用語解説の定番として、今回はカラーコレクションを取り上げたい。もともとはカラースキャナーから生まれた機能で、「カラー（色）」「コレクション（補正）」、つまり色補正機能ということだ。

JAGAT関連の印刷会社は平版印刷（オフセット印刷）を主としている会社がほとんどだと思うので、今回は新入社員向けに、凹版印刷について簡単に説明してみたい。

前号から生成AIを取り上げている。AIは、人間の知的な活動である「学習」「推論」「問題解決」などをコンピューターが行ってしまうことを象徴的に表現しており、昔から定期的に話題に上るキーワードだ。

AIには長い歴史があるが、本格的に注目されるようになったのは2022年11月にOpenAI（カリフォルニア州サンフランシスコ市）がChatGPTを発表してからだろう。

パッド印刷はタンポ印刷とも呼ばれており、平面的な画像を立体的な被印刷体に転写する印刷システムのことを指す。四大印刷方式で分類すれば、柔らかいシリコンパッドを転写ブランケット代わりに利用する「凹版オフセット印刷」という形式に分けられる。

日本で万博といえば、なんといっても1970年開催の大阪万博だろう。1970年が今でもすぐに連想できるのは、三波春夫さんの歌「コンニチワ〜♪」の力が大きい。私が初めて関西に行ったのもこの時で、数ppmくらいの薄い血の繋がりしかない親戚の家にお世話になった。

このコーナーでは、世の中のトレンドに沿って新しい技術やマーケティングを中心に解説しているのだが、最近、特に若い方と話していると、「これくらいは知っておくべきだがなぁ？」と思えることが多い。

流行語大賞が話題になっている。単なる流行語大賞では、2024年は何といっても大谷翔平選手に尽きてしまう。「50-50（フィフティ・フィフティ）」辺りが今年の流行語大賞に選出されるというのが順当だろう。

本連載では、経営する立場にある方が知っておくべき技術・経済（マーケティングなど）の基本的なキーワードを解説している。だが、「印刷業界に勤めている若い人も知っておくべき？」だと思えるので、今回はフィルムの種類の話から印刷工程の話まで発展させて解説したい。