DTPエキスパート」カテゴリーアーカイブ

仕事で大切なことは「目標設定」と「やり遂げる力」~JAGATエキスパートDAY 11/15開催!

昨年に引き続き“印刷メディアの強みを活かして新たな価値を生み出す人材”をテーマに、エキスパート資格イベント「JAGATエキスパートDAY」を11月15日(金)に開催する。

第2回目となる今回も、盛りだくさんのセミナーとネットワーキングパーティー(懇親会)で構成するが、基調講演的に「エキスパートで人材育成~デジタル×紙×マーケティングを実現する近道」と題し、田村純一氏に登壇いただく。

田村氏は現在、田村ヒューマンアカデミー主宰として、人材育成、キャリアコンサル、シニア人材活用などに従事されているが、元々は大日本印刷で2001年から15年間に渡りP&I技術研修センター長として、DNP及びグループ企業の戦略的人材育成を推進してきた当事者である。

田村氏は、「これからの10年間が重要!」とし、少子化・超高齢化が一段と進み、日本の基盤的「社会システム」が大きく変化するため、企業も新たな社会システムへの対応が必須であるが、自分たちも「自分らしい生き方・働き方」をどう実現していくかが課題となる。
そして「目標を持つこと」で人は強くなる。それも「近い目標」と「遠い目標」で、「近い目標」とは思いっきり手を伸ばせば届く可能性がある目標のことで、印刷業界では「DTPエキスパート」「クロスメディアエキスパート」もこれに当たる、と指摘している。

さらに「仕事力」は「業務上の専門知識」などの基本スキルが大事だが、それにも増して重要なのは、「やり遂げる力」=「突破力」であるという。
資格試験というに手を伸ばせば届く目標に向かってやり遂げることは、必ず本人、ひいては企業力向上に役立つということであろう。

大日本印刷がなぜエキスパート資格を推進し、具体的にどのような取り組みをして、実際の成果はどうであったのか、貴重なお話を伺える機会として、経営者、人事・教育担当者をはじめ、これからの人材の方向性と学びを模索している方々におすすめします。

(JAGAT資格制度事務局)

開催概要、各セミナータイトル、参加登録方法はこちらから
「JAGATエキスパートDAY」https://www.jagat.or.jp/cat5/expertday2019

 

日本語組版ルールを見直そう~JAGATエキスパートDAY開催(11/15)

ITの進化により、誰もがインターネットやSNSを通じて情報の発信者になれる現代において、デバイスによらず大量の情報を伝えられる印刷物、すなわち紙メディアの価値が逆に見直されています。

ただし、印刷物には読み手が正確に、わかりやすく、かつ素早く読める“可読性”が要求されます。そしてその指針となるのが、長い歴史の中で培ってきた「日本語組版ルール」であり、それによりほかのメディアとの差別化ができるとも言えるでしょう。

我々印刷業界のプロフェッショナルとしては、高い可読性を持った美しい文字組版を、後世に伝えていく必要があります。ネット時代の今だからこそ、改めて日本語組版ルールを見直すべきでなないでしょうか。

11月15日(金)に開催するJAGATエキスパートDAYでは、「日本語組版の基礎知識~美しい文字組版を次の世代にも伝えたい」と題し、モトヤDTPスクールの山田 清史氏が、日本語組版ルールをもう一度見直して、アプリケーション任せの文字組版とは一味違う、読みやすい文字組版について解説します。

【11月15日(金)開催 JAGATエキスパートDAY2019】
「印刷メディアの強みを活かしてあらたな価値を生み出す人材」をテーマに、エキスパート資格イベントを開催します。印刷メディアビジネスに関心をお持ちの方であればどなたでもご参加いただけます。
エキスパート有資格者・企業人材育成ご担当者 参加費無料

(JAGAT資格制度事務局)

DTPエキスパート認証試験、2020年3月より2段階制に改定

公益社団法人日本印刷技術協会(略称:JAGAT、東京都杉並区、会長:塚田司郎)は、2019年10月28日、DTPエキスパート認証制度を2段階制に改定することを発表しました。

DTPエキスパート認証制度の概要と改定の背景

DTPエキスパート認証制度とは、DTPによる印刷物製作および印刷ビジネスに必要な知識を体系化したカリキュラムにしたがって試験を行い、その知識を習得した方をDTPエキスパートとして認証する制度です。
1994年以来52回の試験を実施し、延べ合格者数は22,000人を超えています。DTP・印刷の知識をバランス良く身に着ける手段として、国内印刷業界ではスタンダードなものとなっています。

この試験は、DTPおよび印刷に関する知識を問う択一式の学科試験、与えられた期間内に課題を提出する実技試験から構成されています。

しかし、実技課題に取り組むには主要なDTPソフトウェアを入手し、操作を習得する必要があり、制作部門従事者以外には高いハードルとなっていました。

例えば、営業担当社員の育成を目的として受験促進を図ろうとする企業からは、学科試験のみの受験制度を要望する声が上がっていました。

「DTPエキスパート」「DTPエキスパート・マイスター」の2段階制に改定

このたび、DTP エキスパート認証制度を「DTPエキスパート」「DTPエキスパート・マイスター」の2段階制に改定します。

新たに学科試験だけの試験を実施し、その合格者を「DTPエキスパート」として認証します。
従来と同様の学科試験・実技試験の合格者は「DTPエキスパート・マイスター」となります。
「DTPエキスパート・マイスター」試験を受験し、学科試験のみ合格(実技試験に不合格)となった方は、「DTPエキスパート」として認証されます。

2020年以降にDTPエキスパートに合格した方は、将来、実技試験だけを受験することができます(アップグレード試験)。この試験に合格すると、DTPエキスパート・マイスターとして認証されます。

また、2019年までにDTPエキスパート資格を保有している方は、実質上 DTPエキスパート・マイスター と同等と見なされます。そのため、次回の更新試験に合格した時点でDTPエキスパート・マイスターとして認証されます。

2020年3月に実施する第53期試験より、この2段階制に改定します。

この改定により、印刷ビジネスに携わる多様な職種の方々に、DTPおよび印刷関連知識の習得機会を提供します。
例えば、若手社員や企画・営業担当でDTP・印刷の基礎を着実に習得したい方にとって、DTPエキスパートは取り組みやすい試験となることが予想されます。

次回DTPエキスパート認証試験の実施予定

第53期DTPエキスパート認証試験は、2020年3月15日(日)に実施します。
受験申請期間は1月7日(火)~2月13日(木)となっており、同サイトの申請フォームから申込むことができます。
次回試験の詳細や受験料は、受験要項と共に近日中に発表されます。


【2段階制の概要】

種別 試験科目 備考
DTPエキスパート・マイスター 学科・実技 DTP・印刷に関する広範な知識と制作・管理の実務能力を備えている
DTPエキスパート 学科 DTP・印刷に関する広範な知識を備えている

※DTPエキスパート・マイスターを受験し、学科試験のみ合格された方は、DTPエキスパートとして認証されます。次回以降、アップグレード試験を受験することもできます。

【DTPエキスパート・マイスターへのアップグレード】

2020年以降のDTPエキスパート取得者は、認証有効期限内であれば、任意の期にアップグレード試験を受験することができます(2020年9月より実施)。

種別 対象者 試験科目 合格後
アップグレード試験 DTPエキスパート(2020以降) 実技 エキスパート・マイスター認証

【2019までのDTPエキスパート保有者】

2019年までにDTPエキスパート資格を保有している方は、実質上DTPエキスパート・マイスターと同等と見なされます。そのため、次回の更新試験に合格した時点でDTPエキスパート・マイスターとして認証されます。

種別 対象者 試験科目 合格後
更新試験 DTPエキスパート(2019まで) 学科(CBT) エキスパート・マイスター認証

※CBT:時間・場所の制約を受けずに、Webブラウザ上で実施する試験方式

(資格制度事務局)

DTPエキスパート・マイスター実技試験

デザイン性とデータ制作力を重視 (DTPエキスパート・マイスター実技試験)

印刷ビジネス人材像の変化と学びーエキスパートDAY2019開催ー

印刷ビジネス人材像およびDTPエキスパートの役割の変遷とともに、これからの学びについて考えます。

組織の成果と個人のキャリアの方向性

図では組織の成果と個人のキャリア形成を一つの軸の二つの方向として示していますが、個人のキャリア・スキル形成、自己実現にも視点を置き、組織の理念に共感しつつ成長していく持続的な働き方像を描くことは、組織内の活性化につながります。組織の成果と個人のキャリア形成について、同じベクトルを持つことで互いの成果を加速するものと位置づけることが重要です。
エキスパート資格制度はその手段の一つとして、資格取得という近距離の目標値を定め、一定の知識・技量の水準を身に付けることをまずは第一歩としています。さらにさまざまな学びの場と手段を提供することで、継続的な人材育成として活用していただくように制度を設計・運営しています。

経営戦略と人材

DTPエキスパート役割の変遷と現在

かつてDTPシステムの黎明期~普及期においては、DTP環境による印刷物製作の標準化とこれを推進する人材が求められました。関連技術が刻々と進化するに伴い顕れる新たな技術的課題とその解決という激動期を経て、現在ではDTPシステムによる印刷物製作は一般化しました。今やDTPシステムによる印刷物製作は限られた一部の熟練者のみに依存するものではなくなりつつあります。ナレッジの共有方法は多様化し、さらにDTPアプリケーションを始めとした制作環境自体の進化もあり、普及期から安定運用の時期へと移行しています。

こうした製作環境の変遷がある一方、印刷物自体の活用場面は、他メディアの発展とさらには生活者の価値観の変容による影響を大きく受け、絶えず変化しています。特殊な技を持たなくとも情報の発信者となれる現在、様々なメディアの特徴を熟知し、情報発信の文脈を作ることにも視点を置いて印刷ビジネスを捉えなければなりません。

このような環境において印刷ビジネスに携わる人材に求められる能力は、スペシャリストの域から、印刷物による価値を生み出す新ビジネスの創造とプロジェクトマネジメントへと広がっています。DTPシステムによる印刷物製作全体を理解し、ビジネスの実践に結び付けるための印刷総合知識の重要性が増しており、こうした一定の知識を試験範囲とするDTPエキスパート認証の取得は、「印刷物による価値を提供するビジネスの土台作り」と位置づけられます。

印刷ビジネス人材の今後の展開

印刷業界全体が認識している通り、印刷ビジネスは現状に甘んじているだけでは未来を見通しがたい状況にあります。よって、印刷人であれば当然知っておくべき知識全般を身に付けたうえで、今後の他メディア、さらには他業界とのコラボレーション等に向けて、印刷物製作との橋渡し、協業の模索が可能な人材へと変化していく必要があります。一例を挙げれば、マーケティング施策の中で印刷物の強みを活かした情報発信の文脈作りをするにあたっても、マーケティング関連の知識が皆無では印刷ビジネスのプロとして信頼を得ることは難しいでしょう。

こうした印刷ビジネスの発展的展開を望むため、エキスパート認証制度では取得後の継続学習も重視し、オンラインラーニング形式の更新試験を導入、その他弊会主催の継続学習イベント等を開催しています。取得後に何を学びどのようにビジネスに活かしていくか、実践の方法は、各社の事業の方向性、各人のキャリア計画に応じて、模索し続ける必要があるでしょう。エキスパート資格取得は印刷人の基本OSであり、取得後の継続学習はビジネス変化に応じた各種アプリケーションのインストールやバージョンアップおよびそれらの連携と言えるかもしれません。

JAGATでは、資格取得という通過点を経験していただいたうえで、様々な事業展開、取得後の活躍に役立てていただけるような内容のイベントや学習コンテンツを提供していくよう計画しています。

JAGAT CS部 丹羽 朋子

11月15日(金)開催 JAGATエキスパートDAY

11月15日(金)JAGATエキスパートDAY開催

印刷ビジネス人材をテーマとしたセミナーイベント『JAGATエキスパートDAY』を開催します。
有資格者は無料でご参加いただけます。
内容およびお申込み方法詳細は、下記Webページにて10月初旬公開予定です。
是非ご来場ください。

【開催日】2019年11月15日(金)
【場所】JAGAT本社【東京都杉並区)
【参加費】受講料定額制 1名3,000円(エキスパート有資格者およびご招待者は無料)

JAGATエキスパートDAY2019

更新試験システム不具合解消のご案内

9月2日開始更新試験にお取り組みのみなさま

更新試験専用サイトでの試験実施に際し、試験システムに一部不具合が発生していることが判明しました。
ご不安をおかけしましたことをお詫びするとともに、経過をご報告いたします。
なお、現在すでに不具合は解消しております。

【不具合の内容】
中断ボタンにより試験を一時中断後、正常に再開できない。

【不具合の解消】
9月3日9時30分頃システム修正により不具合は解消しました。

上記解消以前に取り組みを開始された方で、中断後の再開でエラーが発生する場合は、下記CBTシステムサポート窓口までご一報ください。

株式会社 イー・コミュニケーションズ CBTサポート窓口
 E-MAIL: cbt-support@e-coms.co.jp
 電話番号: 03-3560-3905
 受付期間:試験期間内のみ対応
 受付時間: 10:00~18:00(土・日・祝日・年末年始を除く)