印刷現場に足を踏み入れたばかりの新人や、中途社員にとって、業界特有の専門用語や作業の流れは、分からないことだらけです。営業や企画、制作部門など、どの部署に配属されても、印刷の基礎知識はお客様や社内スタッフとのコミュニケーションを円滑にするために欠かせません。
中途社員は、既存メンバーとの差を感じながらも、早く現場に馴染みたいと焦る気持ちもあるでしょう。そんな不安や戸惑いを解消し、自信を持って仕事に向き合えるようサポートするのが、JAGATが10月に開催する【秋の印刷入門】です。この講座は、印刷業界の基礎から最新の動向までを、現場目線で分かりやすく学べる内容となっています。新人や若手社員はもちろん、学び直しをされたい方に最適なプログラムです。
概論・DTP・プリプレス編
初日(10月1日・水)は現役デザイナーである浅野桜氏とJAGAT教育サポートチームが、現場でよく使われる印刷用語や作業の流れを、イラストや実例を交えて丁寧に解説します。商業印刷や出版印刷、事務用印刷、包装印刷といった多様な印刷物の違いや、DTP作業の流れと必要な要素、用紙・インキ・色校正・カラーマネジメントといった基本的な知識を、初心者でもしっかりと理解できるようにお伝えします。
印刷・製本・後加工編
二日目(10月2日・木)はタケミ株式会社の技術部スタッフが、印刷技術の基礎や現場で必要な知識をわかりやすく解説します。凸版・凹版・孔版・平版といった印刷方式の違いや、印刷機の仕組み、製本や後加工、資材管理のポイント、さらにメンテナンスや安全管理、トラブル防止の方法まで、現場で即役立つ内容を網羅しています。
デジタル印刷とデータ管理の基本
最終日(10月3日・金)はDTPスペシャリストの影山史枝氏が、デジタル印刷の基礎から応用までを分かりやすく解説します。バリアブル印刷の仕組みや活用方法、Webやマーケティングとの連携、データ入稿や管理のポイントなど、デジタル印刷を導入している企業や、データ管理に不安を感じている方にも役立つ内容です。最新技術の動向や実践的な活用方法を、初心者でも理解しやすいようにお伝えします。
三講座受講はお得価格「秋の印刷スキルコンプリートセット」
昨年、受講された方からは、「新人だったけど現場の流れが分かって自信がついた」、「営業の立場からもお客様への説明がしやすくなった」、「中途入社だったけれど、社内の仕組みが分かって安心できた」といった声が寄せられています。オンライン開催のため全国どこからでも参加でき、三講座をまとめて受講すると割引きになるセットサービスも始めました。
印刷の現場で自信を持ちたい方、お客様への提案力を高めたい方、デジタル印刷やデータ管理の基礎を知りたい方は、ぜひ【秋の印刷入門】にご参加ください。2025年秋、業界の“今”と“これから”を一緒に学びましょう。
オンライン秋の印刷入門2025 10月1日(水)~10月3日(金)
(研究・教育部 河原 啓太)