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眼・色・光 -より優れた色再現を求めて-

グラフィックの世界は、フィルムや既存の光学カメラベースの考えから脱却して、今後は人の眼の機能拡大も開発の対象になります。
21世紀の色再現のために物理的な光の織り成す世界と、人間がそれをどう受け止めるかを考察する1冊。

発行日: 2018年5月22日(初版3刷)
頁数:220頁
判型:A5判
編・著:本書編集委員
発行:公益社団法人 日本印刷技術協会
定価:2,818円+税

本書の内容

1-1     目の構造と信号・制御系
1-1-1 視覚系の構造と基本的特性
1-1-2 明暗情報処理に関する視知覚特性
1-1-3 色情報処理に関する視知覚特性
1-1-4 時間・時空間知覚特性
1-1-5 3次元空間知覚  

1-2     色の感じ方
1-2-1 色の識別能力-幼児期における視覚学習
1-2-2 色名
1-2-3 色の好ましさ
1-2-4 国際的標準色の主観的評価方法
1-2-5 肌の色のこのましさと文化的背景  
1-2-6 色と香りがもたらす心理的生理的相乗効果

2-1     色-CIE表色系の概要
2-1-1 CIE表色系の歴史
2-1-2 CIEXYZ表色系
2-1-3 CIELAB表色系
2-1-4 CIECAM
2-1-5 表色系と画像工学への応用  

2-2     色の弁別
2-2-1 色の識別と色度図
2-2-2 背景の明るさによる弁別能力
2-2-3 色の差に対する識別能力
2-2-4 画像の識別
2-2-5 色弁別

2-3     色-CIE表色系の概要
2-3-1 光源の種類
2-3-2 光源の分光分布
2-3-3 光源の色彩特性(色温度と演特性)
2-3-4 色温度(相関色温度、Duv、光色)
2-3-5 演色性
2-3-6 色順応
2-3-7 演色性の評価方法
2-3-8 明るさ

2-4     色材-顔料、染料の発色
2-4-1 顔料と染料
2-4-2 顔料と染料の歴史
2-4-3 色材と発色の仕組み

3-1     発光
3-2     分光
3-2-1 光と物質の相互作用
3-2-2 偏光反射特性

3-3     干渉、回折、偏光
3-3-1 干渉
3-3-2 回折
3-3-3 偏光

3-4  測色装置
3-4-1 日本における機器による測色の歴史
3-4-2 測色装置の種類
3-4-3 測色上の問題点

4-1     スキャナ
4-1-1 カラースキャナの歴史と役割
4-1-2 ドラム式スキャナの色生成
4-1-3 ハイエンドスキャナ概略
4-1-4 スキャニング方式  

4-2     イメージセンサとビデオカメラ/デジタルカメラ
4-2-1 カメラの基本
2-2-2 イメージセンサ
2-2-3 ビデオカメラ、デジタルカメラ
2-2-4 カメラの色特性

4-3     ディスプレイ
4-3-1 ディスプレイの歴史的背景
4-3-2 ディスプレイの発色と画像表示の原理
4-3-3 ディスプレイの種類と特徴
4-3-4 ディスプレイの構成
4-3-5 ディスプレイの色管理上の注意点  

4-4  プリンタ
4-4-1 カラープリンタの歴史
4-4-2 プリンタの方式と色再現
4-4-3 プリントの種類と画像形成方式
4-4-4 色変換プロファイルと色再現評価

4-5     コンピュータグラフィックスによる色・質感設計
4-5-1 色・質感設計
4-5-2 色・質感再現とコンピュータグラフィック
4-5-3 色・質感再現とコンピュータビジョン

著者紹介

著者・本書編集委員
畑田 豊彦 東京眼鏡専門学校校長、東京工芸大学工学部名誉教授、工学博士(編集委員長)

矢口 博久 千葉大学大学院融合科学研究科情報科学専攻教授、工学博士
福原 政昭 富士ゼロックス(株)オフィスプロダクト事業本部 マネジャー
小笠原 治 (社)日本印刷技術協会 常務理事
郡司 秀明 (社)日本印刷技術協会 研究調査部部長

著者
齋藤 美穂  早稲田大学人間科学学術院人間情報科学科教授、人間科学学術院長、人間科学部長、博士(人間科学)

矢野 正   松下電器産業(株)映像デバイス開発センター 参事、工学博士 
五十嵐 幹雄 (株)T&K TOKA 内部監査室室長
羽石 秀昭  千葉大学フロンティアメディカル工学研究開発センター 教授、工学博士
馬場 護郎  (株)村上色彩技術研究所 顧問
竹村 裕夫  (株)オクト映像研究所 代表取締役、元(株)東芝、IEEE Fellow、工学博士
杉浦 博明   三菱電機(株)先端技術総合研究所 映像入出力技術部部長、工学博士 
谷添 秀樹   三菱電機(株)リビング・デジタルメディア事業本部 デジタルメディア事業部
       モニター事業センター 技術部 技術第二G 専任VESA JAPAN COMMITTEE CHAIRMAN

津村 徳道  千葉大学大学院融合科学研究科 准教授、博士(工学)

(執筆項目順)

(テスト)印刷マネジメントブック2025

印刷界の経営者、管理職、スタッフ、マーケターに、印刷経営の長年のベストセラーが今年も発売開始になった。

本書は経営、投資、営業マーケティング、人材に携わる経営者・スタッフ向けにまとめた100社超の最新年次調査による分析報告書です。中小印刷会社の経営実態と方向性を業績、戦略、投資、技術、需要の5視点から捉えています。

中小中堅印刷会社の経営ハンドブックとして好評を博し、長年に渡り印刷経営・マーケティングのベストセラーになってきました。予算、戦略、投資、マーケティングを考えるとき、印刷経営の将来を考えるとき、不可欠な一冊として多くの読者、回答社の皆様から支持をいただいています。

本書の内容

第1章 経営動向を読み解く
(1)経営分析
  新たな時代の印刷会社経営への探索が続く
(2)戦略分析
  AI時代のビジネスモデル創造に向けて
(3)設備投資分析
  印刷事業の省力化・省人化投資を行いつつ、新事業を模索
(4)新技術・サービス分析
  生成AIの導入が進むも、満足度は低い
(5)需要分析
  ①製品編 ②生産方式編 ③付帯サービス編

第2章 参考資料
(1)経営指標:P/L、B/S、収益性、生産性、安全性、成長性、人員構成等
(2)月次動向:売上高、受注件数、用紙・インキ・版の仕入高、労働時間等
(3)経営指標明細:単純平均・加重平均別、業種・業態別等のセグメント別
(4)経営戦略:経営、営業、生産、組織と人員、投資(全64設問)

書籍概要

タイトル:印刷マネジメントブック2025
副題:2024年度 印刷産業経営力調査 報告書
体裁:A4判、100ページ無線綴じ
編著:藤井 建人、花房 賢
定価(税込):15,400円/JAGAT会員7,700円/調査回答社無料
発行:2025年10月3日、公益社団法人日本印刷技術協会

 

page2026 複数の新企画ゾーンを設置し「印刷のチカラ」を体現

page2026は、2月18日(水)~20日(金)に東京・池袋サンシャインシティで開催する「page2026」では、ご来場いただく皆様に楽しんでいただくべく、企画ゾーンを複数設置する。

前回から実施した「工場ソリューションゾーン」は規模を拡大

page2026では前回page2025で好評を得た、印刷現場の環境改善を目的にその課題を解決する様々な製品・サービスを持つ企業が出展する「工場ソリューションゾーン」は規模を拡大して展開する。前回出展の10社は、再生可能エネルギー事業を展開し、現場の電気代削減を提案や、工場内のマニュアルを動画化し、現場ノウハウの可視化と作業・教育・評価の標準化の実現、さらには機器買取やUV蛍光灯からLEDランプへの置き換えといったリサイクルなど、こちらの想定を超えた業種の出展があった。これはひとえに「工場ソリューションゾーン」というシンプルなネーミングにより、ゾーンの特性が明確になった結果、自社のソリューションと照らし合わせやすかったことが要因と言える。page2026においては工場内の「環境改善」や「機器・設備・備品の補強」に加え、従業員の働きやすさを向上させる「健康サポート」などの企業にまで拡大して出展を募り、来場者とのビジネスマッチングを生 み出したいと考える。

新企画ゾーンで印刷のチカラを体現

この他に、page2026では新企画ゾーンを複数設置する。
まずは「紙以外印刷ゾーン」である。これは多種多様な技術を活用し、Tシャツなどの布やアクリルスタンド、スマホケースなどといった紙以外への印刷を展開する企業、製品が集まるゾーンである。これまでのpageイベントでもこうした企業や製品をPRする企業の出展はあったが、今回はこれらを一堂に集めてゾーンとすることで、page2026のテーマのサブタイトルにある「印刷のチカラ」を体現する。

印刷業界の人手不足解消を目的にした2つの新企画ゾーン

2030年までに労働人口は300万人減少する一方、最低賃金は1,500円にまで上昇することが想定される。当然、印刷業界においてもこうした問題は例外ではなく、page2026ではこの印刷業界の人材不足解消を目的に、2つの新企画ゾーンを設置する。
1つは、「印刷人材確保・育成&リスキリングゾーン(仮称)」である。これはシンプルに印刷業界における人材不足解消を目的に、人材サービスを展開する企業、特に印刷業とその周辺業界向けにサービスを展開している企業がサービスをPRするゾーンである。昨今、求職者と求人企業のマッチングだけでは大手の人材サービスの規模に及ばないため、工夫を凝らした人材サービスを行っている企業も多い。一方で成熟産業である印刷業界においても、大手人材サービス企業に高額の広告料を払っても、希望の人材を獲得するどころか、資料請求もままならないケースが多い。当ゾーンで、これらがマッチングすることで、人材不足解消の一端を担えれば幸いだ。

もう一つが、人手不足を自動化、省力化、無人化によって解消すべく、それらを実現する機器、サービス、ソリューションを紹介する「自動化ゾーン」である。こちらは一見すると高いハードルのように思えるが、実はこの自動化ゾーンは「pageイベントの中で、自社が展開する自動化ソリューションをPRできる場はないか」という意見を、印刷会社の中から複数いただき、実現させた経緯がある。したがって出展企業としては、自動化ソリューションを導入している印刷会社が中心となるため、ロボット関連メーカー側からの一方的な訴求にとどまっていない。一貫して「機材展ではない」と言い続けてきたpageらしさを加えたゾーンと言える。またこれらの自動化ソリューションは、工場内における省人化、省力化を実現することになるため、上述の工場ソリューションゾーンと親和性も高い。自動化ゾーンとこれらのゾーンを隣接して設置する予定である。

展示会場の特性を生かし来場者の目的に合わせたゾーニングが可能に

東京ビックサイトや幕張メッセで開催されるイベントは、1回の会期で複数の展示会が開催されているケースが多い。これらの会場は、複数のホールが隣接し、かつ境界線も無い為、会場内を歩いてみているうちに、関心の薄い企業が出展する展示会に入っているケースがある。一方、page2026の会場のサンシャインシティの展示ホールは、各ホールがフロアごとに分かれており、企画ゾーンを異なるフロアに設置することが可能だ。今回の人材不足解消を目的に設置した2つの新企画ゾーンは、目的は同じでも解決方法は真逆である為、自動化ゾーンは4階(展示ホールB)、「人材確保・育成&リスキリングゾーン」を2階(展示ホールD)に設置する予定である。これは来場される皆様にとっても、自社の状況に即した展開を優先して訪問することが出来、メリットがあるはずだ。

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また前々回から実施している会場内セミナーも、前回page2025では開催枠がすべて埋まり、立ち見が出るほど満席になるセミナーも複数あったため今回も設置する。会場内セミナーへの参加が来場目的となっている方にとっても、その前後で展示会場を見て回る際に、分かりやすいゾーニングであれば、セミナー開始時刻に間に合わないケースや、聴講後、展示会場を回り切れないということが少なくなる。ご来場いただく皆様におかれましては、ぜひ目的に合わせて効 率よく展示会場を回っていただき、楽しんでいただきたいと思う。

(研究・教育部 堀雄亮)

書籍価格改定のお知らせ

昨今の製造コスト・物流費等の高騰により、当協会が刊行しております一部書籍につきまして、従来の販売価格を維持することが困難となり、2025年10月1日より、販売価格を改定させていただくこととなりました。

日頃より当協会刊行物を多くご利用いただいております皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 対象書籍

 書籍名旧価格(税込)新価格(税込)
 みんなの印刷入門¥2,420¥3,600
 新版DTPベーシックガイダンス¥2,420¥3,600
 DTPエキスパート・マイスターBOOK¥3,300¥4,400
 DTPエキスパート受験サポートガイド¥2,970¥4,200
 眼・色・光¥2,096¥3,100

【10/21開催】JAGAT大会2025リアル&オンライン

(さらに…)

10/21 JAGAT大会2025

セミナー名:JAGAT大会2025
開催日:2025年10月21日(火) 13:00 – 17:15
参加費:JAGAT会員・・・無料
    印刷総合研究会会員・・・無料
    一般・・・15,400円(税込)

セミナー開催案内ページ

お申込みは、下記のフォームに必要事項をご記入のうえ、送信ボタンを押してください。

※ご注意事項※
本メールにご登録いただくと、申込完了メールが送信されます。
登録後、数分経ってもメールを受信しない場合は、迷惑メールフィルタ等の要因が考えられます。その場合は、メール またはTEL(03-3384-3411)にて、お問合せください。
お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

    1.参加費用 ※選択してください。

    JAGAT会員(無料)印刷総合研究会会員(無料)一般(15,400円)

    ■参加形式 ※選択してください。

    Zoomウェビナーリアル会場参加

    ■参加人数

    2.会社の情報

    ■社名(例:公益社団法人日本印刷技術協会) ※必須

    ■シャメイ(例:ニホンインサツギジュツキョウカイ)

    郵便番号(例:166-8539)

    ■住所1(例:東京都杉並区和田1-29-11)※必須

    ■住所2(例:印刷技術協会ビル3F)

    3.申込みする方の情報


    申込む方と参加される方が異なる場合は、請求書をお送りする方の情報をご登録ください。

    ■部署名(例:総務部)

    ■役職名(例:課長)

    ■お名前(例:印刷 太郎) ※必須


    申込者は参加しない

    ■メールアドレス(例:taro_insatsu@jagat.or.jp) ※必須

    このメールアドレスに登録完了メールが送られます。

    ■FAX(例:03-3384-3168)

    FAX受講証をご希望の場合は、この番号に受講証が送られます。

    ■TEL(例:03-3384-3113)

    なにかあったときのお問合せ先となります。

    4.申込者以外の参加者情報


    申込む方と参加される方が一緒の場合は、本欄は入力不要です。

    【参加者1】

    ■部署名(例:企画営業部)

    ■役職名(例:主任)

    ■お名前(例:印刷 花子)

    ■メールアドレス(例:hana_insatsu@jagat.or.jp) 

    【参加者2】

    ■部署名(例:企画営業部)

    ■役職名(例:主任)

    ■お名前(例:印刷 次郎)

    ■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

    【参加者3】

    ■部署名(例:企画営業部)

    ■役職名(例:主任)

    ■お名前(例:印刷 次郎)

    ■メールアドレス(例:jiro_insatsu@jagat.or.jp)

    ■その他備考

    5.JAGATからのご案内について


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    マスター郡司のキーワード解説:缶バッジ

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