コロナ禍で「変わる」ためのヒント

掲載日:2020年11月2日

去る10月30日より、「JAGAT地域大会オンライン」通称Web JUMPを開催している。11月8日までの期間限定での開催で、JAGAT会員企業は無料で視聴が可能である(要事前登録)。ぜひ、会員企業の皆様はご視聴いただきたい。
さてこれは、例年全国5カ所(東北、中部、近畿、中国・四国、九州)で開催してきた地域版JAGAT大会を、今年は新型コロナウイルスにより影響を考慮して全国共通のオンライン開催としたものである。新型コロナウイルスによる影響、いわゆるコロナ禍はあらゆるところに影響を与えたと言うよりも、影響の出なかった分野を探す方が難しいであろう。仕事にせよ日々の暮らしにせよ、変化が要求されて、変化が推し進められてきた。
変化の当初は、やはり戸惑う。いきなりすんなりと変化を受け入れられる人というのは、そう多くはない。今でこそZoomによるオンライン会議は一般化したが、コロナ禍当初は、機材の取り扱いや、そもそもオンラインで会議を行うということ自体に対して、戸惑いや、あるいは否定的な感情を持った方もおられたはずだ。しかし、いったん慣れてしまえばこっちのものである。
今までの常識が薄まっていく、崩れる。例えば『JAGAT info』10月号掲載の「印刷会社の新卒採用の取り組み実態調査」によれば、採用プロセスにおいて社長・役員との最終面接をコロナ対策でオンライン化を検討すると12.3%の企業が回答している。このコロナ禍を約半年経ている今ならば、この数字に対して納得感はあるが、これが昨年の今だったら、または今年の春先だったらどう感じていたであろうか。これが慣れであり、変化だ。
変化は徐々に起こるのかもしれないし、あるときを境に一気に起きるのかもしれない。だけれども、自分たちの行き先は自分たちで掴み取っていきたい。そう考える人は多い。人によってさまざまな、まさに千差万別な取り組みを、『JAGAT info』では今後もご紹介していく。ヒントはすぐそこにあるのかもしれないのだから。
                               (『JAGAT info』編集部)
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