雑誌市場が縮小する中でメディアの価値を高める情報を届けるためには、編集力の強化、特に教養を磨くことが重要になる。(数字で読み解く印刷産業2018その7) 続きを読む
「印刷業界」タグアーカイブ
統計数字とマーケティングから見るパッケージの可能性
包装印刷はシェアを2割まで拡大した。パッケージの多様化と環境対応が市場を後押し、ブランドオーナーからの期待も高まっている。(数字で読み解く印刷産業2018その6) 続きを読む
『JAGAT info』2018年7月号
■私の若手社員時代
時代の流れに迎合することなく、現場感覚を大切にして技術の変化をウオッチして対応
―強豪ラグビー部で培った強い精神力と信仰を支えに
株式会社NPCコーポレーション 代表取締役社長 西井 幾雄氏
■特集 「2017年度印刷産業経営力調査」業績分析速報
収益・財務構造組み換えの潮流
脱装置産業的モデルへの打診的な動きの行方
■特別企画
今年も開催します!! 夏フェス2018
〜デジタル印刷とマーケティングの可能性〜
■地域活性ビジネス事例研究
地域一体型オープンファクトリーでまちづくり
台東区南部「モノマチ」とデザイナー活用による地場産業再生
■マーケティング情報
単行本『「ニュース」は生き残るか―メディアビジネスの未来を探る―』
執筆者として刊行に寄せて、メディア経営における紙とデジタルの違い
■技術トレンド/クロスメディア
勘ではなく実測で改善する手法「A/Bテスト」を知る
■技術トレンド/グラフィックス
紙メディアとデジタルメディアを組み合わせた取り組みが進む
■Education
自社の強みを徹底検証!印刷ビジネス開発の可能性
「印刷ビジネス開発実践講座」受講インタビュー
協友印刷株式会社
■エキスパート資格
クロスメディアエキスパート論述試験 提案書作成のポイント
■デザイントレンド
本造りの技から生まれたジュエリーブランド ikue
■メディア業界動向
デジタル新時代”に向け新たな取り組み進展
〜印刷工場のオープン化、電子版のデジタルファースト、モバイルの総接触時間増加など
井上 秋男
■森裕司のデジタル未来塾
セミナーや勉強会で学ぶ
■デジタル印刷最前線
『運慶大全』にみるデジタル印刷活用
■デジタル印刷最前線 特別レポート
Dscoopソウル報告(その2)
■DTPエキスパートのための注目キーワード
配色計画
野尻 研一
■クロスメディアエキスパート試験で役立つメディア課題解決入門
シニア層の購買意思決定プロセス
影山 史枝
図書のご案内/若手社員スキルアップ総合研修のご案内/印刷産業経営動向調査2018のお知らせ
印刷界OUTLOOK/エキスパート資格試験のお知らせ/キーワード2018
印刷ビジネス開発実践講座のご案内/西部支社便り/ニュースラウンジ
印刷経営ウオッチング/ニューメンバー/消息/夏フェス2018のお知らせ
2018年7月15日発行 A4判
産業連関表を取り上げる理由
印刷産業の生産にどれだけのモノ、サービス、ヒトが投入されているか。印刷産業の生産が国内の他産業へ及ぼす影響はどれくらいか。そのような疑問を解消するカギが「産業連関表」にある。(数字で読み解く印刷産業2018その5) 続きを読む
『JAGAT info』2018年5月号
■私の若手社員時代
嫌だったはずの営業への異動が成長をもたらしたビジネス人生
—良き上司、良き先輩、良き同僚、良きお客様との出会いに恵まれた—
株式会社クイックス 代表取締役会長 服部 晋吾氏
■特集 page2018基調講演報告
他業界からみた印刷業界
■特別企画 page2018カンファレンス報告
企業はどうAIに向き合うか
〜業務効率化、新サービス創出などAI活用の今を知る〜
■マーケティング情報
地方創生の政策考察とインバウンド消費の続伸
印刷会社と地域活性化について
■技術トレンド/クロスメディア
国別インバウンド状況と越境EC
■技術トレンド/グラフィックス
顧客とつながるワークフロー
CodenbergのAPIで印刷ビジネスの先へ
■Education
新サービス開発に必要な顧客とニーズを絞る勇気
■エキスパート資格
25年を越えて進化を続けるDTPエキスパート
■メディア業界動向
新聞編集製作技術の新たな挑戦はじまる
〜オープン化、エコ化に向け取り組み進展
井上 秋男
■森裕司のデジタル未来塾
InDesignへの移行
■DTPエキスパートのための注目キーワード
色
野尻 研一
■クロスメディアエキスパート試験で役立つメディア課題解決入門
ウェアラブルデバイスの普及と影響
影山 史枝
書籍『DTPベーシックガイダンス』のお知らせ/JAGAT通信教育のお知らせ
書籍『クロスメディアエキスパート 受験サポートガイド』のお知らせ
『JAGAT印刷産業経営動向調査2017』のお知らせ/印刷界OUTLOOK
キーワード2018/西部支社便り/図書のご案内/印刷後継者・経営幹部ゼミナールのお知らせ
ニュースラウンジ/印刷経営ウオッチング/ニューメンバー/消息/『印刷白書2017』のお知らせ
2018年5月15日発行 A4判
2016年の印刷産業出荷額(4人以上の事業所)は5兆1074億円(確報値)
平成29年工業統計調査 確報(概要版)」が5月31日に公表された。4人以上の印刷産業出荷額は4.7%の大幅減となった。(数字で読み解く印刷産業2018その4) 続きを読む
印刷技術の定番図書をブラッシュアップ
JAGATでは毎年、多くの出版物や報告書・レポート類を発刊するとともに、定番図書では技術変化などを反映した加筆修正を行っている。 続きを読む
『JAGAT info』2018年4月号
■私の若手社員時代
疑問を持ったら、そのままにせず徹底的に答えを追究せよ
原価管理への疑問が早期のデジタル化対応につながった
共立速記印刷株式会社 代表取締役会長 吉岡 新氏
■特集
印刷ビジネスの動向と展望2017〜2018
強弱入り混じる状況の解釈と変化の方向性を読み解く
■特別企画
page2018カンファレンス報告 デジタル×紙メディア×マーケティングの可能性
■地域活性ビジネス事例研究
「本」による地域活性化、その背景と展開
「本のまち八戸」と「八戸ブックセンター」の試みを事例として
■マーケティング情報
ブロックチェーンと森友問題、その社会と印刷への影響
■技術トレンド/クロスメディア
ライブ配信でモノを売る!
2018年注目の「ライブコマース」の可能性
■技術トレンド/グラフィックス
人事評価と営業プロセスの見える化で次のステップへ
■Education
時代の変化で変わるマーケティングと営業活動
■エキスパート資格
DTPエキスパートに相応しい実技能力とは
■工場見学レポート
技術力プラスαで無限の表現にチャレンジする
2018年 印刷総合研究会 見学会より
株式会社ショウエイ
■デザイン・トレンド
まちづくりの担い手にスポットを当てた
地域×デザイン 2018 ‒まちとまちをつなぐプロジェクト‒
■メディア業界動向
次世代に向け新たな取り組み進展
〜IoTを活用して付加価値創造や働き方改革へ〜
井上 秋男
■森 裕司のデジタル未来塾
CCライブラリを使いこなそう
■デジタル印刷最前線
今年4月、東京に「イノベーションセンター」開設
デジタル印刷のさまざまなアプリケーション活用提案
Xeikon(ザイコン)CEO ブノワ・シャトラール氏に聞く
■DTPエキスパートのための注目キーワード
デザインに関する権利と保護
野尻 研一
■クロスメディアエキスパート試験で役立つメディア課題解決入門
技術の進化で変わるメディア提案
影山 史枝
巻頭言/印刷界OUTLOOK/『JAGAT印刷産業経営動向調査2017』のお知らせ
キーワード2018/西部支社便り/第4期工場マネージャー養成講座のお知らせ
印刷後継者・経営幹部ゼミナールのお知らせ/ニュースラウンジ
印刷営業20日間集中ゼミのご案内/通信教育のご案内/印刷経営ウオッチング
ニューメンバー/消息/『印刷白書2017』のお知らせ
2018年4月15日発行 A4判
2016年の印刷産業出荷額(4人以上の事業所)は5兆555億円(速報値)
「平成29年工業統計速報」が2月28日に公表された。4人以上の印刷産業出荷額は5.6%の大幅減となった。(数字で読み解く印刷産業2018その2) 続きを読む
「オフセット印刷物(紙に対するもの)」の事業所数は26都府県で第1位
2016年の印刷産業の事業所数(全事業所)は14.3%減、東京、大阪、埼玉、愛知で4割を占める。都道府県別産出事業所数は「オフセット印刷物(紙に対するもの)」が不動の1位となった。(数字で読み解く印刷産業2018その1)
印刷産業(全事業所)の事業所数は、昨年末に公表された最新の調査結果(総務省・経済産業省「平成28年経済センサス‐活動調査 製造業(産業編)」)によれば、2万2140事業所(2016年6月1日現在)で、前回調査の「平成26年工業統計表 産業編」(2014年12月31日現在)に比べて14.3%減となりました。
都道府県別に見ると、東京都が4256事業所(全国の19.2%)と最も多く、大阪府2420事業所(同10.9%)、埼玉県1543事業所(同7.0%)、愛知県1358事業所(同6.1%)と、都市圏が上位を占めています。増加率では47都道府県のすべてで減少し、最も減少幅が大きいのが東京の23.1%減、次いで大阪・佐賀の17.8%減、愛媛の17.3%減となりました。
次に人口に対する事業所数で見ると、東京に次いで、人口78万人の福井が事業所数241で2位となり、以下大阪、京都、長野、岐阜と続いています(下表参照)。福井県は眼鏡の産地として有名で、一番多い事業所は「眼鏡枠」ですが、次に多いのが「オフセット印刷物(紙に対するもの)」の事業所なのです。47位は人口623.6万人の千葉(事業所数472)、46位が914.5万人の神奈川(同743)、45位が山口、44位が鳥取、43位が長崎、42位が滋賀と、下位6県は前回と同じ顔ぶれとなっています。
1月19日に経済センサスの参考表として、「製造業(品目編)における都道府県別上位1~3位品目の産出事業所数及び出荷金額」が公表されましたが、1位「オフセット印刷物(紙に対するもの)」、2位「その他の製缶板金製品」、3位「その他の製造食料品」と例年どおりの順位となりました。
これを都道府県別にみると、「オフセット印刷物(紙に対するもの)」は東京1217事業所、大阪696事業所、愛知436事業所の3都府県合計で産出事業所数の3割強を占めています。この状況は、現在の品目分類となった2008年調査から変わらないものです。ちなみに2016年調査では26都府県で第1位品目、12道県で第2位品目、4県で第3位品目となっています。
印刷産業の事業所が存在しない県は一つもないことからも、印刷産業の裾野の広さがよくわかります。また、東京だけが1位から3位を「オフセット印刷物(紙に対するもの)」「写真製版」「紙以外のものに対する印刷物」と、印刷・同関連品が独占し、東京の地場産業が印刷産業であることが統計からも明らかになっています。
2008年より前のデータを見ると品目分類は違いますが、1位の「平版印刷物(オフセット印刷物)」が突出し、2位以下が半分程度という状況は、1996年ごろから続いています。ただし、1996年の時点では「凸版印刷物(活版印刷物)」が8位、「写真製版(写真植字業を含む)」が19位と、印刷・同関連品の産出事業所が上位30品目に3品目入っていることが大きな違いです。その後、凸版印刷物は徐々に順位を下げ、2007年の27位を最後にランク外となり、写真製版は2000年ごろまで20位前後を維持していましたが、2002年の29位以降はランク外となりました。平版印刷物の1位は1993年から現在まで続いていて、ここからも印刷需要の根強さがうかがえます。
JAGAT刊『印刷白書2017』では印刷メディア産業に関連するデータを網羅し、わかりやすい図表にして分析しています。また、限られた誌面で伝えきれないことなどは「数字で読み解く印刷産業」で順次発信しています。
(JAGAT 吉村マチ子)