Web制作で理解しておきたい技術トレンド~常時SSL、JIS X8341-3、AMP

掲載日:2016年5月29日

(5/25講演情報追加)本セミナーでは大手サイトで導入が進む常時SSL、2016年3月に新しくなったWebアクセシビリティ規格のJIS X 8341-3について解説するほか、モバイルページ高速化として注目されるAMPについて、いちはやく取り組んだはてなブックマークの事例を伺う。

開催概要:最新のWeb動向を解説します。

Web制作を取り巻く環境は常に変化しており、重要な技術動向はキャッチアップしておく必要があります。今回は、Webサイト制作や運用を提案する立場の方が押さえておきたい技術について理解を深めることを目的としています。

Webサイト全体の暗号化(常時SSL)、Webアクセシビリティ規格(JIS X 8341-3:2016)について専門家に解説いただき理解を深めます。国内でのモバイルページ高速化(Accelerated Mobile Pages/AMP)事例として、いち早く対応した「はてなブックマーク」の取り組みについて話を伺います。

  • Webサイト全体で暗号化を行うメリットや世界的な動向などを理解します。
  • 最新のアクセシビリティ規格「JIS X 8341-3:2016」と制作側が配慮すべき内容を理解します。
  • AMP対応について、「はてなブックマーク」の取り組み事例を知ります。


【AMP(あんぷ・Accelerated Mobile Pages)】

モバイル(スマホ)でのWebページ表示を高速化しよう、というプロジェクトです。Googleが進めています。対応しているページはモバイルで見るとカルーセル形式で「AMP」というマークがついて表示されます(→こんなです)。タップすると通常ページよりも高速に表示されます。日本では新聞社や大手メディアなどで対応が進んでいます。
モバイルウェブをもっと速く(Google Japanブログ)
モバイルサイト検索で話題の「AMP」って何?……国内初の対応アプリも(RBB TODAY)
AMPって導入すべき? 3つのメリットとデメリットまとめ(D2Cスマイル)

【JIS X 8341-3:2016】
JIS規格のひとつで、正式には「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ」と言います。高齢者・障害者等、という名称ですが、「すべての利用者が、どんな利用環境でも問題なくウェブサイトを利用できるように」するための規格です。2016年3月に改正版が公示され、新しくなっています。
JIS X 8341-3:2016 解説(Webアクセシビリティ基盤委員会)

【常時SSL】
Webサイト全体をSSL(https)で通信することを指します。cookieを含めすべてが暗号化されるため、盗聴などを防ぐなど安全性が高くります。ヤフーでもYahoo! JAPANトップページやYahoo!ニュースを含むすべてのサービスにおいて常時SSL(AOSSL)に対応することを発表しました。
Yahoo! JAPANサービスは常時SSL(AOSSL)に対応します(Yahoo! JAPAN)

【開催日時】
2016年06月3日(金) 14:00-16:30(受付開始:13:30より)

【会場】
日本印刷技術協会 3Fセミナールーム(〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11)

【参加費】
15,120円(税込)、JAGAT会員:10,800円(税込)
印刷総合研究会メンバー:無料 [一般]2名まで [上級]3名まで [特別]5名まで

【1】なぜ多くのWebサイトが常時SSL/TLS化 に取り組み始めたのか?

合同会社シマンテック・ウェブサイトセキュリティ
ダイレクト・チャネルマーケティング部 マネージャー 中川 就介氏

  • 常時SSL/TLS化のメリット(開発やマーケティングなど様々な視点から整理
  • 実装や移行を成功させるためのポイント
  • 導入動向、事例

【2】JIS X 8341-3:2016」の概要とWebアクセシビリティ確保のキホンの「キ」

株式会社インフォアクシア 代表取締役 植木真氏

  • 「JIS X 8341-3」改正の経緯
  • 「JIS X 8341-3:2016」の主なポイント
  • Webアクセシビリティ確保の基本テクニック

【プロフィール】
Webサイト評価、ユーザビリティテスト、方針策定、ガイドライン作成、教育・研修、制作会社サポートなどを通じて、企業Webサイトのアクセシビリティ確保や「JIS X 8341-3」、「WCAG 2.0」などの規格やガイドラインへの対応を支援。Webアクセシビリティの標準化活動にも従事し、日本規格協会の原案作成ワーキンググループ委員として参加。2012年10月には、情報通信アクセス協議会ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)の委員長に就任。2014年度の「JIS X 8341-3」改正原案作成委員会の委員長及び分科会主査に続いて、2015年度には総務省「みんなの公共サイト運用モデル」2015年度改定に関する研究会の構成員も務めている。W3C/WAIのWCAGワーキンググループメンバー。2005年~2008年にかけては「Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0」の策定にも参画。

【3】国内におけるAMP対応事例の紹介〜はてな〜

株式会社はてな サービス開発本部 プロデューサー 兼 ディレクター 石田樹生氏

  • Accelerated Mobile Pages(AMP) Projectについて
  • ニュースメディアを中心としたAMPの対応状況について
  • ニュース以外のブログやレシピなどの対応状況について
  • はてなブックマークとしてAMPについて期待していること

【プロフィール】
1986年富山県生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院情報学環コンテンツ創造科学産学連携教育プログラム修了後、野村総合研究所に入社し、メディア・コンテンツ分野における戦略立案、事業支援を担当。2011年ドワンゴ入社。出版業界×niconicoの事業立ち上げやサービス、マーケティング企画を担当。2014年はてな入社。はてなブックマークのプロデューサーのほか、集英社・ジャンプルーキー、KADOKAWA・カクヨムなど出版社のWEBサービスの立ち上げを担当。卒業論文は「マンガ産業と団塊世代」。

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研究調査部 印刷総合研究会担当   電話:03-3384-3113(直通)

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