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『JAGAT info』2021年11月号

JAGAT info 2021年11月号表紙

特集

ニューノーマルに向けたマーケティング戦略変容の解明

―印刷会社の顧客・地域接点実態調査から―(前編) 公益社団法人日本印刷技術協会 研究調査部長 主幹研究員 藤井 建人

営業環境の変化について経営者の声

—印刷会社の顧客・地域接点実態調査から—(前編)

特別企画

印刷会社の新卒採用・教育に関する実態調査 2021

公益社団法人日本印刷技術協会 CS部長 塚本 直樹

■印刷界OUTLOOK 従業者数 研究調査部 藤井 建人

■Recreating the future―印刷の現在とこれから― 第7回 顧客データを扱うことで、印刷会社のビジネス変革を 山口 実

■キーワード2021 レストアサービス(G-SHOCK) 専務理事 郡司 秀明

■デジ印奏論 30 最近の製品開発でのデジタルアプローチ 星 輪太郎

■経営者に聞く 創業100周年を迎え、未来永劫に続く会社へ ―「運」を呼び込み、着実な成長を目指す― 山口証券印刷株式会社 代表取締役社長 山口 明義 氏

■専務のつぶやき 8 高い品質とレストア 専務理事 郡司 秀明

■技術トレンド グラフィックス 次世代スマート工場とMESの役割 研究調査部 花房 賢

■デザイン・トレンド 次世代に残る紙媒体を育てる 「第92回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2021」に見る紙と印刷の提案 研究調査部 石島 暁子

■デジタル印刷最前線 「Horizon Smart Factory 2021」視察レポート 株式会社ホリゾン

■page2022 2年ぶりの開催に向けて準備が進む CS部 堀 雄亮

■Education 通信教育を活用して、内定辞退防止や入社前準備に有効なフォローアップを CS部 橋本 和弥

■ワールド・プリント・サテライト 10月12日から15日までFESPA開催 ほか 研究調査部 丹羽 朋子

■マーケティング情報 ポートフォリオ分析からの近未来示唆 ④PPM-製品編 ―最新調査結果と日米比較から― 研究調査部 藤井 建人

■森 裕司のデジタル未来塾 116 オンラインミーティングを改善する

■エキスパート資格 第56期DTPエキスパート認証試験講評 DTPエキスパート認証委員会

■西部支社便り 指名される存在になる 西部支社長 大沢 昭博

■DTPエキスパートのための注目キーワード デジタルサイネージの進化 研究調査部 千葉 弘幸

■クロスメディアのトレンドワード BtoC-EC市場を牽引するインスタントEC 影山 史枝

■ニュースラウンジ 光村印刷創業120周年記念展「perspective 阪本トクロウ」開催 ほか

■印刷経営ウォッチング

■消息

■JAGAT事業のご案内 『印刷白書2021』のご案内/『JAGAT印刷産業経営動向調査2021』のご案内/「JAGAT大会2021」開催のご案内/「page2022」新規出展社募集相談会のご案内/図書のご案内

2021年11月15日発行 A4判60ページ

JAGAT info 最新号

JAGAT info バックナンバー

マーケティングの潮流、BtoCとBtoBの視点から

対面営業のような人的接触の存在感はまだ大きいが、ニューノーマルに向けた顧客創造のマーケティング戦略が大きく変わると思われる。

 

BtoBマーケティングの必要性

BtoBビジネスではマーケティングは不要と考えられてきた。それは、業種、顧客、製品ごとに市場が大きく異なり、その特性を理解することに明け暮れてしまいがちだからである。BtoBはBtoCと異なって選好的、感情的に選ばれることが少なく、AIDMAのようなファネル型モデルを適用しにくい。顧客は法人だから、購入の関与者が多く、意思決定は分岐が多く行ったり来たりの経過をたどる。だからマーケティングが不要なのではなく、だからこそ必要なのである。ちなみにBtoBマーケティングを考える際はBtoCモデルを基礎に考える形で良いと思うが、違いが相当にあるのでその点はまたの機会に触れたい。

BtoCとBtoB

長期継続的な取引が中心となるBtoBビジネスでは、信頼とブランド、サービスが大切になる。多少の安さよりは供給や品質の安定性、面倒見の良さが重視される。スイッチングコストを高めておくことが肝要だ。取引の長期化によって製品がコモディティ化すれば価格は必然的に落ちていく。製品周辺のサービスも合わせて包括的に提供するサービスマーケティングの流れになることは多くの業種の事例が物語る。卑近な例でいえば、コピー機を販売するのでなく、コピーの利便性のみを売って所有権は移転せず、メンテナンスは売り手が担うモデルである。

サービスマーケティング化

ところで経営でいう場合のサービスはもちろん無償奉仕を意味しない。そして顧客のバリューチェーンの一部を肩代わりするようなサービスを想定するようにしたい。「印刷産業経営動向調査2021」が初めて調べた需要調査(製品26種・生産方式8種・付帯サービス10種)を読むと、とりわけ印刷製品とサービスの相性は良いことが理解できる。BPO(Business Process Outsourcing)と言っても良いが、本業の印刷周辺に何か手伝えることはないかと、顧客を研究して自社の強みとの整合を検討することの有効性が高い。顧客業務へのカスタマイズが一つの価値になる。

イノベーションと組合せて

前述のコピー機の例でいえば、これは販売方法のイノベーションを伴った。ドラッカーはマーケティングとイノベーションこそが企業の2大機能と述べた。コロナ禍でも堅調な中小企業を見ると何気ない小さなイノベーションによる事業を複数持っていることに気づく。顧客の声をあまり聞き過ぎても、ありふれたサービスになって市場をさらに飽和させてしまうという、BtoBの難しさはこのバランスにある。まずは小さくても顧客の潜在需要を探り当ててサービス設計する視点が望ましい。11/14放映NHKスペシャルでのホンダのスタンスは、変化が速いのでもはや変化対応型では後手を踏むというものだ。自ら変化を起こす側からの提案が価値を持つ時代になった。以下の研究会とセミナーでは、本稿での視点から発表と議論を展開する。  (研究調査部 藤井建人)


■関連セミナー、関連レポート


2022年1月26日(水) 15:00~17:00
広告とメディアの動向と展望 2021-2022

2022年2月8日(火) 10:30~12:00
インサイドセールスの機能と役割
-マーケティング部長2人が語るニューノーマルの営業-

2022年2月9日(水) 13:30~15:00
webと地域活性化による事業創造
-自社拠点を生かして事業を継続的に生む仕組み-

2022年1月31日(月)~2月10日(木)
page2022オンラインカンファレンス・セミナー 計12本
基調講演・プレセミナー 2本
カンファレンス・セミナー 10本

関連レポート
2021年11月24日 マーケティングの潮流、BtoCとBtoBの視点から

印刷白書2021

印刷白書2021
印刷産業の現在とこれからを知るために必携の白書『印刷白書2021』
第1部「特集 with/afterコロナの印刷ビジネスを考える」
第2部「印刷産業の動向」「印刷トレンド」「関連産業の動向」
第3部「印刷産業の経営課題」
ご注文はこちら発行日:2021年10月22日
ページ数:144ページ
判型:A4判
発行:公益社団法人日本印刷技術協会
定価:9,900円(9,000円+税10%)
JAGAT会員特別定価:8,300円(7,545円+税10%)

解説

印刷産業のこれからを知るために必携の白書『印刷白書2021』。
印刷・同関連業界だけでなく広く産業界全体に役立つ年鑑とするために、「印刷白書」は3部構成となっています。
印刷業界で唯一の白書として1993年以来毎年発行してきましたが、2021年版ではSDGs/ESGなどの項目を追加しました。
印刷関連ならびに情報・メディア産業の経営者、経営企画・戦略、新規事業、営業・マーケティングの方、調査、研究に携わる方、産業・企業支援に携わる方、大学図書館・研究室・公共図書館などの蔵書として、幅広い用途にご利用いただけます。

第1部「特集」では「with/afterコロナの印刷ビジネスを考える」をテーマとしています。
コロナ禍で生じたトピックを整理し、with/afterコロナの時代に対応していく印刷ビジネスとは何か、ニューノーマル時代のビジネスの現状分析と課題解決に取り組んでいます。
第2部「印刷・関連産業の動向」、第3部「印刷産業の経営課題」では、社会、技術、産業全体、周辺産業というさまざまな観点から、ビジョンを描き込み、今後の印刷メディア産業の方向性を探りました。
印刷メディア産業に関連するデータを網羅、UD書体を使った見やすくわかりやすい図版を多数掲載し、他誌には見られない経営比率に関する調査比較などのオリジナルの図版も充実させました。

CONTENTS

第1部

第1章 特集 with/afterコロナの印刷ビジネスを考える
アフターコロナの印刷ビジネスを考える
情報産業として印刷業界は何を目標にすべきか
新時代の出版ビジネスとは
新型コロナが開けたパンドラの箱
アメリカのダイレクトメール・マーケティング事情から読み解くDM戦略
コロナ禍と印刷業界の2020年を振り返る

第2部
第2章 印刷産業の動向
[産業構造]生産性向上と付加価値創出で印刷ビジネスの可能性はさらに広がる
[産業連関表]産業連関表で印刷産業に関わる全産業の取引を見る
[市場規模]印刷ビジネスの変容と方向 受注から価値共創へのリセット
[上場企業]新たな収益柱の確立に向けて変革を進める上場印刷企業
*関連資料 産業構造/産業分類・商品分類/規模(1)/規模(2)/規模(3)/
産出事業所数(上位品目)/産出事業所数・出荷額/調達先と販売先/
産業全体への影響力と感応度/最終需要と生産誘発/印刷物の輸出入額と差引額/
印刷製品別輸出入額/印刷物の地域別輸出入額/印刷物の輸出相手国・輸入相手国/
経営動向/上場企業/生産金額(製品別)/生産金額(印刷方式別)/
売上高前期比・景況DI/設備投資・研究開発/生産能力/紙・プラスチック/
印刷インキ/M&A

第3章 印刷トレンド
[デザイン]製造技術とデザインを掛け合わせ印刷の新たな価値を創る
[ワークフロー]顧客起点でワークフローを考える
[オフセット印刷/デジタル印刷]印刷ビジネスの潮流とオフセット印刷機、デジタル印刷機の現状と今後
[用紙]地球環境と紙にまつわる価値を再考する
[後加工]コロナ禍で加速する後加工ベンダーのDXと製本業界の実態
*関連資料 デジタル印刷/フォーム印刷業界

第4章 関連産業の動向
[出版業界]ニューノーマルで変わる読書と出版ビジネス
[電子出版]コロナ禍で成長が続く電子出版ビジネスと拡大する電子図書館サービス
[新聞業界]新たなビジネスモデル構築が急がれる新聞業界
[広告業界]インターネット広告の拡大に印刷メディア広告が貢献
[DM業界]BtoBとデジタル連携にも有効なDMメディアの新たな役割
[折込広告他]コロナ禍が変える地域メディアと地域コミュニケーション
[通信販売業界]コロナ禍で初の10兆円市場を達成
*関連資料 出版/電子出版/コンテンツ/新聞/広告/通販

第3部
第5章 印刷産業の経営課題
[SDGs/ESG]経営課題としてのSDGsに印刷会社はどのように取り組むべきか
[地域活性化]アフターコロナに向けて変わるまちづくり
[経営管理]本当の印刷原価をMQ会計の考え方で考察する
[デジタルマーケティング]インフルエンサーが与える影響とインフルエンサーマーケティングが注目される理由
[デジタルイノベーション]アフターコロナにおける真のデジタルイノベーションとは
[人材1]印刷会社の新サービス開発における課題
[人材2]顧客ビジネスのDXと人材
*関連資料 クロスメディア/デジタルマーケティング/人材

●巻末資料
DTP・デジタル年表/年表/『印刷白書』年表/印刷産業&関連団体アドレス

『JAGAT info』2021年2月号

JAGAT info 2021年2月号表紙

特集

JAGAT大会2020オンライン 特別講演報告

顧客とつながる時代のマーケティング戦略 優れた場の設計の重要性 オイシックス・ラ・大地株式会社 執行役員 COCO/株式会社顧客時間 共同CEO 取締役 奥谷 孝司 氏

特別企画

JAGATトピック技術セミナー2020オンライン 開催報告

専務理事 郡司秀明

お知らせ

■まだまだ間に合う! page2021オンライン展示会の楽しみ方

連載

■マーケティング・ナウ 第2回 マーケティング・コミュニケーションを理解する 本間 充

■デジ印奏論 21 デジタル印刷で「RGB印刷」? 星 輪太郎

■経営情報 コロナ時代に求められる印刷会社の「営業」とは(上) 佐藤 穣

■マーケティング情報 コロナ禍でも堅調な印刷会社に共通する戦略 インバウンドマーケティングの有効性と手法 研究調査部 藤井 建人

■技術トレンド グラフィックス 印刷機の時間コストとシリンダ充満度 研究調査部 花房 賢

■デザイン・トレンド トランスレーションズ展−『わかりあえなさ』をわかりあおう コミュニケーションの多様性を体感する展覧会 研究調査部 石島 暁子

■Education コロナ禍によって変化した新入社員の企業意識 CS部 加治 寛子

■デジタル印刷最前線 多方式のテキスタイルプリンティングを武器にデジタル展開を図るパイオニア 堀江織物株式会社

■森 裕司のデジタル未来塾 107 オンラインセミナーの勧め

■エキスパート資格 従業員側から見るコロナ禍の研修・スキル向上 資格制度事務局 丹羽 朋子

■DTPエキスパートのための注目キーワード ユニバーサルデザイン 研究調査部 千葉 弘幸

■クロスメディアエキスパート試験でも役立つ課題解決入門 ショート動画共有アプリTikTokのビジネス活用 影山 史枝

■印刷界OUTLOOK 市場規模 研究調査部 藤井 建人

■キーワード2021 エコーチェンバー 専務理事 郡司 秀明

■西部支社便り 長時間労働、助け合い、疾病就業は労働生産性に影響する 西部支社長 大沢 昭博

■ワールド・プリント・サテライト 2021年ビジネスの主テーマは「ブランディング、信頼、真の人間性」 ほか 研究調査部 丹羽 朋子

■ニュースラウンジ 欧文印刷「Voice-it QRコード音声シール」発売 ほか

■印刷経営ウォッチング

■消息

■JAGAT事業のご案内

page2021オンライン開催のご案内 JAGAT/印刷総合研究会のご案内/図書のご案内/印刷営業20日間集中ゼミのご案内/印刷業のための新入社員コースのご案内

2021年2月15日発行 A4判60ページ

JAGAT info 最新号

JAGAT info バックナンバー

コロナ禍でも堅調な印刷会社に共通する戦略-インバウンドマーケティングの手法と有効性-

コロナ禍によって対面営業が難しくなった。多くの印刷会社が困難な状況にあるにも関わらず、状況の悪くない印刷会社がある。

 

「コロナ禍で変わる印刷営業」

本稿で紹介するのは、page2021に登壇する企業の事例であり、共通するのはデジタルや工場を使い、引き付けるタイプの営業、つまりインバウンドマーケティングに取り組んでいる点である。

ウェブサイト

ある印刷会社は、コロナ禍以降に自社ウェブサイト(WS)のアクセス数が急増、積極的な新規開拓をしていないのに受注が堅調だ。実はコロナ前からWSの制作・運用を見直していた。その過程で、自社のサービスを棚卸して、WS上にすべて展開、そしてアクセスを分析、弱みを削ぎ落していく作業を進めていたのが功を奏したのである。分析からは、自分たちでも気づかなかった強みが明らかになった。そして全国の潜在的な顧客からの電話やメールでの引き合いが目に見えて増えた。印刷発注者としては、営業に来られても困るが、発注はしたい。

コロナ禍で生まれた、検索してヒットした、信頼できそうな印刷会社にとりあえず問い合わせる、そんな図式が追い風になった。経験者はわかると思うが、WS制作は意外に難しい。上述のように、まず自社サービスの客観的な把握と整理が簡単ではない。業績の堅調なもう1社によると、サービスの棚卸と言っても印刷会社の事業領域は膨大で途方に暮れてしまう。そこでベテラン営業担当者に同行し、営業トークを分析してWSの記載内容との乖離を分析して差を縮めていったという。

工場見学

WSの目的はあくまでも関心喚起に過ぎない。潜在顧客にとって気になる存在になり、問い合せたくなり、話を聞きたくさせるまでが役割だ。次の段階は直接の接点を持つこと。工場見学に招き、WSで見たものを実地に体験させてあげれば不安や疑問は安心に変わる。こうしたデジタルとリアルの連携という意味で、WSと工場見学は印刷会社のマーケティング戦略において連続的に考えるべきものだ。コロナ禍では動画を活用した相当に楽しいオンライン工場見学も生まれた。印刷産業に限らず、工場見学は地域活性化と結びついて相乗効果を高める場合も多い。動画の活用も含め工場のマーケティングにおける役割は相当に広がってきている。

オンライン校正

コロナ禍ではオンライン校正の顧客側での受け入れも進んだ。印刷会社からは活用の巧拙が受注の明暗を分けるとの声も聞かれる。顧客にとって画面上での校正指示は紙より面倒な面もある。しかし感染防止メリットとテレワークとの相性が、面倒さ・煩雑さによるデメリットを上回るケースが増えてきた。ただし画面上での操作習熟には多少の時間と手間を要するし、操作者の方のスキル差もある。したがって普及ではここをいかに手厚くサポートするかである。

これからのマーケティング

本稿で取り上げたウェブサイト・工場見学・オンライン校正は、現代印刷会社におけるインバウンドマーケティングの重要な構成要素といえる。これらオフラインとオンラインをどのように組合せて顧客獲得から顧客維持までの導線を作るか。下記のpage2021オンラインカンファレンスを通して、実際の事例発表と今後の展開を議論する。          (研究調査部 藤井建人)

2 /17(水) 14:00~15:30
〔C5〕Webと地域活性化で顧客を創る
   ~実践! インバウンドマーケティング~

2 /19(金) 14:00~15:30
〔C6〕営業と生産の溝をどう埋める?
   ~ものづくりコミュニケーションの改善手法~

2 /24(水) 14:00~15:30
〔C8〕デジタル時代のローカルマーケティング
   ~withコロナ時代のクロスメディア~

2月はまるまるpage月間!!
2/8~2/28 <オンライン展示会>
2/8~2/26 <オンラインカンファレンス>

印刷白書2020

印刷白書2020
印刷産業の現在とこれからを知るために必携の白書『印刷白書2020』
第1部「特集 コロナウイルスで変わる社会と印刷」
第2部「印刷産業の動向」「印刷トレンド」「関連産業の動向」
第3部「印刷産業の経営課題」
ご注文はこちら発行日:2020年10月23日
ページ数:148ページ
判型:A4判
発行:公益社団法人日本印刷技術協会
定価:9,000円+税
JAGAT会員特別定価:7,545円+税

解説

印刷産業のこれからを知るために必携の白書『印刷白書2020』。
印刷・同関連業界だけでなく広く産業界全体に役立つ年鑑とするために、「印刷白書」は3部構成となっています。
印刷業界で唯一の白書として1993年以来毎年発行してきましたが、2020年版ではテレワークなどの項目を追加しました。
印刷関連ならびに情報・メディア産業の経営者、経営企画・戦略、新規事業、営業・マーケティングの方、調査、研究に携わる方、産業・企業支援に携わる方、大学図書館・研究室・公共図書館などの蔵書として、幅広い用途にご利用いただけます。

第1部「特集」では「コロナウイルスで変わる社会と印刷」をテーマとしています。
コロナ禍で生じたトピックを整理し、with/afterコロナの時代に対応していく印刷ビジネスとは何か、ニューノーマル時代のビジネスの現状分析と課題解決に取り組んでいます。
第2部「印刷・関連産業の動向」、第3部「印刷産業の経営課題」では、社会、技術、産業全体、周辺産業というさまざまな観点から、ビジョンを描き込み、今後の印刷メディア産業の方向性を探りました。
印刷メディア産業に関連するデータを網羅、UD書体を使った見やすくわかりやすい図版を多数掲載し、他誌には見られない経営比率に関する調査比較などのオリジナルの図版も充実させました。

CONTENTS

第1部
第1章 特集 コロナウイルスで変わる社会と印刷
ニューノーマル時代の印刷ビジネスを考える
コロナ禍で印刷ビジネスはどう変わるか

第2部
第2章 印刷産業の動向
[産業構造]社会のニーズに対応して変化を続ける印刷産業
[産業連関表]産業連関表で印刷産業の取引の流れを見る
[市場規模]新たな発想と戦略で不可逆的なデジタル化とローカリズムへの変化に備える
[上場企業]新たな収益モデルの確立に向けた模索が続く上場印刷企業
[関連資料]産業構造/産業分類・商品分類/規模(1)/規模(2)/規模(3)/
産出事業所数(上位品目)/産出事業所数・出荷額/調達先と販売先/
産業全体への影響力と感応度/最終需要と生産誘発/印刷物の輸出入額と差引額/
印刷製品別輸出入額/印刷物の地域別輸出入額/印刷物の輸出相手国・輸入相手国/
経営動向/上場企業/生産金額(製品別)/生産金額(印刷方式別)/
売上高前期比・景況DI/設備投資・研究開発/生産能力/紙・プラスチック/
印刷インキ/M&A

第3章 印刷トレンド
[デザイン]新しい環境に対応した製品・サービスをデザインする
[ワークフロー]スマートファクトリーからデジタル・トランスフォーメーション(DX)へ
[オフセット印刷]ますます効率化を目指す印刷フローに オフセット印刷を取り巻くトレンド
[デジタル印刷]デジタル印刷で効率的なビジネス展開を
[用紙]持続可能な循環型経済社会における新たな紙の価値
[後加工]問い直される製本の価値と、新たな取り組みに向けてのリ・スタート
*関連資料 デジタル印刷/フォーム印刷業界

第4章 関連産業の動向
[出版業界]デジタルと紙で光明の見え始めた出版ビジネス
[電子出版]多様化する電子出版ビジネスとコロナ禍の影響
[コンテンツ]流通のデジタルシフトとコンテンツの体験型消費が進む
[新聞業界]デジタルの強化と「新聞外」収入の拡大を模索
[広告業界]広告における印刷メディアの成長はWebとの連携が鍵に
[DM業界]日本の広告費で一定シェアを占めるDM、One to One型へのシフトが進む
[折込広告他]地域メディアとしての特性を価値創造に活かす折込広告とフリーペーパー
[通信販売業界]アマゾン一強のネット通販は8.8兆円市場に成長も、カタログ通販不調は続く
*関連資料 出版市場/電子出版市場/コンテンツ市場/新聞市場/広告市場/通販市場

第3部
第5章 印刷産業の経営課題
[地域活性化]グローバリズムからローカリズムへ withコロナ時代の地方創生戦略の行方
[経営管理]DTP制作部門の収益化に向けて
[クロスメディア]コロナ禍で加速するバーチャル体験の提供
[デジタルマーケティング]アフターデジタル時代の到来 生活者のメディア環境の変化と企業コミュニケーション
[デジタルイノベーション]自社の本質と強みを強化する真のデジタル・トランスフォーメーション(DX)とは
[テレワーク]印刷会社はテレワーク時代にどう向き合うか
[人材1]コロナ禍で変化した印刷会社の新卒採用
[人材2]社会環境の変化とインストラクショナルデザインの重要性
*関連資料 クロスメディア/テレワーク/人材

●巻末資料
DTP・デジタル年表/年表/『印刷白書』年表/印刷産業&関連団体アドレス

プロモーションの仕組みづくりと営業活動手法

JAGATは「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構」が実施する企業の労働生産性の向上を目的とした「生産性向上支援訓練」の事業取組団体として選定を受け、その一環として、印刷ビジネスの実務に役立てて頂けるセミナーを提供します。

定員に達した為、お申し込みを締め切りました!

ねらい

マーケティング志向の営業活動を理解し顧客の商品やサービスを分析しながら、提案を実現する手法などを習得する。

開催日時

1日目:2020年10月27日(火) 11:00~18:00  
2日目:2020年10月28日(水) 10:00~17:00

定員

15名  

詳細

カリキュラム

 ■マーケティングの本質
 ・マーケティングの目的
 ・マーケティングコンセプト立案
  【演習】ポジショニングワーク

 ■マーケティング志向の営業活動
 ・顧客像を想定した営業活動
 ・紙媒体とネットを組み合せたマーケティング
  【演習】プロモーションの仕組みづくり
 

 ■営業活動プラン策定
 ・中長期で考える営業活動戦略
 ・現状分析と課題抽出
 ・営業提案のプロセス
  【演習】課題抽出ワーク

受講対象

・印刷営業及び企画制作のリーダーからマネージャーの方
・顧客のプロモーション支援全般の提案手法を学びたい方

受講資格

印刷会社及び関連業界企業に属している社員の方はすべて対象


講師

小澤 歩(おざわ あゆむ) 小澤氏

有限会社グレイズ 代表取締役/
(財)ブランド・マネージャー認定協会マスタートレーナー

東京都江東区出身。広告販促制作会社等でのグラフィックデザイナー、
アートディレクターを経て、2002年に広告制作会社として (有)グレイズを設立。様々な企業の広告販促物の企画デザインを手がけ、さらにブランディングやマーケティング、心理学等を踏まえたデザインの戦略を使いクライアント企業の成果を出す。
現在は、ブランディングやデザイン戦略を軸にした企業全体の課題解決、価値を高めて差別化や
売上増をさせるコンサルティングをメインに提供。また、(財)ブランド・マネージャー認定協会トレーナーはじめ全国の企業・団体等で、ブランディングや販促、デザイン戦略を伝える研修や講演の講師としても活動。

会場

公益社団法人 日本印刷技術協会セミナールーム
東京都杉並和田1-29-11
東京メトロ 丸の内線 中野富士見町駅下車 
徒歩5分

参加費(税込)

1名 5,500円

お申込み 満員御礼

■Webからのお申込み

Web申込フォーム に必要事項をご記入のうえ、お申込みください。

■FAXでのお申込み

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お申込書をプリントアウトし必要事項をご記入のうえ、
03-3384-3168
までFAXにてお送りください。

◆申込締切 : 各コース開催日の10日前まで ※但し定員になり次第締め切ります。

■参加費振込先
参加費は、下記口座に開催日の2日前までに振り込み願います。
なお、お申し込み後の取り消しはお受けできません。代理の方のご出席をお願いします。

口座名:シャ)ニホンインサツギジュツキョウカイ
口座番号:みずほ銀行中野支店(普)202430

内容に関して問い合わせ先
内容に関するお問い合わせはお気軽に下記までお寄せください。
CS部 セミナー担当 電話:03-3384-3411

お申し込み及びお支払に関して
管理部(販売管理担当)   電話:03-5385-7185(直通)

公益社団法人 日本印刷技術協会

page2020セミナー「効果の高いパーソナライズDMの実際」開催の報告

Webを始めとするデジタルメディアが進展する中、注目されているのが紙(アナログ)メディアのダイレクトメールである。
メールやチラシといった不特定多数向けのメディアではなく、自分の宛名で届きパーソナライズされたダイレクトメールは特別感もあり、購買へつながる可能性が高い。
最近では、ダイレクトメールからネットに誘導するような工夫をこらし、デジタルと融合させたものもよく見かける。ただ単に上質な紙や凝ったデザインだから良いというわけではない。

 

JAGATは、2020年2月5日(水)~7日(金)の3日間、池袋サンシャインシティーにて、page2020「デジタル×紙×マーケティング for Business」を開催した。
印刷業界だからこそできる顧客満足が得られるダイレクトメールは、どのようにしたらできるのかを考えるべく、「パーソナライズDM」をテーマに、データ取得分析からプロモーション、メディア企画への具体的な手法を学ぶセミナーを行った。
はじめに、有限会社グレイズ代表取締役の小澤歩氏がマーケティングの基礎をわかりやすく解説。続いて、フュージョン株式会社エグゼクティブマーケティングディレクターの吉川景博氏より、ダイレクトメールのトレンド、心に響くパーソナライズDMについて事例を交えながら紹介。2人の講師による内容の詰まったセミナーとなった。

 

■ターゲットを絞り込みアピール!

 

「DMやチラシを作ることは目的ではなく、それらを組み合わせ顧客が購入してくれる仕組みを作ることがマーケティングのゴールである。」と小澤氏の講義が始まった。印刷会社は、印刷物を作り、顧客へ納品し業務が終了する。しかし、その先には、顧客から消費者という情報の受け取り手がいるということを改めて感じた一言だった。そして、プロモーションには、「物を紹介する手法」と「顧客ニーズに応じてアピールしていく手法」という2つがあり、物や情報があふれている現在、後者の手法が有効である。なぜなら「顧客ニーズに応じてアピールしていく手法」では、状況に応じて自分の抱えているニーズが解決できることが、その人にとって価値のあるものだという考え方がマーケティングのベースにあるからだ。
状況に応じた提案と顧客のニーズを満たすことで競合との差別化が成立し、1~2回利用した消費者から段階を踏んで何度も利用してくれる消費者へと上げていくことが最も理想的といえる。消費者が未認知から見込み客、一般客、リピート客へと変化していくためには、それぞれの段階に応じた施策を立て、組み合わせていく必要がある。例えば、チラシは不特定多数の人に存在を知らせ、お店に来てもらうという目的である。連絡先などの情報があるリピート客には、チラシではなくDMを送るなど、段階によってアピールする手法が変わってくる。売上は、客数×客単価×リピート回数で、企業の売上を多く作るのは、リピート客であり、リピート対策に適しているのがDMである。とマーケティングの基本を解説し、受講者も納得していた。

 

 

 

■心に響くパーソナライズDMでリピート率up!

 

吉川氏は講義の冒頭、ダイレクトマーケティング協会の調査やアメリカの市場でのアンケートでも、ダイレクトメールがトレンドだという結果が出ていることに触れ、マーケターがDMに注目していると現状を報告。
DMの活用方法として、新規顧客とリピーターへアプローチしていく2通りを例としてあげた。
出前サービスで注目を浴びているUber EatsはTVCMやデジタルマーケティングを使い、その認知度を高めている。ただし、デジタルだけなく、地域エリアにターゲットを絞り込み、ポスティング等の紙媒体を活用することで更なるプロモーションの強化に努めている。紙DM(チラシなど)でサイトに誘導し、商品を購入してもらう。紙からデジタルへと上手く活用し、集客を得ている例を紹介した。
リピーターから優良顧客への施策も重要視されている。優良顧客とは、来店・来訪回数が多く、企業によって異なるが、例えば、全体売上の上位2割を占める顧客とし、その優良顧客を増やしていくことが必要だ。特別なサービスをDMで案内し、年間を通じて客単価を上げていく。また、実験的にいろいろなDMを送り、データをとってみると訴求力が違うことがわかる。顧客に向けてのアプローチ方法には、クリスマスやお正月といった行事にポイントをあて「みんな」に送るDMと、お誕生日や記念日といった「あなた」に送るDMに分ける。リピーターを増やすためには「あなた」に送るDMをもっとフォローしていく必要があるという結果がでた。データ活用とターゲットの絞り込み、そして、その人に合ったタイミングや内容で伝えるDM、まさにそれがパーソナライズDMというところの要素である。
講義の中で吉川氏は、豊富な具体的事例を示し、心に響くDMの価値と効果が実感できた。

 

 

 

受講者のアンケートを見ると、多くの受講者から「DMの在り方を考えさせられた」「具体的な実績でわかりやすかった」「パーソナライズの効果が確認できた」という意見が寄せられ、「機会があればまた聞きたい」と大多数の方が満足し、講座を終えた。

今回は、2時間という限られた時間だったが、印刷会社の方々にパーソナライズDMの価値や効果など理解していただけたと思う。そして、今後、自社での取り組みとして、印刷会社ならではの提案、形にできるDMを作るヒントになっていただけたら幸いだ。
印刷業界として多くの人の心に残る特別なDMを届けていきたい。

  JAGAT 加治 寛子

 

■page2020  「効果の高いパーソナライズDMの実際」
~データ分析からプロモーション戦略、メディアプランニングの手法を学ぶ~

『JAGAT info』2020年3月号

JAGAT info 2020年3月号 表紙

■特集 page2020基調講演報告
「デジタル×紙×マーケティング」決定版

■DTPエキスパート認証試験制度改定のお知らせ
DTPエキスパート認証試験、2020年3月より2段階制に改定

■特別企画 page2020展示会レポート
「デジタル×紙×マーケティング for Business」で
印刷ビジネスの具体的指針を提案
〜展示会場ではシステム提案からビジネス提案へのシフトが鮮明に
株式会社バリューマシーンインターナショナル 取締役副社長 宮本 泰夫

■私の若手社員時代
独自ノウハウを見生み出し、高品質組版を実現するために
奮闘した若手時代
―自分の得意分野を持つことが自信につながる―
寿印刷株式会社 代表取締役社長 井下 精二氏

■デジ印奏論
page2020のニューカマー

■マーケティング情報
持続的に収益性の高い印刷会社の戦略と思考を知る
第41回「JAGAT印刷産業経営力調査」が始まる

■技術トレンド/クロスメディア
なぜウェブサイトからの自動返信がエラーになって届かないのか?

■技術トレンド/グラフィックス
デジタルワークフローの生み出す価値

■Education
社員の能力を発揮させるための人材育成方法
〜社内勉強会を習慣化できる社員の気質〜

■エキスパート資格
「デジタル×紙×マーケティング」の実践力を磨く

■経営情報
印刷会社の「外国人雇用」を考える-II
株式会社GIMS 阿部 隆

■デザイントレンド
中小企業の将来を見据えた事業デザイン
2019年度 東京ビジネスデザインアワード

■デジタル印刷最前線
page2020基調講演
「デジタル×紙×マーケティング」決定版 ディスカッション報告

■森裕司のデジタル未来塾
page2020のセミナーを終えて

■DTPエキスパートのための注目キーワード
和欧混植の組み方

■クロスメディアエキスパート試験でも役立つ課題解決入門
顧客体験の未来 〜アバターロボット 影山 史枝

2020年度 新入社員研修のご案内/JAGAT通信教育のご案内/第6期 工場マネージャー養成講座のご案内/『印刷白書2019』のご案内/印刷界OUTLOOK/図書のご案内/Keyword2020/西部支社便り/印刷営業20日間集中ゼミのご案内/『DTPエキスパート受験サポートガイド』のご案内/JAGAT中部大会2020開催報告/ニュースラウンジ/JAGAT印刷総合研究会のご案内/印刷経営ウォッチング/ニューメンバー

2020年3月15日発行 A4判

JAGAT info 最新号
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『JAGAT info』2020年1月号

JAGAT info 2020年1月号表紙

■特集
新春座談会
デジタル×マーケティングへの取り組みが紙の価値を上げる
〜ますます重要になる人材と教育〜

■特別企画
ここに注目page2020
テーマは「デジタル×紙×マーケティングfor Business」

■私の若手社員時代
軽オフのプライドと日々の向上心を持って、さまざまな取り組みに挑戦 〜兄の伴走者として会社成長を支える〜
株式会社文伸 代表取締役社長 川井 信良氏

■デジ印奏論
デジタル印刷のカラーマネジメント

■マーケティング情報
印刷ビジネスの2019年総括と2020年展望

■技術トレンド/クロスメディア
電子棚札とダイナミックプライシング

■技術トレンド/グラフィックス
AIを活用した雑誌の自動レイアウト技術

■Education
印刷・紙加工の商品開発をデザイン思考で

■エキスパート資格
DTPエキスパート認証試験 2本立てのねらい

■DTPエキスパート認証試験制度改定のお知らせ
DTPエキスパート認証試験、2020年3月より2段階制に改定

■デザイン・トレンド
印刷・加工の魅力を生かすこだわり文具
文具女子博2019に出店した印刷関連企業

■経営情報
印刷会社の「外国人雇用」を考える
阿部 隆

■森裕司のデジタル未来塾
page2020の無料セミナー

■デジタル印刷最前線
これからの印刷イベントの新たな方向性を示したThink Smart Factory 2019

■DTPエキスパートのための注目キーワード
インクジェット

■クロスメディアエキスパート試験でも役立つ課題解決入門
提案営業のための販促カレンダー 影山 史枝

■追悼
JAGAT客員研究員 井上 秋男さんをしのぶ

page2020のお知らせ/『みんなの印刷入門』のご案内/『印刷白書2019』のご案内/巻頭言/印刷界OUTLOOK/『印刷産業経営動向調査2019』のご案内/JAGAT印刷総合研究会のご案内/図書のご案内/Keyword2020/印刷総合研究会「印刷ビジネスの動向と展望2019-2020」開催のお知らせ/西部支社便り/JAGAT近畿大会2019開催報告/印刷業のための新入社員研修のご案内/ニュースラウンジ/印刷経営ウォッチング/2019年JAGAT info総目次/『クロスメディアエキスパート認証試験サポートガイド』のご案内/JAGAT通信教育のご案内/消息

2020年1月15日発行 A4判

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