エキスパートDAY講師「上原ゼンジ」の世界

掲載日:2019年11月11日
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昨年に続いて今年も、2019年11月15日「エキスパートDAY」を開催する。昨年はオペレーター向けにセミナーを組み立てたが、今年は人材育成という切り口で構成している。

最後のセッションである「エキスパート試験で人材育成-デジタル×紙×マーケティングを実現する近道-」は人事担当者には是非とも聞いていただきたいものだが、堅いものばかりではなく、クリエイターに取って興味深いセッションも数多く準備している。

例えば「上原ゼンジのアイディア写真術+カラマネ実践」も堅苦しいものではなく、面白い内容になっている。上原ゼンジ(カタカナ表記で通しているので)氏は、MD研究会のメンバーで、私ともずいぶん長い付き合いになってしまった。最初に出会ったのはJPC(Japan Publishing ConsortiumというDTP推進するためのNPOである。多摩美の猪股教授が理事長で郡司が副理事長をやっていた)の活動に、ゼンさん(仲間内ではこう呼ばれている)は、写真家の活動をしていたのだが、印刷すると色が合わないのは「なぜ?」という疑問からJPCのカラマネ部会に参加してくれたのだ。そしてJPCのカラマネ部会の中でも、超特別に色に興味を持っている人間が集まって、MD研究会に発展するわけである。

こんなキッカケで、ゼンさんがDTPワールドに連載されていた「マスター郡司の誌上実験室」の主要実験メンバーになったのだ。カラマネを題材にする際には中心スタッフとして参加してくれていたが、今更にして思うが、本当に色々な実験をやったと思う。

こんな歴史が理由ではないだろうが、現在は実験写真家として活躍している。写真家といっても様々なタイプがいて、報道やシリアスな題材をストレートに記録する写真家、美しいものを美しく表現する芸術家肌の写真家、等々がいる。私も芸術系の大学で教えているので、写真芸術は美しく、且つ真実を表現するものだと思うのだが、ゼンさんの場合は美しく撮るベクトルは守っており、真実っぽくみせるために汚く撮影することなどは絶対にしない。その前提でゼンさんならではの宙玉(ソラタマ)やブレ写真、等々色々なアイディア&テクニックを駆使して撮影している。

上原ゼンジのプロフィールや作品は、ここを見て欲しい。動画でもたくさん紹介されているが

宙玉レンズの作り方

作品例

等がある。

ゼンさんは、クリエイターとして自分の写真集を出す場合には、色に徹底的にこだわり、独学でカラーマネージメントを勉強したのだが、なかなか上手くいかないので、MD研究会で実践面を極めることにしたのだ。

今回のセミナーでは、実験写真家としての奥義の話と紙にこだわって写真集を作ろうとしたのだが、なかなか色が合わない話をストレートに解説いただく。そりゃクリエイターがこだわった紙というのは、コート紙からみたら真逆の上質紙みたいなものですから、JapanColorのコート系と比べたらプロファイルがまるで違うので、その特別なプロファイルをMD研究会の誇るプロフェッショナルプロファイラーの庄司正幸氏に手伝ってもらったところ、嘘のように色が合ったという実話を、解説いただく。庄司氏もセミナーに参加予定だ。

クリエイターの本音としてのカラマネ、印刷会社に望むこと、そんな事を実体験からゼンさんならではの語り口(ヒョウヒョウとして、なかなか味がありますよ)で解説いただく。

エキスパートDAYには、このセッションだけではない実践オペレーション中心のセミナーも満載なので期待いただきたい。

(JAGAT専務理事 郡司秀明)

11月15日(金)開催JAGATエキスパートDAY2019
※エキスパート有資格者・企業人材育成ご担当者 参加費無料

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