投稿者「竹内 朋子」のアーカイブ

デジタル印刷技術の最新事情ディスカッション Part2

ートピック技術セミナー2020を掘り下げるー

2020年の「JAGATトピック技術セミナー」は、10月上旬よりオンライン配信方式にて開催した。印刷機材メーカー10社より、各社の技術や新製品に関する解説を行った。時間と場所を選ぶことなく視聴できるオンデマンド形式のため、想定を超える多くの方に視聴していただいた。

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デジタル印刷技術の最新事情ディスカッション Part1

ートピック技術セミナー2020を掘り下げるー

2020年の「JAGATトピック技術セミナー」は、10月上旬よりオンライン配信方式にて開催した。印刷機材メーカー10社より、各社の技術や新製品に関する解説を行った。時間と場所を選ぶことなく視聴できるオンデマンド形式のため、想定を超える多くの方に視聴していただいた。

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『印刷白書2020』発刊記念セミナー

本研究会では、2020年10月発刊の『印刷白書2020』から主要なトピックを解説する。コロナウイルスによって始まったニューノーマルの時代に印刷ビジネスがどのように変わるのかを議論していく。 続きを読む

構造不況を乗り越える出版社のデジタル展開

市場規模の縮小が続いていた出版市場が電子出版市場の成長により拡大に転じた。広告分野でも、デジタル広告の存在感が増している。
しかし、デジタル活用の成功は大手出版社など一部だけに留まっている。印刷会社は今後どのように出版社を支援していけば良いのか。

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印刷工程を内製化。「デジタル印刷愛」でブックオブワンを実現したブランドオーナー

JAGAT info 4月号ではキヤノンメディカルシステムズ株式会社(以降、キヤノンメディカル)が取り組む、ブランドオーナーによる印刷・製本工程内製化の現状について報告した。
今回はその一部を抜粋して紹介する。

自社製品マニュアル内製化プロジェクトが始動
 キヤノンメディカルは、東芝グループに属していた東芝メディカルシステムズが2016年にキヤノンの子会社になった企業である。医療機器事業としては100年以上の歴史を持ち、世界の医療機器をリードしている企業である。
 各装置には一つの製品につき10〜15種類ほどの冊子が必要になることもある。印刷物は量、種類ともに膨大な数に上っていた。そんな中、印刷物の大部分を内製化するプロジェクトが立ち上がる。ブランドオーナー自らが印刷を内製化した場合のメリットや課題、そして今後の印刷会社の役割について、ドキュメンテーション部 印刷・製本センター主任の兵藤伊織氏にお話を伺った。

 

省人化された設備でコンパクトに運用
 印刷・製本センターでは、本文印刷用にはインクジェットロールプリンターでCanon Production Printing(旧Océ。以降、CPP)のColorStream 6700 Chroma、表紙用には電子写真カットシートタイプのimagePRESS C10000VPを使用している。製本ラインでは、ホリゾンとフンケラーの製本機がSmart Binding Systemでつながっている。
 マニュアルはブックオブワンになっており、厚さの違う印刷物が次々に吐き出されていた。トラブルさえなければ最小2名で運用可能である。必要なものを適時に印刷し、各部署に配送。印刷機の稼働時間は一日平均4時間ほどで、毎日20万ページ、多いときには50万ページ以上を印刷している。

 

徹底した標準化でトラブル回避
 では、このセンターはどのように運営されているのだろうか。印刷が分かっている人は兵藤氏だけだった。印刷業務をこなしていくために、トラブルが起きにくい環境を整備している。
 例えば使用している紙は三菱製紙のインクジェット専用紙一種類だけである。サイズはA4とA5に絞っている。徹底的に標準化して同じ仕事が続くようにデザインされている。
 合理化はプリプレスの領域でも行われている。現在は作成されたマスターデータをWorkspace ProというソフトのAsuraという機能に投げ込むと、閲覧用PDFと印刷用PDFが吐き出される仕組みになっている。Asuraで19時から翌日の3時までの間に2000以上のデータを作成し、朝から印刷ができる準備をしておくという流れになっている。
 ポストプレスではジクス社の自動検査装置が完備されている。不良品はリジェクトされ、再印刷の指示が出される。再印刷や、至急の印刷物に関してはキヤノンのimagePRESS C850、C800といった機種で対応している。この部分は近日中にCPPのVarioPrint i300を増設し、より生産性を高めていく。
 一連のシステムによって、リードタイムは 2日短縮、生産コストは従来比約30%削減。生産工数は従来の半分になった。印刷内製化のプロジェクトは無事成功を収めたのである。

 

デジタル印刷でビジネスモデルを構築する
 兵藤氏は東芝時代から印刷と関わる部門で働いており、デジタル印刷の仕事を始めてから16年目のベテランである。JAGATのDTPエキスパートも10年ほど前に取得しており、理解できない設問があれば、JAGATの講師に問い合わせをして一つ一つ学んでいった。 デジタル印刷機は動かすだけならスキルレスで稼働できるが、何かあったときには知識の土台が必要である。今後は職場全体でレベルアップし、日本のデジタル印刷といえばここ、という場所に育てていきたいとのだと兵藤氏は語った。
 デジタル印刷の場合、上流でデータを奇麗にまとめることが重要である。この点ではブランド自身が内製化する方がやりやすいのは事実である。しかし、Asuraのような入稿データを自動で整形するシステムを使えば、ある程度はカバーできる。
 紙やサイズを統一することは、印刷会社の側から提案するのは難しい。しかし、コストダウンや納期短縮と合わせて提案すれば、ブランド側にとってもメリットのある話である。
 デジタル印刷の大きな魅力はビジネスモデルをつくれる点にある。小ロット化やブックオブワンで部数自体は減少し、売上高は減るかもしれない。しかし、人件費の削減などで結果的に利益が増えるような形に変えていくことができる。ビジネスモデルを組み替えて、売り上げが減っても利益が出るような構造に変えていくことは、印刷会社が成長性を担保していく上で有効な方法ではないだろうか。その具体的な方法として、キヤノンメディカルの取組は注目すべき事例であると言えるだろう。

(「JAGAT info」2020年4月号より抜粋)

(研究調査部 松永 寛和)

印刷ビジネスの動向と展望2019-2020

最新データと現時点で予想しうる2020年の与件に基づき2020年の印刷ビジネスを分析する。2019年までの状況を整理、来たる2020年の印刷市場に影響するだろう周辺関連トピックを洗い出し、市場動向を予想する。 続きを読む

MIS連携による見える化の推進

「見える化」の速やかな立ち上げと効果的な運用にはIT活用が欠かせない。

特にMISの果たす役割は大きい。「見える化」の施策の核となる受注一品別の収支把握、日次付加価値の把握におけるMISの関わりについてPrintSapiensを例に具体的に解説する。
そしてコスト管理と同じくらい重要な要素である進捗状況の見える化、柔軟で精度の高い生産管理について、PrintSapiensとKPコネクトProの連携を題材に議論する。

 

日時

2019年11月26日(火) 14:00-16:00 

構成

 
【1】見える化導入プロセスの解説
 
           公益社団法人日本印刷技術協会  研究調査部 花房 賢

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【2】 MISと見える化
 
講師:株式会社J SPIRITS 代表取締役 地代所 伸治 氏   
 
 ・ダッシュボード機能解説(目標達成見える化シート)
 
 ・標準原価と実際原価
     

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【3】進捗状況の見える化(柔軟で精度の高い生産管理に向けて)
 
 
 ・現状の生産管理の問題提起

 ・PrintSapiensとKPコネクトProの連携

 ・「見せる化」(情報共有とデータ分析)
 
 

会場

日本印刷技術協会 3Fセミナールーム(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)

参加費

一般:15,400円(税込)、JAGAT会員:11,000円(税込) 印刷総合研究会メンバー: 無料 [一般]2名まで [上級]3名まで [特別]5名まで →自社が研究会メンバーか確認したい場合は、こちらのフォームからお問合せください 。

申込み

満員御礼につき申し込みを締め切りました。
※研究会メンバーで参加希望の方は事務局までお問合せください。

問い合わせ

内容に関して 研究調査部 印刷総合研究会担当 電話:03-3384-3113(直通)

お申込み及びお支払に関して 管理部 電話:03-5385-7185(直通)

動画マーケティングの先進事例と活用

スマートフォンが普及したことで日常的に動画を視聴する機会が増えた。たとえ数秒であっても動画が伝える情報量は多く、インパクトが大きいことは明らかである。成長が著しいインターネット広告も動画広告が中心である。テレビ放送と違い、ターゲットを絞って送り届けることも可能である。
つまり、動画を通じたマーケティングはさまざまな手法・スタイルで応用され、活用範囲が広がっている。

例えば、ビデオリリースは企業の伝えたい内容を伝えたい相手に配信するサービスである。
また、動画の自動生成ツールによって、誰でも低コストでタイムリーな動画の情報発信が可能になる。
さらに、近年では採用動画が、企業のリクルート活動の成否に与える影響も大きくなっている。活動のステップや対象に応じて、採用動画で伝えるべき内容や焦点も変わってくる。

さまざまな動画マーケティングの事例から、その現状や今後の活用を考察する。

日時

2019年7月16日(火) 14:00-16:40 

構成

【1】ターゲットにダイレクトに伝えるビデオリリース制作・配信

講師:株式会社NewsTV 代表取締役 杉浦 健太 氏

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【2】動画広告の自動生成ツール「RICHKA(リチカ)」
 
講師:カクテルメイク株式会社 カスタマーサクセス・マネージャー 毛利 直矢 氏

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【3】 採用動画の現状とクリエイティブ

講師:  株式会社プランナッシュ クリエイティブディレクター 鹿嶋 宏憲 氏

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※講演者が一部変更になることがあります。

会場

日本印刷技術協会 3Fセミナールーム(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)

参加費

一般:15,120円(税込)、JAGAT会員:10,800円(税込) 印刷総合研究会メンバー: 無料 [一般]2名まで [上級]3名まで [特別]5名まで →自社が研究会メンバーか確認したい場合は、こちらのフォームからお問合せください 。

申込み

WEBから

Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、ご登録ください。 登録後は完了メールが入力したメールアドレス宛に届きます。

FAXから

申込書をプリントして必要事項をご記入の上、 FAX(03-3384-3216)でお申し込みください。 (印刷総合研究会メンバーの方は、別途送付の専用申込み用紙をご利用ください)

問い合わせ

内容に関して 研究調査部 印刷総合研究会担当   電話:03-3384-3113(直通)

お申込み及びお支払に関して 管理部 電話:03-5385-7185(直通)