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グラフィックス市場向けの新基準「Color Accuracy」をEIZOの液晶モニターが世界で初めて取得

EIZO株式会社(本社:石川県白山市、代表取締役社長:実盛 祥隆)のカラーマネージメント液晶モニター「ColorEdge」4機種は、国際的第三者認証機関であるテュフ ラインランド(本社:ドイツ、ケルン市)が、グラフィックス市場向けに新しく制定したモニターの品質・性能についての基準「Color Accuracy」の認証を世界で初めて取得しました。

Color Accuracy認証を取得したEIZO ColorEdge
Color Accuracy認証を取得したEIZO ColorEdge

■EIZO株式会社で行われた授与式
https://www.atpress.ne.jp/releases/77569/img_77569_2.jpg
左:テュフ ラインランド ジャパン株式会社 アジア太平洋地域製品部 
部長 フランク ピラー氏
右:EIZO株式会社 執行役員 取締役 企画部 部長 志村 和秀

近年、デザイン・コマーシャルフォト・印刷・映像制作などのグラフィックス市場においては、モニター上で制作物の色味の再現性を確認しながらカラーマネージメントを行う、デジタルワークフローが一般的です。

グラフィックス市場のうち、印刷業界では、印刷関連団体によりワークフローに適したモニターを選定する規格が制定されています。一方、デザイン・コマーシャルフォト・映像制作などの業界では、モニターに関する規格がなく、制作や確認に使うモニターの表示が工程や仕上がり品質に影響する場合がありました。

今回、新しく制定された「Color Accuracy」は、テュフ ラインランドによりモニターに正確な色再現精度を必要とするグラフィックス市場向けにその基準が定められたものです。基準に求められる要件は、主に以下4点です。

・色を正確に表示するモニターであること(sRGBとAdobe RGB両方のプリセット値を装備)
・モニター使用中、表示の色が安定していること
・画面全体で明るさと色の均一性が保たれていること
・画面を見る角度による色の見え方の変化が少ないこと

なお、これらの要件に加えて、電源オンから短時間で表示が安定する製品については、さらに「Quick Stability」のグレードが付与されます。

当社は世界で初めてこの新認証基準「Color Accuracy」をColorEdge CG318-4K、CG248-4K、CG277、CG247の4機種で取得しました。また、全4機種とも「Quick Stability」のグレードを得ています。

認証取得について、テュフ ラインランド ジャパン株式会社 代表取締役社長 兼 最高経営責任者 ホルガー・クンツ氏は、「業界のリーディングカンパニーであるEIZO株式会社のモニターにColor Accuracyの第一号認証を発行できたことを非常に嬉しく思います。ハイエンドのモニターに求められる要求事項を包括的に満たし、Color Accuracy認証を取得したモニターは、グラフィックス市場で高い専門性を発揮するプロフェッショナルに大きな価値をもたらすことを確信しています。EIZOの技術チームの皆様には、基準策定において、比較試験に必要なモニターや情報を提供いただいたことに深く感謝申し上げます」とのコメントを寄せています。

EIZO、ColorEdgeはEIZO株式会社の登録商標です。
Copyright (c) 2015 EIZO株式会社 All rights reserved.

【お客様からのお問い合わせ先】
EIZOコンタクトセンター
TEL   : 0570-200-557
FAX   : 076-275-4128
Webサイト: http://www.eizo.co.jp

サービスエンジニアの技能コンテスト「Global SE Awards 2015」の世界大会を開催

業務用インクジェットプリンターや3次元ものづくりツールを製造・販売するローランド ディー.ジー.株式会社は、当社製品の修理・メンテナンスに携わるサービスエンジニア(以下、SE)を対象とした技能コンテスト「Global SE Awards(グローバルSEアワード)2015」の世界大会を2015年10月20日(火)~22日(木)に、浜松本社で開催します。

2013年の世界大会の様子
2013年の世界大会の様子

業務用の製品を多く取り扱う当社では、お客様の円滑な事業推進を担保し、製品を末永く安心してご利用いただくため、「ローランド ディー.ジー.ケア」と称する独自のカスタマーサービス・サポート体制を構築・運営しております。Global SE Awardsは、SEが日々の業務や自己研鑽を通じて獲得した知識や技能をコンテスト形式で競い合う場や、SE同士が交流を通じてベストプラクティスや個別ノウハウの共有を促す機会を、地域レベル、グローバルレベルで提供することで、SEのモチベーション向上とともにローランド ディー.ジー.ケアの水準をさらなる高みへと進展させることを狙いとするものです。

当社がGlobal SE Awardsを開催するのは、2013年に続き二度目となります。今回は、地区大会の開催地に中近東、アフリカ、バルカン、中国などの新興国・地域を加えて規模を拡大するとともに、大会への参加にあたっては、「ローランド ディー.ジー.ケア 認定SE*」の認証を取得することとし、知識や技能の底上げを図っております。地区大会は、2015年2月から8月にかけて世界15ヶ所で開催され、50ヶ所の国と地域から認定SE計449名が参加しました。世界大会に参加するのは、地区大会の激戦を勝ち抜いたSEの精鋭たちで、18ヶ所の国と地域から21名が来日し、当社プリンターに使われているインクジェットヘッドの交換や製品トラブルからの復旧を試みる実技試験、メンテナンスサービスに関する総合的な知識を試す筆記試験の全3課題の技能コンテストに臨み、チャンピオンの座を競います。

世界大会を管掌するグローバルサービス本部サービス部長の香下(こうした)隆明は、「事業の競争環境が激しくなる中、他社と差別化し、当社製品に対する信頼や安心感を高めていただくうえで、サービス・サポート活動の重要性が高まっています。今大会では、新興国・地域にも対象を拡大していますが、この背景には、世界中で高品質なサービスを均一に提供できる体制を構築し、グローバルカンパニーとしてのサービス・ブランドを確固たるものにしていきたいとの想いがあります」と述べています。

一方、Global SE Awardsについて、香下は、「チャンピオンを選定すること以上に、大会を通じて、それぞれのSEが保有するノウハウや成功事例の共有を促し、ローランド ディー.ジー.全体で、高品質なサービスを提供しようとする風土や文化を創り上げることを重視しています」と述べ、「今後、当社は、インターネット上でSE同士が情報共有し、困難に直面した時は、お互いに助けあうことができるようにするなど、オンラインで日常的に協力できるシステムの整備を進め、より一層充実したカスタマーサービス・サポート体制を構築していきたいと考えています」と抱負を述べています。

*ローランド ディー.ジー.ケア 認定SEについて
当社のSEとして、一定の能力水準に達していることを認証する制度。認定SEになるには、製品構造を深く学ぶことはもちろん、製品の設置、修理、点検およびメンテナンスを行うためのトレーニングを受講し、最終的には、当社が行う実技・筆記試験に合格する必要があります。

■地区大会について
地区大会の模様や代表者のコメントは、以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.rolanddg.co.jp/se2015.html

■Global SE Awards 2015 世界大会の概要
日時:2015年10月20日(火)~22日(木)
場所:静岡県浜松市北区新都田1-6-4 ローランド ディー.ジー.株式会社本社

参加SEの出身国・地域:日本・アメリカ・ブラジル・イギリス・イタリア・
           ポルトガル・オランダ・ベルギー・リトアニア・
           ロシア・セルビア・ オーストラリア・
           インドネシア・中国・韓国・台湾・
           アラブ首長国連邦・南アフリカ

<スケジュール>
【1日目:10月20日(火)】
09:30~ 開会式
10:50~ 技能コンテスト(1)・(2) (実技試験)
    (1)プリンター製品のインクジェットヘッドの交換
    (2)製品トラブルからの復旧

【2日目:10月21日(水)】
09:50~ 技能コンテスト(3) (筆記試験)

【3日目:10月22日(木)】
17:30~ 表彰式(浜松八幡宮クスノキクラブにて)

■ローランド ディー.ジー.株式会社について
ローランド ディー.ジー.株式会社は、XYZ軸の制御技術を元に、業務用インクジェットプリンターやカッティングマシンを中心とするカラー事業と、3次元切削加工機や彫刻機を中心とする3D事業を展開しています。カラー事業の分野では、1台のプリンターで、印刷と同時にイラストや文字などの輪郭を切り抜くことができる「Print&Cut」技術の先駆者であり、広告看板を製作するサイン業界などでインクジェットプリンター「SOLJET」「VersaCAMM」シリーズや、カッティングマシン「CAMM-1」「STIKA」シリーズを展開し、世界トップブランドとして市場をリードしています。近年では、幅広い用途での印刷に対応するUV-LEDプリンター「VersaUV」シリーズや、布地への印刷に特化した専用プリンター「Texart」シリーズをラインナップに加え、デジタル印刷の可能性を広げています。
一方3D事業の分野では、「デスクトップ・ファブリケーション(机上工場)」コンセプトの下、人々のイメージをカタチにするデジタルものづくりツールとして、3次元切削加工機「MDX」シリーズや、デジタル彫刻機「EGX」シリーズ、3Dプリンターと切削加工機の組み合わせでプロフェッショナルのものづくりを支援する「monoFab」シリーズなどを展開しています。2010年には、歯科技工用ミリングマシンでヘルスケア業界に参入し、「Easy Shape」ブランドの下、精巧な加工技術とデジタルソリューションで、業界のワークフローを変革しています。

※ 本ニュースリリースに記載の社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

■会社概要
商号  : ローランド ディー.ジー.株式会社
設立  : 1981年5月1日
本社  : 〒431-2103 静岡県浜松市北区新都田1-6-4
代表者 : 取締役会長兼社長 冨岡 昌弘
資本金 : 3,668,700,000円
      東京証券取引所市場第一部上場
URL   : http://www.rolanddg.co.jp/
事業内容: コンピュータ周辺機器の製造および販売

BtoB型 Web to Printシステム『iAutolay Magic V1.2』発売

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社(社長:真茅久則、以下 FFGS)は、自動組版やWeb編集などの独自機能を搭載し、カード・ポスター印刷からドキュメント印刷まで幅広く活用可能なWeb to Printシステム『iAutolay Magic V1.2』の発売を8月より開始しました。

『iAutolay Magic V1.2』新発売
『iAutolay Magic V1.2』新発売

◆Web to Printシステム『iAutolay Magic V1.2』新発売の詳細は、富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社のWebページよりご覧下さい。
  ⇒ http://ffgs.fujifilm.co.jp/information/articlein_20151009_01.html?link=atp47

激しい競争の中で、より多くの受注を獲得し、売上を伸ばしていくためには、競合他社にない独自の付加価値を生み出すことで、クライアントとのつながりを深め、そして広げていくことが有効です。こうした差別化の観点から、時間や場所の制約なしにさまざまな印刷物の受発注を可能にする『iAutolay Magic』は、“クライアントに高い利便性を提供できるシステム”として注目され、導入ユーザーから高い評価を得てきました。

今回発売した『iAutolay Magic V1.2』は、印刷会社・クライアント双方のメリットをさらに追求し、より使いやすく、導入しやすいシステムへと進化。機能面では、名刺・宛名印刷向けの「自動組版機能」、チラシやポスターなどをブラウザ上で編集し発注できる「Web編集機能」、印刷物の在庫預かり分の数量を確認し発注できる「在庫管理機能」など、従来から好評の機能に加え、PDFをアップロードし部数を指定して発注できる「電子入稿機能」を新たに搭載しました。

また、販売形態も、全機能を網羅した「フルパッケージ」に加え、特定の印刷分野で活用したいユーザー向けに機能を厳選した「目的別パッケージ」もラインアップし、よりリーズナブルな価格での導入が可能になりました。「目的別パッケージ」でビジネスが軌道に乗ってから、オプション追加により「フルパッケージ」にアップグレードすることも可能です。

戦略に応じてフレキシブルに運用できるため、一つのクライアントで構築した活用ノウハウを新規クライアントに広げていく横展開、あるいは、名刺から始めてDM・ポスターなどほかの商材へと取引を広げる縦展開など、『iAutolay Magic V1.2』を競合他社との差別化要因として生かすことで、ビジネスの拡大が図れます。

FFGSは今後も、先進的なワークフローシステムをはじめ、CTPシステム、デジタルプレスなどの各種ソリューションをさらに拡充し、印刷会社様の事業拡大を多角的にサポートしてまいります。

<関連リンク>
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社
  ⇒ http://ffgs.fujifilm.co.jp/?link=atp47
富士フイルムニュースリリース一覧
  ⇒ http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/index.html?link=atp47
富士フイルム株式会社
  ⇒ http://fujifilm.jp/?link=atp47
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新刊「デザインのひきだし26」発売のお知らせ

グラフィック社・10月の新刊案内  『デザインのひきだし26
特集は『紙の選び方、使い方』。
うまく使うには「どんな紙があるのか」を知り、
そして人気デザイナー達はそれをどう使って
いるのかを探る、保存版大特集です!

自分の発想したデザインを、いかに効果的に印刷/加工表現するか。そんなデザイナーに必須な印刷・紙・加工などの技術情報をわかりやすく紹介する『デザインのひきだし』。第26号である今号は「紙にとことん詳しくなる! 紙の選び方、使い方。」特集です。本誌で一番人気の「紙」をテーマに、どんな紙をどうやって使いこなしていくのかを徹底特集します。いつもどおり豊富な紙サンプル綴じ込みもあり、保存版の大特集です!

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 【特別付録】

新紙・キュリアススキン18種類

+新紙・クラフトキャスト11

+新製品やおすすめの紙・多数

+ドーナツ網点印刷サンプル

 

 

 

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グラフィック社編集部・編 定価:2,000円(税別) 

ISBN978-4-7661-2841-3 C3070

B5判 総144頁(オール4色)+特集連動付録各種

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グラフィック社 http://www.graphicsha.co.jp/

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印刷白書2015

 

印刷白書2015
印刷白書2015
変革の時代の印刷メディア産業をナビゲートする印刷業界で唯一の白書。
第1部「特集 マーケティング発想によるデジタルメディアビジネス」
第2部「印刷産業の動向」「技術トレンド」「関連産業の動向」
第3部「印刷産業の経営課題」
ご注文はこちら発行日:2015年10月9日
頁数:152ページ
判型:A4判
発行:公益社団法人日本印刷技術協会
総図版点数:143点
定価:9,167円+税
JAGAT会員特別定価:7,685円+税

解説

変革の時代の印刷メディア産業をナビゲートする 印刷業界で唯一の白書
印刷・同関連業界だけでなく広く産業界全体に役立つ年鑑とするために、「印刷白書」は3部構成となっています。

第1部 「マーケティング発想によるデジタルメディアビジネス」をテーマとしています。ジョー・ウェブ博士の『未来を創る』をベースに、マーケティングオートメーションを始めとするデジタルマーケティングの課題に取り組んでいます。

第2部 「印刷・関連産業の動向」、第3部「印刷産業の経営課題」では、社会、技術、産業全体、周辺産業という様々な観点から、ビジョンを描き込み、今後の印刷メディア産業の方向性を探りました。印刷メディア産業に関連するデータを網羅し、UD書体を使った見やすくわかりやすい図版を多数掲載しています。

CONTENTS

第1部
第1章 特集 マーケティング発想によるデジタルメディアビジネス

特集1 総合的サービスで「未来を創る」
特集2 マーケティングオートメーションを中心にした展開で活路を開く
特集3 来るべきメディアに対応する印刷の新たな役割
特集4 加速するメディア環境の変化とビジネスモデルに求められる視点
*DTP・デジタル年表

第2部
第2章 印刷産業の動向
[産業構造]地域を元気づける「生活関連型産業」としての印刷産業
[産業連関表]すべての産業に必要とされる印刷産業
[市場規模]印刷ビジネスのトレンド転換と新たな戦略
[上場企業]進化し発展し続ける上場印刷企業
[アメリカ印刷産業]付帯サービス・隣接市場参入で再成長へのチャンスをつかむ
*関連資料 経営動向/景況DI /最終需要と生産誘発/材料費・外注費など

第3章 技術トレンド
[デザイン]産業振興や社会貢献におけるデザインの役割
[DTP]次世代DTP技術で新たな展開を促進
[デジタル印刷]ソリューション・デバイスとして普及するデジタル印刷
[オフセット印刷]多品種小ロット対応と低コスト・納期短縮への取り組み
[その他印刷]環境・省エネ対応で力を発揮する水性フレキソ印刷
[後加工]マーケティングを重視したバリアブルな後加工技術
*関連資料 デジタル印刷/フォーム印刷業界

第4章 関連産業の動向
[出版業界]低迷が続く出版市場における流通インフラの再構築
[電子書籍]電子出版市場と新たな出版ワークフロー
[新聞業界]厳しい環境からの脱却を目指す新たな取り組み
[広告業界]O2O上の紙メディアが健闘、スマホ意識した広告展開が鍵
[DM業界]パーソナルデータ活用メディアとして再評価されるDM
[折込広告ほか]新サービスの開発が進む折込広告
[通信販売業界]ネット通販の拡大で6兆円市場を達成
*関連資料 出版市場/電子書籍市場/新聞市場/広告市場/通販市場など
*コラム 著作権/エンゲージメント・マーケティング

第3部
第5章 印刷産業の経営課題
[地域活性化]観光支援ビジネスで地域活性を促進
[MIS]企業競争力に直結するMISの活用度
[印刷通販]再成長へ向けて模索段階を迎えた印刷通販ビジネス
[クロスメディア]Webに始まりWebに終わる時代の印刷物の役割
[アドテクノロジー]ネット広告の効果と成長を促進するアドテクノロジー
[ビッグデータ]ビッグデータ時代のデジタルイノベーション
[人材]主体性と情報共有が社員の価値を向上させる
*関連資料 地域活性化/クロスメディア
*コラム 教育/ CSR・環境/コミュニケーション/資格認証制度

●巻末資料
年表/主な統計調査の概要/印刷産業&関連団体アドレス/図表インデックス