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竹尾、「きみとかみ 機能のある紙の話」展を見本帖本店にて開催

一般的な紙にはない特徴をもち、さまざまな環境や特殊な用途に対応する「機能紙」。日常生活にひそむ「機能紙」を写真と小説でえがいた展示が9月1日より開催されます。

きみとかみ 機能のある紙の話

株式会社竹尾(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 平戸順一)は、9月1日(月)より「きみとかみ 機能のある紙の話」展を開催いたします。

紙には、さまざまな環境や特殊な用途に対応するため、機能性を付与した「機能紙」と呼ばれる分類があります。機能紙は、日常のいたるところにひそんでいます。果実を保護する袋は撥水性のある紙。蛍光灯の中には電気を通さない絶縁性のある紙。あるいは肉まんの下にも、剥離性・耐熱性のある紙が使われています。
本展は「ぼく」と「きみ」、そして「かみ」のある生活を、小説と写真でえがきました。日常生活や普段の会話の裏に機能紙の存在があることを、私小説ならぬ「紙小説」を通じて見つけてもらえれば幸いです。

靴の消臭シート
文化財の箱
ヨーグルトのカップ

機能紙について

「紙の機能」と聞いてなにを思い浮かべるでしょうか、「書く」「包む」あるいは「拭う」などが、すぐ思いつくかもしれません。しかし、こうした一般的な紙に対して「水や油に強い」「燃えにくい」「消臭機能がある」など、一般的な紙にはない特徴をもったものが「機能紙」と呼ばれます。素材も植物繊維だけとは限らず、合成繊維や無機繊維なども用いられます。産業から日用品まで、さまざまな環境や用途に対応しながら、私たちの生活を支え続けています。

開催概要

展示会名: きみとかみ 機能のある紙の話
展示会期: 2025年9月1日(月)―10月17日(金)11:00-18:00 土日祝・休
会  場お問い合わせ先: 竹尾 見本帖本店
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3
tel. 03-3292-3669
https://www.takeo.co.jp/finder/mihoncho/#honten
入場料: 無料

アートディレクション: 佐々木 拓 / YOHAK DESIGN STUDIO
デザイン&写真: 有本怜生 / YOHAK DESIGN STUDIO
文: 角尾 舞

佐川印刷株式会社、「Eのさかな」バックナンバー全34巻を愛媛県内の市立・町立図書館へ寄贈

■「Eのさかな」とは?

「Eのさかな」は、愛媛県内の漁業関係者を応援し、水産物の消費拡大や魚食普及、日本の水産自給率向上を目的として、2016年3月に創刊されました。同誌は、愛媛県で水揚げされる魚種を1号ごとに特集し、その魅力や料理法、漁業の現場を広く伝えるフリーペーパーです。

これまでに発刊された全34巻では、以下の魚種を特集しています:①マダイ ②ハモ ③ブリ ④スマ ⑤カツオ ⑥マダコ ⑦ガザミ(ワタリガニ) ⑧マハタ・クエ ⑨サワラ ⑩マアジ・マサバ ⑪ホタルジャコ ⑫クロマグロ ⑬真珠 ⑭カタクチイワシ ⑮ヒラメ ⑯トラフグ ⑰アユ ⑱アコウ ⑲タチウオ ⑳シマアジ㉑アナゴ ㉒ケンサキイカ ㉓カワハギ ㉔アマダイ ㉕スズキ ㉖クルマエビ㉗メジナ ㉘メバル ㉙イサキ ㉚海苔 ㉛シロギス ㉜ウニ ㉝マトウダイ ㉞メイタガレイ

■寄贈の背景と目的

・次世代へ愛媛の海や漁業の素晴らしさを伝える

少子高齢化や後継者不足に直面している漁業の現場において、次世代に漁業の魅力を伝えることは急務です。特に、「愛媛は海面養殖全国1位の水産王国」であり、「魚類養殖生産量では45年連続1位を獲得」していることから、愛媛の水産業を子どもたちに知ってもらうことには非常に大きな意義があります。

今回の寄贈は、子どもたちや地域住民が「Eのさかな」を通じて愛媛の海や漁業の素晴らしさを再発見し、未来の担い手としての意識を高める一助となることを願って実施されました。

2025年7月7日には、佐川印刷代表取締役社長の佐川正純より、愛媛県教育委員会の高岡教育長へ「Eのさかな」バックナンバー全34巻の贈呈式が行われました。この寄贈により、愛媛県内の市立・町立図書館に収蔵され、幅広い年齢層の方々が「Eのさかな」を手に取ることができるようになります。

■佐川印刷株式会社の取り組み

佐川印刷株式会社では、地域社会や環境への貢献を企業活動の柱としています。

「Eのさかな」を通じた漁業支援や海洋資源保護の取り組みをはじめ、地域に根ざした活動によって、持続可能な未来の実現に向けて尽力しています。

■漁業関係者の声 

・愛のくにえひめ営業本部(愛媛県庁)
「海外への販路開拓の際に、「Eのさかな」のオリジナルダイジェスト版を活用させていただいております。お客様からの反応が非常に良く、大変役立っております。」
・宇和島水産高校
「生徒が研修したい魚や興味のある魚について調べる際に活用しており、大変助かっております。」
・回転寿司すしえもん(愛媛県発祥飲食店)
「Eのさかなの「愛媛のお魚」にこだわる地元の人気店に、限定ランチをご紹介いただきました。」


■EのさかなWeb

みかんだけじゃない愛媛県。
えひめは水産王国だ!
Eのさかなは愛媛の水産業を応援しています。

※ 全国 「Eのさかな」配置場所 – Eのさかな 


■お問い合わせ先

■関連リンク

https://www.facebook.com/ehimeesanaka
https://www.ehime-e-sakana.com/
https://www.instagram.com/ehime.e.sakana/?hl=ja

コニカミノルタ、反応染料用インライン前処理インク「O‘ROBE(オーローブ)」を提供開始

【コニカミノルタが「O‘ROBE」で提供する価値】

1.環境負荷低減への貢献
インクジェット捺染工程では、天然繊維である綿や絹を染めるために、染料を原料とした反応染料インクと呼ばれる専用品が使われます。反応染料インクが生地の繊維に滲まずに濃く鮮やかに発色し、かつ洗濯等でも落ちないようにするためには、尿素などの薬剤を生地にコーティングする前処理が必要です。使用される薬剤は廃棄時に適切に処理することが求められ、廃棄に必要となる設備や費用も繊維産業の負担となっており、社会課題の一つに挙げられています。
「O’ROBE」は「Nassenger」シリーズに充填することにより、生地を染色したい場所に必要な分量だけ、正確に、前処理インクを反応染料インクと同時に塗布することができます。
これにより、従来の前処理工程では必要となるコーティング後の乾燥工程も不要となるため、電気やガス等のエネルギーの使用量も大幅に削減します。合わせて、前処理用薬剤の使用量を大幅に削減することで、環境負荷低減に大きく貢献します。

2.染色加工企業の収益性改善に貢献
プリントの前処理工程でコーティング加工した生地は、保管時の温度や湿度の影響により、変色するリスクがあります。また、染色加工企業では、専用設備を持ち自前でコーティング加工を行うか、外注で加工を委託するかの選択が必要となり、設備投資をするか、発注リードタイムのリスクか、いずれかの負担が生じます。
「O‘ROBE」インクの導入により、前処理工程をプリント工程に統合することで、染色加工企業の負担を軽減し、収益性の改善に役立ちます。

【タオルプリント工程への導入で効果を実証】

オリジナルタオルやTシャツのインターネット通販を展開する株式会社ユタカ(本社:香川県善通寺市、代表取締役:大西 日出機)は、「Nassenger」でプリントするタオル生地の前処理を外注していましたが、「O’ROBE」を「Nassenger」に充填することで、自社内インクジェット捺染工程での前処理が可能となりました。これにより、前処理済み生地の運搬や保管が不要になり、品質変化のリスクや管理工数の負荷を削減することができました。
また、生地への染料インクの浸透が「O’ROBE」により促進されることで、タオルにプリントしたキャラクターの肌などの粒状感がなくなり、自然な表現ができるようになったという効果も実証されています。

ユタカによるタオルプリント事例

【需要の高まるプリントタオル市場】

高品質にプリントされた色柄のタオルは、特別感や高級感を演出しつつ実用性も高いため、芸術やスポーツ、コンサート等のイベントや、キャンペーンでのノベルティー市場のニーズが高まっています。また、オリジナルデザインによる個人の趣味やコレクションとしての用途も広がっています。そのような状況下、インクジェット捺染は、地域や季節などのテーマに沿った限定品などの小ロット生産に優位であり、今後ますますの需要増加が見込まれています。
コニカミノルタは「O‘ROBE」インクの導入で、タオルの生産工程の効率を高めることにより、市場の活性化と拡大を支援します。

葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》をデザインしたプリントタオル。O‘BROBEにより発色の難しい色も鮮やかに表現

【O‘ROBEという名称に込めた思い】

「O‘ROBE」はO’とROBEを組み合わせた造語です。O‘には、Optimization(最適化) / One (一つに統合) / Origin(新たな起点)と3つの意味を込め、フランス語で「衣服・布」を意味するROBEと合わせることで、生地とインクが一体化することを示しています。
また、前処理とプリントを同時に完結させることで工程をシンプルにし、最適なインクジェット捺染工程を提供する、というインクのコンセプトを表現しています。

【「有限な資源の有効利用」への取り組み】

コニカミノルタは、事業を通じて「有限な資源の有効利用」などの5つのマテリアリティ(重要課題)に取り組む中、製品に投入する資源の量を削減するだけでなく、地球資源の消費を社会全体で削減していくのに役立つ製品の提供にも力を入れています。インクジェットテキスタイルプリンター「Nassenger」シリーズは、発売以来20年以上にわたり、染料インクの分野でアナログ捺染からデジタル捺染への変革に寄与し、繊維産業における水資源、廃棄物、地球温暖化といった環境課題の解決に貢献してきました。
これからも、コニカミノルタは、サステナビリティ課題への取り組みを、一つひとつ着実に実行することで、中長期的な企業価値向上を目指します。

※1「Nassenger」はコニカミノルタ株式会社の登録商標です
※2 2025年7月23日時点

変更履歴
「O’ROBE」と「Nassenger」の表記を修正しました [2025年7月25日]

【 お客様のお問い合わせ先 】
コニカミノルタ株式会社 テキスタイル事業推進部
https://www.konicaminolta.com/jp-ja/textile-printers/index.html

OSPホールディングス、特別感を演出する「ちぎり和紙ラベル3品」を新発売

OSPグループの中核企業で、シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促ツールまでをワンストップで製造する大阪シーリング印刷株式会社(本社:大阪市天王寺区、代表取締役社長:松口 正)は、日本酒向けの「ちぎり和紙ラベル3品」を2025年7月30日より発売を開始いたします。

新商品のちぎり和紙ラベルは、手でちぎったような独特の風合いがある和紙で、白色、クリーム色、金銀振りの3品です。従来より製造・販売していたちぎり和紙に比べて、耐摩耗性を高めた新しいちぎり和紙をラインナップに追加しました。日本酒の価格やコンセプト、商品ターゲット層に合わせてラベルをお選びいただくことができます。また、少量生産に対応できるよう小ロットでのご注文も可能です。

左から、クリーム、白、金銀振り
瓶に巻いた際のイメージ

■開発背景① 日本酒の輸出量増に対応

海外での日本食ブームなどを背景に、日本酒の輸出量は右図の通り増加傾向で推移しています。一方で輸送中の揺れにより、日本酒と相性が良い和紙ラベルの汚れなどのダメージが課題として挙がっていました。これまで大阪シーリング印刷は、お客さまの課題解決に貢献できるようさまざまな製品を研究開発してきました。この度も日本酒の海外市場拡大に伴うラベル需要にお応えできるよう本製品を開発しました。

■開発背景② 幅広い商品展開に合わせてラインナップ強化

日本酒は自家消費以外にも、ギフト品や記念品など特別なシーンで使用されることが多いため、高価格帯品や、特別な製造方法で造られた希少商品など幅広く展開されています。その価値や魅力をより一層引き立てるツールとして、コンセプトに合わせたラベルを選んでいただけるように、ちぎり和紙のラインナップを強化しました。

■日本酒向け和紙ラベル3品

ちぎり和紙・白(高耐摩耗タイプ)

和紙にちぎり加工を施した独特の風合いのラベルで、伝統を感じさせる毛筆体のロゴと相性が良いです。耐摩耗性の高い和紙(※当社従来品比較)を採用しているため、輸送時の摩擦によるダメージを軽減できます。

ちぎり和紙・クリーム(高耐摩耗タイプ)

淡いクリームカラーの和紙で、やさしい印象のちぎり和紙はさまざまなデザインと合わせやすく、毛筆体はもちろん、イラストと組み合わせてもモダンな雰囲気になります。耐摩耗性の高い和紙(※当社従来品比較)を採用しています。

ちぎり和紙・金銀振り(高耐摩耗タイプ)

金箔・銀箔入りの華やかなちぎり和紙です。プレミアム商品の特別感をより一層引き立てるため、​お祝いの贈答品や記念品など特別な品物に適しています。耐摩耗性の高い和紙 (※当社従来品比較)を採用しています。

OSPグループは、計16社(国内9社・海外7社)を展開する総合パッケージグループで、食品流通を主とした社会インフラの使命を果たすために全国18ヵ所に生産拠点を置いています。グループ会社の1社である大阪シーリング印刷株式会社は、創業1927年以来、顧客ニーズや社会環境など時代の変化に対応して事業範囲を拡大してまいりました。現在では、シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促物の企画・デザイン、製造を通じて、社会とお客さまの生活を豊かにする製品やサービスを提供しています。また、高品質かつ安定供給を実現するために、グループ内で資材調達、シール・ラベルの印刷用原紙や印刷周辺機器の開発・製造、ラベリングシステムの設計、研究開発に至るまで多岐にわたり展開しています。

研文社、日経クロストレンド BtoBマーケティング大賞2025の「審査員特別賞」を受賞

株式会社研文社は、2025年6月16日に発表された日経クロストレンド(発行:日経BP)が主催する「日経クロストレンド BtoBマーケティング大賞2025」においてリード獲得単価の削減と新規売り上げの向上を実現した点を評価され、「審査員特別賞」を受賞しました。


日経BP(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:井口哲也)のマーケティング&イノベーション専門メディア「日経クロストレンド」が主催する「日経クロストレンド BtoBマーケティング大賞」は、法人向け商材を展開しているBtoB企業のマーケティングに焦点を当て、その取り組みについて表彰する大賞です。
BtoBマーケティングならではの知見や取り組みにフォーカスし、国内の優れた企業事例を社会に共有することで、BtoBマーケティング分野の発展に貢献することを目的としています。2024年に始動し、今回が2回目の実施となります。


市場環境の変化による既存顧客売上減少を打開するため、営業・インサイドセールス経験者が未経験ながらマーケティング組織を立ち上げ、営業DXツールを活用して見込み顧客獲得の仕組みを構築。営業パイプラインを強化し、新規経由の売り上げが約6.5倍に成長、受注額は、2024年までの累計で3億円を突破。

■審査員による評価ポイント
少ない経営資源を工夫しながら仕組み化に取り組み、リード獲得単価を大幅に下げ、マーケティング由来の受注額を増やした実績を高く評価。マーケティング部門やナレッジの存在しなかった企業で、ここまでできるようにすることは大変な努力が必要であり、多くの日本企業にとって模範となる。

取り組みなどの詳細はこちら
日経クロストレンド BtoBマーケティング大賞2025記事
研文社インタビュー記事

受賞企業はこちら
PR TIMES「日経クロストレンド BtoBマーケティング大賞2025」受賞企業を発表

奥村印刷、公式ECサイト「beak(ビーク)折り紙食器通販」をオープン!

■ ECサイト開設の背景と目的

「beak 折り紙食器」は、災害備蓄品としての高い機能性はもちろんのこと、アウトドアシーンでの活用、そしてそのデザイン性や環境配慮の点で、各方面から大きな注目を集めてまいりました。これまで主に展示会など対面での販売を行ってきましたが、国内外のお客様から「オンラインで購入したい」というご要望が多数寄せられておりました。この度、そうしたお客様の声にお応えし、いつでも、どこからでも商品をお求めいただけるよう、公式ECサイト「beak(ビーク)折り紙食器通販」を開設いたしました。これにより、より多くのお客様に「beak 折り紙食器」の利便性と可能性をお届けしてまいります。

■ 「beak(ビーク)折り紙食器通販」の特長と豊富なラインナップ

新しくオープンしたECサイトでは、これまで購入が困難だった「beak 折り紙食器」の全ラインナップを、ご自宅から手軽にご購入いただけます。

「beak(ビーク)折り紙食器通販」
https://origami-tablewear.square.site/

ベーシックモデル「赤ロゴ版」

ブランドロゴが印刷された、普段使いから防災備蓄まで幅広く使える定番モデルです。

赤ロゴ版

デザイン性豊かな「和柄版」

食器全面に和を感じさせる美しいイラストを印刷。インバウンドのお土産需要も想定し、英語をメイン表記、日本語をサブ表記としています。

和柄版(月下に游ぐ鯉と舞う扇)

コラボレーションモデル

松竹株式会社監修「和柄版 歌舞伎」

有名な歌舞伎演目をイメージしたイラストを印刷した、特別感あふれるデザインです。

和柄版 歌舞伎(義経千本桜)

ご当地キャラクター版「くまモン版」「ひこにゃん版」

人気のキャラクターがデザインされた、親しみやすいモデルです。

くまモン版
ひこにゃん版

自社キャラクター版「うつわん&おるにゃん版」

「beak」の公式キャラクターがデザインされた、可愛らしいモデルです。

うつわん&おるにゃん版

地域貢献・歴史関連「渋沢栄一版」

奥村印刷の所在地である北区ゆかりの偉人、渋沢栄一翁のイメージを印刷した、地域愛あふれるモデルです。

渋沢栄一版

これらの多様なラインナップにより、日常使いはもちろん、贈答品やコレクションとしてもお楽しみいただけます。

■ 「beak 折り紙食器」の魅力と国際的評価

「beak 折り紙食器」は、折り紙の技術を応用した紙製食器で、耐水・耐油・耐熱性能を備えています。糊やハサミを使わずにA4サイズの紙1枚を折りたたむだけで簡単に完成し、使用前は平たいシート状のため、優れた携帯性を誇ります。災害時に役立つ実用性だけでなく、環境配慮型の設計も特徴です。
その革新性と実用性、そして環境価値の両立は、国際的にも高く評価されており、以下の受賞歴があります。

  • 第48回発明大賞 考案功労賞
  • IPA2024 Global サステナビリティ部門 第1位
  • Asian Packaging Excellence Award(APEA)SUSTAINABLE PACKAGING部門 金賞
  • Asian Print Awards(APA)NEW TECHNOLOGY部門 金賞

詳細はこちらをご覧ください:https://www.okum.net/beak/

■ 奥村印刷株式会社について

東京都北区に本社を置く株式会社奥村印刷は、1949年の創業以来、お客様に高品質な印刷物とサービスを提供することを目指し、地域に根差した経営を続けております。近年は、環境に優しい印刷技術の開発にも力を入れ、ブランド「beak」の折り紙食器をはじめ、様々なエコ商品を世に送り出すことで、持続可能な社会の実現に貢献しています。

奥村印刷株式会社

会社名:奥村印刷株式会社
https://www.okum.net/
設立:昭和22年9月3日
本社所在地:〒114-0005 東京都北区栄町1番1号
代表者:奥村文泰
事業内容:
【印刷事業】
 商業印刷/出版印刷/事務印刷
【クリエイティブ事業】
 企画・編集・デザイン
【デジタル事業】
 WEB・システム制作
【SP関連事業】

TOPPAN ホールディングス、印刷博物館 P&Pギャラリーで「木活字の狂詩曲」展開催

TOPPAN ホールディングス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長 CEO:麿 秀晴、以下TOPPAN ホールディングス)が運営する、印刷博物館P&Pギャラリーでは、7月19日(土)より「木活字の狂詩曲」展を開催します。
今から約 200 年前、英国では産業革命とともに好景気に沸いたバイタリティーあふれる大変革の時代がありました。商業印刷分野も大きく変化し、広告媒体としていかに目立ち、訴求するかの目的で多くの装飾書体がつくられた百花繚乱の時代です。
本展では、その中でも19世紀初頭に出現し、瞬く間に消えていった木活字を取り上げます。当時の木活字とプレイビル(演劇用ビラ)を中心に、自由奔放で叙事的な内容を表現した楽曲である、狂詩曲(Rhapsody ラプソディー)に喩えて紹介します。
木活字の自由な魅力に触れ、その時代の空気を感じることで、現代を生きる私たちの日々を見つめ直します。

©TOPPAN Holdings Inc.

開催概要

会  期 : 2025年7月19日(土)〜9月21日(日)
会  場 : 印刷博物館 P&Pギャラリー 東京都文京区水道1丁目3番3号TOPPAN小石川本社ビル
開館時間 : 10:00-18:00
休 館 日 : 毎週月曜日 (7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7 月22日(火)、8月12日(火)、9月16日(火)
入 場 料 : 無料(印刷博物館地下展示室にご入場の際は入場料が必要です)
ウェブページ : https://www.printing-museum.org/collection/exhibition/g20250608.php
主  催 : TOPPANホールディングス株式会社 印刷博物館

展示内容

第1章 木活字って? What is Wood Type?

木活字とはいったいどのようなもので、どのようにつくられたのか。木活字に使用される樹種やその部位、製造所や製造工程を紹介します。

デリトル社製の木活字
木活字組版

・第2章 名もなき者 Complete unknown

19 世紀中頃から多くの製造所によって多種多様な書体、ウェイト、サイズの木活字が乱造されるようになりました。それらの多くは書体名も与えられず、まさに「名もなき者」だったのです。

クロマティック書体の木活字(2版)と印刷物

・第3章 劣等生の狂詩曲 Rhapsody of the Inferior

木活字は、商業印刷や広告の発展とともに、ビラなどの広告媒体に多用されるようになります。同時代、アーツ・アンド・クラフツ運動における美しさを追求した書物を優等生とするならば、プレイビルと呼ばれる演劇ビラなどの印刷物は、多様な書体を寄せ集めた劣等生ともいえます。しかしそこには、劣等生ならではの魅力もまた存在しています。華やかな装飾書体の木活字を、狂詩曲になぞらえて解説します。

英国のプレイビル 1841 年
米国のプレイビル 1878 年

 
第4章 木活字で創る Create with Wood Type!

1850 年代頃の印刷工房を再現し、印刷機や木活字、家具、活字ケース、道具、素材(木)を展示し、その場で実演・体験もできる空間を用意します。また、iPad でプレイビルなどをつくるインタラクティブコンテンツもお試しいただけます。

木活字でつくったトートバッグ
コロンビアン手引き印刷機

 

* 印刷博物館はTOPPANホールディングス株式会社が創立100周年を記念し、2000年に設立した公共文化施設です。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

KOMORI、「世界中の銀行券を印刷する~KOMORI証券印刷事業の挑戦」

銀行券には、偽造防止のための特殊な印刷技術と高い安全性が求められます。KOMORIは世界に2社しかない銀行券印刷機メーカーの一つとして、最高技術の粋を集めた機械の開発・製造に取り組み、国内外で高い信頼を得てきました。
この度、米国ドル紙幣の印刷局であるBureau of Engraving and Printingより、複数台の銀行券印刷設備を受注し、KOMORIの悲願の一つが実現しました。
60年にわたり、KOMORIの証券印刷事業の発展に力を注いできた、当社取締役会長の小森善治に、これまでの挑戦と歴史について話を聞きました。

当社取締役会長 小森善治

証券印刷事業の始まり

1958年に国立印刷局との共同開発をさせていただいたことがKOMORIの証券印刷事業の始まりでした。日本銀行券を印刷するのは国産の機械が必要だという話を受けて、開発に取り組みました。
70年近くにわたり、5つの工場に累計200台以上のオフセット印刷機、凹版印刷機、番号印刷機を納入させていただいて今日があります。現在も約50台が稼働しており、2024年に発行された新紙幣も、当社の印刷機械で印刷されています。

左:初めて国立印刷局に納入した銀行券印刷機は足立工場で製造
右:1958年に国立印刷局に納入された凸版枚葉2色印刷機TR231

海外市場への挑戦

私は1962年にKOMORIに入社し、証券印刷事業を海外に拡大し、成長させることが夢となりました。
海外進出の契機となったのは、1987年に日本で開催された中央銀行総裁会議でした。世界各国の中央銀行総裁が来日するこの機会を逃すまいと、当社はセミナーや工場見学、印刷実演会を開催し、日本の技術を紹介しました。これをきっかけに各国からの引き合いが増え、当社の印刷機械が世界に認知されました。最初にロシアの財務省印刷局から凹版印刷機を受注し、1988年には、証券印刷機の海外1号機として、韓国造幣公社に証券用印刷機を納入しました。

1995年にはインド中央銀行との商談が成立し、新工場を建設する大規模プロジェクトが始まりました。8ライン※1 の印刷機を納入するという、1つの町ができるほどの大きなプロジェクトでした。1997年にはナイジェリア造幣公社から2ラインの発注を受け、大統領が来日して商談が成立しました。この機械が大変評価され、大規模な海外輸出のきっかけとなりました。
※1 銀行券は、複数種類の印刷機を組み合わせることで偽造防止効果を高めています。銀行券を印刷するための一連の機械群を、ラインという単位で数えます

左:1987年の印刷実演会で刷られたハウスノート第1作
右:インドに納入された凹版印刷機Currency I322

東南アジアでの成長と欧州での成功

東南アジアへの進出にも力を入れ、インド、インドネシア、タイ、フィリピンなど、私も担当者と世界中を回りました。しかし、すでに使用している機械を切り替えるということは困難で、契約に至らないことも多々ありました。オフセット印刷機の実績や新技術、そしてアフターセールスサービスまで力を入れていること、これらを商談では伝え続けました。そうして、ようやくフィリピンに1ライン納入いただけたことをよく覚えています。
また、インドネシアでは、何度も訪問を断られていましたが、粘り強く交渉を続けました。その結果、今では約30台もの機械を納入いただいています。KOMORIの機械の良さやアフターケアの良さを理解していただけたことが、良い商談につながりました。

近年はベトナムで、新工場計画が進み、10年以上の商談を経て、2024年にオフセット、凹版、番号機の2ラインの商談が成立しました。私は昨年新工場を見学させていただきましたが、大変広くて大きな素晴らしい工場でした。ここに当社の機械が並ぶと思うと感無量です。

欧州では、2000年代に入り、2011年には世界最大の民間銀行券印刷会社である英国のデ・ラ・ルー社に1ラインの印刷機を受注しました。同社は、各国の紙幣を印刷しており、KOMORIがヨーロッパ市場へ踏み出す大きな一歩となりました。デ・ラ・ルー社とは特別なパートナーシップ契約を結び、新しい技術情報や印刷技術の提案、当社からの保守サービスを包括的に行っています。

このパートナーシップが軸となり、その後の欧州での商談が発展しました。英国では、2014年にイングランド銀行より2ラインを受注し、現在英国のポンド紙幣は100%KOMORIの機械で印刷されています。2019年にはフランス銀行より複数台を受注し、ユーロ紙幣の印刷に当社の機械が使われています。その後、アラブ首長国連邦、ブルガリア、マルタ、イタリア、トルコなどへの納入が進みました。さらには、納入が難しいとされてきたアフリカのコンゴにも1ラインを受注することができました。

左:KOMORIの印刷機で刷られたポンド紙幣
右:2018年に国際通貨協会(IACA)最優秀技術賞を受賞した、番号印刷機Currency NV32

夢にみたドル紙幣の印刷

KOMORIの印刷機でアメリカ・ドル紙幣を印刷することは、私の長年の夢でした。今回米国ドル紙幣印刷局より受注をいただくまで、15年以上同社を訪問し、商談を重ねてきました。ワシントンやテキサスの工場を訪れ、当社つくばプラントでのテストを行ってきましたが、お客様の要求は高く、なかなか期待に応えられない期間もありました。
しかし今回、これまでのアジアや欧州などのお客様への納入実績と、培った知見を総合的に提案し、複数台のオフセット印刷機の注文をいただくことができました。今回第一歩が踏み出せたことは、KOMORIの歴史に残る1ページになると思っています。

これが、私が経験した証券印刷事業の歩みです。ここまで苦労することも多々ありました。何よりも機械を変更する、ということは、特にオペレーターにとって不安なことです。慣れない機械や最新の技術が搭載された機械を使いこなせるか、という心配がいつもあります。私は、この不安を取り除くことがKOMORIとしてできることだと考えています。良い機械を作り、納入後のサポートまでしっかりと行う。一度機械を使っていただくと、その良さに気づいていただけます。
今では、38の国と地域のお客様に200台以上の印刷機械を納入し、英国ポンド、欧州ユーロを含む、合計100券種以上の銀行券がKOMORIの機械で印刷されるようになりました。

今後の展望

証券印刷事業は当社の大きな柱のひとつであり、市場は今後も大きく伸びると考えています。アジアの人口が増加している地域や、まだ当社の機械が少ない中南米やアフリカでも、今後商談が増えると思います。
紙幣以外の分野でも、高度なセキュリティー技術が求められる印刷において、パスポート印刷機などの印刷機の需要も高まると予想されます。パスポートはセキュリティーが厳しく、特別な印刷機が使われます。当社の高いセキュリティー印刷技術が認められ、日本の国立印刷局をはじめ、カナダ、東南アジア、ヨーロッパのお客様にも納入されています。
今後も世界中の銀行券印刷で証明されている高い信頼性と偽造防止印刷技術を提供し、より幅広い範囲で、国、企業、個人のアイデンティティを守ることに貢献していきたいと考えています。

また、当社はデジタル印刷機の開発も行っていますが、今後銀行券への活用が見込まれています。デジタル印刷は、1枚ごとに異なる絵柄を印刷できる特長があるため、オフセット、凹版、番号印刷と組み合わせることで、より高度なセキュリティー印刷を施すことができます。

さらに、証券印刷事業で培った技術は、他分野でも応用されています。当社のプリンテッド・エレクトロニクス(PE)事業では、紙幣に使われているマイクロ文字の細線印刷技術を応用し、グラビアオフセット印刷機の基板製造において活用されています。セキュリティー印刷は高度な技術の宝庫なので、様々な分野で活用の可能性があると考えています。
証券印刷機の開発は、大変重要なテーマです。私はこの事業に多いに投資していきたいと考えています。

デジタル印刷をはじめとしたさまざまな最先端プリントテクノロジーが盛り込まれた当社100周年記念ハウスノート

世界に感動をもたらす企業

私は社長になった時、「顧客満足」という言葉を「顧客感動」という言葉に変更しました。お客様に感動していただけるような、期待を超えるような会社にならないといけない。この思いが社員に浸透し、お客様に感動していただけると、次の機械もまたKOMORIを選んでいただける。この良い循環が事業を成長させると考えています。
私の夢はまだまだ大きいです。これからも社員とともに、お客様やパートナー、KOMORIと関わるすべての人々に感動を届けていきたいと思います。

■株式会社小森コーポレーションとは

株式会社小森コーポレーションは、「プリントテクノロジーで社会を支え感動をもたらす」をパーパスに事業を展開する印刷機械システムメーカーです。1923年の創業以来、品質と信頼を至上とするものづくりの原点にこだわり、100年培ったプリントテクノロジーで情報・経済・文化を支えてきました。オフセット事業や証券印刷事業をはじめ、デジタル印刷やプリンテッド・エレクトロニクス事業を通して、社会の課題を解決するソリューションを提供し、人々の期待を一歩超える価値「感動」を創造してまいります。

■株式会社小森コーポレーションについて

名称   : 株式会社小森コーポレーション
代表者  : 代表取締役社長 兼 最高経営責任者(CEO) 持田訓
所在地  : 〒612-8395 京都市伏見区下鳥羽東芹川町33
設立   : 1923年10月20日
事業内容 : 印刷機械、印刷関連機器の製造販売
資本金  : 3,771,400万円
URL   : https://www.komori.com/ja/jp/

モトヤ、「モトヤコラボレーションフェア 2025 TOKYO」を7月10日~11日開催


今回は「新商材×マーケット×創注=COLLABORATION FAIR」をテーマに、
会場は「アキバ・スクエア」での開催になります。

展示会概要

名 称 : モトヤコラボレーションフェア 2025 TOKYO
会 期 : 令和7年7月10日(木)・11日(金) 10:00~17:00
会 場 : アキバ・スクエア
      〒101-0021 東京都千代田区外神田4丁目14番1号 秋葉原UDX2階


入場:無料
      【来場者事前登録のご案内】 ※事前登録で来場受付がスムーズになります。
      「来場者事前登録」とあわせて「セミナー」(無料)の申し込みもできます。
      「来場者事前登録」は、ページ最下部よりお申し込みください。
主催:株式会社モトヤ
後援:東京都印刷工業組合/埼玉県印刷工業組合/神奈川県印刷工業組合/千葉県印刷工業組合 /東京グラフィックサービス工業会/日本グラフィックサービス工業会神奈川県支部/日本グラフィックサービス工業会千葉県支部

※ご不明な点は(株)モトヤ 東京本社 TEL:03-3523-8711 までご連絡ください。



出展内容

会場では「新規事業提案ゾーン」「コラボレーションゾーン」「自動化/省力化ゾーン」「環境/材料/コスト削減ゾーン」「コンセプト展示ゾーン」の5ゾーンを展開し、付加価値のある儲かる商材をお持ちの多くの印刷会社様に全国からご出展いただきます。




セミナー内容

Photoshopに搭載されている画像生成AIを活用したレタッチやデザイン、イラスト制作の具体的な事例を分かりやすくご紹介します。また数ヶ月ごとに進化する生成AIの最新技術動向や、実務での活用ポイント、注意すべき著作権や倫理面についても解説。AI時代のクリエイティブワークを効率化・高度化したい方におすすめのセミナーです。

講師】
有限会社樋口デザイン事務所
代表 樋口 泰行 氏

現在、印刷業界は原材料の高騰、人件費の上昇、ペーパーレス化といった、かつてないほど多くの課題に直面しています。こうした環境の中で「10年後、どのような姿を目指すべきか?」を真剣に考えなければならない時代となりました。従来の価格競争から脱却し、価値競争(協創)へとシフトすることで、持続可能で魅力ある企業へと進化するためには何が求められているのでしょうか?今回は、新時代のリーダーとして全日本印刷工業組合連合会の会長に就任された瀬田章弘氏を講師にお迎えし、変革のヒントと未来への指針を語っていただきます。

【講師】
全日本印刷工業組合連合会
会長 瀬田 章弘 氏


 

2014年にシンクイノベーション(株)を設立。仕入れ通販販売から始まった事業は印刷機を導入し、受注生産にシフトしました。その後、BtoB卸事業、ライセンス事業へと事業拡大。近年は労働人口の減少に備え、生産部門の自動化に取り組んでいます。印刷機械設備60台。従業員数100名。年商31億。10年間で急成長を遂げた社長が語る機械を使ったグッズビジネス成功の秘話について解説していただきます。

【講師】
シンクイノベーション株式会社
代表取締役 三輪 直之 氏

多くの印刷会社が映像制作に参入していますが、「作れること」と「売れること」は異なります。本セミナーでは、価格競争に巻き込まれないための課題解決型アプローチを、経営・営業・クリエイティブの3つの視点から解説。既存顧客への映像提案の営業戦略や、「印刷会社」の枠を超えるためのロードマップ、受注獲得につながる制作プロセスや見積のコツまで、実践的にご紹介します。

【講師】
株式会社パレイド
代表取締役社長 真辺 庄帝 氏



ハイデルベルグ、デジタルの新しいビジネスを考える「デジタルデイ」6/19,20に開催

イベント概要