「くつろぎの場」としての喫茶店を強みとしたクロスメディア・プロモーション

掲載日:2018年7月4日
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第20期クロスメディアエキスパート認証試験(2015.8.30実施)
第2部論述試験「提案書」解答例


A社御中

「くつろぎの場」としての喫茶店を強みとしたクロスメディア・プロモーション

― 新規顧客の獲得と優良顧客の育成施策 ―

【はじめに】

貴社は、昨今のセルフサービスを好まない生活者やくつろぎを求めている生活者の存在を機会と捉えられています。
そこで弊社は、貴社の強みである「くつろぎの場」としてのブランド価値と、高いサービス力を活かすことで、新規顧客の獲得と優良顧客としてのファン作り施策を提案させていただきます。
ご検討のほどよろしくお願いします。

【現状の課題】

貴社の強みを活かすには以下の課題があります。

1.「くつろぎの場」としてのブランドの訴求不足
2.顧客満足度向上のためのサービス力強化
3.顧客との手軽かつ密接なコミュニケーションの確立

【施策方針】

現状の課題をふまえ、以下の3点の施策を提案します。

1.顔認識システムを活用したイベントプロモーション
2.タブレットを活用したくつろぎコンテンツアプリの導入
3.SNSの設置による顧客とのコミュニケーションの促進

[施策1]顔認識システムを活用したイベントプロモーション

コンセプト:顔認識システムを駅中やビジネス街に設置し、顔の年齢から「おつかれ度」を計測する体験イベント
目的:新規顧客の獲得とA社喫茶店のブランドイメージの認知
内容:ビジネスマンの動線上にカメラとディスプレイを設置します。顔認識システムを活用し、「おつかれ度(顔年齢)」を計測します。自身の年齢と効果の差が大きい人ほど割引率の高いクーポンを配布します。
(今後、「北千住」と「大森」に新規出店する際のイベントとしても利用可能です。)

イベント会場では小冊子も配布し、「都会のオアシス」であるブランド力の認知を行います。

[施策2]タブレットを活用した「くつろぎ」コンテンツアプリの導入

コンセプト:各テーブルに専用タブレットを配置し、顧客に自由に使用してもらいます。
目的:サービス力の強化と「くつろぎの場」としての新しい価値の提供
内容:各テーブルに専用タブレットを配置
タブレットには「くつろぎ」コンテンツアプリが搭載されています。
・メニュー一覧
・おすすめ商品
・コーポレートサイトの閲覧(無線LAN使用)
・店舗の裏情報
・ダウンロードされた書籍(小説、マンガなど)
・紹介動画、CM閲覧
・SNSの紹介、誘導

外国人対応として、順次多言語対応も可能となっております。

[施策3]SNSの設置による顧客とのコミュニケーションの促進

コンセプト:ソーシャルメディアを活用し、情報発信及び拡散を行います。
目的:優良顧客の育成、情報の拡散
内容:
・お得なクーポンの配布
・ハッシュタグによるユーザー参加型のイベント
・情報拡散によるキャンペーンへの応募
・顧客との質疑応答
・各種イベント(コミュニティサークル)の告知

【導入スケジュール・費用】

【導入後の効果】
貴社の強みである「くつろぎの場」としてのブランド価値と高いサービス力の認知によって新規顧客を獲得します。
また、SNSの設置によって顧客とのより密接なコミニュニケーションを行い、優良顧客の育成を行っていきます。

以上


(作成者) 
Y.S (株式会社DNPデジタルソリューションズ

(コメント)
企画を考えるには、日々の暮らしの中の何気ないイベントやキャンペーンを意識することが大切だと感じています。そこで得た様々な情報から新しい発想が生まれ、それが企画提案の際の新しい価値の創出に繋がることで試験やビジネスシーンで活かすことができます。
是非頑張ってください。