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業績と社員の満足度を上げる働き方改革に向けて

2020年4月からの中小企業における時間外労働の上限規制導入されに向けて、働き方改革が着々と進むなか、人手不足や業務多忙で手が回らず、取り組めない会社も多いのが現状である。印刷会社として働き方改革と向き合うためには、生産性を高め、働きやすさ、働き甲斐を得るためのノウハウを得た上で、推進していく必要があるだろう。

 

日本の社会経済が抱える少子高齢化や人口減少による労働力不足を解決するため、働き方改革が法で定められるようになった。労働生産性を高める効果も期待され、働き方改革の3つの柱として(1)非正規雇用の待遇差改善(2)労働時間の是正(3)柔軟に働ける環境づくりがある。
ただし、単に時間外労働の上限規制として、残業時間を削減し、「ノー残業デー」「ムダ取り」とさまざまなスローガンのもと残業抑制を行ってしまうと、従業員が抱えている仕事がこなしきれず、次の工程のラインが組めなかったり、納期に間に合うのかと不安の声が上がったり、結局は負担となってしまう。また長時間労働が発生する根本の原因を取り除かない限り、中間管理職にしわ寄せがきたり、労働時間のみ減らすことによって生産性が衰退してしまう。
働き方改革の取り組みの中で、生産性や社員のモチベーションの向上につながっている企業とそうではない企業との差はどこにあるのであろうか。

 

そこでpage2020では、働き方改革についてのセミナーを3つの視点から取り上げて開催する。
リクルートマネジメントソリューションズの講師からは、現在の市場や、まだ世に発表されていない統計をもとに働き改革の理解を深め、ビジネスモデル、経営戦略の見直し、従業員にとって働きやすい環境づくりについて講演いただくとともに、印刷会社の視点から弘久社の取り組み事例とその成果について、さらに経営視点から、中小企業の働き方改革を推進しているアラタケ社会保険労務士事務所からの報告と、さまざまな角度から働き方改革について触れるセミナーとなっている。自社にはどのような働き方改革ができるか、考えてみてはいかがだろうか。
今現在、働き方改革に取り組んでいる企業、これから取り組もうとする前向きな企業、取り組みたいけれど難しいなと思われている企業、皆様に最新情報を届けます。

( JAGAT 加治 寛子 )

【S10】事例で学ぶ印刷会社の働き方改革 ~業績と社員の満足度を上げる~
 
〈ご登壇者〉

武藤 久美子 (株式会社リクルートマネジメントソリューションズ)
シニアコンサルタント 主任研究員 社会保険労務士
2005年リクルートマネジメントソリューションズに入社。プロジェクトマネジャーとして150社以上の案件を担当。専門は、組織力の向上、働き方改革、ダイバーシティ&インクルージョン、企業の評判。所属のリクルートグループでは、社員4万人の中から、社会と顧客に影響力を与え、新しい価値を創造した営業・コンサルタントに贈られる「TOPGUN AWARD」を2度受賞。

平野 芳久 (株式会社弘久社)
代表取締役社長
大学卒業後、自社に入社。29歳で二代目社長就任。35歳の時、東京造形大学助教授を中心にグラフィックやプロダクトのデザイナー数名とデザイン・マネジメント研究会を発足。主に顧客経営層への情報提供を開始。デザインは人と技術のインターフェイスであるとの意識改革から、BCP、CSV、ESG、SDGs、働き方改革への適応と仕組みづくりに挑戦。その根底には常にデザイン・マネジメントの思想があり、我が社の第二創業期を形成したと言っても過言ではない。

荒武 慎一 (アラタケ社会保険労務士事務所)
昭和53年同志社大学卒業。同年富士ゼロックス株式会社入社、平成23年日本生産性本部経営コンサルタント養成事業中小企業診断士コース修了。平成27年アラタケ社会保険労務士事務所を開設。平成30年すばるコンサルティング株式会社取締役就任。著作として、月刊人事マネジメント誌 2019年1月号特集記事「助成金で進める働き方改革」を執筆。社会保険労務士・中小企業診断士・武蔵野商工会議所専門家登録。

 

■関連記事■
pageセミナーの最新情報 https://page.jagat.or.jp/sessionList/seminar.html
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pageカンファレンスの最新情報 https://page.jagat.or.jp/sessionList/conference.html

“働き方改革”は経営にとってボトルネックなのか ~生産性向上と働き方改革、雇用に波及する多能工化への取り組み

地域イベントでお目にかかったある印刷会社の経営者の方が「印刷需要の減少、材料の値上げ、価格競争に加えて働き方改革でもう四重苦だよ」とおっしゃる。たしかにワークライフバランスなどと言って、時短や残業カット、有給休暇消化を迫られても、単純にそれだけでは現状の利益の確保ですら難しいであろう。

2019年4月より順次施行された働き方改革関連法に基づき、印刷会社も対応が求められているが、働き方改革が経営のボトルネックになってしまっては、推進していくことはできないであろう。
会社、社員双方にとって利益ある改革のためには、なんといっても業務の効率化を図らなければならず、そのためには、仕事の標準化や共有化が重要であり、その仕組みを構築する必要がある。
ここでは印刷会社の生産部門の改革として最近よく耳にする多能工化について注目してみたい。

「多能工とは生産・施工の現場において、1人が一つの職務だけを受け持つ単能工に対し、1人で複数の異なる作業や工程を遂行する技能を身につけた作業者のことをいう。多品種少量生産や品種・数量の変動に対応しうる柔軟な生産体制を維持し、生産性の向上を実現するためには多能工の確保が欠かせません。」(日本の人事部より)

実際に多能工化に取り組み、CTP出力機のオペレーターが印刷のサポートをし、逆に印刷機のオペレーターがCTP出力機を操作できるようになって仕事の幅を広げている例がある。製本関連でも断裁機、折り機、無線綴じ機、中綴じ機など製本機器の操作に加え、印刷機やCTP出力機のオペレーターが携わり後工程の技能を習得している例もある。

多能工化を進めるにあたっては、経営者が考慮しないといけない課題がある。例えば、時間がかかることだ。OJT、OFF-JTで実務の経験を多く積ませながら教育しなければならない。
また、多能工化に取り組んでいる間に、評価制度が伴わないなどにより、社員のモチベーションが低下してしまうことを防ぐ必要がある。大事なのは社員とコミュニケーションを取りながら進めていくことだ。トップダウンで一方的に命令するだけでなく、彼らの身になって意見を聴き、会社の体質に合った改革を進めていくべきである。

ただし、一概に印刷工場の多能化といっても、印刷会社の規模や事業領域によって、取り組み方も様々である。そこでJAGATでは、page2020で働き方改革をテーマにしたセミナーを開催し、実際の取り組みにおける具体的な事例をもとに、多能工化による働き方改革の成功への道筋を示したいと考えている。
「4S」「機械設備の保全」「品質」「多能化」のー連の活動の中、多能工化を位置づけし、職場環境が人材育成と製品の品質にも結びついている例。さらに、徹底した「見える化」への取り組みにより、コスト意識を高め、目標管理を行い、効率的に仕事を進めるしくみづくりをしている例など、業務管理システムの構築を通じ、生産性向上の中での複数の工程をカバーした多能工化について紹介する。

(CS部 伊藤禎昭)

●関連情報●
page2020セミナー最新情報 
【S2】印刷工場の生産性向上実践 ①~多能工化編~
【S4】印刷工場の生産性向上実践② ~品質管理と改善活動編~
【S7】トラブルを未然に防ぐ入稿データのチエックポイント~最新のAdobe CCにおける注意点~
【S9】アイデアを形にする紙加工の製品開発
【S14】印刷学会共催「色評価用LEDガイドライン」とカラマネ・照明の基本 ~LEDガイドラインセミナー~

相手の本音を引き出す「笑い」のコミュニケーション

印刷会社がビジネスをする上で、社内外へのコミュニケーション能力がこれまでに増して必要となった。相手の本音を引き出す方法として、「笑い」を生かして相手の感情へアプローチするコミュニケーションが注目されている。

 

■顧客の抱える課題を引き出すコミュニケーション

現代の印刷営業に求められることは、印刷を軸とした顧客のビジネスを包括的に支援できるようになることである。相手に物事を「伝える」ためには、まず相手が何を求めているのか、相手の現状を知り、抱える問題を引き出すことが求められる。顧客が求めるものをいかに引き出すか、コミュニケーションを図り信頼関係を築き提案していくことが必要となる。
しかしながら、具体的にどのように顧客の懐に飛び込み、会話を持続させ、結果として的確なニーズを引き出したらよいのだろうか。案外そうしたことが苦手で、そのノウハウを学びたいと思っている営業パーソンも多いであろう。

 

■上司、同僚、部下の本音を引き出すコミュニケーション

一方で、社内でのコミュニケーションがしっかり行われていることによって、顧客への提案に関する重要な情報をきちんと共有することが出来、よりよい提案ができる。また、部下、同僚など話しやすく、相談しやすい環境を作り出すことで社内の雰囲気が良好になり、業務効率化や生産性向上、離職率低下なども期待できる。
しかし、実際には上司と部下の間には壁が立ちはだかり、お互いの本音が分からず、円滑な情報共有ができにくいと感じているケースも多いであろう。また、人間関係になじめず若手が早期退職してしまうなど、コミュニケーション不足によって会社としての一体感が生まれにくくなってはいないだろうか。
では、コミュニケーションが活発な組織を作るためには、具体的に何をすればよいのだろうか。

 

そこで、page2020では、組織の課題としてのコミュニケーション不足を解消すべく、お笑い芸人・人事系コンサルタント・起業家という異色の経歴を持つ中北朋宏氏から「笑い」のスキルを体系化しコミュニケーションへ転用、そして心理的安全性を生み出す笑顔と明日から実践できる手法を学ぶセミナー「“ウケる”は人に好かれる最強のビジネススキル ~相手の心を一瞬でつかむコミュニケーション技法~」を開催する。
コミュニケーションの重要性はもちろんのこと、人気番組から学ぶ空気の作り方や笑いのメカニズム、自己プロデュース技術など、社内外における“今必要なビジネススキル”としてのコミュニケーション能力向上に特化した内容で伝えます。

JAGAT 加治 寛子

■page2020セミナー

【S1】「ウケる」は人に好かれる最強のビジネススキル

当たり前のコミュニケーションスキルは聞き飽きた!こんな人におすすめです!

笑いで相手の感情を動かしたい
● リアクションを引き出したい
● メンバーと本音でしゃべりたい
● 相手のモチベーションをあげたい
● チームを一つにまとめたい

 

<講師>
中北 朋宏 (株式会社 俺 代表取締役社長)
NSC(吉本お笑い養成所)に入学。大阪から東京へ拠点を移し、浅井企画に所属する。テレビ・舞台で活躍し、東京タワーのイベントにて約3,000人前で司会進行を行うお笑い芸人解散後、人事系コンサルティング会社に入社する。入社後は、コンサルティング営業を担当。中小企業コンサルティング実績はNO.1を獲得する。その後、インバウンド系事業のスタートアップにて人事責任者を任せれ、制度、採用、研修を設計し実施をする。2018年2月9日 2社から出資を受け、株式会社俺を設立。夢諦めたけど人生諦めていない人の支援を掲げ、元芸人などのセカンドキャリアを支援する転職サービス「芸人ネクスト」、笑いの力で組織を変える「コメディケーション」を展開している。2019年6月日本経済新聞出版社より『「ウケる」は最強のビジネススキルである。』を出版。1ヶ月で3刷を記録しAmazon新着ビジネス書ランキング1位を獲得する。


■関連情報■
・pageセミナーの最新情報 https://page.jagat.or.jp/sessionList/seminar.html
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紙加工製品の商品開発に欠かせない、デザインとブランディング

経営者が自ら取り組む商品開発とデザインへの取り組み

 印刷業を取り巻くビジネス環境では、デザインの重度が増している。販売促進ツールをはじめとするBtoBや生活者を豊かにするBtoCの商品開発を手掛ける印刷、紙加工業の事例も増えてきている。商品開発に欠かせないのが、アイデアとそれを形にするデザインだ。   

page2020セミナー「アイデアを形にする紙加工の製品開発」では、紙加工製品の商品開発に取り組む2社に実践でのプロセスとブランド展開について解説する。

 加藤製本株式会社では、ブランド「クルーシャル」を立ち上げている。クルーシャルは、文具、朱印帳などの紙加工商品を開発し、提供する会社だ。プロダクトデザイナー、グラフィックデザイナー、CADエンジニア、一級技能士の資格を持つ社員によりものづくりに取り組む。社員がアイデアを出すこととデザイナーを採用や育成することに力を入れている。同時に、大手文具量販店や文具店、女子博、販促アイデアグランプリ展など業界の枠を超えた販路開拓にも力を入れている。マーケティングとアイデアとそれを形にするデザインの相乗効果で成果を上げている。紙加工技術、レーザーダイカットシステムを活かした微細な細工の朱印帳やマカロン(付箋)などは記事や話題として取り上げられことも多い。

 福永紙工株式会社では、この2020年1月29日までの期間で昨年11月にオープンした渋谷スクランブルスクエア10Fの東急ハンズが運営する「208HANDS」で販売会を実施している。ブランディングへの取り組みだ。クリエイターと共にこの12年間でつくりあげた紙製品の22日間限定販売会だ。同社は、印刷から加工までのパッケージの印刷加工会社として1963年に創設された。転機は、アパレル商社勤務経験とノウハウを持つ現在の山田社長を中心とした2006年の「かみの工作所」プロジェクトスタートだった。多くのクリエイターと恊働して工場の技術を活かしたオリジナル製品の企画、開発、製造、販売への挑戦をはじめたことだ。第一線のクリエイターとの人脈も広い。他にも1/100スケールの模型ブランド「テラダモケイ」の製造販売など、新たな紙の価値を模索する取り組みを様々な形で行っている。海外の美術館でも取り上げられるような「空気の器」「MABATAKI NOTE」などの製品は、ブランド価値をさらに高めている。

デザインがビジネスチャンスへ

 印刷会社がマーケティングや製品においてデザイン能力を重要視しているように顧客側の企業もデザインノウハウを重要視している。印刷業でもビジネスチャンスとして捉えるべきだ。また、消費者ニーズが複雑化し課題がわかりにくい市場においては、デザイン的な発想やデザイナーが重要になってきている。商品開発の決め手はアイデアだ。モノや情報が溢れた時代では、ユーザーの想定を超えた製品やサービスが必要なる。〝今までにない”紙製品を創り〟で販路開拓し、ブランディングを展開するポイントを紹介する。また、アイデアやデザイン的な発想は、簡単に出せるものではない。アイデアを生み出すために取り組むべきことは何か、そのためのポイントも解説する。

CS部 古谷芸文

関連情報 page2020セミナーhttps://page.jagat.or.jp/sessionList/seminar.html

【S9】アイデアを形にする紙加工の製品開発

 

基礎となるセオリーを身に付けてデザインを自由自在

デザインには、確立されたセオリーがあり、それをしっかり理解しておけば、目的とする「情報を伝える」ためのさまざまなアイディアが創造でき、仕事の楽しさを実感できる。

 

〇たくさんあるグイラフィックデザイナーの仕事
グラフィックデザインは主に平面上に表示される画像や文字、色彩などを用いて情報を伝達する手段である。そして、印刷物の構図や色彩、画像・写真などの素材や文字の配置等を考え、情報を整理し、分かりやすく伝達できるようにするのがグラフィックデザイナーだ。
デジタル技術の進展とともにDTPが確立し、専用ソフトが手軽に使えるようになると、デザインを始めるための敷居も低くなった。ソフトに搭載された多くのツールを活用することにより、見栄えのよいデザイができるようになり、グラフィックデザインの仕事も進化してきた。
具体的にはポスター、チラシ、リーフレット、パンフレット、カタログ、ステッカー、新聞・雑誌広告のデザインやロゴマークなどさまざまだ。しかし、デザイン制作が便利になる一方で、どういうデザインが正解なのか拠り所がないと感じている人もいるかもしれない。

〇デザインを形に残そう
デザインはすべてルールで決まっているわけではなく、また、人のセンスだけでできるものでもない。デザインの目的である「しっかりと情報を伝える」ことを果たすために大切なのは、デザインを構成する各要素やさまざまな技法の基礎を身に付けることだ。基礎力があれば、時には基本軸を揺るがすようなこともできるようになり、顧客の要望や意図に柔軟に対応して的確に視覚化できる。そのときには、自分なりに仕上がりをイメージする、つまり「考える」という過程が楽しくもなる。そして、自分が取り組んだ案件が実際に世に出て形に残ると、デザイナーならではのやりがいを実感できる。

page2020では、こうしたデザインの基礎を学びたい人に最適なセミナー「デザイン設計の基本セオリー」を開催する。このセミナーでは説得力のあるデザインのために必要な基礎知識をわかりやすく整理して解説する。また、顧客の要望を制作部門に伝え、自らもプレゼンツールを作成する営業担当者にも必要な知識と言えお薦めである。            (CS部 伊藤禎昭)

 

【pageセミナー「企画デザイン・営業」】

【S1】“ウケる”は人に好かれる最強のビジネススキル~相手の心を一瞬でつかむコミュニケーション技法~
【S5】最強のプレゼン資料作成術~孫正義氏一発OK連発のワケ~
【S9】アイディアを形にする紙加工の製品開発
【S11】印刷会社だからこそできる“デジタル×紙”の提案~新たな売り上げを導くコミュニケーション戦術の一手~
【S12】デザイン設計の基本セオリー