2027年2月17日から19日にかけて東京・池袋のサンシャインシティで開催するpage2027は、通算第40回目のpage展であり、さらに2027年はJAGATの創立から60年という節目の年にも当たる。この記念すべきpage2027で実施する企画、および節目の開催に際して復活する施策を紹介する。
■「JANPS in page2027」を2年ぶりに開催
page2027では、日本新聞協会と日本新聞製作技術懇話会(CONPT)が主催する「第25回新聞製作技術展(JANPS)」とジョイントし、2年ぶりに「JANPS in page2027」を開催する。
JANPSは、1972年の第1回開催以来、最先端の新聞製作およびその周辺技術を一堂に集めて展示する、新聞技術分野最大のイベントとして発展してきた。だが、2018年の開催以降、コロナ禍による中止および開催延期に伴い、新たな開催時期・方法を模索するなかで、2025年にpage展とのジョイントという新たなスタイルとなり、「JANPS in page2025」として7年ぶりに開催、18社が出展した(写真1・2)。
JANPS in page2025では、同イベントへの参加目的で来場した方の割合がpage2025の全来場者の18.1%に上った。page展の来場者数増加に大きく寄与したとともに、展示会場内のセミナー会場で実施されたアマゾンウェブサービスジャパン合同会社主催セミナーも、2日間で250名近い聴衆を集めた。これらの実績を踏まえ、page2027のテーマ「なぜ、いま印刷するのか」のコンセプトにも合致することから双方合意の下、2年ぶりに開催の運びとなった。
JANPSを主催するCONPTでは、前回の経験を踏まえ、共同展示やテーマ展示などを柔軟に組み合わせた新たな展示手法も計画している。出展企業各社の技術やサービス、取り組みを幅広く発信できる環境を整えるとともに、来場者との活発なコミュニケーションの場を創出する体制を整えている。印刷関連企業の方々にとっても参考になる展示が多数見込まれるので、こちらにもぜひ足を運んでいただきたい。
■「紙以外印刷ゾーン」を前回に続いて設置
また、前回に引き続き、page2027でも「紙以外印刷ゾーン」を設置する。
前回のpage2026で初めて設置した「紙以外印刷ゾーン」(写真3)は、「情報伝達手段の紙からネットへの移行が加速するなか、紙以外への印刷ビジネスを積極的に展開している印刷会社と機材を提供している機器メーカーの取り組みを、展示会というリアルな場で見てもらいたい」という目的でゾーン設置を企画し、出展企業を募った。結果としてTシャツ、タオル、アクリルスタンド、缶バッジ、スマートフォンケース、オリジナルボトルなど事務局の想定を上回る多種多様な「紙以外への印刷ビジネス」を展開する機器メーカー・印刷会社や、ARなどを活用して従来の印刷物の概念を超える表現力で、情報伝達手段としての印刷物の価値を高めるサービスを展開するソフトウェア企業も加わり、合計12社がブースを並べた。出展企業からの評価も高く、リピート出展も見込まれる一方で、前回は出展を見送った企業からも問い合わせがあり、前回以上の出展規模となる見込みである。ご期待いただきたい。
■カンファレンス・セミナーはリアル会場での開催へ
前号の事務局通信で報告した「page2027企画説明・意見交換会」においても触れたが、page2027のもう一つのトピックが、カンファレンス・セミナーのリアル開催である。
コロナ禍のためリアル展示会をやむなく中止し、オンライン開催に切り替えたpage2021以降、pageカンファレンス・セミナーはオンラインで実施してきた。だが今回は、7年ぶりにサンシャインシティ・ワールドインポートマートビルのコンファレンスルームにて実施する(写真4)。これまでのオンラインカンファレンス・セミナーにご参加いただいた方からは、オンライン開催は会場までの移動にかかる時間と費用がかからないメリットがある一方で、実施時期がリアル展示会の開催期間とは異なるため、page展との親和性が感じられないというご意見をいただいていた。また、JAGATとしても、page展の開催期間以外に実施しているオンラインセミナーとの差別化が難しいという側面もあった。そして何よりも、page展は40年前の第1回開催時から「カンファレンス・セミナー・展示会」の三位一体が最大の特徴である。こうしたことから、今回40回目の節目に際してカンファレンス・セミナーをリアル開催へと再移行することは、大変感慨深いものがある。コンテンツは現在計画中であるが、基調講演と合わせて15本程度を予定している。「このカンファレンスに参加したい!」「このセミナーを聞くために、pageに行こう!」と感じていただけるコンテンツになることをお約束する。
(JAGAT 堀 雄亮)


