ニュースラウンジ」カテゴリーアーカイブ

SCREEN、京都市立芸術大学・月桂冠と産学連携、学生がデザインしたオリジナルラベルの日本酒を商品化、京都駅ビルで限定販売

共同プロジェクトの目的

京都市立芸術大学の学生が製品ラベルのデザイン制作を通じて、デザイン経験や商品化までのプロセスを月桂冠ならびにSCREENの実践的サポートのもと学び、各社が連携して未来の産業を担うデザイナーを共に育むことを目的とした産学連携事業です。

大学および各社の役割

京都芸大
学生たちが、月桂冠ならびにSCREENによる説明、事業所訪問などを通じて商業製品のデザイン、商品化プロセスを学び、日本酒ラベルのデザイン制作を行います。

SCREEN
京都芸大でデザインされ、月桂冠が確認した意匠をラベルに印刷し、製品ラベルとして加工を担います。

月桂冠
SCREENが製作したラベルを、自社の日本酒に貼付し、商品として仕上げて販売します。

施設・事業所訪問の様子

月桂冠オオクラ記念館
SCREENインクジェットイノベーションセンター京都

商品概要

井芹 なつみ:
桃山の丘陵から昇る月が伏見の水に雫を落とすようなイメージを酒造りの神秘さと結びつけました。酒樽に印されるメダルをモチーフに「特撰」の品格と奥行きを表現しました。

上野 紗季:
深い青を基調に、鮮やかな赤で繊細に描き、上品なまろやかさと豊かな香りを印象的に表現しました。魅力と味わいが伝わり、かつ長く眺めていられるデザインを目指しました。

小栗 凜々子:
月や月桂冠から連想される円と、伏見の良質な地下水から着想を得て、波紋を散りばめてデザインしました。広がる味わいや、歴史などを表現しつつ、新鮮な印象をめざしました。

北藤 美結:
月桂冠の樽詰のデザインから着想し、メダル、そして月をイメージした2つの円を組み合わせ、太縄をあしらいとして取り入れました。澄んだ水の流れの様子が瓶に浮かび上がるように表現しています。

坂本 蒼太:
月桂冠のある京都伏見の景観の美しさをイメージ出来るように考えました。モダンでシンプルにすることで、これからもNo.1の日本酒のスタンダードとして愛され続けるよう想いを込めています。

阪本 保乃可:
洗練された豊かな味わいを持った日本酒のチャンピオンたる逸品である事や、この先も人々の間で永く愛され、輝き続けて欲しいという願いを、金色の月桂樹やロゴが強く印象に残るようにしました。

清水 紀花:
お酒造りの綺麗な水から着想して伏見の川をメインに制作しました。多くの方に手に取ってもらえるように明るい色で軽やかな印象に、華やかな味わいを花筏で表現しています。

清水 みなみ:
長い歴史がある月桂冠がずっと未来に続くことを願い、不死鳥をモチーフに制作。月桂樹の葉と花の緻密な描写を組み合わせることで、「特撰」の繊細で奥深い香りと味わいを表現しました。

中野 瞭里:
空へ向かって伸びる月桂樹の葉をモチーフに、前向きで明るいイメージを表現しています。アウトラインや質感に手描きの風合いを活かすことで、温かみと親近感を感じられるデザインに仕上げました。

西浦 秋津:
ふわっと広がる風味や味わいの奥行きを表現。ポップで華やかな印象に仕上げて若い世代にも、思わず手に取っていただけるような、親しみやすく新鮮なデザインを目指しました。

藤井 慈:
時代を超えて愛され続ける月桂冠の伝統が長く息づくように、洗練されたまろやかな味わいを想起させる、上品で落ち着いたデザインを目指しました。若い人でも手に取りやすい優しい色合いでまとめました。

前原 柚花子:
伏見桃山の酒蔵が立ち並ぶ街並みで印象的だった月桂冠大倉記念館をデザインに取り入れ、月桂樹の葉を基調とした繊細なフレームと合わせました。歴史や伝統と共に上品で優美な味を想起させるデザインにしました。

アナスタシア オドノリグ:
クラシックな雰囲気を残し、現代的な要素を加えてデザインしました。抹茶パウダーを使い日本の伝統や自然な質感を手描きで表現し、ワインデザインの要素も取り入れ、和と洋が感じられるようにしています。

大学および各社コメント

■京都市立芸術大学 美術学部長 森野 彰人
様々な伝統が息づく京都での日本酒の文化を牽引されてこられた月桂冠と、先進技術でグローバルに展開されているSCREENと本学との3者連携は、京都の地から世界に向けて芸術文化を発信し貢献させていただけることにつながる一歩として意義深い取り組みになったと実感しております。

■月桂冠株式会社 代表取締役副社長 大倉 泰治
日本酒の世界において、ラベルを中心とするデザインの重要性はますます高まっています。本プロジェクトを通じて、地元京都の学生の皆様が日本酒の世界観に向き合い、新しい感性で日本酒のプロダクトデザインに取り組んでいただけたことは、大変嬉しいことであるとともに、新たな価値を生み出すきっかけにできたらと思っています。

■株式会社SCREENグラフィックソリューションズ 代表取締役 社長執行役員 田中 志佳
地元京都の学生の皆さまが、月桂冠の酒造りの伝統と最新のデジタル印刷技術を学び、それぞれの個性を生かしたラベルをデザインしました。これらの多彩なデザインラベルは、短期間かつ簡単に提供できる環境に優しいデジタル印刷機を活用して制作しました。弊社は、デジタル印刷の技術を通じて、多様な価値観を持つ人々に豊かな世界観を届けるとともに、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

お問い合わせ先

・京都市立芸術大学 共創テラス・連携推進課
 電話:075-585-2006(平日・午前8時30分~午後5時15分)

・月桂冠株式会社 総務部広報課
 電話:075-623-2001(代表)(平日・午前9時~午後5時)

・株式会社SCREENグラフィックソリューションズ
 ビジネス統轄部 経営推進部人事総務MC課
 電話:075-414-7709(平日・午前9時~午後5時30分)

ゴウリカマーケティング、印刷管理の透明化と効率化を実現するMagonoteソリューション導入事例公開(トヨタホーム)

※写真左から トヨタホーム株式会社 営業戦略部 ブランド戦略室 室長 石岡様、
ゴウリカマーケティング株式会社 執行役員 関西支社長 兼 コンサルティング第一事業部長 板倉

「人に寄りそう合理化で、世界をもっと自由に、もっとゆたかに。」をビジョンに掲げるゴウリカマーケティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:岡本 賢祐、以下ゴウリカマーケティング)は、自社が提供するマーケティング業務のDX推進コンサルティングサービス「Magonote(マゴノテ)」について、トヨタホーム株式会社(本社:愛知県名古屋市東区、代表取締役社長 西村 祐、以下:トヨタホーム)の導入活用事例を公開しました。

■導入の背景

印刷業務における発注先のバラつきや印刷費の管理体制の不備、特定社員への業務集中など、効率性向上が急務となっていました。経費削減と人員最適化の必要性が高まる中、印刷業務全般を専門知識を持つ外部リソースに委託し、コスト削減と業務効率化を同時に実現する「外製化」の導入に至りました。

■課題と導入効果

当初、従来の印刷業界の仕組みとは異なる直接的なシステムに対する戸惑いがあった一方、具体的なプロジェクトの進行や成果が確認されるにつれ、社内全体の業務改善が進みました。印刷業務のブラックボックス化を解消し、発注から管理に至る一連のプロセスを透明化。主な成果は以下のとおりです。

1. 業務効率化と管理体制の向上

・専門知識を持つ担当者の常駐により、進行案件を一元管理し、全体の動きの可視化を実現
・制作データの命名ルールや保管場所の格納ルールを明確化し、データ管理を大幅に改善
・社内外のデザイナーリソースの活用による制作体制の強化

2.コスト削減と適正化

・GOURICA独自のスキームを導入し、印刷費用の削減を実現
・最適な発注先を選定し、適正価格での手配を実現
・無駄な印刷物の発生を抑制し、必要な分だけを印刷する受注生産への移行を検討

3.DXの推進と将来的な業務改革

・カタログの受注生産への切り替えに向けたアナログ業務のDX化を推進
・システム導入を視野に入れた業務プロセスの改善

■ご担当者さまのコメント
「『Magonote』の導入により、印刷業務におけるコストパフォーマンスの最適化と実質的な人的リソースの拡充を実現することができました。プロジェクトの進捗管理と業務の可視化により、従来の属人的な運用から体系的な管理体制への転換が図られ、制作データの統合管理によって販売店からの各種要求に対する迅速な対応が可能となりました。今後のDX推進においても、さらなる業務改革を加速できると期待しております。」

今回のプロジェクトでは、印刷業務の最適化をはじめ、業務プロセス全体の可視化と効率化を実現する包括的な業務改善を遂行しました。ゴウリカマーケティングは、マーケティング業務のDX推進コンサルティングサービス「Magonote」により、継続的な企業価値向上と革新的なソリューション創出を実現し、お客様の持続的な成長を支えてまいります。

記事の全貌は、ぜひ導入事例をご覧ください。

トヨタホームさまオフィスに内にあるショールームにて


◾️ マーケティング業務のDX推進コンサルティングサービス「Magonote」概要

~最高のオペレーションを、サブスクで~

Magonote(マゴノテ)は数年かかる営業支援の業務改革に必要な最新の環境(プロセス、テクノロジー、人材)をサブスクモデルで提供します。一番手のかかる導入から定着までは専門のコンサルタントがサポート。
販促物のコスト削減、業務削減の数字にコミットメントします。
削減効果や、具体的なプロセス改善内容を知りたい方は、ぜひ無料診断をご活用ください。
サービス詳細:https://gourica.co.jp/service/magonote/


GOURICA MARKETING, Inc. / ゴウリカマーケティング株式会社について

[企業情報]
会社名:ゴウリカマーケティング株式会社
所在地:東京都渋谷区渋谷1-10-9 MIYAMASU TOWER
代表者名:岡本 賢祐
資本金:100百万円
備考:2023年6月にフェムトパートナーズの支援を受けてMBOを実施し、コニカミノルタグループから独立 。ビジョン「人に寄りそう合理化で世界をもっと自由にもっとゆたかに」。主力サービス「Magonote」。
https://gourica.co.jp


[事業内容]
マーケティング部門のDX推進サービス、販促物(カタログ、POP、ディスプレイなど)に係る一連のサプライチェーン最適化実現のサービス、マーケティング部門への業務効率化システムの提供、マーケティングROI最適化支援(データ分析)、採用に関するコンサルティングサービス

SCREEN GA、東京・門前仲町事業所に「インクジェットイノベーションセンター東京」を開設

株式会社SCREENグラフィックソリューションズ(以下、SCREEN GA)と株式会社SCREEN GP ジャパン(以下、SCREEN GPJ)は、未来のオープンイノベーションの拠点として、東京・門前仲町事業所内に「インクジェットイノベーションセンター東京」を2025年10月に開設します。

「インクジェットイノベーションセンター東京」のエントランス

印刷用データ(解像度300dpi)は、下記URLよりダウンロード可能
www.screen.co.jp/about/nr-photo_2025

「インクジェットイノベーションセンター東京」(以下、IIC東京)は、情報発信基地として2011年のオープン以来ご愛顧いただいた「ホワイトカンバス MON-NAKA」をリニューアルし、SCREEN GAが開発・製造するデジタルインクジェット印刷機「Truepressシリーズ」の実機の展示やデモンストレーションを行うなど、顧客・パートナー・社内外の知見が交差する「開かれた共創の場」となるショールームとして開設するものです。今後も「自動化・省力化」「環境対応」「価値創造」を目指し、最新のソリューションに触れていただくことで、お客さまにおける持続可能な企業への進化を支援していきます。

なお、このたびのIIC東京の開設に当たり、10月7日(火)~10日(金)の4日間にわたって「IIC東京オープニングウィーク」を開催します。同イベントでは、商業印刷・トランザクション印刷における印刷から後加工に至るまでの工程を、インライン接続によって自動化・省力化へと導くご提案に加え、パッケージ印刷の多彩なサンプルを展示。さらに、パートナー企業との協業によるソリューションもご紹介します。この機会に、ぜひIIC東京にお越しいただき、先進のイノベーションをご体感ください。
つきましては、ご来場には事前予約が必要となりますので、以下のサイトからお申込みください。

「IIC東京」は、2024年10月に開設した「インクジェットイノベーションセンター京都」、北米地区の「インクジェットイノベーションセンター・USA」、欧州地区(オランダ)の「インクジェットイノベーションセンター・ヨーロッパ」に続く4カ所目の拠点となります。グローバルに展開する「インクジェットイノベーションセンター」では、世界のデジタル印刷における実用事例やビジネスモデル、トレンドなどを発信することで、お客さまに印刷会社という枠を超えた印刷の未来を創造していただけるよう、ビジネスの可能性を追求していきます。

■ 所在地
株式会社SCREEN GP ジャパン 本社内(株式会社SCREENホールディングス 門前仲町事業所内)
「インクジェットイノベーションセンター東京」
〒135-0044 東京都江東区越中島一丁目1-1 ヤマタネ深川1号館1階

注 TRUEPRESS、Truepressは日本またはその他の国における(株)SCREENホールディングスの商標または登録商標です。

 

本件についてのお問い合わせ先                                                                                                      
株式会社SCREENグラフィックソリューションズ
ビジネス統轄部 経営推進部 Tel: 075-414-7708 www.screen.co.jp/ga/

シントトロイデン、千代田オフセットとスポンサー契約締結

シント=トロイデンVV(以下、STVV)は、この度、千代田オフセット株式会社様(本社:東京都千代田区)と2025-2026シーズンのカナリアススポンサー契約を締結しましたことをお知らせいたします。

日本人選手や指導者、ビジネススタッフの欧州〜世界挑戦、さらにはスポーツだけにとどまらず日本とベルギーの橋渡しとなるSTVVのビジョンに賛同していただき、カナリアススポンサー契約に至りました。

「このたびSTVV様と初めてスポンサー契約を結ぶこととなり、大変光栄に思います。日本人選手がヨーロッパサッカーへ挑戦する架け橋となってきたSTVV様の姿勢に深く賛同し、共に歩めることを心より嬉しく思います。紙で想いをつなぐ印刷会社として、スポーツを通じた人と人、国と国のつながりを応援し、ともに未来を切り拓いていけることを楽しみにしております」

■会社概要
社 名:千代田オフセット株式会社
代表者:佐野 大祐
所在地:東京都千代田区神田神保町1-50
事業内容:印刷事業、企画・デザイン、ペーパーフラワー制作、異業種コラボレーション
公式サイト:https://chiyoda-offset.co.jp/

【シント=トロイデンVV(STVV)とは】

1924年創立のベルギー・プロ・リーグ1部に所属するサッカークラブ。 2017年11月に合同会社DMM.comが経営権を取得。2018年に元FC東京GMの立石敬之が最高経営責任者(CEO)に就任 。 5つの柱として、トップチームの強化・アカデミーの充実・新たな事業スキームの構築・スタジアムの拡充・IT導入による技術革新を掲げている。伊藤涼太郎選手(前所属 アルビレックス新潟)、山本理仁選手(前所属 ガンバ大阪)、小久保玲央ブライアン選手(前所属 SLベンフィカ)、谷口彰悟選手(前所属 アル・ラーヤンSC)、松澤海斗選手(前所属 V・ファーレン長崎)、畑大雅選手(前所属 湘南ベルマーレ)、後藤啓介選手(前所属 アンデルレヒト)が所属。2024-25シーズンは勝ち点31の14位(7勝10分13敗/得失点-15/41得点56失点)、プレーオフ3は1位で終了した。

印刷タイムス、創業70周年イベント「特別対談と情報交換会」を11月11日に開催

1955年の創業以来、弊社は「業界と共に歩む新聞社」として紙面づくりを続けて参りました。2025年3月に節目の70周年を迎え、単なる祝賀ではなく、「これからの印刷産業」を深く考える機会にすべく、今回のイベントを企画しました。

目玉となるのは、「価格競争から価値共創・価値競争へ―印刷業の未来を語る90分―」と題された特別対談。登壇するのは、全日本印刷工業組合連合会(全印工連)会長の瀬田章弘氏と、一般社団法人日本グラフィックサービス工業会(ジャグラ)会長の岡本泰氏という、印刷業界を牽引する2人のトップリーダー。コーディネーターは、株式会社バリューマシーンインターナショナル・取締役副社長の宮本泰夫氏に務めていただきます。

対談は3部構成で展開します。

第1部では「なぜ価格競争に陥ったのか?」をテーマに、業界構造の変遷と現状を振り返っていただきます。

第2部では「価値の再定義」に焦点を当て、従来の「刷る」機能に留まらず、情報設計や企画提案、DX支援など、印刷会社が提供できる新たな価値について意見を交換していただきます。

さらに、第3部では「価値共創の時代」を見据え、事業構造の変革や他産業との連携、若手育成といった未来への取り組みについて語り合っていただきます。

注目すべきは、「価値をどう生み、共有し、競い合うか」という視点を通じ、これからの印刷産業の可能性が多角的に語られる点です。地域社会や異業種との連携、教育や観光分野への展開といった、従来の枠を超えた事業展開も示唆され、参加者にとっては自社の方向性を見つめ直す契機ともなり得えることが期待されています。

開催概要

■日時:11月11日(火)15時~19時(14時30分より受付開始)
■会場:ホテル日航大阪(大阪市中央区西心斎橋1ノ3ノ3)
    特別対談は4階「孔雀」、情報交換会は32階「スカイテラス」
■定員:150名(先着順、定員になり次第締め切りとさせていただきます)
■会費:1万円(事前振込制)
■問い合わせ先:印刷タイムス株式会社、電話06(6948)5081まで。
■お申込み:こちらのお申込みフォームより、必要事項をご記入の上、送信下さい。

お申込みフォーム ORコード

新星コーポレィション、業界初!FSC認証紙「Bright Jet FSシリーズ」で全量カーボンオフセットを実現

2025年9月1日

株式会社新星コーポレィション(本社:東京都練馬区、代表取締役:長嶺英生)は、本日より当社オリジナルのFSC認証大判インクジェット用紙「Bright Jet FSシリーズ」の販売に伴うすべてのCO₂排出量を、カーボンクレジットで完全オフセットする“業界初”のサービスを開始します。

本取り組みにより、お客様は、「Bright Jet FSシリーズ」用紙を使用した自社印刷物のカーボンフットプリント(CFP)を⼿軽に実質ゼロにでき、SDGsやESGの目標達成を強力にサポートします。

Bright Jet FSシリーズ

1.背景と狙い

印刷業界では製造工程におけるCO₂排出削減の要請が高まっており、企業のSDGs対応やESG報告書などでは自社CFP管理が必須となっています。当社はこれまでもFSC認証用紙を通じて持続可能な森林管理を支援してきましたが、今回はお客様の印刷物から発生するCO₂排出まで含めたカーボンオフセットスキームを構築。お客様は「Bright Jet FSシリーズ」を使用することで、製造物のCFPを実質ゼロにできるソリューションを⼿に入れられます。

2.取り組みの概要

1)CFP算定 LCA(ライフサイクルアセスメント)に基づき、「Bright Jet FSシリーズ」の用紙製造から出荷までのCO₂排出量を定量的に算定します
2)カーボンオフセット 森林保全団体であるmore treesの活動地域で得られる森林由来のカーボンクレジットを購入し「Bright Jet FSシリーズ」のCFPを全量償却(消却)します
3)お客様のメリット
・ 「Bright Jet FSシリーズ」を使用した印刷物のCO₂を実質ゼロ化
・SDG 12(つくる責任 つかう責任)、SDG 13(気候変動に具体的な対策を)、
SDG 15(陸の豊かさも守ろう)への貢献を加速
・CSR/ESGレポートや企業ウェブサイトでの環境訴求が可能

3.社会・環境への貢献

1)脱炭素社会の実現 定量的CFP把握+第三者認証クレジットで、実質排出ゼロを実現
2)森林保全と地域支援 more treesの国内森林保全プロジェクトを通じ、間伐支援、林業活性化に寄与
3)SDGsとの連携 環境配慮型製品提供を起点に、企業のサステナビリティ責任を具体化

4.今後の展望

当社は、本取り組みを通じて「印刷業界の脱炭素化を牽引し、顧客のサステナビリティ目標達成を支援する戦略的パートナー」を目指し、以下を順次展開してまいります。

1)LCA評価の全製品展開で環境影響を可視化
2)顧客企業との共同でオフセットスキーム開発
3)CDP・TCFD等による外部評価報告への積極的な情報開示

紙の可能性を環境価値へと昇華し、「印刷を通じて、森林を守る。未来を守る。」
これを合言葉に、当社は印刷ビジネスを通じた持続可能な社会づくりを推進してまいります。

more treesについて

一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)は、音楽家 坂本龍一氏が創立し、建築家 隈研吾氏が代表を務める森林保全団体です。「都市と森をつなぐ」をキーワードに、国内外での多様性のある森づくりやカーボン・オフセットサービスの提供などさまざまな取り組みを行っています。公式サイト:https://www.more-trees.org/

■ 本件に関するお問い合わせ先

株式会社新星コーポレィション
CS部 マーケティング担当:真壁
TEL:03-5372-1321
Email:makabe@sinsei-corp.co.jp
URL:https://www.sinsei-corp.co.jp/

モリサワ、所属の佐藤友祈選手、今秋「ニューデリー2025世界パラ陸上競技選手権大会」にて3種目に出場

モリサワ所属のパラアスリート佐藤友祈選手(東京2020パラリンピックのパラ陸上競技男子〔T52クラス〕1500m、400mの2種目で二冠を達成)が、2025年9月27日(土)から10月5日(日)に開催される「ニューデリー2025世界パラ陸上競技選手権大会」にて1500m、400m、100mの3種目に出場します。


佐藤選手は、6月に仙台で初開催された「2025ジャパンパラ陸上競技大会」において1500mでアジア記録を樹立するなど進化を続けています。本大会は、今シーズンの最終レースとなる見込みです。公式サイトにてオンライン配信も予定されています。ご注目ください。

強化合宿を終え、さらに強くなった佐藤選手より、今大会への意気込みが届いています。

「皆さまいつも温かいご声援をいただき、心より感謝申し上げます。2025年シーズンの国内大会を無事に終え、次なる舞台となるのは、9月27日からインドで開催される「世界パラ陸上競技選手権大会」です。このたび、日本パラ陸上競技連盟より発表があり、日本代表として選出されたことをご報告いたします。今大会では、100m、400m、1500mの3種目に出場予定です。
思い返せば、2023年・2024年の世界大会ではベルギーの選手に敗れ、金メダルに手が届かない悔しさを経験しました。そして、パリでのパラリンピックでは、東京大会からの連覇を目指しましたが、結果は届かず、連覇の夢は叶いませんでした。あの時の悔しさは、今でも忘れることはできません。だからこそ、もう二度と同じ思いはしたくない。その一心で、日々努力を重ねてきました。
この数ヶ月、自身の成長をこれまでにないほど実感しています。今大会では、『ワクワク』と『ドキドキ』が入り混じるような、自分らしい走りを世界の舞台でお見せすることをお約束します。正直に言えば、圧倒的な差で負け続け『金メダルを獲る!』や『リベンジを果たす!』と声に出すことに、臆病になりそうな時もありました。それでも今、支えてくださるコーチ、チームメンバー、家族、スポンサーの皆さま、そして応援してくださるすべての方々の存在が、私の背中を押してくれています。
だからこそ、ここで改めて宣言いたします。
『金メダルを目指します。』
36歳、年男として、競技者としてさらに進化し成長し続ける姿を、ぜひ見届けていただければ幸いです。
“何歳からでも、どこからでも、夢は叶えられる”
この言葉を、私自身の走りを通して証明していきます。世界の頂へ!今後とも、変わらぬご声援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」

開催期間:2025年9月27日(土)~10月5日(日)
会  場:インド(ニューデリー)
出場予定:トラック競技 T52 男子 1500m、400m、100m

掲載の内容は8月19日現在の情報です。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。

佐藤友祈(さとう ともき)
1989年生まれ。静岡県藤枝市出身、岡山市在住。
障害クラス:T52
21歳の時に脊髄炎を発症。ロンドンパラリンピックを観たことがきっかけとなり車いす陸上競技に挑戦。2021年よりプロ転向し、モリサワの所属選手となる。奇抜なサムライヘアとカラーは、自身の好きな色であることと、所属先のモリサワブルーを印象づけたいという思いから。

2025年 2025ジャパンパラ陸上競技大会 1500m アジア記録樹立
2024年 パリ2024パラリンピック競技大会 400m 銀メダル、100m 銅メダル
    神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会 100m 3位、400m 2位、1500m 2位
2023年 パリ2023世界パラ陸上競技選⼿権⼤会 400m 2位、1500m 優勝
2021年 東京2020パラリンピック競技大会 400m/1500m 金メダル
2019年 世界パラ陸上競技選手権大会(ドバイ) 400m/1500m 優勝
2017年 世界パラ陸上競技選手権大会(ロンドン) 400m/1500m 優勝
2016年 リオ2016パラリンピック競技大会 400m/1500m 銀メダル


モリサワは、「あらゆる違いを、魅力に変えていく。」をテーマに、今求められているユニバーサル社会の実現に貢献するため、パラスポーツを支援しています。
パラスポーツ支援の詳細はこちら

 

●本件に関するお問い合わせ
株式会社モリサワ コーポレート・ブランディング部 コーポレート・ブランディング企画推進室
お問い合わせフォームはこちら

竹尾、「きみとかみ 機能のある紙の話」展を見本帖本店にて開催

一般的な紙にはない特徴をもち、さまざまな環境や特殊な用途に対応する「機能紙」。日常生活にひそむ「機能紙」を写真と小説でえがいた展示が9月1日より開催されます。

きみとかみ 機能のある紙の話

株式会社竹尾(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 平戸順一)は、9月1日(月)より「きみとかみ 機能のある紙の話」展を開催いたします。

紙には、さまざまな環境や特殊な用途に対応するため、機能性を付与した「機能紙」と呼ばれる分類があります。機能紙は、日常のいたるところにひそんでいます。果実を保護する袋は撥水性のある紙。蛍光灯の中には電気を通さない絶縁性のある紙。あるいは肉まんの下にも、剥離性・耐熱性のある紙が使われています。
本展は「ぼく」と「きみ」、そして「かみ」のある生活を、小説と写真でえがきました。日常生活や普段の会話の裏に機能紙の存在があることを、私小説ならぬ「紙小説」を通じて見つけてもらえれば幸いです。

靴の消臭シート
文化財の箱
ヨーグルトのカップ

機能紙について

「紙の機能」と聞いてなにを思い浮かべるでしょうか、「書く」「包む」あるいは「拭う」などが、すぐ思いつくかもしれません。しかし、こうした一般的な紙に対して「水や油に強い」「燃えにくい」「消臭機能がある」など、一般的な紙にはない特徴をもったものが「機能紙」と呼ばれます。素材も植物繊維だけとは限らず、合成繊維や無機繊維なども用いられます。産業から日用品まで、さまざまな環境や用途に対応しながら、私たちの生活を支え続けています。

開催概要

展示会名: きみとかみ 機能のある紙の話
展示会期: 2025年9月1日(月)―10月17日(金)11:00-18:00 土日祝・休
会  場お問い合わせ先: 竹尾 見本帖本店
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3
tel. 03-3292-3669
https://www.takeo.co.jp/finder/mihoncho/#honten
入場料: 無料

アートディレクション: 佐々木 拓 / YOHAK DESIGN STUDIO
デザイン&写真: 有本怜生 / YOHAK DESIGN STUDIO
文: 角尾 舞

佐川印刷株式会社、「Eのさかな」バックナンバー全34巻を愛媛県内の市立・町立図書館へ寄贈

■「Eのさかな」とは?

「Eのさかな」は、愛媛県内の漁業関係者を応援し、水産物の消費拡大や魚食普及、日本の水産自給率向上を目的として、2016年3月に創刊されました。同誌は、愛媛県で水揚げされる魚種を1号ごとに特集し、その魅力や料理法、漁業の現場を広く伝えるフリーペーパーです。

これまでに発刊された全34巻では、以下の魚種を特集しています:①マダイ ②ハモ ③ブリ ④スマ ⑤カツオ ⑥マダコ ⑦ガザミ(ワタリガニ) ⑧マハタ・クエ ⑨サワラ ⑩マアジ・マサバ ⑪ホタルジャコ ⑫クロマグロ ⑬真珠 ⑭カタクチイワシ ⑮ヒラメ ⑯トラフグ ⑰アユ ⑱アコウ ⑲タチウオ ⑳シマアジ㉑アナゴ ㉒ケンサキイカ ㉓カワハギ ㉔アマダイ ㉕スズキ ㉖クルマエビ㉗メジナ ㉘メバル ㉙イサキ ㉚海苔 ㉛シロギス ㉜ウニ ㉝マトウダイ ㉞メイタガレイ

■寄贈の背景と目的

・次世代へ愛媛の海や漁業の素晴らしさを伝える

少子高齢化や後継者不足に直面している漁業の現場において、次世代に漁業の魅力を伝えることは急務です。特に、「愛媛は海面養殖全国1位の水産王国」であり、「魚類養殖生産量では45年連続1位を獲得」していることから、愛媛の水産業を子どもたちに知ってもらうことには非常に大きな意義があります。

今回の寄贈は、子どもたちや地域住民が「Eのさかな」を通じて愛媛の海や漁業の素晴らしさを再発見し、未来の担い手としての意識を高める一助となることを願って実施されました。

2025年7月7日には、佐川印刷代表取締役社長の佐川正純より、愛媛県教育委員会の高岡教育長へ「Eのさかな」バックナンバー全34巻の贈呈式が行われました。この寄贈により、愛媛県内の市立・町立図書館に収蔵され、幅広い年齢層の方々が「Eのさかな」を手に取ることができるようになります。

■佐川印刷株式会社の取り組み

佐川印刷株式会社では、地域社会や環境への貢献を企業活動の柱としています。

「Eのさかな」を通じた漁業支援や海洋資源保護の取り組みをはじめ、地域に根ざした活動によって、持続可能な未来の実現に向けて尽力しています。

■漁業関係者の声 

・愛のくにえひめ営業本部(愛媛県庁)
「海外への販路開拓の際に、「Eのさかな」のオリジナルダイジェスト版を活用させていただいております。お客様からの反応が非常に良く、大変役立っております。」
・宇和島水産高校
「生徒が研修したい魚や興味のある魚について調べる際に活用しており、大変助かっております。」
・回転寿司すしえもん(愛媛県発祥飲食店)
「Eのさかなの「愛媛のお魚」にこだわる地元の人気店に、限定ランチをご紹介いただきました。」


■EのさかなWeb

みかんだけじゃない愛媛県。
えひめは水産王国だ!
Eのさかなは愛媛の水産業を応援しています。

※ 全国 「Eのさかな」配置場所 – Eのさかな 


■お問い合わせ先

■関連リンク

https://www.facebook.com/ehimeesanaka
https://www.ehime-e-sakana.com/
https://www.instagram.com/ehime.e.sakana/?hl=ja

コニカミノルタ、反応染料用インライン前処理インク「O‘ROBE(オーローブ)」を提供開始

【コニカミノルタが「O‘ROBE」で提供する価値】

1.環境負荷低減への貢献
インクジェット捺染工程では、天然繊維である綿や絹を染めるために、染料を原料とした反応染料インクと呼ばれる専用品が使われます。反応染料インクが生地の繊維に滲まずに濃く鮮やかに発色し、かつ洗濯等でも落ちないようにするためには、尿素などの薬剤を生地にコーティングする前処理が必要です。使用される薬剤は廃棄時に適切に処理することが求められ、廃棄に必要となる設備や費用も繊維産業の負担となっており、社会課題の一つに挙げられています。
「O’ROBE」は「Nassenger」シリーズに充填することにより、生地を染色したい場所に必要な分量だけ、正確に、前処理インクを反応染料インクと同時に塗布することができます。
これにより、従来の前処理工程では必要となるコーティング後の乾燥工程も不要となるため、電気やガス等のエネルギーの使用量も大幅に削減します。合わせて、前処理用薬剤の使用量を大幅に削減することで、環境負荷低減に大きく貢献します。

2.染色加工企業の収益性改善に貢献
プリントの前処理工程でコーティング加工した生地は、保管時の温度や湿度の影響により、変色するリスクがあります。また、染色加工企業では、専用設備を持ち自前でコーティング加工を行うか、外注で加工を委託するかの選択が必要となり、設備投資をするか、発注リードタイムのリスクか、いずれかの負担が生じます。
「O‘ROBE」インクの導入により、前処理工程をプリント工程に統合することで、染色加工企業の負担を軽減し、収益性の改善に役立ちます。

【タオルプリント工程への導入で効果を実証】

オリジナルタオルやTシャツのインターネット通販を展開する株式会社ユタカ(本社:香川県善通寺市、代表取締役:大西 日出機)は、「Nassenger」でプリントするタオル生地の前処理を外注していましたが、「O’ROBE」を「Nassenger」に充填することで、自社内インクジェット捺染工程での前処理が可能となりました。これにより、前処理済み生地の運搬や保管が不要になり、品質変化のリスクや管理工数の負荷を削減することができました。
また、生地への染料インクの浸透が「O’ROBE」により促進されることで、タオルにプリントしたキャラクターの肌などの粒状感がなくなり、自然な表現ができるようになったという効果も実証されています。

ユタカによるタオルプリント事例

【需要の高まるプリントタオル市場】

高品質にプリントされた色柄のタオルは、特別感や高級感を演出しつつ実用性も高いため、芸術やスポーツ、コンサート等のイベントや、キャンペーンでのノベルティー市場のニーズが高まっています。また、オリジナルデザインによる個人の趣味やコレクションとしての用途も広がっています。そのような状況下、インクジェット捺染は、地域や季節などのテーマに沿った限定品などの小ロット生産に優位であり、今後ますますの需要増加が見込まれています。
コニカミノルタは「O‘ROBE」インクの導入で、タオルの生産工程の効率を高めることにより、市場の活性化と拡大を支援します。

葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》をデザインしたプリントタオル。O‘BROBEにより発色の難しい色も鮮やかに表現

【O‘ROBEという名称に込めた思い】

「O‘ROBE」はO’とROBEを組み合わせた造語です。O‘には、Optimization(最適化) / One (一つに統合) / Origin(新たな起点)と3つの意味を込め、フランス語で「衣服・布」を意味するROBEと合わせることで、生地とインクが一体化することを示しています。
また、前処理とプリントを同時に完結させることで工程をシンプルにし、最適なインクジェット捺染工程を提供する、というインクのコンセプトを表現しています。

【「有限な資源の有効利用」への取り組み】

コニカミノルタは、事業を通じて「有限な資源の有効利用」などの5つのマテリアリティ(重要課題)に取り組む中、製品に投入する資源の量を削減するだけでなく、地球資源の消費を社会全体で削減していくのに役立つ製品の提供にも力を入れています。インクジェットテキスタイルプリンター「Nassenger」シリーズは、発売以来20年以上にわたり、染料インクの分野でアナログ捺染からデジタル捺染への変革に寄与し、繊維産業における水資源、廃棄物、地球温暖化といった環境課題の解決に貢献してきました。
これからも、コニカミノルタは、サステナビリティ課題への取り組みを、一つひとつ着実に実行することで、中長期的な企業価値向上を目指します。

※1「Nassenger」はコニカミノルタ株式会社の登録商標です
※2 2025年7月23日時点

変更履歴
「O’ROBE」と「Nassenger」の表記を修正しました [2025年7月25日]

【 お客様のお問い合わせ先 】
コニカミノルタ株式会社 テキスタイル事業推進部
https://www.konicaminolta.com/jp-ja/textile-printers/index.html