裸電球で曇りガラス状のものがありますが、あれはどうやってつくっているのですか。

掲載日:2014年8月17日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

ナンデモQ&A:その他

Q:裸電球で曇りガラス状のものがありますが、あれはどうやってつくっているのですか。

A:よく裸電球などで曇りガラス状のものがありますが、あれはサンドブラストといっております。サンドブラストとは、研磨砂を強い空気圧でノズルから吹きかけ素材の表面に細かいキズをつける手法をいいます。
 この手法が使われている例として、裸電球をよく見かけると思います。裸電球にもいろいろあると思いますが、透明な部分と擦りガラスのように曇ったような部分とに別れているものがあります。この曇ったような部分に、サンドブラストが施されています。
 まず、透明になるべき部分に研磨砂がかからないように印刷します。この場合、曲面に印刷しますので凹版オフセット印刷がなされます。インキは専用のスクリーンインキが使用されるケースが多いようです。つまり、印刷された部分はマスクの役割をもちます。
 この状態で、研磨砂を吹き付けます。研磨砂の種類(荒いもの、細かいもの)や空気圧の圧力のかけ方、ノズルから素材までの距離によりキズの付き方も変ってきます。
 この後、印刷されたインキを剥して作業が完了です。
 有限会社 海鴻社  TEL 03-3697-1686 

 

(2001年12月24日)

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)