2023年を振り返り、そこから先へとつなげよう
 −『JAGAT info』12月号のご案内−

掲載日:2023年12月18日

 今年も残すところ2週間ほどとなった。酷暑や猛暑などという言葉がメディアを賑わせていたのが、つい先日のことのように思える。賑わすといえば、「生成AI」「ChatGPT」などの言葉を聞かなかった日はなかったほど、この分野におけるさまざまな名称や用語が人口に膾炙した一年であったといえる。これらの技術はあらゆる産業に影響を及ぼすであろうし、もちろん印刷産業もその例外ではあるまい。12月5日に開催した印刷総合研究会「生成AIと印刷・デザイン」を執筆子も聴講したが、講義内容に衝撃を受けた方も少なくなかったのではないかと推察する。小欄をお読みいただいている皆様におかれては、2023年のトレンドや印象に残る出来事は何だったであろうか。
 さて、年が明けたらあっという間に春となり、新入社員を迎え入れる季節となる。その多くが2000年代生まれであろう新人たちに対して力点を置くべきことは何か、あるいは逆に、新入社員たちは何をどのように考えている傾向にあるのか。小誌12月号を読み解くことで、そのヒントを掴んでいただけたらと思う。そして、さらにその先へとつなげていく素材や資料としてもご活用いただけると幸いである。

 

『JAGAT info』2023年12月号のご案内

◯特集
新入社員への調査結果から新卒採用の方向性を考える

 リクルートが実施した調査によると、2024年3月卒業予定の大学生・大学院生を対象とした大卒求人倍率は1.71倍で、前年より0.13ポイント上昇している。従業員規模別で見ると、従業員数300人以下の中小企業の大卒求人倍率は6.19倍で、前年より0.88ポイント上昇した。企業の採用意欲がコロナ禍前の水準まで回復している一方、中小企業が大半を占める印刷会社においては新卒採用が難しくなる傾向にあり、学生に向けた採用施策の重要性は高まっているといえるだろう。
 JAGATでは毎年「新入社員意識調査」を行っており、今年も東京・大阪開催のセミナーに加え、宮城・富山・石川・愛知・岐阜の各県印刷工業組合にご協力をいただいた。特集では、印刷業界に仲間入りした新入社員の思考を調査結果から読み解き、印刷会社は新卒採用でどのような施策を打てばよいのか、採用難である昨今の新卒採用市場に向けてヒントを考えていく。
 ※参考ウェブサイト「新入社員が求める働き方や制度

◯特別企画
 『印刷白書2023』を読み解く

 あらゆる産業を顧客とする印刷産業は、さまざまな産業と密接に関わりを持っている。『印刷白書』では1993年の刊行以来、印刷産業の現状分析から印刷ビジネスの今後まで毎年幅広いテーマを取り上げていることが特徴だ。『印刷白書2023』は「Keynote」から「印刷産業の経営課題」まで全5章で、印刷産業以外の読者にも産業の全体像を理解してもらえるように構成している。印刷産業に関する最新データを網羅し、バイアスのかからない形で見やすい図表にすることで、新たな事業の方向性やヒントを見つけ出す手助けになるべく編集を行った。また、読み物としても面白いものを目指している。
 公的統計の多くは毎年夏に公表されるため、最新データを満載して例年10月末に発刊する『印刷白書』は状況を分析するのに最適だといえよう。特別企画では、そのような『印刷白書2023』について、見どころや読み方を紹介する。

(『JAGAT info』編集部)

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