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印刷白書2020

印刷白書2020
印刷産業の現在とこれからを知るために必携の白書『印刷白書2020』
第1部「特集 コロナウイルスで変わる社会と印刷」
第2部「印刷産業の動向」「印刷トレンド」「関連産業の動向」
第3部「印刷産業の経営課題」
ご注文はこちら発行日:2020年10月23日
ページ数:148ページ
判型:A4判
発行:公益社団法人日本印刷技術協会
定価:9,000円+税
JAGAT会員特別定価:7,545円+税

解説

印刷産業のこれからを知るために必携の白書『印刷白書2020』。
印刷・同関連業界だけでなく広く産業界全体に役立つ年鑑とするために、「印刷白書」は3部構成となっています。
印刷業界で唯一の白書として1993年以来毎年発行してきましたが、2020年版ではテレワークなどの項目を追加しました。
印刷関連ならびに情報・メディア産業の経営者、経営企画・戦略、新規事業、営業・マーケティングの方、調査、研究に携わる方、産業・企業支援に携わる方、大学図書館・研究室・公共図書館などの蔵書として、幅広い用途にご利用いただけます。

第1部「特集」では「コロナウイルスで変わる社会と印刷」をテーマとしています。
コロナ禍で生じたトピックを整理し、with/afterコロナの時代に対応していく印刷ビジネスとは何か、ニューノーマル時代のビジネスの現状分析と課題解決に取り組んでいます。
第2部「印刷・関連産業の動向」、第3部「印刷産業の経営課題」では、社会、技術、産業全体、周辺産業というさまざまな観点から、ビジョンを描き込み、今後の印刷メディア産業の方向性を探りました。
印刷メディア産業に関連するデータを網羅、UD書体を使った見やすくわかりやすい図版を多数掲載し、他誌には見られない経営比率に関する調査比較などのオリジナルの図版も充実させました。

CONTENTS

第1部
第1章 特集 コロナウイルスで変わる社会と印刷
ニューノーマル時代の印刷ビジネスを考える
コロナ禍で印刷ビジネスはどう変わるか

第2部
第2章 印刷産業の動向
[産業構造]社会のニーズに対応して変化を続ける印刷産業
[産業連関表]産業連関表で印刷産業の取引の流れを見る
[市場規模]新たな発想と戦略で不可逆的なデジタル化とローカリズムへの変化に備える
[上場企業]新たな収益モデルの確立に向けた模索が続く上場印刷企業
[関連資料]産業構造/産業分類・商品分類/規模(1)/規模(2)/規模(3)/
産出事業所数(上位品目)/産出事業所数・出荷額/調達先と販売先/
産業全体への影響力と感応度/最終需要と生産誘発/印刷物の輸出入額と差引額/
印刷製品別輸出入額/印刷物の地域別輸出入額/印刷物の輸出相手国・輸入相手国/
経営動向/上場企業/生産金額(製品別)/生産金額(印刷方式別)/
売上高前期比・景況DI/設備投資・研究開発/生産能力/紙・プラスチック/
印刷インキ/M&A

第3章 印刷トレンド
[デザイン]新しい環境に対応した製品・サービスをデザインする
[ワークフロー]スマートファクトリーからデジタル・トランスフォーメーション(DX)へ
[オフセット印刷]ますます効率化を目指す印刷フローに オフセット印刷を取り巻くトレンド
[デジタル印刷]デジタル印刷で効率的なビジネス展開を
[用紙]持続可能な循環型経済社会における新たな紙の価値
[後加工]問い直される製本の価値と、新たな取り組みに向けてのリ・スタート
*関連資料 デジタル印刷/フォーム印刷業界

第4章 関連産業の動向
[出版業界]デジタルと紙で光明の見え始めた出版ビジネス
[電子出版]多様化する電子出版ビジネスとコロナ禍の影響
[コンテンツ]流通のデジタルシフトとコンテンツの体験型消費が進む
[新聞業界]デジタルの強化と「新聞外」収入の拡大を模索
[広告業界]広告における印刷メディアの成長はWebとの連携が鍵に
[DM業界]日本の広告費で一定シェアを占めるDM、One to One型へのシフトが進む
[折込広告他]地域メディアとしての特性を価値創造に活かす折込広告とフリーペーパー
[通信販売業界]アマゾン一強のネット通販は8.8兆円市場に成長も、カタログ通販不調は続く
*関連資料 出版市場/電子出版市場/コンテンツ市場/新聞市場/広告市場/通販市場

第3部
第5章 印刷産業の経営課題
[地域活性化]グローバリズムからローカリズムへ withコロナ時代の地方創生戦略の行方
[経営管理]DTP制作部門の収益化に向けて
[クロスメディア]コロナ禍で加速するバーチャル体験の提供
[デジタルマーケティング]アフターデジタル時代の到来 生活者のメディア環境の変化と企業コミュニケーション
[デジタルイノベーション]自社の本質と強みを強化する真のデジタル・トランスフォーメーション(DX)とは
[テレワーク]印刷会社はテレワーク時代にどう向き合うか
[人材1]コロナ禍で変化した印刷会社の新卒採用
[人材2]社会環境の変化とインストラクショナルデザインの重要性
*関連資料 クロスメディア/テレワーク/人材

●巻末資料
DTP・デジタル年表/年表/『印刷白書』年表/印刷産業&関連団体アドレス

「製版屋さんのまかない雑貨」~印刷技術を活かした商品開発~

現代の印刷ビジネスにおいては、顧客の多様なニーズに応えるとともに、新たな収益を確保するためにも新商品・新サービスの開発が求められている。去る7月4~5日の2日間、(株)日光プロセスが錆猫ギャラリー(吉祥寺)において「製版屋さんのまかない雑貨」展示・即売会を開催し、製版屋ならではの紙を使った商品を中心に展示・販売をした。
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印刷業界向け生産性向上支援訓練のご報告

新型コロナウイルス禍の影響もあり、働き方改革が改めて注目されているが、中小企業が改革と同時に事業を継続的に発展させていくためには、自社の労働生産性を高めていくことが必須であり、そのベースとなるのは社員教育である。
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10年生き続けるデザイン

スタンダードなデザインを表彰するロングライフデザイン賞の受賞デザインを通じて、自社の商品・サービスを継続・発展させていくために必要な要素を考えてみる。 続きを読む →

ユーザーとともに育つアイデア商品「himekuri」

株式会社ケープランニングが開発した卓上型の日めくり付せんカレンダー、himekuri(ヒメクリ)が、第27回日本文具大賞で機能部門の優秀賞を受賞し、第29回 国際 文具・紙製品展 ISOT(2018年7月4日(水)〜6日(金)/東京ビッグサイト)の会期初日に表彰式が行われた。

「himekuri」ラインアップ

himekuriの特徴は365日全ての絵柄を変えていることと、付箋加工されていることだ。
一週間・7日分の日付が一列に並び、左から順に剥がしていく仕組み。
週ごとに基調色を変えているので、今日の日付が一目で分かる。2018年に実用新案を取得している。

「himekuri」日付けの色の切れ目

▲週ごとに基調色が変わる。今週と来週の色の切れ目が今日だと分かる。

剥がした付箋は、ノートやメモ帳に貼ってオリジナルダイアリーに、また手作り料理を入れた容器に貼って作った日の記録にと、アイデア次第でいろいろな使い方ができる。

ケープランニングのメイン業務は紙卸売業であるが、別会社のカンベビジュアルとともに企画・印刷も手がけている。商品開発も行い、自社運営のECショップ「be-on」を通じて販売している。

himekuriも「be-on」の取り組みから生まれた商品だ。当初はモノトーンの日付だけが印字されたシンプルなデザインで、2017年7月のISOTに出展して注目された。その後、新柄を開発するためにクラウドファンディングを実施すると、目標金額 500,000円に対し1,511,000円と、達成率300%を超える資金が寄せられた。

参考記事:インスタ映えする日付シートとしても使える日めくり付箋カレンダーの新柄を作りたい! | Makuake(マクアケ)

新柄が発売されると、ユーザーが、イラスト日記にhimekuriを貼った紙面を撮影し、インスタグラムにアップするムーブメントが起きた。

「himekuri」を貼ったダイアリー

インスタグラムで #himekuri や #日めくり付箋カレンダー で検索すると、ユーザーがアップした画像を見ることができる。

2019年版は、サイズを一回り小さくし、ノートに貼りやすくした。ライアンアップは、白とグレーのモノトーンに加え、ツートンカラーを基調に数字を配した「colorkuri(カラクリ)」イラストレーター萩原まお氏のデザインによる「文房具柄」と「ねこ柄」の計4種類。

「文房具柄」と「ねこ柄」は、一週ごとにテーマをもたせている。文房具柄では、穴あけパンチの週や鉛筆の週、ねこ柄では箱入り猫の週、ひな祭りの週など、毎日めくることが楽しくなる仕掛けとなっている。

「文房具柄」と「ねこ柄」

▲「文房具柄」と「ねこ柄」

himekuriはノートに貼って使うユーザーが多いことから、専用の「himekuri note」も開発した。A5スリムサイズで糸かがり製本によって180度開くことができる。用紙は、薄くて裏に透けない万年筆向きの「トモエリバー」を採用している。

「himekuri note」

▲himekuri note

バリアブル印刷のユニークな活用事例であり、またSNSを通じてユーザーとともに開発を進めている点が、現代にふさわしいビジネスのあり方を示している。

※掲載画像は、第29回 国際 文具・紙製品展 ISOTでの展示風景。

*初出:「紙とデジタルと私たち」2018年7月26日

(JAGAT 研究調査部 石島 暁子)