印刷業定点調査 各地の声(2016年6月度)

掲載日:2016年9月28日

6月の売上高は3カ月連続減少の△3.0%。マイナス幅が拡大傾向にある。受注件数は2カ月連続の増加(+0.4%)なので落ち込みが続くとも思えないが、6月時点では売上高に結び付いていない。

地域別では、首都圏(△4.3%)が2カ月連続の減少。大阪圏(△6.9%)は3カ月連続の減少、首都圏と大阪圏で大きな落ち込み。名古屋圏(+3.2%)のみ安定している。

業種・業態別では、商業印刷(△3.1%)が3カ月連続の減少。出版印刷(△6.1%)は3カ月ぶりの減少。地方に多い業態の総合印刷(△1.2%)が4カ月ぶりの減少。紙器・事務・その他(△3.3%)は4月から失速。

春からの為替の急激な円高進行による株価の乱高下、世界各地で起きているテロなど、景気経済や政治の不安定さが実体経済にも実際に負の影響を与え始めた。国内輸出企業の4-6月期決算は円高による大幅減益が報じられている。

仕入額は、用紙(△3.1)が2カ月連続減少。インキ(+3.2%)は11カ月連続の増加と高止まり。CTP/PS版(+5.7%)は3カ月ぶりの増加。

参院選、都知事選ともサプライズのない結果となった。今後の注目イベントは秋の米国大統領選であり、これを通過すれば一定の方向性は見えてこよう。ただし米国はダウ平均株価が史上最高値を記録するなど経済は堅調だが、世界はかつてより多極化している。

【印刷会社経営者の声】

茨城:商業

今期は社員研修予算を増やしました。目標達成の鍵は人材育成と考えています。

東京:商業

仕事の件数が少なく、集めるのに苦労した1カ月だった。

東京:商業

フリーペーパーセミナーに参加。他の波及効果(制作力向上など)を言い訳にせず単体で黒字化を目ざすべきとの話が印象に残りました。「何を伝えたいか」をとことん考えることがコンテンツとしての意義・黒字化への核だと感じました。

石川:総合

参議院選挙が終了しました。自公連立政権で今後進みますが、政治にはアベノミクス推進による景気回復への全力投球を願います。

長野:総合

受注に変化が生じておりますので、オリジナルな工夫と創造性が織り込まれて初めて知的作業と呼ばれることになります。この知的作業は必ず作業目的がありますから、その企画や設計を効率良くする。

岐阜:その他

6月は景気低迷に選挙が追い打ちをかけ厳しい月となった。これからも柔軟性をもって、強力に生き残り戦略を推進するのみ。

岐阜:総合

社内で簡単につくれる映像(動画)制作についての勉強会を開催した。ネット上では動画マーケティングが花ざかり。“情報の伝え方”がますます多様化していることに、しっかりついていかなくてはいけないと痛感している。商売にできるまでには、まだまだ時間が必要。

岐阜:その他

7月になり、新しい期が始まった。今期のスローガンは「自覚」。全員が立場や行動をわきまえて、一つひとつの事案に対し真面目に取り組んでいきたい。

和歌山:商業

6月号の本誌に掲載された「100年企業の系譜 石田大成社」阿部社長との対話記事を読んで、改めてイノベーションの大切さを考えさせられた。弊社も創業数十周年の節目を迎えるにあたり、顧客から選ばれる新しい選択肢を作っていきたい。

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