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pageで未来は創れたか

2016 年2 月3 日から5 日までの3 日間、東京・池袋のサンシャインシティで開催した弊協会主催の印刷・メディアビジネスの総合イベント「page2016」は、盛況裡に閉幕した。イベント事務局の視点から、今回のpage2016を振り返ってみた。

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展示会場に未来は創れるのか

今回のpage2016のテーマは、「未来を創る -メディアビジネスの可能性を拡げる-」である。これは今年4月にJAGATより刊行した「未来を創る THIS POINT FORWORD」に起因する。基調講演・カンファレンスは、文字通り「メディアビジネスの可能性を拡げる」ような内容のテーマを盛り込んでいたが、展示会場を彩るのは他でもない出展企業の皆様である。まして今年のpageの開催日程は、昨年9月の「IGAS2015」、そして今年5月31日~6月10日まで開催される世界最大の印刷機材展「drupa2016」に挟まれており、どれだけの出展社に集まってもらえるかの不安は拭えなかった。

 

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ビジネスに直結するからこそ未来が見える

ただ上記の事は当然想定しており、出展社募集に際しては、かなり前から準備を進めてきた。新規の出展企業を対象にした出展社募集説明会を8月から毎月3回実施したのも、例年9月末で締め切る出展社募集をIGAS2015閉幕の1ヶ月後の10月16日に延長したのもそういった理由からであった。その結果、出展社数(145社)、小間数(510小間)とも前年を上回る企業さんにお集まりいただけただけでなく、近年pageへの出展を見合わせていた企業の復活も相次いだ。ある出展社は今回の「page2016」を「drupa序曲」と位置付けるなど、当初の心配は杞憂に終わるほど、展示会場は熱気にあふれていた。またdrupa、IGASと違い、機械の展示が難しい会場の特長を逆手に取り、各社ともソリューションや成果物のサンプル展示といった「ビジネスにどうつながるか」を明確にした出展内容が目立っていた。page創設以来、「pageは機材展ではない」と言い続けてきたが、他でもない出展企業の皆様がそれを理解し、実践されている姿に深い感銘を受けた。

 

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 主催者だからこそ「全体最適」を最優先に

今回のpage2016の総来場者数は3日間で70,370名となり、page2013以降、4年続けての増加となった一方で反省点も当然ある。現在、出展社を対象に、振り返りアンケートを取っている最中だが、それを見ると、導線変更によるブース位置の有利不利は若干生まれてしまったようだった。これは、全ての出展企業の希望を反映することは出来ない中で、何を優先するかと言う基準が曖昧だったことが原因と推測する。出展社が増え、規模が大きくなればなるほど、重要なのは「全体最適」であり、それが軸となればこういう意見は顕在化しないはずである。今回の意見を少数意見だと切り捨てるのではなく、しっかりと次につなげていく事が重要だと思う。

 

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 未来を創る土壌を生み出す

あらためて、今回のpage2016を終えて感じる事は、「未来を創る」のは、皆さんの知恵と、業界に対する熱い思いであり、それを結集するのが私たちJAGATのような協会の使命なのだと言うことである。2017年2月8日~10日に開催予定の「page2017」は、節目の30回目の開催であり、次々回のpage2018が開催される2018年度は、JAGAT50周年にあたる。drupa開催周期の短縮に伴うIGASの周期短縮、JGASの開催中止と言った外部要因に、こちらにとってanniversary的な要素が重なる中、イベントを単なるお祭りにするのではなく、業界の皆様にしっかりと貢献する土壌を生み出していきたいと思う所存である。

 

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(CS部 堀 雄亮)

 

次回「page2017」の日程です

page2016では、誠にありがとうございました。次回「page2017」の日程をお知らせいたします。

 

 

「page2017」開催日時は、

 

 

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2017年2月8日(水)~2月10日(金)
(搬入などの準備期間は、2/6(月)~2/7(火)) 

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場所は、今回と同じサンシャインシティです。

 

 

 

何卒よろしくお願いいたします。

 

page2016事務局

page2016 2/5(金)の来場者数及び総来場者数

page2016 3日目(2/5(金))の来場者数を発表いたします。

 

 

 

 

 

2/5(金) 27,700人(page2015 3日目 27,460人 前年比101%)
2/4(木) 23,260人(page2015 2日目 23,030人 前年比101%)

2/3(水) 19,410人(page2015 初日 17,500人 前年比110%)

 

 

page2016 総来場者数 70,370人
(page2015 総来場者数 67,990人 前年比103.5%)

 

 

おかげさまで、本当にたくさんの方々にご来場いただき、ありがとうございました!

 

 

page2016事務局

page2016 2/4(木)の来場者数

page2016 2日目(2/4(木))の来場者数を発表いたします。

 

 

 

 

 

2/4(木) 23,260人(page2015初日 23,030人 前年比101%)
2/3(水) 19,410人(page2015初日 17,500人 前年比110%)

2日間合計 42,670人(page2015初日、2日目合計 40,530人 前年比105%)

 

 

明日、最終日もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

page2016事務局

page2016 2/3(水)の来場者数

page2016 初日(2/3(水))の来場者数を発表いたします。

 

 

 

 

 

2/3(水) 19,410人(page2015初日 17,500人 前年比110%)

 

 

明日もどうぞよろしくお願いいたします。

 

page2016事務局

page2016の出展社・小間数が確定

この度、page2016の出展社数・小間数が確定いたしましたので、あらためてご報告申し上げます。

 

 

 

 

出展社数:145社
小間数:510小間

 

出展社数・小間数ともpage2012から5年連続の増加となります。また出展社数145社というのは、PAGE2009の157社に次いで、これまでで2番目の数です。これだけたくさんの企業にお集まりいただいたことは、主催者冥利に尽きます。本当にありがとうございます。

各展示ホールの図面と出展社リストはこちらをご覧ください。

3日間で約68,000人が訪れる展示会場はこれまで通り、活気にあふれたものになるでしょう。その来場される皆様のために、様々な企画をご用意しており、その中には、今年初めて行う企画もございます。

展示会場の特別企画はこちらをご覧ください。

しかしpageは単純な機材展ではありません。問題解決のためのソリューション展示会です。その為のカンファレンス・セミナーのプログラムを多数設けております。中にはタイトルだけを見れば、「これって印刷と関係あるの?」と思えるようなものもあり、業界外の方から驚かれることもあります。しかし印刷業界の未来を創るべく、自信を持ってお届けいたします。

そんなpage2016のカンファレンス・セミナープログラムはこちらをご覧ください。

 

さあ、page2016開幕まであと9日!どうぞよろしくお願いいたします。

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page2016はここに注目!

JAGATは2016年2月3日(水)から5日(金)まで、東京池袋のサンシャインシティコンベンションセンターにおいて「未来を創る -メディアビジネスの可能性を拡げる-」をテーマにpage2016を開催する。出展社数142社、510小間(2015年12月18日現在)が参加する今回の展示会の見どころと、特別企画を紹介する。

 

page2016 特設ゾーン、特別企画

◆[ クリエイティブゾーン ]
文化会館2F 展示ホールD

印刷業に深くかかわってきたアドビ システムズ社が印刷関連展示会に唯一残っているコーナーです。
ここでは、ワンソースマルチユースするためのDTPに関するソフト・ソリューション、クリエイティブプロフェッショナルのための製品展示や具体的な事例等を紹介しています。見て・聞いて・感じることによって、具体的なメリットが手に取るように体感できるコーナーです。

◆[ パッケージ・ラベルゾーン ]
文化会館4F 展示ホールB

印刷品目別に将来の成長が見込まれるパッケージ・ラベル。小ロット対応、オンデマンド需要、ブランディング対応などこの分野の新たな市場創出と拡大を提案します。

◆[ マーケティングソリューションゾーン ]
文化会館4F 展示ホールB

今回のpage2016では、テーマである「未来を創る」に則り、マーケティングオートメーションツールのベンダーや、CRM関連企業のブース、ミニセミナー開催が出来るエリアを設けます。基調講演、カンファレンスとのシナジーを体感できます。

☞JAGAT関連企画コーナー

◆[ 見どころツアー ]
展示会に行くと、見なくてはいけなかったもの・ことを見落としてしまうことがあります。そのポイントを業界に精通したツアコンがご案内いたします。今回はプレミアムツアーと、見どころツアーの2本のコースを設定します。

◆[ フリーペーパー展示 ]
文化会館4F 展示ホールB

今回で29回目を迎えるpageは、池袋という立地特性上、印刷業界以外の人も多く訪れる展示会です。そこでpage2016では、印刷業界内外に、印刷会社の取り組みと可能性、地域における役割について、フリーペーパー展示を通じて訴求します。フリーペーパーは、地域における印刷会社の役割や活動、その機能をわかりやすくイメージいただくのに適しています。page2016での展示をとおして、地域色豊かな各地のフリーペーパーを見ながら、印刷メディアにはどのような良さと可能性があるかを再考する機会を提供いたします。

◆[ JAGATコーナー ]
文化会館4F 展示ホールB

書籍販売コーナーでは、JAGATで刊行している書籍を販売しています。
JAGATコーナーでは、DTPとクロスメディア資格試験の情報を提供します。受験を考えている方は、効果的な学習ための情報収集にぜひ役立てていただきたいと思います。DTPエキスパートやクロスメディアエキスパートなど各試験の情報収集に役立つ展示や資料の配布を行ってまいります。

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(CS部 堀 雄亮)

レコード人気再燃 から考える、五感に訴える力の重要性

昨今、アナログレコードの人気が復活しているという。CDに音楽鑑賞の主役の座を奪われてから30年以上、今や音楽はそのCDではなくダウンロードしてスマホで聴く時代に、である。

 

2014年8月にオープンした「HMVレコードショップ渋谷」は、およそ500㎡の店舗内に、約8万点のレコードが並ぶ。また吉祥寺駅近くにある「クアトロラボ」は、5,000枚を超えるアナログレコードを中心とした音盤のコレクションを聴きながら、ゆったりと飲食を楽しめる。今年11月1日に、オープンから1周年を迎えたこの店をプロデュースしたのは、ファッションビル大手のパルコが展開するライブハウス「クラブクアトロ」だ。

 

人気再燃のきっかけは、2012年に発売されたビートルズの復刻レコード。これによりレコードの魅力が見直され、ジャズやロックの名盤の復刻版が相次いで発売された。それにプラスして、1万円前後で購入できる再生機器が発売されたことも大きい。上述のHMVでは、このプレーヤーと一緒にレコードを買い求める人も多く、手軽に聴けるようになったことで、レコードを聴いた事の無かった若者の利用も増えているという。こうした需要の増加により、今年に入ってからは福山雅治やAKB48などの人気アーティストが相次いで新作をレコードで発売し、レコードの生産枚数はすでに昨年を上回っている。

 

とはいえ、なぜ、今レコードなのか?レコードにあって、音楽配信サービスに無いものの一つがジャケットだ。絵画のようなデザインが気に入って、文字通り「ジャケ買い」でレコードを買っていた学生が、そのままレコードの温かみのある音色に魅了されるケースもあるという。

 

だからと言って、時代はレコードだ!と声高に訴えるのは時期尚早だし、ひいてはデジタルに置き換えられてきたアナログの逆襲が始まる、と言うわけではないだろう。実際レコードの生産枚数は、ここ数年、対前年比1.5倍で増加しているものの、全盛期だった1970年代の0.5%にも満たない。しかし作り手の思いを体現する美しいデザインのジャケットや、針を落としたり、A面とB面を入れ替えたりする「面倒臭さ」を経た上で音楽を聴くという部分は、デジタルの便利さの裏側に潜む無機質さと対極にある魅力ではないか。そしてこのようないわゆる五感に訴える魅力は、印刷物にも十分あてはまるのではないか。

 

JAGATとしても、これまで表面加工の重要性をテーマにした研究会を行ってきたが、今後、page2016のカンファレンス・セミナーでも、印刷物の五感に訴える力をPRしていきたいと思う所存である。

(CS部 堀 雄亮)

DNP、位置情報を活用したスマートフォン用ゲームアプリ「Ingress(イングレス)」とコラボレーション

大日本印刷株式会社(以下:DNP)は、Googleから独立したNiantic Labsが提供している位置情報を活用したスマートフォン用ゲームアプリ「Ingress(イングレス)」とコラボレーションします。このコラボレーションにより、11月初旬からDNPグループの書店である丸善・ジュンク堂書店・文教堂の281店舗*が、Ingressの「ポータル」という拠点としてゲーム中に登場します。

* ポータル化予定の店舗数。DNPグループの書店の一部店舗を除く。

 

DNPは、丸善・ジュンク堂書店・文教堂の店舗および電子書籍と紙の本を購入できる「honto.jp(ホントドットジェーピー)」サイト(http://honto.jp/)を連携させたハイブリッド型総合書店を運営し、それらの書店を通じて「honto(ホント)サービス」を提供しています。2012年にサービスを開始し、2015年9月には会員数300万人を突破しました。このたび、より多くの生活者にhontoサービスを利用していただくためのO2Oマーケティングの一環として、本コラボレーションを開始します。丸善・ジュンク堂書店・文教堂を「ポータル」として「Ingress」のゲーム内に登場させることで、来店促進を図り、hontoサービスのさらなる普及を目指します。

多人数が同時参加できる「Ingress」は、現実と仮想の世界を融合させたスマートフォン向けの陣取りオンラインゲームです。全世界のIngressプレーヤーは200ヶ国にわたり、ダウンロード数は累計1,300万回以上を記録しています。プレーヤーは、2チームのうち1つを選び、「ポータル」という拠点をつないでテリトリーを拡大していきます。このゲームは現実の地図を活用しており、各ポータルは実在の施設や芸術作品などのランドマークとリンクし、実際にそれらの場所を訪れて特定のアクションを起こすことで、ポータルを自分のチームに取り込める仕組みとなっています。

今回のコラボレーションに合わせ、Ingress日本初の公式小説である『イングレス ザ・ナイアンティック・プロジェクト』の発刊を記念した、honto会員だけが参加できるイベントを開催します。また、「honto×Ingress」オリジナルしおりを11月1日から丸善・ジュンク堂書店・文教堂の146店舗で配布します(なくなり次第配布終了)。

「honto×Ingress」特設サイトURL http://honto.jp/cp/hybrid/campaign/ingress

「honto×Ingress」オリジナルしおり

【「日本初の公式小説『イングレス ザ・ナイアンティック・プロジェクト』発刊記念イベント」の概要】

Ingress開発者の川島優志氏と須賀健人氏、さらに公式小説の監訳者の土屋つかさ氏をゲストに迎え、Ingress限定スタンプも押された『イングレス ザ・ナイアンティック・プロジェクト』の販売会を実施します。販売会で同タイトルをご購入いただいたお客様には、Ingressアイテムがもらえるカードをプレゼントします。今回、honto会員限定イベントとして、東京と大阪の2会場で開催し、抽選で100名様を各会場へご招待します。

ゲスト  : 川島優志・土屋つかさ(東京会場)、須賀健人(大阪会場)

実施日  : 2015年11月1日(日) 

場所    : 東京、大阪

応募期間 : 2015年10月16日(金)から10月25日(日)23:59まで

応募方法 : 下記のサイトよりエントリーできます。

東京会場応募サイト(http://honto.jp/cp/hybrid/campaign/ingress/tokyo-entry )

大阪会場応募サイト(http://honto.jp/cp/hybrid/campaign/ingress/osaka-entry )

 

■『イングレス ザ・ナイアンティック・プロジェクト』について
発売タイトル :『イングレス ザ・ナイアンティック・プロジェクト』 (星海社)
著者 : フェリシア・ハジラ=リー
監訳者 : 土屋つかさ
発売日 : 2015年10月27日(火)
定価   : 2,300円(税別)
 
■「honto(ホント)サービス」について
DNPは「知とコミュニケーション」「食とヘルスケア」「住まいとモビリティ」「環境とエネルギー」を成長領域と位置づけ、「未来のあたりまえ」となる製品やサービスをつくり出す取り組みを進めており、その一環としてhontoサービスを展開しています。これは、生活者の読書スタイルの多様化に対応し、「読みたい本を、読みたいときに、読みたい形で」提供するために、電子書籍と紙の本を購入できる「honto.jp」サイト(http://honto.jp/)とDNPグループの丸善・ジュンク堂書店・文教堂の書店を連携させたサービスです。リアル書店・ネットストア・電子書籍ストアのどこで購入しても共通のhontoポイントが貯まるほか、共通IDによる書店利用状況の一元管理、アプリ「honto with」による検索した本の店舗での在庫状況の確認や推奨情報の入手などができます。2015年10月現在、honto会員は300万人超、honto.jpサイトとの共通ポイントサービス導入書店は約150、「honto.jp」サイトのネット通販取り扱い点数は、紙の本などで100万点以上、電子書籍販売サービスで国内最大規模の約51万点(文芸書やコミック、ビジネス書等)。
 
※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

CCO(Chief Customer Officer 最高顧客責任者)を目指そう!

今年のpage2016のテーマは「未来を創る -メディアビジネスの可能性を拡げる-」に決定した。このテーマはもちろん、弊協会で今年4月に刊行した「未来を創る」に起因していることは言うまでもない。そこで今一度「未来を創る」を再読してみた。

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刊行直後に読んだ時と比べて、心に刺さる部分は大きく異なった。以前は正直、第3章の冒頭の著者からの投げかけに対する答えはゼロ(つまり、マーケティングオートメーションベンダー企業に関する知識はほぼ皆無)であり、当然、その後のマーケティングオートメーション関連の企業紹介も斜め読みしてしまっていた。しかし今となっては、著者の見解と自身の理解を確認することが出来た。感じることは人材の重要性であろう。著者の見解として、旧来の人材と、今後必要な人材への表現の違いは明確だ。

 

「印刷業に従事する人は、この章を読んでこう思っているかもしれない。『自分に何の関係があるのだ?」

「今日マーケティングコミュニケーションに従事する者は、高いスキルを持ったデジタルメディアの専門家である。」

あまり聞きたくない表現である。しかし、次の表現には今後へのヒントがある。

 

「必要なのは、コミュニケーションやメディアのあらゆる側面に精通した人材であり、その知識とスキルを使って顧客の為に印刷物と他のメディアを適切に組み合わせることのできる人材である。」

この表現は以前読んだときにも心に響いていたがそれは「印刷物と他のメディアを適切に組み合わせる」の部分であった。これなら印刷物の出番があるではないかと。しかし人材の観点で考えると、重要なのはそこではない。「コミュニケーションやメディアのあらゆる側面に精通した人材」こそがこれから必要であるという事なのだ。

 

「まだ他人事のつもり?」の小見出しで始まる本文108pを引用すると、メディアやマーケティングについて意思決定する人は「印刷物に眼中にない」。その為にどうすればよいかと言うと、彼らと「対話を持つこと」だと説いている。しかし一方で彼らは「創造力に満ち、顧客の支援を第一に考えることが出来、顧客がビジネスコミュニケーションに求めるものを実現する能力を持っている。要するに「顧客第一主義」なのである。その事を「CCO(Chief Customer officer、最高顧客責任者)」と呼ぶ。

 

私自身、この半年でマーケティング関連業界の人々と交流する事は出来た。その結果、マーケティングオートメーションについて書かれている第3章「岐路に立つ Turning Point」の部分を読み飛ばすことは無くなった。しかし本当に大事なことは、マーケティングに精通する事ではない。顧客の立場に立って、顧客の支援を第一に考え、顧客が求めるビジネスコミュニケーションを使い分けることである。それこそが、マーケティングオートメーションの要諦であり、バリアブル印刷の要諦でもある「適切なタイミングで、適切な人々に、適切なメッセージを届ける」という事に繋がる事が出来るのではないか。

 

目指せ、CCO!

(CS部 堀 雄亮)