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page2020 ご報告

2月5日(水)~7日(金)の3日間、開催いたしましたpage2020の来場者数です。


2/5(水):   19,040名(前回17,520名)

2/6(木): 22,030名(前回21,920名)

2/7(金):  26,140名(前回27,120名)

計:          67,210名(前回66,560名、100.9%)


おかげさまで、前回より来場者増となりました。また、pageイベントは、page2018から3年連続で来場者増加となります。

本当にありがとうございました。


尚、次回のpage2021は、


2021年2月3日(水)~5日(金)@池袋サンシャインシティ


で行います。どうぞよろしくお願いいたします。

(page事務局)

デジタル印刷が拓いたライト出版の拡大

page2020の二日目に基調講演として、「ライト出版市場の誕生と広がり」を開催する。 今回はライト出版の魅力、ビジネスとしての可能性について考える。

ライト出版が生み出す新たな印刷需要

同人誌と正規出版の間に新しい市場が拡大している。JAGATでは、このような領域をライト出版と呼び、注目している。

ライト出版では基本的に正規の出版社を通すことなく、書き手が自ら印刷会社に入稿、印刷し、会場で読者と対面しながら売っていく。こういった即売会自体は、コミックマーケットなどが有名だが、近年ではより幅広い様々なジャンルで即売会が行われるようになり、独自の市場を形成し始めている。

コミックマーケットの場合、扱っているコンテンツが趣味的なものが多く、同じ趣味を共有するもの同士が集まって活発な交流が行われている。対して、ライト出版では、より書き手の体験、スキルに根差した本が多い。コンテンツが変わればコミュニティの在り方も変わる。コミュニティそれぞれの違いがイベントの魅力となり、持続的に成長する原動力となっている。書店が減少する一方で増え続けているライト出版のコミュニティは、今後大きな市場を形成する可能性を持っている。

有力ライト出版の特色、利用のされ方

〈文学フリマ〉

ライト出版のパイオニアであり、文学をメインに扱う文学フリマは地域性の強いイベントとして知られている。100都市構想というもの掲げており、現在は札幌から福岡まで全国各地の8都市で毎年イベントが開催されている。

即売会のイベントは首都圏で行われることがほとんどだが、文学のコミュニティは全国にあり、どの地域で開催してもある程度の人数を集められる。一方、遠方からの参加者にとっても、宮沢賢治の縁の地を訪ねるなど、各地域の名所を回る楽しみがあり、一種のコンテンツツーリズムになっている面もある。

文学が長い歴史を持ち、様々な地域を舞台にしてきたからこそ生まれる裾野の広さ、豊かさが魅力となっている。

〈技術書典〉

技術書典は技術書を扱う即売会であり、急拡大している注目のコミュニティである。技術書の即売会が大きく成長した理由はいくつかある。技術書典で盛んに売買されている技術書は内容が専門的であり、正規出版で行うには想定できる部数が足りない場合が多い。また、技術は移り変わりが早いため、正規出版では間に合わない場合もある。また、出版社の本では、内容の間違いは大きな問題になるが、技術書典には間違える可能性を許すような、良い意味での緩さがあり、その分鮮度の高い情報が集まっている。こういった、正規出版にはない特徴が人を集める理由となっている。

技術書典では買い手よりも売り手の年齢が高い傾向がある。新しい分野に挑む若手が勉強に来ているのである。元々技術者のコミュニティでは勉強会が盛んに開催されており、先輩が後輩を教えるような文化がある。そのようなコミュニティの助け合いが本を介して行われている。技術書典は得難い役割を果たしているようである。

〈ビズケット〉

ビズケットはビジネス書を売買するライト出版のコミュニティである。ビズケットではなるべく薄い冊子を推奨している。ビジネス書では、本当は20ページあれば伝えられる内容だが、本の体裁にするために200ページ書いているという状況が度々ある。非正規の出版という特徴を活かし、短くても内容の詰まった冊子が売買されている。

 ビズケットは、参加者がビジネス目的で来場すること大きな特徴である。そのため、名刺交換も頻繁に行われる。ここからビジネスが始まる場合も多く、販売している冊子を自己紹介代わりにし、新しい仕事始まることもある。今後、飛躍が期待されるコミュニティである。

印刷会社の関わり方

page2020のカンファレンスでは、文学フリマ、技術書典、ビズケット、それぞれの運営者が実情と可能性を議論する。既存の出版は厳しい局面が続いているが、出版市場を支えていくためには本の書き手を支えていくことが第一である。既成概念にとらわれず、様々なアプローチを検討していきたい。

(JAGAT 研究調査部 松永寛和)

関連カンファレンス

2月6日(木) 10:00~12:00

【基調講演2】ライト出版市場の誕生と広がり ~縮小する既存出版の外側で膨らむ市場とどう向き合うか~

小売り・流通業における「デジタル×紙×マーケティング」と店舗販売の課題

キャッシュレスやスタッフレスなど、店舗の現場では大きな変革が進行している。人手不足や働き方改革など課題も山積している。
また、顧客コミュニケーションの面ではオムニチャネル志向が進展し、DMはがきや電子チラシ、SNSの活用も増えている。

page2020カンファレンス「流通小売における次世代販促と業務改善 <デジタル×紙×マーケティングの実践と店舗販売の課題>」では、 2020年のオムニチャネル・リテーリングとして、 小売り・流通業の最前線や店舗の現場で何が起きているかを、今後の解決策について議論をおこなう。

例えば、「移動販売」は高齢者などネットスーパーではカバーできないニーズのために、取り組みを始めたと言う。しかし、高齢者とは言え大半が キャッシュレス支払いだと言う。オムニチャネルの進展や販促手法、チラシ戦略などについて、ダイエーの吉岡氏に語っていただく。

出典:ダイエー:ニュースリリース

ダイエー/横浜市で「移動販売」開始(2019.11.11 流通ニュース)

また、近年、日本の味噌はヘルシーな発酵調味料として海外からも注目されている。味噌やこうじ製品からフリーズドライ味噌汁など、製品構成も多様化している。
国内有数の味噌メーカーであるハナマルキの平田氏には、現在のマーケティング戦略やブランディング戦略、さらにヒット商品「液体塩こうじ」「透きとおった甘酒」について解説していただく。

スーパーやコンビニなど店舗の現場で、実際の売り上げ構成を左右するのは、商品の陳列手法である。かつては、個人の勘と経験に左右されていたが、現在では棚割マネジメントソフトウェアを使用し、マーチャンダイジング、取引先や発注システムとのデータ連携に活用することが一般的となっている。
サイバーリンクスの牛見氏には棚割マネジメントから見える小売業・店舗の課題と解決策について解説していただく。

小売り・流通業における「デジタル×紙×マーケティング」の最前線や店舗販売の課題から、何が見えてくるのか。今後のマーケティング手法や販促戦略にどのような影響があるのか。最前線の当事者である方々に議論してもらう。

(JAGAT 研究調査部 千葉 弘幸 )

2月7日(金) 15:45~17:45
【CM4】流通小売における次世代販促と業務改善 <流通小売におけるデジタル×紙×マーケティングの実践と店舗販売の課題>

業績と社員の満足度を上げる働き方改革に向けて

2020年4月からの中小企業における時間外労働の上限規制導入されに向けて、働き方改革が着々と進むなか、人手不足や業務多忙で手が回らず、取り組めない会社も多いのが現状である。印刷会社として働き方改革と向き合うためには、生産性を高め、働きやすさ、働き甲斐を得るためのノウハウを得た上で、推進していく必要があるだろう。

 

日本の社会経済が抱える少子高齢化や人口減少による労働力不足を解決するため、働き方改革が法で定められるようになった。労働生産性を高める効果も期待され、働き方改革の3つの柱として(1)非正規雇用の待遇差改善(2)労働時間の是正(3)柔軟に働ける環境づくりがある。
ただし、単に時間外労働の上限規制として、残業時間を削減し、「ノー残業デー」「ムダ取り」とさまざまなスローガンのもと残業抑制を行ってしまうと、従業員が抱えている仕事がこなしきれず、次の工程のラインが組めなかったり、納期に間に合うのかと不安の声が上がったり、結局は負担となってしまう。また長時間労働が発生する根本の原因を取り除かない限り、中間管理職にしわ寄せがきたり、労働時間のみ減らすことによって生産性が衰退してしまう。
働き方改革の取り組みの中で、生産性や社員のモチベーションの向上につながっている企業とそうではない企業との差はどこにあるのであろうか。

 

そこでpage2020では、働き方改革についてのセミナーを3つの視点から取り上げて開催する。
リクルートマネジメントソリューションズの講師からは、現在の市場や、まだ世に発表されていない統計をもとに働き改革の理解を深め、ビジネスモデル、経営戦略の見直し、従業員にとって働きやすい環境づくりについて講演いただくとともに、印刷会社の視点から弘久社の取り組み事例とその成果について、さらに経営視点から、中小企業の働き方改革を推進しているアラタケ社会保険労務士事務所からの報告と、さまざまな角度から働き方改革について触れるセミナーとなっている。自社にはどのような働き方改革ができるか、考えてみてはいかがだろうか。
今現在、働き方改革に取り組んでいる企業、これから取り組もうとする前向きな企業、取り組みたいけれど難しいなと思われている企業、皆様に最新情報を届けます。

( JAGAT 加治 寛子 )

【S10】事例で学ぶ印刷会社の働き方改革 ~業績と社員の満足度を上げる~
 
〈ご登壇者〉

武藤 久美子 (株式会社リクルートマネジメントソリューションズ)
シニアコンサルタント 主任研究員 社会保険労務士
2005年リクルートマネジメントソリューションズに入社。プロジェクトマネジャーとして150社以上の案件を担当。専門は、組織力の向上、働き方改革、ダイバーシティ&インクルージョン、企業の評判。所属のリクルートグループでは、社員4万人の中から、社会と顧客に影響力を与え、新しい価値を創造した営業・コンサルタントに贈られる「TOPGUN AWARD」を2度受賞。

平野 芳久 (株式会社弘久社)
代表取締役社長
大学卒業後、自社に入社。29歳で二代目社長就任。35歳の時、東京造形大学助教授を中心にグラフィックやプロダクトのデザイナー数名とデザイン・マネジメント研究会を発足。主に顧客経営層への情報提供を開始。デザインは人と技術のインターフェイスであるとの意識改革から、BCP、CSV、ESG、SDGs、働き方改革への適応と仕組みづくりに挑戦。その根底には常にデザイン・マネジメントの思想があり、我が社の第二創業期を形成したと言っても過言ではない。

荒武 慎一 (アラタケ社会保険労務士事務所)
昭和53年同志社大学卒業。同年富士ゼロックス株式会社入社、平成23年日本生産性本部経営コンサルタント養成事業中小企業診断士コース修了。平成27年アラタケ社会保険労務士事務所を開設。平成30年すばるコンサルティング株式会社取締役就任。著作として、月刊人事マネジメント誌 2019年1月号特集記事「助成金で進める働き方改革」を執筆。社会保険労務士・中小企業診断士・武蔵野商工会議所専門家登録。

 

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