5Sとは、「整理・整頓・清掃・清潔・躾」からなる工場や職場の環境改善のための活動です。その目的は、単なる環境美化に留まらず、問題点を見える化し、生産性を向上させることにあります。
この5Sを深く理解し、貴社の生産性を飛躍的に向上させるための具体的なノウハウを提供するのが、10月7日(火)に開催される【工場の生産性を向上させる5S活動】です。本講座は、一般的な5Sのイメージを刷新し、企業体質強化に直結する実践的な知見をもたらします。
講師は現場を知り尽くしたプロフェッショナル
講師は、合同会社サカタ経営代表社員 坂田 卓也氏です。坂田氏は大手印刷会社での生産設備の効率化や品質管理、5S活動に関する研究・指導経験を持ち、ベンチャー企業での工場運営を通じた「理屈通りにいかない現場の難しさ」も体感した中小企業診断士・技術士です。その実践的かつ具体的な指導は、受講者の皆様の悩みに寄り添い、確かな解決策を提示します。
5Sの真の目的とは
本講座では、まず5S活動が単なる環境美化運動ではないことを強調します。その真の目的は、「問題点を見える化し、生産性を向上させること」に他なりません。5Sは、生産性、品質、コスト、納期、安全、モラルといった企業活動のあらゆる側面に良い影響をもたらす、極めて重要な改善活動の土台です。
坂田講師は、5S活動がもたらす最大の効果は「問題点の発見しやすさ」にあるとしています。これは5Sが「目で見る管理」の促進につながり、「正しい状態が一目で分かる」、「正しい状態と現在の状態を対比できる」ことになり、異常を素早く察知し、迅速な処置を可能にします。
演習で身につける3Sの徹底
本講座では、5S活動の中でも特に「整理・整頓・清掃」の3Sに重点を置き、演習を交えながらその内容と実践方法、ポイントを徹底的に学びます。なぜなら、この3Sができて初めて正しい状態が明確に定義され、それが維持されているかどうかの「清潔」、そして決められたことが守られているかの「躾」へとつながる活動の土台となるからです。具体的な整理整頓のアイデアを練る演習も含まれており、座学だけでなく実践的な学びの機会が豊富に用意されています。
5S活動を継続させるためのヒント
多くの企業が直面する5S活動が続かないという課題に対しては、その原因と対策に深く踏み込みます。活動を定着させるためには、何のために5Sをやるのかという目的意識の共有が重要です。小さな範囲から始めて成功体験を積み重ねるスモールスタートや、成果の可視化、そして経営層のコミットメントが活動の継続を左右することも強調されます。
本講座は、5Sの基本を改めて学びたい方、現在進行中の5S活動をさらに推進させたい方、職場の整理・整頓に課題を感じている管理部門の方などに特におすすめです。貴社の生産性を飛躍的に向上させる第一歩を踏み出しませんか?
(研究・教育部 河原 啓太)
【オンライン】工場の生産性を向上させる5S活動 10月7日(火) 14:00~17:00