2024年の障害者差別解消法の改正以降、企業や自治体におけるアクセシビリティ対応は努力義務から実質的な必須対応へと変わりつつあります。印刷物、PDF、Webサイトなど、あらゆる情報発信において、誰にでも伝わる設計が求められる時代です。
アクセシビリティとは、障害の有無や年齢、利用環境にかかわらず、誰もが情報やサービスを無理なく利用できる状態のことを指します。高齢者や視覚・色覚に特性のある方、スマートフォンで閲覧する人など、多様な利用者に配慮した情報設計が求められています。
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そこで「文字が小さくて読めない」「色の組み合わせで情報が判別しづらい」といった課題が顕在化し、クライアントからの相談も確実に増えています。一方で、このニーズに応えられない場合、案件が他社やWeb制作会社へ流れてしまうケースも少なくありません。
しかし見方を変えれば、これは印刷会社にとって大きなチャンスでもあります。単に刷るだけでなく、「誰にでも伝わる情報を設計できる会社」へと進化することで、新たな価値提供と差別化が可能になるからです。
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6月10日(水)に開催する【印刷会社のためのアクセシビリティ入門】では、アクセシビリティの基本から実務に直結するポイントまでを体系的に解説します。文字サイズやフォント、色のコントラストといった基本設計に加え、なぜ読めないのかという物理的な問題を具体例で理解。さらに、情報の整理や見出し構造といった読みやすさの設計を、チラシのビフォーアフター事例を通じて学びます。
加えて、印刷物単体では完結しない時代に対応するため、WebやSNSとの連携、自社サイトの改善ポイントもカバー。最低限押さえるべき4つの基本(文字サイズ・見出し構造・コントラスト・ALT)を軸に、すぐに見直せる実践的な視点を提供します。
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講師は「届くデザイン・伝わるデザイン」をテーマに活動する山本和泉氏。印刷・Web・SNSを横断したコミュニケーション設計の実務経験をもとに、現場で使えるノウハウをわかりやすく解説します。
本セミナーのポイントは、アクセシビリティをコストではなく価値とリスク回避で捉えることです。
・すべての人に情報を届ける価値
・クレームや機会損失を防ぐリスク対策
この両面を意識できるようになることで、営業・制作の提案力は大きく変わります。
「誰にでも伝わる情報を設計できる会社」へ。これからの印刷会社に求められる視点を、2時間で凝縮して学べる機会です。
(研究・教育部 河原 啓太)


