【4/28開催】「Century Books」―次の100年も本をつくり続ける。加藤文明社の挑戦とデジタル印刷の現実

掲載日:2026年4月9日

企画趣旨

1914年創業、110年を超える歴史を持つ印刷会社 加藤文明社 は、教科書・学参書を中心とした出版印刷において、「歴史」と「実績」に裏打ちされた信頼性を築いてきた。

一方で、出版市場の縮小や電子化の進展により、従来の延長線上では成長が見込みにくい時代を迎えている。こうした環境の中で同社が掲げたのが、「Century Books」というメッセージである。これは、次の100年も本づくりを通じて出版・教育文化を支え続けるという覚悟とともに、印刷・製本にとどまらず、企画、デザイン、流通、デジタル対応までを包含した“トータルな本づくり”への進化を示すものである。

本講演では、その背景にある試行錯誤のプロセスにも踏み込む。加藤文男 氏は、前職の米国駐在を通じて、デジタル印刷の現実を目の当たりにしてきた。そこでは、設備導入だけではビジネスとして成立しないという課題や、多くの企業が直面した失敗の実態があった。逆に成功体験では、ニューヨークのParsons School of Designにおける卒業制作プロジェクトがある。若きクリエイターたちと二人三脚で、デジタル印刷ならではの表現の可能性を追求した。この経験が「伴走型」の本づくりの可能性を見出すきっかけとなった。

さらに本講演では、その実践の場としての「atelier gray」の役割にも焦点を当てる。顧客との接点を上流へと広げ、クリエイティブと生産を一体化させることで、従来にはない付加価値を創出するモデルをどのように構築してきたのか。クリエイティブ面だけでなく、生産力としてのデジタル印刷活用の具体的な取り組みを紹介する。

本研究会では、「Century Books」に込めた思いとともに、その実現に至るリアルなプロセスを通じて、これからの印刷会社のあり方を展望する。次の100年も本づくりを続けていくために、いま何を変え、何を磨くべきか――その実践知を共有いただく機会としたい。

プログラム

14:05-15:30
「Century Books」
 -次の100年も本をつくり続ける。加藤文明社の挑戦とデジタル印刷の現実

株式会社加藤文明社
代表取締役社長
加藤 文男 氏

 

 ■ 米国駐在時代に見たデジタル印刷の「真実」
 ・米国でデジタル印刷機導入企業の多くが直面していた失敗の現状
 ・設備導入のみではビジネスとして成立しないという気づき

 ■ 受賞が証明した「伴走型の本づくり」の原点とデジタル印刷の価値
 ・米国で出会ったクリエイターと上流工程から深く関わる、伴走型スタイルの確立
 ・受賞経験を通じた、その手法と価値の証明

 ■ atelier grayの役割と実践
 ・顧客とのタッチポイントを上流へ移し、独自の付加価値を生むモデルの確立
 ・クリエイティブ面だけでなく、生産力としてのデジタル印刷の徹底活用

 ■ 結び 加藤文明社のこれからと、スローガン「Century Books」
 ・次の100年も皆さんとともに本づくりを続けていくという約束の提示

15:30-16:00
質疑応答・ディスカッション

開催日時

2026年4月28日(火) 14:00-16:00 (開場13:45)

開催方式

Zoomオンライン配信(定員50名)

参加費

一般:17,600円(税込)
JAGAT会員:13,200円(税込)
印刷総合研究会メンバー:無料([一般会員]2名まで [上級]3名まで [特別]5名まで)

お申込み

お申込み後の流れ(詳細)

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(2)Zoomの受講URLは、開催前日の15時までにメールで届きます。

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