第44期DTPエキスパート認証試験新出題項目について | エキスパート認証制度
2015年8月30日(日)に実施する第44期DTPエキスパート認証試験の試験問題について、下記の通り新出題項目を発表いたします。
実技試験(課題制作)について
実技課題は2種類あって、課題A(ページ物)と課題B(端物)のどちらかを選択して制作します。
課題B(端物)の題材として、これまでは旅行パンフを出題してきました。誰もが目にする一般的な印刷物で、デザイン要素を盛り込むのにも適していて、課題制作のお手本がどこでも入手できることなどの点を考慮した出題です。しかし、今日では旅行パンフの一部はWeb などに置き換わってきており、一般的に広く流通している印刷物として、DM が題材として適していると考えられます。
このことから、次回第44期試験の実技課題の端物(課題B)の題材としてDM(DM はがきなど)を想定しています。ただし、制作要項や提出方法、採点基準は変更いたしません。題材のみが変わるとお考え下さい。
なお、今後は旅行パンフやDM(DM はがきなど)、カタログなどを交互に出題していく予定です。
学科試験新問題項目について
1.実技課題の題材変更に連動して、学科試験において以下のとおり新問題項目として出題します。
- 1-1.DMに関する制作上の常識(C5:コミュニケーション)
・後納郵便マークの取り扱いやデザイン上の制約について
・宛名の受け渡しや人名の取り扱いなど、クライアントとのコミュニケーションに関する問題
など - 1-2.画像などの取り扱いに関する問題(C1:DTP概論)
・切り抜き合成の方法・画像解像度について・特色の扱い方
・素材がRGBかCMYKか不明な場合の処理の仕方
など
2.サブスクリプション契約について(C1:DTP概論)
特定期間内の使用権を販売する方式の、ソフトウエアのライセンス契約について問う。
3.ストレージ技術について(C4:情報システム)
RAIDの種類などについて最新の技術に関して問う。
4.クラウド(C4:情報システム)
- 一般的なクラウドの常識について問う。
- Adobe Creative Cloudなど新たなサービスに関する基本的な知識を問う。
5.HTML5(C4:情報システム)
W3Cが策定したHTMLの最新版であるHTML5に関する基本的な知識を問う。
以上の5項目(実技課題を除く)がそのまま問題数と対応するわけではありません。項目によっては2つ以上の出題になる場合があります。また、新出題にともなって従来問題の入れ替え、統合、削除などが発生しますし、それ以外の従来問題についてもアップグレードを行ないます。
結果的に、新出題項目を中心として全体の20%くらいの問題が入れ替わることになります。ご注意:この発表はあくまでも新項目であり、新問題の発表ではありません。試験の公平性維持の意味においても、上記項目以上の情報提供はいたしかねますので予めご承知おき下さい。