[コミュニケーションと印刷ビジネス]5-6-4 印刷経営と個別原価計算
個別原価計算
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受注品目ごとの原価を正確・迅速に把握することを、個別原価計算という。
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印刷ビジネスの大半は受注生産で、一品ごとに製品仕様は異なる。そのため、受注品目ごとの原価、損益分岐点を求めづらい。その結果、いくらで受注すれば利益が出るのか判らないということが多い。
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印刷業界では、このような個別原価の把握を「見える化」と称し、適正な利益確保を目指す動きがある。
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個別原価を把握するには、工程ごとの人員・時間など工数・実績を正確に把握することが必要となる。
スマートファクトリー
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近年、印刷機、製本加工機やワークフローRIP、CTPなど、印刷関連機器のスケジューリングや稼働実績を一元管理するシステムが提供されており、スマートファクトリーと呼ばれることもある。
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このような印刷関連機器間の情報交換にJDFが利用されている。