JAGAT info」カテゴリーアーカイブ

『JAGAT info』2019年3月号

JAGAT info 2019年3月号表紙

■特集 page2019基調講演報告
実践! デジタル×紙×マーケティング

■特別企画 page2019展示会レポート
「デジタル×紙×マーケティング」で印刷物の付加価値向上を訴求
〜展示会場では「課題解決型」のアプローチでの出展が増加
宮本 泰夫

■私の若手社員時代
失敗とは“挑戦をあきらめた時”
新しいこと、他社にできないことにチャレンジしてきた
田中産業株式会社 代表取締役社長 田中 裕氏

■マーケティング情報
「2018日本の広告費」に見る最新メディア動向
全体は伸長、印刷メディアは4.9%減

■技術トレンド/グラフィックス
案件別原価管理の取り組み
〜日本フォーム印刷工業連合会での取り組み事例〜
大城 和哉

■技術トレンド/クロスメディア
AIを活用できる人材の育成を目指す

■Education
「知識から実践へ」体験を通して学ぶ印刷営業の育て方

■エキスパート資格
「デジタル×紙×マーケティング」の学習

■経営情報
印刷会社の「働き方改革」への取り組み
第6回 印刷業での「働き方改革」対応の考え方
阿部 隆

■デザイン・トレンド
ビジネスデザインで、ものづくり事業を強くする
2018年度東京ビジネスデザインアワード

■メディア業界動向
新聞メディアから見た「page2019」の動向
〜IoTとマーケティングを利活用して「新ビジネス創出」と「働き方改革」実現へ
井上 秋男

■森裕司のデジタル未来塾
pageのセミナーを終えて

■デジタル印刷最前線
SOMPOヘルスサポート「QUPiO」制作を支えるバリアブルプリント技術

■DTPエキスパートのための注目キーワード
トンボの役割

■クロスメディアエキスパート試験でも役立つ課題解決入門
インターネット広告の配信技術の進化と課題
影山 史枝

『みんなの印刷入門』のご案内/印刷界OUTLOOK/図書のご案内/Keyword2019/西部支社便り/印刷営業20日間集中ゼミのご案内/『DTPエキスパート受験サポートガイド』のご案内/工場マネージャー養成講座のご案内/JAGAT中部大会2019開催報告/ニュースラウンジ/印刷経営ウオッチング/2019年度新入社員研修のご案内/ニューメンバー・消息

2019年3月15日発行 A4判

JAGAT info 最新号

『JAGAT info』2019年2月号

JAGAT info 2019年2月号表紙

■特集
変化・多様化する顧客ニーズに対応する人材育成への取り組み

■特別企画
トピック技術セミナー2018特別講演報告
スマートファクトリーの目指すもの
堀本 邦芳氏

■私の若手社員時代
失敗とは“挑戦をあきらめた時”
新しいこと、他社にできないことにチャレンジしてきた
田中産業株式会社 代表取締役社長 田中 裕氏

■地域活性ビジネス事例研究
まちと企業の持続的な成長の両立を目指して
知多半島、半田市の地域資源に寄り添うプリテックグループの事例から

■マーケティング情報
工場見学で企業価値と地域価値を創造する

■技術トレンド/グラフィックス
「見える化」による収益改善プロセス

■技術トレンド/クロスメディア
2019年のクロスメディア的注目キーワード
データを「測る」「つなげる」ことが重要に

■Education
カラーバーに見る品質管理の再確認
QCのCはコントロール

■エキスパート資格
実務で活躍する人々に学びの場を
〜エキスパートDAY開催〜

■メディア業界動向
2019年はじめの業界動向
“環境激変”に対応した“変革”が本格化 井上 秋男

■デジタル印刷最前線
バリアブル印刷で
オーダーメード型の健康情報誌QUPiOを提供
SOMPOヘルスサポート株式会社

■森裕司のデジタル未来塾
CC 2019の進化

■DTPエキスパートのための注目キーワード
改正個人情報保護法

■クロスメディアエキスパート試験でも役立つ課題解決入門
検索体験を最適化するMEO・SXO

2019年度新入社員研修のご案内/印刷営業20日間集中ゼミのご案内/『印刷産業経営動向調査2018』のご案内/印刷界OUTLOOK/印刷総合研究会のご案内/Keyword2019/西部支社便り/『DTPエキスパート受験サポートガイド』改訂9版のご案内/ニュースラウンジ/工場マネージャー養成講座のご案内/印刷経営ウオッチング/ニューメンバー・消息

2019年2月15日発行 A4判

JAGAT info 最新号

印刷業定点調査 各地の声(2018年9月度)

9月の売上高は△3.9%。2016年10月以来22カ月ぶりの落ち込み幅となって4カ月ぶりのマイナスに転じた。9月は平日が昨年より2日少ない18日だったカレンダー要因と、西日本で相次いだ台風・豪雨災害と北海道地震が影響した。 続きを読む

アプリレス、ゴーグルレスで利用できるWeb AR/VR

AR(拡張現実)は新たなユーザー体験を提供し、印刷物の効果をより高める技術として注目され、取り組む印刷会社も多い。しかしながら、利用するにはアプリのダウンロードが必要なことからユーザーからは敬遠されることも少なくない。エイシス株式会社は、2016年11月に設立されたベンチャー企業で現在の従業員は8名と小所帯ながら、Webデザイン、Webシステムの企画、開発、運用を行っている。柱となっている事業がWebAR、WebVRである。JAGAT印刷総合研究会において代表取締役の齋藤瑛史氏に取り組み状況を伺った。

アプリレス、ゴーグルレスが強み

一般的にARやVRを利用するにはヘッドセットやARグラスを身に着けるか、スマホの場合は、アプリをダウンロードして利用することになる。しかし、ヘッドセットを購入するには費用がかかるし、メガネをかけている人や髪形を気にする人には敬遠されがちである。また、アプリのダウンロードについては、最近アメリカで行われた調査では、スマートフォン所有者の最近1か月の新規アプリインストール数の平均はほぼ0であった。そして、1日に使用するアプリ数の平均が約3であった。したがって、スマートフォンにたくさんのアプリが入っていても普段使うものは非常に限定されている。かつ、アプリの8割から9割は一度使われただけで削除されている。

また、開発者側の視点からすると、どんどん登場する新しいデバイスへの対応やAndroidとiOSのどちらにも対応し、かつOSのバージョンアップに対応し続けるというのはかなりの開発負荷である。

これらの課題をクリアするものとして、当社が力を入れているのがWebAR/VRである。アプリをインストールする必要がなく、そしてヘッドセットを装着することもなくARやVRの体験が可能である。

WebVRのサンプルとして「寿司ぽっぷ」というゲームを紹介する。渋谷のスクランブル交差点の3D空間を舞台に空から降ってくるお寿司に視線を当てて地面に落とさないようにするという簡単なゲームである。3D空間のデータとシステムを組み合わせてWebブラウザ上でより気軽にVR体験することができる。

WebARのサンプルとして、「ウェブモン」というゲームを紹介する。マーカーであるカードをかざすと、ARコンテンツとしてモンスターが現れる。それを自分のキャラクターとして登録し、別のカードをかざすと敵役のモンスターが現れ3Dで対戦がはじまる。

多くの人にリーチ可能で拡張性が高い

WebAR/VRのメリットを整理する。一つ目は多くの人にリーチ可能であること。当社の事例ではアプリインストール型と比べて数倍のアクセス数となった実績がある。アプリをインストールするためにパスワードを入力したり、指紋認証したりという手間と新たなアプリを入れるという心理的障壁はかなり大きい。QRコードを読み取るだけで簡単にアクセスできるというWebARのメリットは大きい。

二つ目は開発や保守が容易であること。iOSとAndroidの双方に対応したり、複数のVRコンテンツストアに対応するのは大変である。OSのバージョンアップやストアの審査への対応もある。Webで動作すれば審査はないので、VRコンテンツを状況にあわせて柔軟に修正することができる。

三つ目はWebならではの拡張性があることである。既存のWebサイトに組み込むことができ、ECサイトとの親和性が高い。また、ブックマークやSNSシェアなどWebの機能をそのまま利用できる。Webの新しい技術でAndroidではWebサイトからユーザーにプッシュ通知ができるようになる。Webの進化に合わせていずれはアプリと同等の機能が実現されるだろう。

活用事例としては、人気ミュージシャンのライブプロモーションにWebARが採用されたケースがある。ライブグッズにQRコードが印字されており、そのリンクからミュージシャンのグッズや本人たちの映像が再生されるなど、よりライブを盛り上げる演出がされている。
また、食品メーカーのキャンペーンでWebARの採用が検討されている。お菓子のパッケージにマーカーが印刷されていて、読み取るとキャラクターが出現する。キャラクターと写真を撮ったりSNS投稿すると抽選でプレゼントが当たるというものである。アプリ不要という点が高く評価されている。

さらに製品メーカーのパンフレットにおいても採用する方向で検討が進んでいる。パンフレットを渡した相手だけでなく社内でもコンテンツを共有してほしいので、アプリ不要は魅力的である。印刷物との親和性が非常に高いので、今後の動向に是非、注目していただきたい。

(研究調査部 花房 賢)