第19期クロスメディアエキスパート認証試験合格発表

掲載日:2015年5月20日
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結果概要

 受験申請者118名中、109名の方が受験した。第1部試験は66名が受験し合格は48名、合格率は72.7%であった。第2部試験は、109名が受験し合格は43名、合格率は39.4%であった。1部2部を合わせた合格者は40名で、最終合格率は36.7%となった。

第2部試験の出題意図

 第19期クロスメディアエキスパート認証第2部試験では、「動物病院事業を展開するサービス・小売」を顧客企業と設定し、コミュニケーション支援事業を展開する中堅印刷会社のクロスメディアエキスパートが、メディア戦略のコーディネーションを行う与件を前提とし、提案書を提出する形式の出題となった。

 動物病院市場は、バブル崩壊の影響を受けず、ペットブームの恩恵を受け拡大してきた。昨今では、動物病院の数が増えるにしたがい飽和状態となり、本格的な生存競争が行われている。

 また、飼い主の権利意識が強くなっており、動物病院ではトラブル対応が重要視されている。 与件では「犬」と「猫」の診療を行う「動物病院事業」を展開する顧客企業が、「アクティブシニア層を対象とした高齢化社会への対応」や「LTV(Life Time Value)の向上」を目的としたメディア戦略の提案が求められた。

 多くの解答では、コーポレートサイトのリニューアルのほか、FacebookやGoogleなどのSNS(Social Networking Service)の活用、「LINE」といった無料通話アプリや「AR(Augmented Reality)」の活用を含む提案が多く見受けられた。

 しかしながら、起点となるメディアへの集客方法や運用方法など、具体的な記載が欠けており論理性の欠如による減点が多かった。

 さらに「ターゲット(アクティブシニア層)」や提案先の「経営理念」「理事長のプロフィール」を意識した提案も少なく、提案の採用可否を決める際の複合的な要素が欠けている解答が多く見受けられる。

 また、提案内容がトレンドに弱く、「コンテンツマーケティング」「ABテスト」「iBeacon」「電子ギフト」「ハイブリッドアプリ」など展示会やインターネット上を賑わせている「手法」や「技術」が使用されている提案もほとんどなく、「時代遅れ」といった印象をあたえる解答も少なくなかった。

 さまざまな例をあげたが、最も問題視されている傾向としては、「顧客はそのメディアやコンテンツを利用するのか?」といった検証が不十分であり、論理性が低い解答が多い点があげられる。

 メディアの利用には、必ず「目的」が伴う。本試験制度では、「ペットの写真コンテスト」や「人気ペットフードランキング」など、ターゲットの心に響く「コンテンツ(内容)」も重要な提案内容となる。

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