
キンヨクリーンで対処している件については,溶剤分が多く含まれておりますので,あまり使用しない方が良いと思います。尚,ブラン凹みが発生(小さい凹み等)した場合,ブランケットを取外して裏側より熱湯をかけて処理してみて下さい。
インキの着きについては,ブランケット表面ゴムの軟らかいものに交換してみてください。版が汚れない程度に,インキローラー冷却温度を調整します。ただし,冷やしすぎに注意して下さい。
印圧追い込みは最大でも100分の5以内にしないと,機械的なトラブルの原因になりかねません。
「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
ブランケットの締め方(017)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
印刷技術情報 : インキ・ブランケット
ブランケットの締め方(017)
【概要】
ブランケットを締めるとき、トルクレンチを使わずにそのまま締めています。メーカーや機種によって引っ張りは異なるとのことですが、4色分のブランケットの締める力は一定の方が良いのでしょうか。
【解決方法】
4色印刷機にブランケットを取り付け、張締する場合、通常はトルクレンチを使用して張締します。それは、4胴共均一に張り上げるためです。張り上げる力がまちまちであれば、各胴の天地の出会い見当が変わります。また時にはダブりが発生することがあります。
トルクレンチを使用しないで張締する場合は、各胴のブランケットを同じ力で締めなければなりません。そのためには1人のオペレータが4胴共同じ力で締めブランケットを取り付けた後に、シリンダーゲージ等で胴仕立てをチェックしてください。
参考までにトルクレンチを使用した時の、トルクの力を記します。
小森 リスロン 426(菊半裁4色機) 700kg/トルク
三菱 ダイヤ Iー4(菊半裁4色機) 650kg/トルク
三菱 ダイヤ Ⅲー4(菊全判4色機) 1,400kg/トルク
「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
タックとフロー(016)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
印刷技術情報 : インキ・ブランケット
タックとフロー(016)
【概要】
インキの「流動性」の中のタックとフローの違いがよくわかりません。ある本ではそれぞれの値を増減させる為の補助剤を指定しています。例えば粗面の紙へのベタ刷り不良において、「00ニス」によって対処した場合,この時点でフロー値は増しやわらかくなるとのことですが,タック値は低下しないのでしょうか?
また、「タック値の低下=インクはやわらかくなる」とは違うのでしょうか?
【解決方法】
タックとは、印刷インキの粘り気の事です。これが大きすぎると版の汚れ、紙むけなどを生じ、多色刷りの場合(ウェット印刷)トラッピングにも影響します。
次にフローとは、流体として均一な膜に広がろうとするインキの性質です。この数値が大きいほど、フローが良いと考えます。(一定量のインキに一定の圧力を加えると,インキは円状に拡がるが,その円の大きさを60秒後に測定した数値の事)
助剤は次のように使いわけます。
・タックのみ下げるには、コンパウンドを添加
・タックを若干下げ、フローを出すには、00ニスを添加
・タックを下げ、フローを出すには、レジューサーを使う。
「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
湿し水のPH値と乾燥時間(019)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
印刷技術情報 : インキ・ブランケット
湿し水のPH値と乾燥時間(019)
【概要】
湿し水のPH値の酸性度合いが大きい場合、インキの紙面乾燥時間にどれだけの影響をもたらすのでしょうか。
例えば、PH5.5がv4.5となった場合、インキの紙面乾燥時間は何時間くらい差がでるものでしょうか。
【解決方法】
湿し水のPH値と乾燥時間には明確な相関関係があり、PHが低いほど(酸性値が高い程)乾燥時間が多くかかります。
PH5.5とPH4.5とでは後者の方が前者に比べて,約3時間長く乾燥に時間がかかります。
ただし,インキの乾燥には、温度と湿度も影響をもたらします。 温度は10℃の変化で乾燥時間が約2倍(温度高い程早い) 湿度は高くなればなる程、乾燥時間は遅くなり、PH60%の時、10時間位かかったものがRH80%になると16時間以上もかかります。
「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
ベタ部の色ムラが水負けしてしまう(018)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
印刷技術情報 : インキ・ブランケット
ベタ部の色ムラが水負けしてしまう(018)
【概要】
UVインキでベタ部の色ムラ水負けのような現象が起ります。100枚の内20~30枚が出たり出なかったりします。ロングランで20,000枚過ぎたあたりから発生します。条件はエッチ液PH5.5,IPA 7%,水温13℃です。
【解決方法】
この現象は水負けだと思います。UVインキは水負け乳化を起こし易いインキです。印刷時は、湿し水量を出来る限り少なくする事が大切です。
湿し水のPH5.5は適切です。
IPAは5%以内に押えたいものです。IPAはインキ乳化を進める働きがあります。
湿し水温度は7℃~10℃くらいにしてみて下さい。これでも同様の問題が発生する場合はインキを他のメーカーに変えてみるのも一つの方法です。エッチ液とインキのタイプが合わない事もああるからです。
「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)
カラーアート校正と印刷の色の違い(021)
※本記事の内容は掲載当時のものです。
印刷技術情報 :インキ・ブランケット
カラーアート校正と印刷の色の違い(021)
【概要】
当社の校正刷はほとんどカラーアートで作成されています。印刷物と比べた場合,若干色が異なる為、色の基準にしにくいという問題があります。カラーアートで作成した校正刷の網点を見ると,正方形で若干丸みをおびたものとなっています。校正刷機で作成したならば、こういう問題は発生しないのでしょうか。校正刷機で作成した物とカラーアート(焼付)で作成した物との相違点はどこにあるのでしょうか。インキを使用した物の方が流動性等により濃く出るのでしょうか。
【解決方法】
第1の違いは色材です。カラーアートでは染料を使用し、印刷インキは顔料です。カラーアート使用上まずC,Mにおいて貴社使用のインキの発色に近い種類の色材を選び、使用しなければなりません。
第2の異なる点は、トラッピングです。カラーアートでは、先刷りの色の上に、後刷の色がほとんど100%転移しますが、印刷インキ(平台校正機)の場合は70%~80%の間です。
前者の場合、完全に先刷り色の上に後刷り色が乗るので、色の鮮やかさが後者の平台校正刷に比べ、はるかに良い事が解ります。校正刷(平台)の場合は、印刷インキが紙の目の中に浸透してゆき、印刷されたインキ表面は凸凹の状態で表面の平滑度も両者の間では全く異なります。
「本記事の内容は、JAGATが印刷の技術者を対象として行なっている通信教育講座「印刷技術者トラブル対策コース」
「オフセット印刷技術者コース」の受講生から1993年から2000年までの8年間に寄せられた質問とその回答の中から編集しました。
(印刷情報サイトPrint-betterより転載)