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page2024準備始動

コロナは落ち着き、東京ビッグサイトで春先に開催されたイベントは活況を呈していた。来年2月開催の「page2024」も有意義なイベントにするべく、例年よりも早く準備を開始した。


page出展企業を80社以上訪問して分かった成果の出る企業とは

今年3月からpage2023の出展企業の皆様に page2023の開催報告を兼ねて、ご挨拶に伺った。コロナ禍の3年間は、イベント終了後のご挨拶はオンラインでの実施がほとんどだったが、今回は出来る限り対面でのご挨拶をお願いし、アポイントを取ったところ、延べ80社以上の企業に訪問することが出来た。イベントの担当者様だけでなく、多くの経営者・役員の方々とも様々なお話をする中で、出展企業の特徴が見えてきた。


成果の出るイベント出展企業の特徴

  • 展示会の実績を感覚ではなく数値で把握している
    • お伺いすると「わが社のブースは、リード獲得数が○○件で、その中から○件、成約も出ました。」という言葉がスラスラと出てくる企業が大半だった。一昔前であれば「お客さんが多かったね(少なかったね)。」で終わっていたケースが多かったが、しっかりとKPIを設定していることがうかがえた。
  • アイデアが豊富
    • 今回の出展企業の訪問に際しては極力、出展企業からの様々な意見を吸い上げたいと思っていたが、こちらの想像以上に今後のpageイベントにおける建設的な意見を多数伺うことが出来た。前述したKPIの設定とも関連するが、いわゆる「お付き合い」での出展ではなく、展示会に対して非常に前向きに取り組んでいる結果、イベントに求めるものも多いと推測された。
  • 業績が良い
    • まず展示会に出展している時点で、それだけのコストをかけられる余裕があることは明白だが、業績がコロナによるマイナスを乗り越えてのV字回復ではなく、過去最高を達成したというお話を複数伺った。これらの企業の多くはコロナに関係なく、あるいはコロナ禍でも業績が変わらない、もしくは業績を伸ばせる独自の施策が構築されており、出展ブースにも多くの来場者が詰めかけていた。余談だが、ある日の訪問で、午前と午後で訪問した企業がいずれも過去最高実績を記録したと伺い、「『このご時世にすごいですね。』と1日に2回言うとは思いませんでした。」と言ってしまったほどである。

イベントの来場者を増やすべく主催者企画を実施

コロナは落ち着き、展示会に対する風向きは変わった。これまでの3年間は、展示会を開催出来るかどうかが懸案事項であったが、もうそのフェーズは過ぎた。一方で、イベントの規模や盛り上がりがコロナ前に戻るとは考えにくい。
page2022から2023にかけて来場者は2倍以上増加したが、コロナ前の水準にはまだ戻っておらず、page2024で完全に回復することは難しいだろう。 2020年までのpageイベントは、来場者を誤解を恐れずに言えば「放っといてもお客さんは来る」展示会であった。しかし残念ながらそうではなくなったと言わざるを得ない。したがって来場者を呼び込む施策を積極的に講じていかなければならない。今回の出展企業への訪問で、その為のアイデアはいくつか得ることが出来た。またJAGAT内でもすでにpage2024に向けての企画会議を実施しており、早い段階でお知らせすることが出来るであろう。

展示会の成果を最大化するサポートも

来場者を呼び込む施策を主催者主導で実施していくことに加え、出展社にとってもメリットを得られるサポートプランを追加する予定である。
出展企業を訪問する中で、自社製品の紹介をいただくケースが数多くあった。その中から得たヒントを活用し、出展企業の展示会における成果を最大化する施策を提案したいと考えている。イベント主催者が出展社に対して出来るサポートは、まずイベント全体の来場者を増やすことである。これは主催者主導の企画とPRによって実施するが、加えて今回のサポートプランを実施することで、その企業の出展ブースに来場者が立ち寄ってもらう施策を提案したいと考えている。

「行ってみたい」と思えるイベントに

pageイベントの出展企業は、総じて業績が好調で、イベントに対して前向きに取り組んでいる。つまり展示会場には(目には見えないが)明るい前向きな空気が流れている(コロナ禍では、この「空気」が暗かった…)。この雰囲気をいかにPRして、来場者に「行ってみたいイベント」と思ってもらえるよう検討したい。
コロナ禍の3年間は、出展企業の募集と運営(ひいては、トラブルなく終わらせる事)に注力せざるを得なかった。今回は来場者を呼び込み、各社の出展ブースで有益な情報交換が出来る舞台を作りたいと思う。

(CS部 堀雄亮)

page2023 開催報告

page2023の報告書をまとめましたので、こちらにご報告いたします。また次回page2024についてもお知らせいたします。


<開催概要>
名称  :page2023
主催  :公益社団法人 日本印刷技術協会
後援  :経済産業省ほか
会期  :2023年1月31日(火)~2月10日(金)
 基調講演             :1月31日(火)
 リアル展示会           :2月1日(水)~3日(金)
 オンラインカンファレンス・セミナー:2月6日(月)~10日(金)

会場:サンシャインシティ展示ホールB/C/D
テーマ  :「創注」
入場料  :無料(来場事前登録制)


<オンラインカンファレンス・セミナー>
実施セッション数             :11本
基調講演                 :1月31日(火)14:00~16:00
オンラインカンファレンス・セミナー(10本):2月6日(月)~10日(金)


<リアル展示会>
出展規模:122社423小間
来場者数:17,070名(来場者受付通過人数)
 2月2日(水):4,298名
 2月3日(木):5,470名
 2月4日(金):7,302名


<来場者属性>
このpage2023来場者データは、来場登録の際に実施する属性確認を基に、データの収集を行っているものである。

①業種

印刷業の方の割合が半数を超え、印刷関連メーカー・ベンダーを合わせるとおよそ7割となる。


②職種

営業の来場が大幅に増加した。


③役職

役職者層の来場が5割を超えた。


④都道府県別

「東京都」の来場者が2/3、1都3県で8割だが、全国からの来場が戻る。

次回page2024について


日程:2024年2月14日(水)~16日(金)
場所:サンシャインシティ

次回page2024は、例年に比べて開催時期が少し遅くなります。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

(CS部 堀雄亮)


page2023リアル展示会 総来場者数及びpage2024の日程

2月1日(水)~3日(金)の3日間開催いたしましたpage2023リアル展示会は、おかげさまで成功裡に終了することができました。ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。


JAGATは、印刷・メディアビジネスの総合イベント「page2023」を開催しています。このたび、東京・池袋のサンシャインシティで2月1日(水)から3日(金)まで実施したリアル展示会が、おかげさまで無事に開催を終えたことをご報告します。


■「page2023」リアル展示会 来場者数
2月1日(水) 4,298名(前回page2022の1日目 2,234名)
2月2日(木) 5,470名(前回page2022の2日目 2,474名)
2月3日(金) 7,302名(前回page2022の3日目 2,964名)
総来場者数 17,070名(前回page2022の総来場者数 7,672名)

なお、2月6日(月)から10日(金)までの5日間、オンラインでカンファレンス・セミナーを開催します。こちらは各セッションとも、当日午前10時までお申し込みが可能です。
詳細などは特設ウェブサイトよりご覧ください。


■次回「page2024」開催日程


2024年2月14日(水)~2月16日(金) 東京・池袋サンシャインシティ

(日本印刷技術協会 page事務局)

「page2023」基調講演・カンファレンス・セミナーの受講申し込みとリアル展示会の来場者登録受け付けスタート!

JAGATでは、2023年1月31日から2月10日まで、「創注」を統一テーマとした印刷・メディアビジネスの総合イベント「page2023」を開催します。
このたび本日12月21日より、page2023リアル展示会の来場者登録、および基調講演・カンファレンス・セミナー(いずれもオンライン)の受講申し込みの受け付けを開始します。



page2023」開催概要

基調講演【オンライン】 1月31日(火) 14:00~16:00

page2023のテーマ「創注」を議論し提言するセッションとして、2023年1月31日14時より基調講演をオンラインでライブ配信します。

タイトル:無敗営業力と印刷ビジネス力で「創注」を実現!

基調講演の詳細及び受講申し込みはこちらからお願いします。https://page.jagat.or.jp/sessionList/keynote.html



カンファレンス・セミナー【オンライン】

26日(月)~210日(金) 13301530 16001800

カンファレンス・セミナーは、2023年2月6日から10日までの5日間、オンラインで合計10セッションをライブ配信します。https://page.jagat.or.jp/sessionList/onlineConf.html

プログラム:下記の通りです。

26日(月)

13:30~15:30【C1】見える化で加速☆企業変革と働きがい
16:00~18:00【S1】原価と結ぶ「業務管理システムの運用と実務」~利益を出すためのマネジメント

27日(火)

13:30~15:30【S2】印刷工場のヒューマンエラー対策
16:00~18:00【C2】RGBで実現するビビッドカラー・広色域印刷

28日(水)

13:30~15:30【C3】問題解決型営業への変革
16:00~18:00【S3】データサイエンス入門~分析力を高め、読み解く力を身につける~

29日(木)

13:30~15:30【S4】DMの提案方法と創注までのプロセス公開~なぜ経験ゼロからできたのか?
16:00~18:00【C4】SDGsとESGのリスクとチャンス
-収益性と社会性の両立に向けて-

210日(金)

13:30~15:30【C5】価値創造時代のプライシング-印刷サービスの値付けに関する論考-
16:00~18:00【S5】トレンドを捉えた「動画受注と制作フロー」

■基調講演・カンファレンス・セミナー参加費

page2023基調講演・カンファレンス・セミナーの参加費は下記のとおりです。
1本(1人)  : 13,000円(税込)
2本(2人)  : 26,000円(税込)
3本(3人)以上:各10,000円(税込)
※例)1セッションに合計3名お申し込みされた場合は、合計3本とカウントします。



page2023リアル展示会 2月1日(水)~3日(金) 10:00~17:00

リアル展示会は、2023年2月1日から3日までの3日間、東京・池袋のサンシャインシティにて開催します。なお、入場料1,000円(税込)が無料となる来場者登録の事前受け付けを12月21日より開始します。来場者登録はこちらからどうぞ。https://page.jagat.or.jp/cms/contact/invitation2023


皆様のご来場、心よりお待ちしております。

<page2023事務局>

page2022 開催報告

page2022の報告書をまとめましたので、こちらにご報告いたします。また次回page2023についてもお知らせいたします。


<開催概要>
名称  :page2022
主催  :公益社団法人 日本印刷技術協会
後援  :経済産業省ほか
会期  :2022年1月31日(月)~2月10日(木)
 プレセミナー           :1月31日(月)
 基調講演             :2月1日(火)
 リアル展示会           :2月2日(水)~4日(金)
 オンラインカンファレンス・セミナー:2月7日(月)~10日(木)

会場:サンシャインシティ展示ホールB/C/D
テーマ  :「リセット・ザ・フューチャー」
入場料  :無料(来場事前登録制)


<オンラインカンファレンス・セミナー>
実施セッション数             :12本
プレセミナー               :1月31日(月)14:00~16:10
基調講演                 :2月1日(火)14:00~16:00
オンラインカンファレンス・セミナー(10本):2月7日(月)~10日(木)
総視聴者数                :853名

(page2022プレセミナー・基調講演・オンラインカンファレンス・セミナープログラム)

<リアル展示会>
出展規模:125社460小間
来場者数:7,672名(来場者受付通過人数)
 2月2日(水):2,234名
 2月3日(木):2,474名
 2月4日(金):2,984名


<来場者属性>
このpage2022来場者データは、来場登録の際に実施する属性確認を基に、データの収集を行っているものである。

①業種

印刷業の方の割合が半数を超え、印刷関連メーカー・ベンダーを合わせるとおよそ7割となる。


②職種

経営企画層の来場が大幅に増加した。


③役職


経営者層の来場が増加し、役職者層の来場が5割を超えた。


④都道府県別

まん延防止等特別措置の期間中と言う事もあり、都道府県間を超えた移動を控える傾向が顕著となった結果、「東京都」の来場者が8割を超え、これまでよりも20ポイント近く上昇した。

次回page2023について


日程:2023年2月1日(水)~3日(金)
場所:サンシャインシティ

次回page2023は、これまで通り2月第1週にサンシャインシティでのリアル開催いたします。2024年度以降につきましては、開催時期の見直しを検討しつつ、リアルとオンラインの最適な融合を模索してまいります。

(CS部 堀雄亮)


page2022開催のご報告

 

page2022が無事開催しました。

集客はコロナの影響で、例年に比べれば入場者が少ないのですが、

皆さんからは「こういう時期だからこそ頑張ろう」と

励まされています。

 

page2022会場では、

コロナ対策に関して、最善を尽くしておりますので

久々のリアルpageに是非ご参加ください。

お待ちしております。

 

(JAGAT専務理事 郡司秀明)

 

【page2022 Webサイト】

ぶち当たる壁を乗り越え勝ち残る印刷会社になるために

来るべくアフターコロナに向けて、page2022オンラインカンファレンス・セミナーではキーワードとして「新規事業創出」と「マーケティング」を取り上げる。

 

印刷会社における新規事業の最終到達点とは

新たな収益モデルを構築すべく、新規事業について真剣に考えている印刷会社が増えている。しかし、既存業務との掛け持ちによるジレンマや、新しいことに対するアレルギーから社内理解を得られずに先延ばしになっているケースは多い。

「新規事業に取り組むにあたり、社員全員に社長の考えを理解してもらおうと思ってはいない。」

page2022オンラインカンファレンス・セミナーのS1「新事業開発でぶち当たる壁をいかに乗り越えたか(2月7日(月)16時~)」に登壇する glassy株式会社代表取締役社長の工藤太一氏はそう語る。事業承継を経て、事業再建に取り組む過程で工藤氏は自社の強みを再定義し「社内報」事業に活路を見出した。昨今、全くの異業種の新規事業へのチャレンジがメディアに取り上げられ、そうした取り組みに対する国からの支援もあるが、誰も思いつかないような斬新なアイデアを生み出すことは容易ではない。一方、既存事業の延長でビジネスのヒントを見つけられたとしても、専門特化しきれずに事業を打ち切ってしまうケースも少なくない。新規事業に取り組む過程で、社内間の新規事業に対する思いの違いや、組織間の壁を経営者としてどう乗り越えたのか。また印刷会社における新規事業の最終到達点は?当セミナーでぜひ解を見つけていただきたい。また、多くの印刷会社の新規事業開発を支援しているバリューマシーンインターナショナル代表取締役社長の河島氏からは、新規事業の具体的な進め方、社内外の協力体制の構築について、豊富な事例を交えながらわかりやすく解説する。

 

印刷会社がマーケティングに取組むということ

マーケティングが重要なことは多くの経営者が理解しているはずだ。しかし取り組んでいるというマーケティング施策があまり機能せず、形骸化してしまうことは少なくない。

「マーケティングオートメーションツールを導入することや、マーケティング部門を設置することでマーケティングに取組んでいると思っている企業のなんと多い事か。」

耳の痛い言葉だが、page2022オンラインカンファレンス・セミナーのS2「勝ち残る印刷会社のマーケティング戦略(2月8日(火)13:30~)」に登壇するシンフォニーマーケティング株式会社代表取締役社長の庭山一郎氏が指摘するのは、各社のマーケティング施策が、部分最適にとどまってしまっているという点だ。 ではどうするか?それは経営者の考え方を根本的に変えなければならないという。自社の事業ドメインを見つめ直し、自社の製造する印刷物の価値を高める。そのために組織を変え、人も育てる。これからの時代を生き残る印刷会社になるために必要不可欠な全体最適のマーケティングへの向き合い方とは?page2022基調講演で啓蒙を

また2月10日(木)10時30分~は、「ビジネスのタネの見つけ方、つくり方、育て方」では、様々な実例をもとに、解説する。一貫して視聴いただくと効果もあるのではないか。

 

 

【page2022 関連セミナー】
[S1]新事業開発でぶち当たる壁をいかに乗り越えたか
    ~社内報で切り開いた変革事例から学ぶ~

[S2]勝ち残る印刷会社のマーケティング戦略

工場改善に必要なビジョンとリーダーシップ

ビジョンなきシステム開発に学ぶ改善活動

工場改善や標準化の推進においては、ビジョンが必要だ。2021年9月発足のデジタル庁が挑む重要テーマの一つに地方自治体のコンピューターシステムを共通仕様にする「標準化」があるが、日本経済新聞電子版( 2021年8月22日 )によれば、実態は惨憺たるもので住民の氏名や住所などの基本データの保存法すらそろっておらず、ご当地仕様が乱立する。開発した業者しか保守管理できず、コストも高止まりしやすい。「昭和」の名残が色濃いシステムでは、デジタル行政の実現は遠いという。各自治体がバラバラにシステムやしくみを作った結果だ。国としてのビジョンやリーダーシップの欠如だといえる。

リーダーシップはスキルとして捉える

工場改善活動を推進するためには、プロジェクトをけん引するリーダーシップ能力の高い人材が鍵を握る。リーダーシップは、スキルである。工場改善をサポートするコンサルティングファームのコンサルソーシング株式会社によれば(2018年8月26日ブログより)

リーダーシップとは、方針を理解し進むべき道を示し、メンバー個人の能力を引き出し活かし、高い組織力とより良い風土をつくることとある。

リーダーシップは、

①組織が向かうべき道を描き、見せること

②一人ひとりの能力を引き出し、活かすこと

③組織能力をつくり出すこと

④よい組織風土をつくること

⑤異常の見える化と予防管理を行うこと

そのスキルは、

「聞く力」「示す力」「気づく力」

改善活動を推進するリーダーは、組織が向かうべき道を描き見せること、ビジョンを見せて、メンバーや周囲の話を聞き、課題解決の方向を示し、やり遂げるために現場の問題に気づく力が必要だ。今回のpage2022セッションでは、印刷工場の改善活動と多能工化をテーマした講座も開催される。人員確保も難しく、生産効率アップと働き方改革への取り組みが必須の課題となる中、改善活動とその延長線にある多能工化への取り組みを学ぶ講座となっている。考え方を解説し、実務に携わる印刷会社の工場長からの事例紹介も予定されている。印刷工場の改善活動促進の機会として役立てて頂きたい。

(JAGAT CS部 古谷芸文)

S3:印刷工場の改善活動と多能工化

page2022オンラインカンファレンス・セミナー

S4:カラーマネジメントの最新トレンド

2022年6月開講【オンライン】印刷工場長養成講座