投稿者「丹羽朋子」のアーカイブ

アビリンピック東京大会の試み

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構東京支部では、「障害者が日頃培った技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々が障害者に対する理解と認識を深め、その雇用の促進を図ること」を目的として、東京障害者技能競技大会(アビリンピック東京大会)を開催している。

競技種目としては、パソコン操作からワード・プロセッサ・表計算等のオフィスソフトを駆使し正確な文書作成や効率の良い図表の作成を競うものから、喫茶サービス、ビルクリーニング、製品パッキング(デモンストレーション競技)等のサービス対応業務など、幅広い分野から選定されている。各競技とも、金・銀・銅賞の他、特に優秀な成績を収めた方や努力が著しいと認められた方には東京都産業労働局長賞が授与され、次年度全国アビリンピック大会の東京都代表選手として出場推薦の対象となる。

2013年度大会よりDTP競技が追加され、DTPにおける基本的技術および印刷用データ処理能力とともに、効果的な印刷物を制作する技能を問う競技を実施している。JAGATでは、東京大会でのDTP競技開始当初よりサポートを行い、課題の設定や採点ポイント、受賞者選考基準策定などの協力を行っている。

2018年度大会は、去る2月2日(土)小平市にある東京障害者職業能力開発校をメイン会場として開催された。DTP競技については、隣接する職業能力開発総合大学校に於いて競技者11名にて実施された。

大会会場  競技中の様子



約2時間の競技時間中に、支給素材を用いて指定の印刷物用データを制作するという競技となっている。今回は、『フードロス』問題をテーマとした啓蒙ポスターを制作する内容となった。競技では、デザイン性や印刷技能(各要素とも印刷に適したデータ処理がなされているか)等の点が問われる。設定されている印刷物の用途に適したデザインとなっているかという点では、配色や文字組版、レイアウトの構図など、同じ告知物であっても、手元で見るチラシと掲出されるポスターとでは異なるデザイン性が求められる。

提出作品では、短時間の競技であるにも係わらず、独自にアイコンを起こして紙面を特徴づけたり、支給画像素材の配置に工夫を凝らし訴求力を持たせたりと、DTPオペレーション作業に留まらない作品が何点も見られた。毎回の大会実施後アンケートでも、「DTP競技者の全体レベルが高く大変驚いた。」といった声が寄せられている。

競技終了後には即時選考が行われ、表彰会場にて多数の見学者が見守る中、全競技合同の結果発表と表彰式が行われた。

表彰式 優秀作品サンプル



大会会場では競技の他、点字・車いす体験や各福祉作業所等制作の物品販売、また国際アビリンピック関連映像上映の場などが用意され、障害を持ちながら社会参加する方々、またそうした方々を支援する活動が紹介された。さらに今回から、障害者雇用を検討する企業の担当者に理解を深めてもらう方法として、障害者雇用ミニセミナーおよび競技見学ツアーを行うなど、競技者の意欲的な取り組みとともに雇用の活性化を図る新たなプログラムも実施された。

こうした活動を通して、多様性のある働き方を推進する社会の拡がりに期待したい。

(CS部 丹羽 朋子)

更新試験開始のご案内

本日より更新試験を開始しました。

更新申請された方々には、3月29日(金)にご登録メールアドレス(自宅)あてに試験専用サイトへのログインパスワードをご案内しております。

未着の場合は、下記いずれかの方法でパスワードを入手してください。

試験専用サイトログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」より自動取得

ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」から、IDおよび受験申請時に申請されたご自宅メールアドレスを入力いただくと、パスワードを自動再通知いたします。 IDは、エキスパートIDと共通です。 

※試験専用サイトへのログインパスワードは、エキスパートWeb基本台帳のパスワードとは異なりますのでご注意ください。

○上記で解決しない場合は、サポート窓口までお問い合わせください。

CBT 方式試験のシステムや取り組み方に関するお問い合わせ
株式会社 イー・コミュニケーションズ サポート窓口
TEL 03-3560-3905 E-MAIL cbt-support@e-coms.co.jp
受付期間:試験期間内のみ対応 受付時間:平日10:00~17:00
制度内容に関するお問い合わせ
公益社団法人 日本印刷技術協会 資格制度事務局
TEL 03-3384-3115 E-MAIL expert@jagat.or.jp

第51期実技試験課題A支給素材訂正

第51期試験受験者各位

【課題A支給素材訂正】
実技試験サイト上からダウンロードいただく支給素材データについて、 課題制作の手引きに示しているものと異なっていることが判明しました。

訂正個所:
A課題制作の手引き8ページに記載の「photo_1.tif 」 と支給素材データ「photo_1.tif 」 が異なっている。

3月25日(月)16:43時点で正しい素材データに差し替えましたをお知らせします。

なお、すでにデータをダウンロードのうえ制作を進めていらっしゃる方については、差し替え前の素材データのまま進めていただいても採点上不利になることのないよう対処いたしますのでご安心ください。


JAGAT資格制度事務局

新たな仕事にチャレンジしながら自分を成長させる

産業用ロボットメーカーの広告宣伝業務に長年携わってきた水野雪氏は、実業務を通した自らの成長を次の新たな業務に生かしながら、多様な経験を積んできた。成長のプロセスに資格取得をどのように活用されたかをはじめ、自律的なキャリアの蓄積と展開について、お話を伺った。

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【資格者インタビュー】水野 雪氏 株式会社C.C. デザイン

これまでのお仕事の経歴や現在の状況についてお話しください。

(株)安川電機にて、中国事業の立ち上げ支援業務などを経て、社内CS 推進業務を担当していました。当初は事務職ではありましたが、社内広報、宣伝活動を通して、社内イントラなどの業務知識を身に付けました。その後グループ会社の広告代理店である安川オビアス(株)へ出向となり、約12 年間にわたり、広告、情報誌、カタログ、ウェブなどの企画・編集・デザイン制作の業務に携わりました。

2015年に都内のPR 会社に転職し、クリエイティブディレクターとして主にウェブ広告やPR を中心に仕事の幅を広げ、2017 年にフリーランスとしての活動を開始しました。

昨年には(株)C.C. デザインとして法人化し、広告・宣伝物の編集、デザイン制作やイベントの開催など、企画・PRを中心に活動しています。

さまざまな資格にチャレンジしていますが、どのような経緯からですか。

常に新しい仕事や、自分のレベルより少し難易度が高めの仕事に手を挙げてチャレンジするようにしてきました。

会社員時代は、新たな業務に取り組むには、まずはOJT で先輩や上司に教えていただきながら仕事をしてきました。そうして何らかの壁にぶつかったり、それをクリアしたりという経験をしていると、それらの業務について体系的に学びたいと思うようになります。そのように仕事をしながら学びたいテーマが定まってきたら、関連の資格を利用して全体像を把握しながら勉強するという方法をとってきました。実務に関連して既にさまざまな疑問や質問点を持って資格取得に臨んでいるので、吸収しやすく身に付きやすいように思います。

例えば広告の案件を単発で制作しているうちに、マーケティングやメディア、広告手法、効果測定などを全体的に理解する必要を感じるようになり、上司の推薦で関連講座を学習し、BtoB 広告マスターを取得しました。

また日々の編集制作を担当している中、著作権などの問題によく出会いました。当初は一つ一つ調べたり、上司に確認相談したりしていましたが、法律の全体像を把握することが不可欠だと思い、会社の推奨資格でもあった著作権検定を受けました。

こうして学習と実践を繰り返すことによって、仕事も徐々にお客様への提案型スタイルに変わりました。お客様に喜んでいただけたことで、さらに仕事を任せていただけるような良い循環につながりました。

資格試験の合格は目的ではなく、むしろプロとして仕事をするうえでのスタートラインだと思っています。資格を取得すると自分に自信がつきますし、こうした経験を積み重ねていくことで、本来の意味での成長ができるのではないかと思います。

勉強する方法は人それぞれですが、人生は長く、時代はどんどん変わっていきます。新しいものを吸収していかなければついていけなくなりますから、学び続けることは当然のことだと思っています。

資格で習得したことがご自身の実務に生きていると感じるのはどのような点ですか。

クロスメディアエキスパート認証試験を初めて受けた時は合格には至りませんでしたが、私にとっては、この試験を受けたことそのものに大きな意味がありました。というのは、論述試験で試される課題抽出と解決のための施策立案という考え方は、この試験で初めて触れた捉え方であり、大変刺激になったからです。課題に対するアプローチの仕方を知ったことで仕事への向き合い方が変わり、よりよい仕事につながるようになったと思います。この時の受験料は、仕事の仕方、捉え方を知るための授業料よりも価値のあるものだと思ったほどです。

今では、全ての仕事は「問題もしくは課題を解決すること」だと捉えて臨んでいます。さまざまな勉強を続けることで、解決のツールを増やすことができると思っています。

クロスメディアエキスパート資格の学習教材は、実業務にあたる際、今でも振り返って参考にすることもあります。会社員時代は、企業規模の大きいプロモーション業務の中の一部を担当するというパターンが多かったのですが、独立後は中小規模企業のプロモーションを総合的に提案する機会も増えてきました。そういった場面での企画提案については、クロスメディアの論述試験で学んだことが大いに役立っていると思います。

さまざまな領域に意欲的に取り組んでいらっしゃいますが、その秘訣は何ですか。

自分はお客様に鍛えられ、育てられてきたと思っています。業務知識がないとお客様からのニーズに応えられないため、勉強せざるを得ない状況となります。それを乗り越えると、お客様からの信頼につながり、次の依頼が来るということが何度もありました。自ら自身の現状よりも少し高めのレベルの仕事に手を挙げ、お客様からチャンスをいただき、その対応をしながら業務の幅を広げる、という繰り返しにより、強くなってきたように思います。

例えば安川電機時代は、主力商品である産業用ロボットの商品紹介制作物を作ることもあったのですが、最初は技術者の説明が理解できずにいました。私の仕事は商品を知ってもらえるような案内物を作ることですから、人に知ってもらうためにはまず自分が商品を理解しなければなりません。「自分が理解することで誰にでも分かりやすい内容での商品紹介をする」という目標を立て、どんどん自分から技術知識についても調べ、また社内の技術者にもよく質問するようになり、その結果社内外から「案内物の内容が良くなった」と評価をいただきました。常に自身の力と現実の間にあるギャップを課題として認識し、それを埋めるために勉強するようにした結果、学ぶこと自体も面白く思えてきましたし、お客様にも認めてもらえるようになったのだと思います。

最近では、ある企業のカタログ制作を受注したのですが、その仕事の展開として商品パッケージ自体のデザイン制作の依頼をいただきました。実はパッケージ制作の経験はないのですが、これもさまざまな方法で学びながら、取り組んでいるところです。

もともと自分をアピールしていくタイプではないので、特に独立後は周囲の方との関係作りや人脈によって仕事が軌道に乗ってきた面も大きいと思います。

ご自身の現在の課題は何ですか?

業務進捗管理や制作時間管理、価格設定などの数字に関わる面が、今後の課題だと思います。

会社員時代は、価格テーブルやある程度の費用感などが取引の前提としてあったので、あまり意識しなくても仕事ができたのですが、独立後はより「時間」「コスト」といった数字の意味を理解し、意識するようになりました。また以前は、会社にいるだけでも情報が自然とインプットされました。独立後は、自らアンテナを張ってセミナーや勉強会に参加し、見識を広げる努力をしています。

そういったこだわりと数字意識を持ちながら、プロジェクトを捉えていけるようにしたいと思っています。

取材・まとめ JAGAT CS部 丹羽 朋子
-JAGAT info 2019年2月号より転載-

3月17日(日)実施試験受験票発送

2019年3月17日(日)に実施いたします下記試験の受験票を発送しました。(受験申請時に指定いただいた連絡先ご住所あて普通郵便発送)

  • 第51期DTPエキスパート認証試験
  • 第27期クロスメディアエキスパート認証試験

受験当日のご案内を下記に掲載しておりますので、併せてお読みください。

DTPエキスパート認証試験 受験上のご注意

クロスメディアエキスパート認証試験 受験上のご注意

なお、3月11日(月)を過ぎましても受験票が届かない場合は、JAGAT資格制度事務局までご一報ください。代わりの受験票を発行いたします。

JAGAT資格制度事務局
e-mail: expert@jagat.or.jp
tel: 03-3384-3115

2019年4月実施更新試験申請期間延長

2019年4月に実施します更新試験の申請期間を
~3/8(金)23:59まで
延長いたします。

更新対象者で更新ご希望の方は、上記期日までに

  • 受験料のお振込み
  • 基本台帳よりの更新申請操作

を必ず完了いただけますようお願いいたします。

申請および更新試験について詳しくは、下記よりご覧ください。
DTPエキスパート認証更新申請方法のご案内
クロスメディアエキスパート認証更新申請方法のご案内

【資格者インタビュー】脳脊髄液減少症で療養中も次の仕事のために

渡辺 博一 氏 DTPエキスパート

第50期DTPエキスパートを取得した渡辺博一さんは現在、脳脊髄液減少症という病気に苦しめられている。この病気は脳と脊髄の周りを満たす髄液が少なくなることによって、頭痛・めまい・首の痛み・耳鳴り・視力低下・全身倦怠感などのさまざまな症状が現れる病気だ。渡辺さんも頭痛がひどく、集中力も続かない、長時間起きて居られないなどの症状があり、継続的に業務を行うことが困難だ。

「この病気はあまり知られていないし、また症状が表に出ずに、見た目では病気と判断しづらいために、やる気がないなどと根性論で片づけられてしまい、なかなかその辛さが理解してもらえないのです」という。

それでも、体調の許す限り体力を落とさないためにもリハビリを兼ねて興味あるセミナーやイベントに参加するなど、体調が回復した時に役立つようにと、高い意欲で知識習得に励んでいる。

実務を通してさらなるスキル習得の必要性を感じ資格取得へ

渡辺さんは大学で機械⼯学を学んだ後メーカーを経て、独学でDTP ソフトを習得して就職情報誌の誌面制作の仕事に就いた。同時期に専門学校でDTP を体系的に学習した。もともと学生時代には埼玉県の印刷会社でインターンシップを経験しており、印刷という仕事には親近感を持っていた。

仕事をしていく中で、さらなるDTP の知識やスキル習得の必要性を感じて2006 年にはDTP 検定II種を取得した。また、その頃に大手印刷会社の友人にDTP エキスパートを有する人が、社内でも一目置かれているという仕事ぶりを聞き、よりレベルの高い資格としてDTP エキスパートの資格取得を意識するようになった。その後、印刷会社に転職し、刷版業務を担当することになった。

実際に印刷の版作りを担当するようになると、Mac・Windowsで誌面制作していた経験だけでは、良い印刷物を作るための知識が足りないことを実感する場面が幾度もあった。

渡辺さんは、自分が担当する工程だけではなく、制作工程全般の知識がお客様の満足できる印刷物制作には不可欠だとの思いを強くする。さらにその職場では、いろいろと渡辺さんにアドバイスをしてくれる尊敬する先輩がDTPエキスパートだったことも資格取得意欲を高めた。しかし、脳脊髄液減少症を発症し、長期の傷病休暇を取り、治療に専念したが、期間内に回復せず退職して療養することになった。現在、頭痛などの症状に悩まされる中でも、回復後、仕事に復帰するために向上心、問題意識を持って勉強に取り組んでいる。

資格取得後もレベルアップを

「これまでの就職情報誌でのデザイン・DTP 制作、印刷会社での刷版と生産管理の経験、専門学校での学習の成果を整理し、自分の知識と技量を客観的に評価してみようと思ってDTP エキスパート試験を受験することにしました。体調面・体力面など不安な要素がありましたが、JAGATのスタッフによる試験当日のサポートがあったので、安心して試験に臨むことができました」(渡辺さん)

試験に合格したことは、復帰に向けての自信になっているとのことだ。また、DTP エキスパート試験に合格したことによって、改めて自分の知識をもっとレベルアップさせる部分も見えてきた。

「カラーマネジメントの重要性を再確認しました。以前はあまり意識していなかったグラフィックカードやモニターのキャリブレーションや写真撮影時の照明(色温度)、Color Checker の必要性を再認識しました。資格を取ったことで、仕事を再開するときには、資格にふさわしいだけのレベルで仕事ができるように、これからも体調をみながらセミナーやイベントに参加して勉強や情報収集をしていきたいと思います」

病気療養中にもかかわらず復帰を目指し、知識習得に励む渡辺さんには、一日も早く病気を克服し、活躍を期待したい。

2019年4月実施更新試験 申請受付中

2019年4月に実施する更新試験の対象者の方向けに、更新案内を発送しております。
対象者の方は、申請期間内にお手続きいただきますようお願いします。

DTPエキスパート更新対象者

エキスパートIDが下記4桁の数字で始まる方
〔9503-****〕,〔9707-****〕,〔9911-****〕,〔0115-****〕,〔0319-****〕,〔0523-****〕,〔0727-****〕,〔0931-****〕, 〔1135-****〕,〔1339-****〕〔1543-****〕または〔1747-****〕

クロスメディアエキスパート更新対象者

エキスパートIDが下記4桁の数字で始まる方
〔0703-****〕,〔0907-****〕,〔1111-****〕,〔1315-****〕,〔1519-****〕または〔1723-****〕

更新案内書類が未着の場合でも、Webからお手続きいただけます。
詳しくは、下記よりご覧ください。
第51期DTPエキスパート更新案内
第27期クロスメディアエキスパート更新案内

対策教材出荷停止期間のお知らせ

2/6~8は、page2019開催に伴い、書籍・公式模擬問題の出荷が一時停止となります。

対策教材のご購入をお急ぎの方は、2/4(月)13時までにご注文ください。

それ以降のご注文については、2/12以降の発送となります。

何卒ご理解いただけますようお願いいたします。

※page2019JAGAT書籍販売コーナーで対策教材の販売も行っております。

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