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印刷白書2022

印刷白書2022
印刷産業の現在とこれからを知るために必携の白書『印刷白書2022』
第1章 Keynote 印刷会社の造注・創注戦略
第2章 印刷産業の動向
第3章 印刷トレンド
第4章 関連産業の動向
第5章 印刷産業の経営課題
ご注文はこちら発行日:2022年10月21日
ページ数:128ページ
判型:A4判
発行:公益社団法人日本印刷技術協会
定価:9,900円(9,000円+税10%)
JAGAT会員特別定価:8,300円(7,545円+税10%)

解説

印刷産業のこれからを知るために必携の白書『印刷白書2022』

あらゆる産業を顧客とする印刷産業は、さまざまな産業と密接に関わりを持っています。「印刷白書」では、印刷産業の現状分析から印刷ビジネスの今後まで幅広く取り上げています。

印刷・同関連業界だけでなく広く産業界全体に役立つ年鑑とするために、社会、技術、産業全体、周辺産業というさまざまな観点から、ビジョンを描き込み、今後の印刷メディア産業の方向性を探りました。

印刷業界で唯一の白書として1993年以来毎年発行してきましたが、2022年版では海外動向、労務管理、営業戦略などの項目を追加しました。

印刷関連ならびに情報・メディア産業の経営者、経営企画・戦略、新規事業、営業・マーケティングの方、調査、研究に携わる方、産業・企業支援に携わる方、大学図書館・研究室・公共図書館などの蔵書として、幅広い用途にご利用いただけます。

「第1章 Keynote」では「印刷会社の造注・創注戦略」をテーマに、印刷ビジネスの課題解決に取り組んでいます。「第2章 印刷産業の動向」では印刷産業の現状と課題を俯瞰的に捉え、「第3章 印刷トレンド」では技術課題を整理しました。「第4章 関連産業の動向」ではクライアント産業の動向を探りました。「第5章 印刷産業の経営課題」ではSDGs/ESGから人材まで印刷産業が取り組むべき課題を整理しました。
印刷メディア産業に関連するデータを網羅し、UD書体を使った見やすくわかりやすい図版を多数掲載し、他誌には見られないオリジナルの図版も充実させました。

CONTENTS

第1章 Keynote 印刷会社の造注・創注戦略
いま印刷業界に必要なのは「創注」

第2章 印刷産業の動向
[産業構造]付加価値創出と事業領域拡大で印刷ビジネスの可能性を広げる
[産業連関表]あらゆる産業を顧客とする印刷産業の取引を見る
[市場規模]共創による課題解決型産業へビジネスモデルの転換を
[上場企業]新しい価値の創出に向けて歩みを止めない上場印刷企業
[海外動向]社会経済視点で価値につなげる印刷ビジネス
*関連資料 産業構造/産業分類・商品分類/規模/調達先と販売先/産業全体への影響力と感応度/最終需要と生産誘発/印刷物の輸出入額と差引額/印刷製品別輸出入額/印刷物の地域別輸出入額/印刷物の輸出入相手国/経営動向/上場企業/生産金額(製品別)/生産金額(印刷方式別)/売上高前期比・景況DI/設備投資・研究開発/生産能力/紙・プラスチック/印刷インキ/M&A

第3章 印刷トレンド
[デザイン]自社の強みをブランド化し、新たな顧客と出会う
[ワークフロー]オンデマンドビジネスを成功させる3要素
[オフセット印刷/デジタル印刷]紙への回帰と、さらに求められる小ロット化と環境への対応
[用紙]資源価格の高騰に揺れる製紙業界、環境対応への取り組みも続く
[後加工]デジタル化と加飾技術は進展するも製本業界への逆風はやまず
*関連資料 デジタル印刷/フォーム印刷業界

第4章 関連産業の動向
[出版業界]異業種連携で活発化する出版構造改革
[電子出版]成長が続く電子出版ビジネスと電子図書館サービス
[新聞業界]外部環境変化に戸惑いを隠せない新聞業界
[広告業界]インターネット広告がさらに拡大し、広告市場は大きく回復
[DM業界]デジタルマーケティングで量から質へと進化するDMメディア
[折込広告他]コロナ禍が変える購買行動と地域のイノベーション
[通信販売業界]”通販・EC市場、11.4兆円市場へ拡大 コロナ禍特需の反動でカタログやテレビは伸び悩む
*関連資料 出版市場/電子出版市場/新聞市場/広告市場/通販市場

第5章 印刷産業の経営課題
[SDGs/ESG]サステナビリティをいかに事業活動と結び付けるか
[地域活性化]地方創生戦略からデジタル田園都市構想へ
[経営管理]守りの「見える化」と攻めの「営業改革」
[デジタルマーケティング]「受注」「印刷」「配送」など業務視点から印刷会社を最適化
[労務管理]多様性を重視した働き方を実現するための労務管理の在り方
[営業戦略]「付加価値を高める営業」へ進化させるためのデジタル化推進
[人材]動画ビジネス成功のカギは人材育成・人材確保
*関連資料 クロスメディア/デジタルマーケティング/人材

●巻末資料
DTP・デジタル年表/年表/『印刷白書』年表/印刷産業&関連団体アドレス

印刷白書2021

印刷白書2021
印刷産業の現在とこれからを知るために必携の白書『印刷白書2021』
第1部「特集 with/afterコロナの印刷ビジネスを考える」
第2部「印刷産業の動向」「印刷トレンド」「関連産業の動向」
第3部「印刷産業の経営課題」
ご注文はこちら発行日:2021年10月22日
ページ数:144ページ
判型:A4判
発行:公益社団法人日本印刷技術協会
定価:9,900円(9,000円+税10%)
JAGAT会員特別定価:8,300円(7,545円+税10%)

解説

印刷産業のこれからを知るために必携の白書『印刷白書2021』。
印刷・同関連業界だけでなく広く産業界全体に役立つ年鑑とするために、「印刷白書」は3部構成となっています。
印刷業界で唯一の白書として1993年以来毎年発行してきましたが、2021年版ではSDGs/ESGなどの項目を追加しました。
印刷関連ならびに情報・メディア産業の経営者、経営企画・戦略、新規事業、営業・マーケティングの方、調査、研究に携わる方、産業・企業支援に携わる方、大学図書館・研究室・公共図書館などの蔵書として、幅広い用途にご利用いただけます。

第1部「特集」では「with/afterコロナの印刷ビジネスを考える」をテーマとしています。
コロナ禍で生じたトピックを整理し、with/afterコロナの時代に対応していく印刷ビジネスとは何か、ニューノーマル時代のビジネスの現状分析と課題解決に取り組んでいます。
第2部「印刷・関連産業の動向」、第3部「印刷産業の経営課題」では、社会、技術、産業全体、周辺産業というさまざまな観点から、ビジョンを描き込み、今後の印刷メディア産業の方向性を探りました。
印刷メディア産業に関連するデータを網羅、UD書体を使った見やすくわかりやすい図版を多数掲載し、他誌には見られない経営比率に関する調査比較などのオリジナルの図版も充実させました。

CONTENTS

第1部

第1章 特集 with/afterコロナの印刷ビジネスを考える
アフターコロナの印刷ビジネスを考える
情報産業として印刷業界は何を目標にすべきか
新時代の出版ビジネスとは
新型コロナが開けたパンドラの箱
アメリカのダイレクトメール・マーケティング事情から読み解くDM戦略
コロナ禍と印刷業界の2020年を振り返る

第2部
第2章 印刷産業の動向
[産業構造]生産性向上と付加価値創出で印刷ビジネスの可能性はさらに広がる
[産業連関表]産業連関表で印刷産業に関わる全産業の取引を見る
[市場規模]印刷ビジネスの変容と方向 受注から価値共創へのリセット
[上場企業]新たな収益柱の確立に向けて変革を進める上場印刷企業
*関連資料 産業構造/産業分類・商品分類/規模(1)/規模(2)/規模(3)/
産出事業所数(上位品目)/産出事業所数・出荷額/調達先と販売先/
産業全体への影響力と感応度/最終需要と生産誘発/印刷物の輸出入額と差引額/
印刷製品別輸出入額/印刷物の地域別輸出入額/印刷物の輸出相手国・輸入相手国/
経営動向/上場企業/生産金額(製品別)/生産金額(印刷方式別)/
売上高前期比・景況DI/設備投資・研究開発/生産能力/紙・プラスチック/
印刷インキ/M&A

第3章 印刷トレンド
[デザイン]製造技術とデザインを掛け合わせ印刷の新たな価値を創る
[ワークフロー]顧客起点でワークフローを考える
[オフセット印刷/デジタル印刷]印刷ビジネスの潮流とオフセット印刷機、デジタル印刷機の現状と今後
[用紙]地球環境と紙にまつわる価値を再考する
[後加工]コロナ禍で加速する後加工ベンダーのDXと製本業界の実態
*関連資料 デジタル印刷/フォーム印刷業界

第4章 関連産業の動向
[出版業界]ニューノーマルで変わる読書と出版ビジネス
[電子出版]コロナ禍で成長が続く電子出版ビジネスと拡大する電子図書館サービス
[新聞業界]新たなビジネスモデル構築が急がれる新聞業界
[広告業界]インターネット広告の拡大に印刷メディア広告が貢献
[DM業界]BtoBとデジタル連携にも有効なDMメディアの新たな役割
[折込広告他]コロナ禍が変える地域メディアと地域コミュニケーション
[通信販売業界]コロナ禍で初の10兆円市場を達成
*関連資料 出版/電子出版/コンテンツ/新聞/広告/通販

第3部
第5章 印刷産業の経営課題
[SDGs/ESG]経営課題としてのSDGsに印刷会社はどのように取り組むべきか
[地域活性化]アフターコロナに向けて変わるまちづくり
[経営管理]本当の印刷原価をMQ会計の考え方で考察する
[デジタルマーケティング]インフルエンサーが与える影響とインフルエンサーマーケティングが注目される理由
[デジタルイノベーション]アフターコロナにおける真のデジタルイノベーションとは
[人材1]印刷会社の新サービス開発における課題
[人材2]顧客ビジネスのDXと人材
*関連資料 クロスメディア/デジタルマーケティング/人材

●巻末資料
DTP・デジタル年表/年表/『印刷白書』年表/印刷産業&関連団体アドレス

印刷白書2020

印刷白書2020
印刷産業の現在とこれからを知るために必携の白書『印刷白書2020』
第1部「特集 コロナウイルスで変わる社会と印刷」
第2部「印刷産業の動向」「印刷トレンド」「関連産業の動向」
第3部「印刷産業の経営課題」
ご注文はこちら発行日:2020年10月23日
ページ数:148ページ
判型:A4判
発行:公益社団法人日本印刷技術協会
定価:9,000円+税
JAGAT会員特別定価:7,545円+税

解説

印刷産業のこれからを知るために必携の白書『印刷白書2020』。
印刷・同関連業界だけでなく広く産業界全体に役立つ年鑑とするために、「印刷白書」は3部構成となっています。
印刷業界で唯一の白書として1993年以来毎年発行してきましたが、2020年版ではテレワークなどの項目を追加しました。
印刷関連ならびに情報・メディア産業の経営者、経営企画・戦略、新規事業、営業・マーケティングの方、調査、研究に携わる方、産業・企業支援に携わる方、大学図書館・研究室・公共図書館などの蔵書として、幅広い用途にご利用いただけます。

第1部「特集」では「コロナウイルスで変わる社会と印刷」をテーマとしています。
コロナ禍で生じたトピックを整理し、with/afterコロナの時代に対応していく印刷ビジネスとは何か、ニューノーマル時代のビジネスの現状分析と課題解決に取り組んでいます。
第2部「印刷・関連産業の動向」、第3部「印刷産業の経営課題」では、社会、技術、産業全体、周辺産業というさまざまな観点から、ビジョンを描き込み、今後の印刷メディア産業の方向性を探りました。
印刷メディア産業に関連するデータを網羅、UD書体を使った見やすくわかりやすい図版を多数掲載し、他誌には見られない経営比率に関する調査比較などのオリジナルの図版も充実させました。

CONTENTS

第1部
第1章 特集 コロナウイルスで変わる社会と印刷
ニューノーマル時代の印刷ビジネスを考える
コロナ禍で印刷ビジネスはどう変わるか

第2部
第2章 印刷産業の動向
[産業構造]社会のニーズに対応して変化を続ける印刷産業
[産業連関表]産業連関表で印刷産業の取引の流れを見る
[市場規模]新たな発想と戦略で不可逆的なデジタル化とローカリズムへの変化に備える
[上場企業]新たな収益モデルの確立に向けた模索が続く上場印刷企業
[関連資料]産業構造/産業分類・商品分類/規模(1)/規模(2)/規模(3)/
産出事業所数(上位品目)/産出事業所数・出荷額/調達先と販売先/
産業全体への影響力と感応度/最終需要と生産誘発/印刷物の輸出入額と差引額/
印刷製品別輸出入額/印刷物の地域別輸出入額/印刷物の輸出相手国・輸入相手国/
経営動向/上場企業/生産金額(製品別)/生産金額(印刷方式別)/
売上高前期比・景況DI/設備投資・研究開発/生産能力/紙・プラスチック/
印刷インキ/M&A

第3章 印刷トレンド
[デザイン]新しい環境に対応した製品・サービスをデザインする
[ワークフロー]スマートファクトリーからデジタル・トランスフォーメーション(DX)へ
[オフセット印刷]ますます効率化を目指す印刷フローに オフセット印刷を取り巻くトレンド
[デジタル印刷]デジタル印刷で効率的なビジネス展開を
[用紙]持続可能な循環型経済社会における新たな紙の価値
[後加工]問い直される製本の価値と、新たな取り組みに向けてのリ・スタート
*関連資料 デジタル印刷/フォーム印刷業界

第4章 関連産業の動向
[出版業界]デジタルと紙で光明の見え始めた出版ビジネス
[電子出版]多様化する電子出版ビジネスとコロナ禍の影響
[コンテンツ]流通のデジタルシフトとコンテンツの体験型消費が進む
[新聞業界]デジタルの強化と「新聞外」収入の拡大を模索
[広告業界]広告における印刷メディアの成長はWebとの連携が鍵に
[DM業界]日本の広告費で一定シェアを占めるDM、One to One型へのシフトが進む
[折込広告他]地域メディアとしての特性を価値創造に活かす折込広告とフリーペーパー
[通信販売業界]アマゾン一強のネット通販は8.8兆円市場に成長も、カタログ通販不調は続く
*関連資料 出版市場/電子出版市場/コンテンツ市場/新聞市場/広告市場/通販市場

第3部
第5章 印刷産業の経営課題
[地域活性化]グローバリズムからローカリズムへ withコロナ時代の地方創生戦略の行方
[経営管理]DTP制作部門の収益化に向けて
[クロスメディア]コロナ禍で加速するバーチャル体験の提供
[デジタルマーケティング]アフターデジタル時代の到来 生活者のメディア環境の変化と企業コミュニケーション
[デジタルイノベーション]自社の本質と強みを強化する真のデジタル・トランスフォーメーション(DX)とは
[テレワーク]印刷会社はテレワーク時代にどう向き合うか
[人材1]コロナ禍で変化した印刷会社の新卒採用
[人材2]社会環境の変化とインストラクショナルデザインの重要性
*関連資料 クロスメディア/テレワーク/人材

●巻末資料
DTP・デジタル年表/年表/『印刷白書』年表/印刷産業&関連団体アドレス

メールはどうやって送っているのか、基本のしくみを知ろう

仕事でもチャットなどで連絡を行うことが増え、メールを使う機会が減ってきました。それでも連絡手段として今でもメールは欠かせないものです。

今回は、メールはどうやって相手に送られるのかについてざっくりご紹介します。

メールを送信する基本的なしくみとは

メールは、送信するときと受信するときでは違う方法でデータをやりとりしています。

マイクロソフトのメールソフトOutlookやグーグルのメールサービスGmailなど多くのメールソフト・サービスでは、SMTPという手順に沿って送信します。SMTPのような手順のことを通信プロトコル、と呼びます。

通信プロトコルとは、通信するときの手順・決まりを指す用語です。メールを送信するときはSMTP、受信するときはPOP3IMAPが使われています。

メールソフトを設定するときにサーバー設定として「smtp」や「pop」といった項目を入力された経験がある方もいるかと思います。それは「どういう手順でメールを送る(または受け取る)」と指定していることになります。

メール送信時の手順を簡単に説明すると、次のような流れです。

  1. 自分(送信者)のPCからメールを送信する
  2. 契約しているメールサーバー【A】に届く
  3. メールサーバー【A】がDNSサーバーへ問合せて送信先の
    住所(IPアドレス)を把握する
  4. メールサーバー【A】から送信先のメールアドレスを管理する
    メールサーバー【B】に向けてメールを転送する
  5. 受信者が契約しているメールサーバー【B】に届く
  6. 受信者のPCが自分宛のメールを受信する(POP3・IMAP)

ここで登場するのが「メールサーバー」と「DNSサーバー」です。ここでのサーバーとは、何らかの機能(サービス)を提供するコンピューターのことです。

メールサーバーとは、その名のとおりメール配送の機能を提供するコンピューターで、送信用のSMTPサーバーと受信用のPOPサーバーを合わせて一般的にメールサーバーと呼んでいます。

DNSサーバーというのはあまり聞き馴染みがありませんが、メール送受信やWebサイトの閲覧時に日々お世話になっています。メールアドレスのドメイン部分(@より後ろ)やWebサイトのURLに対応するIPアドレス情報を返す機能を提供するコンピューターです。

なぜDNSが必要なのかというと、メールを送信するときや、Webサイトを表示するときにはメールアドレスやURLの裏側に隠されているIPアドレスが必要になるからです。メールを送信するときにはメールアドレスを指定しますが、裏にあるIPアドレスから「どのメールサーバーへ届けるか」の情報を得ています。

ポート番号ってなんの番号?

SMTPなどのプロトコルとセットで登場するのが「ポート番号」です。ポート番号とは、パソコンがどの手順(プロトコル)でデータをやりとりするかがわかるようにつけられた番号のことです。

ポート番号は、よく番号付きのドアで例えられます。DNSという手順を行うためにはサーバーについている53番のドアを通ります、ということを表しています。

代表的なポート番号には、こんなものがあります。

番号 サービス 用途
20 FTP (データ) データのやりとりをする
21 FTP (制御) データ転送のコントロールを行う
22 SSH セキュアなファイル転送
25 SMTP メールを送信する
53 DNS 名前を解決する
80 HTTP Webサイトへアクセスする
110 POP3 メールを受信する
143 IMAP メールを受信する
443 HTTPS SSLでWebサイトへアクセスする
587 SMTP メールを送信。SMTP AUTH対応

表では、SMTPのポート番号は25番と587番が割り当てられています。

ここで「おや?私のメールソフトでは違う番号を入れたぞ。」と思われた方も少なくないと思います。

実はそのままのSMTPの手順ではユーザー認証の機能に対応していないため、なりすましによる迷惑メールなどを防ぐことができません。そこで最近では、メール送信時にSMTPサーバーにIDとパスワードで認証を取るSMTP認証を導入してなりすましを防ぐようにしています。25番ポートは認証のしくみに対応していないので、SMTP認証を使ったメール送信をする場合には、それに対応している587番のポート番号を使います(465番を使うこともあります)。

マイクロソフトOfficeのメールソフトOutlookでは「送信(SMTP)サーバーには認証が必要」というチェックを入れるのはSMTP認証の設定です。

普段「どうやってメールを送っているか」なんて意識することはほとんどありませんが、基本的なしくみをなんとなく理解しておくと、アプリケーションの設定を行うときや、なんらかのトラブルが起きたとき、何をしているのか、何が起きているのかを理解しやすくなるので知っておいて損はないかと思います。

(JAGAT 研究調査部 中狭亜矢)

電子棚札とダイナミックプライシング

2019年にさまざまな分野で導入が増えた「需要によって価格が変わる」ダイナミックプライシング。 電子ペーパーを採用した電子棚札システムを活用して、リアル店舗でも大手家電量販店などで採用がはじまっています。

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印刷白書2019

印刷白書2019
印刷産業の現在とこれからを知るために必携の白書『印刷白書2019』
第1部「特集 デジタル×紙×マーケティング for Business」
第2部「印刷産業の動向」「印刷トレンド」「関連産業の動向」
第3部「印刷産業の経営課題」
ご注文はこちら発行日:2019年10月23日
ページ数:144ページ
判型:A4判
発行:公益社団法人日本印刷技術協会
定価:9,000円+税
JAGAT会員特別定価:7,545円+税

解説

印刷産業のこれからを知るために必携の白書『印刷白書2019』。
印刷・同関連業界だけでなく広く産業界全体に役立つ年鑑とするために、「印刷白書」は3部構成となっています。
印刷業界で唯一の白書として1993年以来毎年発行してきましたが、2019年版ではコンテンツ、用紙などの項目を追加しました。
印刷関連ならびに情報・メディア産業の経営者、経営企画・戦略、新規事業、営業・マーケティングの方、調査、研究に携わる方、産業・企業支援に携わる方、大学図書館・研究室・公共図書館などの蔵書として、幅広い用途にご利用いただけます。

第1部「特集」では「デジタル×紙×マーケティング for Business」をテーマとしています。
デジタルと紙を組み合わせてコミュニケーションを行うこと、デジタルマーケティングで生きる紙メディアのあり方などの現状分析と課題解決に取り組んでいます。
第2部「印刷・関連産業の動向」、第3部「印刷産業の経営課題」では、社会、技術、産業全体、周辺産業というさまざまな観点から、ビジョンを描き込み、今後の印刷メディア産業の方向性を探りました。
印刷メディア産業に関連するデータを網羅、UD書体を使った見やすくわかりやすい図版を多数掲載し、他誌には見られない経営比率に関する調査比較などのオリジナルの図版も充実させました。


CONTENTS

第1部
第1章 特集 デジタル×紙×マーケティング for Business
マーケティング支援への意識改革と方策 page2019から見えてきた印刷業界の方向性
*関連資料 DTP・デジタル年表
*コラム 組織の中にある「やる気」と「手抜き」

第2部
第2章 印刷産業の動向
[産業構造]デジタル×アナログで印刷ビジネスの可能性はさらに広がる
[産業連関表]産業連関表で印刷需要を考える
[市場規模]印刷ビジネスを取り巻くマクロ環境変化の方向性
[上場企業]経営強化で新たな収益モデル確立を目指す上場印刷企業
[関連資料]産業構造/産業分類・商品分類/規模(1)/規模(2)/規模(3)/
産出事業所数(上位品目)/産出事業所数・出荷額/調達先と販売先/
産業全体への影響力と感応度/最終需要と生産誘発/印刷物の輸出入額と差引額/
印刷製品別輸出入額/印刷物の地域別輸出入額/印刷物の輸出相手国・輸入相手国/
経営動向/上場企業/生産金額(製品別)/生産金額(印刷方式別)/
売上高前期比・景況DI/設備投資・研究開発/生産能力/紙・プラスチック/
印刷インキ/M&A

第3章 印刷トレンド
[デザイン]印刷技術と提案力を活用し、新しい価値を創造する
[ワークフロー]顧客とつながるワークフロー
[オフセット印刷]コストコントロール可能なプレスルーム
[デジタル印刷]日本におけるデジタル印刷の現状と課題
[包装印刷]包装印刷の新しい流れは「環境適性」と「多様化」から
[用紙]デジタル技術の進展による印刷用紙のあり方と媒体価値の変化
[後加工]崖っぷちの製本加工、今こそ「経営の覚悟と現場の提案力」
*関連資料 デジタル印刷/フォーム印刷業界

第4章 関連産業の動向
[出版業界]縮小する既存出版市場と立ちはだかる構造問題、拡大する新規出版市場
[電子出版]電子コミックの急成長と多様化する出版サービス
[コンテンツ]クールジャパンの進展により印刷需要の多様化進む
[新聞業界]新聞メディアのダウントレンド対応進む
[広告業界]紙×デジタルで広告の一体的な運用が進む
[DM業界]デジタルネイティブ層に食い込むDM、「量から質」への変革進む
[折込広告他]地域メディアとしての位置付けが鮮明化する折込広告とフリーペーパー、成長する周辺ビジネス
[通信販売業界]ネット通販が牽引し8兆円市場へ成長もカタログ通販は不調
*関連資料 出版市場/電子出版市場/コンテンツ市場/新聞市場/広告市場/通販市場

第3部
第5章 印刷産業の経営課題
[地域活性化]自社の経営資源と地域資源を組み合わせて新たな価値の連鎖を創出する
[経営管理]見える化でビジネスというゲームに勝つ
[クロスメディア]誰もが使えるAI民主化時代が近づいている
[デジタルマーケティング]改めて知るソーシャルメディアマーケティングの基本
[デジタルイノベーション]世界のユニコーン30社にみる最新デジタルビジネス動向
[人材1]AIの人材育成には経営者の新しい人材構想が不可欠
[人材2]デジタルネイティブ時代の人材教育
*関連資料 地域活性化/クロスメディア/人材

●巻末資料
年表/『印刷白書』年表/印刷産業&関連団体アドレス