デジタル印刷の具体的な課題、解決法を考える4つのディスカッション

掲載日:2020年1月29日

「紙」の新たな価値を考える上でデジタル印刷機には今も大きな可能性が秘められています。未来の印刷ビジネスに向け、何から取り組めばよいのか。具体的に議論していきます。


「デジタル×紙×マーケティング」というテーマで取り組んできたこれまでの議論の総決算として、基調講演を皮切りにデジタル印刷機を活用している企業の実際のビジネスに迫るカンファレンスや、より噛み砕いた質疑応答を行うセミナーなどを開催します。以下の4つのセッションを通して、デジタル印刷の現状、未来への課題などを考えます。

【基調講演3】「デジタル×紙×マーケティング」決定版

2月5日(水) 10:00~12:00  

JAGATでは「デジタル×紙×マーケティング」というテーマで、2年半にわたり、近未来の印刷ビジネスの姿を模索してきました。今回は近年の議論で中心的な役割を担った3名が登壇し、決定版的な内容の基調講演を行います。

花井氏はサービスプロバイダー的な立ち位置から、本間氏はブランドオーナー、マーケッターの立場から、そして岡本氏はプラットフォーマーという観点から、それぞれ発言していきます。

本セッションでは印刷ビジネスの近未来を見据え、具体的なビジネスに落とし込み、人材育成や設備導入や時期まで含めて考えます。5年後の印刷会社の姿を考える上で必聴の基調講演です。

花井秀勝(フュージョン
岡本幸憲(グーフ
本間充(アビームコンサルティング
郡司秀明(JAGAT)

詳細:https://page.jagat.or.jp/session/detail_7.html


【G1】デジタル印刷ビジネスの実践

2月5日(水) 13:00~15:00 

デジタル印刷の道を模索してきたJAGATも、新しい動きが始まったことを痛感しています。基調講演1に続いて、より具体的に各分野の印刷ビジネスの実態を探ります。

パッケージ分野では、東洋で初めて導入されたプライムファイアをどのように使っていくのか。商業印刷では連帳インクジェット機をどのように活かすのか。無視できないビジネス量に拡大した同人誌(コミケマーケット)の実態や可能性などを、実ビジネスから迫っていきます。

鍛治川和広(共進ペイパー&パッケージ
前田尚子(ユニバーサルポスト
荒巻喜光(ねこのしっぽ
山口実(日本フォーム印刷工業連合会
郡司秀明(JAGAT)

詳細:https://page.jagat.or.jp/session/detail_10.html


【S3】 デジタル印刷とIT活用で印刷ビジネスを創る

~印刷業界に特化し、先端技術の話を理解しやすく具体的に探る!~

2月5日(水) 15:45~17:45  

マーケティングは、デジタルとアナログが共存、補完する時代にあり、今こそデジタル印刷技術の本質を見極め、印刷のアドバンテージを活かして利益を作る必要があります。

“テクノロジーで「紙」の新たな価値を創造する”をスローガンに、IT技術をデジタル印刷とつなげるAPIサービスを展開するグーフの岡本幸憲氏に、JAGATの郡司秀明が、印刷会社目線でそのノウハウとビジネス展開に向けた活用法を迫ります。

岡本幸憲(グーフ
郡司秀明(JAGAT)

詳細:https://page.jagat.or.jp/session/detail_24.html


【G4】小ロット出版を実現するデジタル印刷

2月7日(金) 13:00~15:00 

大量印刷・大量出版を前提とした出版エコシステムに限界が見えてきました。一方でデジタル印刷技術の進化により、少部数出版・流通の動きも進んでいます。

米国では1部から受注する極小ロット印刷を積み上げ、月400万部以上の書籍を製造している印刷企業もあります。 在庫を持たないオンデマンド出版や極小ロットの重版は、オフセット印刷とデジタル印刷の各々の特徴を活かし、最適化を図る動きだと言えます。

印刷企業の立場から小ロット出版とデジタル印刷の現状や今後の可能性を議論します。

古賀裕之(大日本印刷
佐々木享(デジタルパブリッシングサービス
浴野英生(デジタル・オンデマンド出版センター
千葉弘幸(JAGAT)

詳細:https://page.jagat.or.jp/session/detail_13.html