新人・若手・中途社員が知るべき印刷技術の基本

掲載日:2022年5月2日

JAGATでは5月11日(水)より25日(水)まで「新入社員・中途採用者向け印刷技術基礎講座」をオンデマンド配信します。新入社員や入社して数年経つ若手社員・中途採用社員が印刷基礎技術を勉強するいいチャンスです。

■人事担当者の要望に応えた新入社員研修
 今年のJAGATの新入社員研修は、コロナ禍の影響によりライブ配信に加え、新しくオンデマンド配信(再放送)も実施した。この目的は、新入社員が一度研修を受講しただけでは専門用語を理解するのは難しいといった人事担当者の声が多かったこと、また地方の会社でも印刷に特化した研修を受講してもらうにはどうしたらいいかなど、新入社員研修について課題をかかえる会社が多かった。JAGATではこうした課題解決に少しでも役立ててもらう目的で、ライブ及びオンデマンド配信で多くの新入社員に繰り返し学習してもらった。
 今回の研修のポイントは、同じ研修を繰返して学習すれば、一度の受講では理解し難い専門用語を少しでも理解できることが期待できることだ。その結果、仕事も早く覚えることにもつながる。

■ご要望にお応えして5月も実施
 5月には「新入社員・中途採用者向け印刷技術基礎講座」を実施する。これは4月に開催した新入社員研修の中から、「新入社員養成講座」と「印刷製作入門講座」を再配信するものだ。「新入社員養成講座」の前半は印刷業界の市場と印刷技術の基礎について、後半は社会人としてのビジネスマナー、「印刷製作入門講座」では印刷物製作工程と、基本的な専門技術用語を解説する。
 この研修は、新入社員に基礎技術をもう一度学習させたいという要望があること、もう一つはこの時期に入社する中途採用社員に印刷の基礎知識を勉強してもらいたいところにもねらいがある。

■中途採用社員にも基礎研修受講をお勧め
 企業の人事担当者によっては新入社員教育には力をいれていても、中途採用社員は既に社会人経験があることを理由に入社後の研修には力を入れていないところもあるようだ。また、どんな教育・研修をすればいいか悩む人事担当者も多いかもしれない。
 中途採用社員が必要な業務知識を身につけ、仕事をできるようになって早く会社に定着するためには、教育や研修は重要である。いくら社会人経験者といっても、企業や組織が変われば、仕事内容や役割は違ってくる。そのため、新しい職場で働くには、不安や戸惑いで悩むこともある。
 株式会社リクルートキャリアでは、転職情報サービス「リクルートエージェント」の登録者を対象に、同業種に転職した人、異業種に転職したそれぞれに転職者が「入社後に戸惑ったこと」をアンケート調査している。その結果、「前職との仕事の進め方ややり方の違い」、「社内や業界用語等、専門知識が分からない」、「職場ならではの慣習や規範になじめない」という項目が上位を占めていた。
 この中での注目はやはり、「社内や業界用語等、専門知識が分からない」だ。これを印刷会社でいうと「印刷技術基礎知識と製作工程」、「印刷業界」知識に当てはまる。中途採用社員は印刷技術知識や業界知識を体系的に学習してから、自社の技術や製作工程を勉強したほうがより効果的に知識を習得できる。そうすれば仕事の進め方や職場の習慣にも早くなじめることが期待できる。

 JAGATが5月に開催する「新入社員・中途採用者向け印刷技術基礎講座」は、中途採用社員をはじめ若手社員に適した研修です。貴社、人材教育の一環として大いにご活用下さい。   
                                  (CS部 伊藤禎昭)

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配信時期:2022年5月11日(水)~25日(水)