印刷会社に就職したばかりで「業界の全体像がつかめない」、「技術用語が難しい」、「会話についていけない」と感じていませんか。そんな不安や疑問を、オンデマンド配信講座【印刷業界概論】が解消します。
印刷業界概論体験版
※昨年度版です。現在、配信しているものは最新情報にアップデートしています。
日本の印刷業界は、5兆円を超える巨大な市場規模を持ち、全国に2万を超える事業所が存在します。これは、セブンイレブンの店舗数よりも多いほど。ですが業界は今、デジタル化や短納期・小ロット化、さらには低価格化といった大きな変化の波の中にあります。印刷会社は従来の「モノづくり」から「情報加工業」、「サービス業」へと進化し、より柔軟で多様なビジネスモデルが求められる時代となりました。
講座では、まず印刷の持つ「伝える」、「装う」、「包む」といった役割を、チラシやDM、書籍、パッケージなど具体的な事例とともに学びます。印刷は単なる紙への出力ではなく、情報を社会に届け、生活を豊かにする大切なメディアです。さらに、印刷技術の基礎として、凸版・凹版・孔版・平版という4大印刷方式の違いや、デジタル印刷の特徴、インキや用紙の選び方、色調再現のしくみなど、現場で即役立つ知識を丁寧に解説します。
また、DTPや組版、製本加工についても、データ作成から刷版、印刷、製本、表面加工まで、印刷物ができるまでの流れを学べます。紙のサイズや厚み、目の向き、インキの乾燥方法、製本の種類や表面加工の違いなど、細部にも光を当てています。
重要なのは知識を得るだけでなく、「なぜそうなるのか」、「どうすればもっと良くなるのか」といった“問う力”も養えること。AI時代の今こそ、自ら考え、学び続ける姿勢が大切です。印刷の現場で活躍するための基礎力と、これからのキャリアに欠かせない考える力を、ぜひこの講座で身につけてください。
印刷業界の“いま”と“これから”を知ることで、あなたの仕事はきっともっと面白く、やりがいのあるものになるはずです。
印刷業界概論 月2回配信
(研究・教育部 河原 啓太)