公共料金の督促状などで見かける2枚貼り合わせたハガキはどのように作られるのですか?

掲載日:2014年8月17日

※本記事の内容は掲載当時のものです。

ナンデモQ&A:その他

Q:公共料金の督促状などで見かける2枚貼り合わせたハガキはどのように作られるのですか?

A:フォーム印刷の分野に入る印刷物です。あらかじめ、上質紙に感圧性接着剤が塗布されており、その専用紙に印刷・プリントアウトしてからZ折りにして圧着シーラーにかけてハガキの状態にします。
 この感圧性接着剤は天然ゴムが主成分で粘りがあるため,このままの状態だと印刷する前から用紙同士はくっついてしまいます。そこで粒子を加えてその粘りをおさえて、サラサラの状態にして印刷します。そして、強い圧力をかけることにより、接着剤が接着しますす。
 この圧着ハガキの目的は、個人のプライバシー保護というところにあります。一度剥すと人間の力では接着できないことにより本人以外の人が内容を覗き見することを間接的に抑制する効果があります。

 

(2001年11月19日)

(印刷情報サイトPrint-betterより転載)